難しい。
作中での事実と混濁した妄想の違いが観てて分からず、これ全部嘘なんじゃない?と思ってしまった。(映画だから当然全部嘘なんだけど)
ボーがこんな目にあった理由が結局分からないというか、母との確>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
撮影はすごい好き。
これぞフィルムルック。アイスランドの台地や牧畜の風景を魅力的に撮影していて、画角や色合い、陰影、カメラの動きがツボった。
ともあれ内容についてはアダが怖いというよりはかわいかった>>続きを読む
政治的にも倫理的にも間違ってることを(科学的には正しいことを)、後悔や愚かさを含めて出来うる最大限の映像と音で表現した感じ。
中盤の日本や広島や長崎という単語が出てきたときは、見ているのが辛かった。>>続きを読む
冒頭のライブシーン。なんだこの爆発力。
まず何よりリトルリチャードのけたたましい声!そしてビートとメロディが一体となったサウンド。
ロックンロールはこれだったなと、目から鱗というか原点のダイアモンドを>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
主人公のミゲルは監督の自己投影なんだろうなとまず思った。
ミゲルは映画監督としては早々にメガホンを置き、細々と小説を書いているという設定だから、本作監督のビクトルエリセの近年の状況は分からないが、おそ>>続きを読む
圧倒された!
初っ端のデイビッドバーンの歌とギターとテープからのビートであんなにも興奮する音楽として成立するものなのか。
デイビッドバーンは歌上手いし、ギターも上手い。
トーキングヘッズの曲は有名な曲>>続きを読む
初めてIMAXスクリーンの劇場で見たのもあって、かなり感動した。
3時間があっという間だった。
前作は割と淡々とした展開で、3時間が長く感じたんだけども、今回はバトルシーンと重要な会話シーンの連続>>続きを読む
予備知識なしで見たので、シーンの意図が読み取りにくいところがあった。
展開が急激というよりもゆったりとした話の進みのため、文学的な心情変化を楽しむ感じ。
分からなかったのは、お母さんは一緒の家に住ん>>続きを読む
まず思ったのは役者が停止したような画でカットを連続させてシーンを構成させるのはきっと監督の特徴らしく、それが良いと思った。
でも物語のアクセントが主役の1人の男・ホラッパのアル中というのは弱いようにも>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
画面に見入った。惹きつけられた。
味わい深い16mmの映像。
ストーリーが進行するテンポが丁度いい。
音はしんみりと入ってくる。セリフも環境音も心地良い。
そして何より本作のテーマがスッと入ってきた>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
毎日の繰り返しなのに、実は小さな変化は常に起きているということか。
平山の周りでの小さな出来事が、ルーティンを丁寧に守る平山の生活に少しずつ影響を与えている。
変化がなさそうでも人生は色んなことがある>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
…。
当時10代で見ていた時と比べると、自分の精神が作中のキャラを追い抜いてしまったというか。そんなことを思った。キラはウジウジしてて正直何やねんと思ったし、アスランが一層魅力的だった。
きっと老害に>>続きを読む
岡山天音の快演。
ずっと緊張感が途切れないし、これは…
彼の演技を引き立てる表情を捉えた撮影とスッと入ってくる編集。
太賀も菅田将暉も良い役だなぁ。
フランケンシュタインベースのSFホラーヒューマンファンタジースチームパンク系ムービーという感じ。
深い。哲学的で示唆的。
良識ある社会に生きる罪深い我々への賛歌?という感じなのかな。
広角レンズで>>続きを読む
やっぱり脚本はクセと好みとスタイルが好き。それでいて筋が明快なのがすごい。
独り身で夜見た俺はどMか。
最初のライフルでのウサギ狩りのシーンの意味が最後まで見てようやく分かった。
ウサギ自体には何の罪もないのだけど、人間文化によって一方的に、ウサギにとっては理不尽に狩られる。
主人公2人の境遇やラストが>>続きを読む
戦闘シーンは今年観た中で1番か。
特に大阪コンチネンタルホテルの戦いは序盤にガツンとやられた感じ。
真田広之カッコいいな。でもだいたいどのハリウッド映画でもわりと早めに死んじゃうのがなぁ。もう少し出し>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
まさか西村ツチカの漫画が映画になると思ってなかったから、そりゃ観なくちゃと思い鑑賞。
やっぱり自分はアニメーターの手仕事による2Dのアニメが好きだな。本作を見てまずはそう思った。
それだけキャラが本>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ただただ、最高だった。
脚本はほぼ完璧だと思う。
今の本当のリアルな戦地の状況とどうしても重ねて見てしまった。
それも含めて、世界観は伊藤計劃の虐殺器官やハーモニー、弐瓶勉のブラムやバイオメガといった>>続きを読む
最初に出てきた銭湯休業中の紙はもっとリアリティを出してほしかった。
2ヶ月貼りっぱなしの筈なのに紙がきれいで、さっき撮影のために用意した感が丸見えだった。
2ヶ月貼りっぱなしだともっと埃や雨で汚れてる>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
舞台を観客席から撮ったような第3の壁構図、シンメントリー構図や正方形構図、背景美術のもつ雰囲気はこれぞウェスアンダーソンという感じで、やっぱりこの世界観はすごく好き。
演出も相変わらずみんなロボットみ>>続きを読む
フィルムルックで寄りや引きを行き来する撮影や編集は映画のお手本のようで好き。
ただし、ホラーとしてもお手本のようで目新しいさはかけるか。
あとストレンジャーシングスの怪物にも似てるよねあれは。
主役の>>続きを読む
最近ネイキッドランチ見たので、ライブフォームウェアの質感があのタイプライターと似ているなと思った。見終わった後監督がクローネンバーグだと気付いて合点がいった。
内容は人間の表現やアートの行き着く先を>>続きを読む
バロウズ原作の作品を初めて体験した。世界観はディックの作品と似ているような気がした。退廃としたSF感。同じ時代の作家だからか?
ジャズの音楽と埃を感じるフィルムの映像、主人公ビルのまごまごした喋り、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
最初から最後までアクションに全振りした作品。
テンションが落ちる瞬間なく、最後まで持ってかれた。
最後の列車内から脱出するシーンはかなりハラハラしてすごい。
アクションシーンならノーラン作品より上か。
村上春樹の騎士団長殺しを最近読んだ。
作品後半に主人公は友人の女の子を助けるためにメタファーの世界に入っていく。
そのメタファーの世界で主人公は森に行ったり、川を渡ったり、洞窟を抜けたりするなかで、自>>続きを読む