ガッサ28

機動戦士ガンダムSEED FREEDOMのガッサ28のネタバレレビュー・内容・結末

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

…。
当時10代で見ていた時と比べると、自分の精神が作中のキャラを追い抜いてしまったというか。そんなことを思った。キラはウジウジしてて正直何やねんと思ったし、アスランが一層魅力的だった。
きっと老害になったんだろうな。

作中のキャラの恋模様や愛だのには感情移入できなかった。
自分がガンダムに求めていた泥臭さや砂漠の埃感は本作にはなかったな。
恋や愛を語ってもガンダムになる、抽象的で複雑な人間の何ともいえない魅力や争いを主題に感じさせる富野御大の偉大さを痛感した。
ぶっちゃけこれガンダムじゃなくてもいいんじゃないか。
SEED一期の50話1シーズンにあった争いの無意味さと思春期の人間関係と各キャラの魅力の絡まりはどこへいったんだ。
今までのキャラをみんな出しただけだし、それは嬉しい部分だけど、何の魂もない。
ラクスとキラが世界の全てじゃないぞ。
敵役のカップル2人は殺さず拿捕してアコードとしての前向きな未来を作っていくように導けよ。結局殺しちゃ口だけ番長じゃないか、ラクスよ。
最後ラクスとキラのわだかまりがなくなりハッピーエンド感出したけど、世界は良くなってないぞ。ファウンデーションのマイナスがゼロに戻っただけだぞ。コンパスはどうなった?ブルーコスモスの親玉はどうなった?これは次回作への含みか。

すいません、批判的でした。
ガッサ28

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