記憶の移ろい、
物語の想像、
真実の在りか。
不思議な感覚の展開に引き込まれる。
ロシアの街に娘と住む男は、人々に頼まれて記憶を消す代わりに、その内容を小説にする。
どことなくダーレン・アロノフス>>続きを読む
開いた扉の向こうが気になって仕方がない。
電車やら工事現場の雑音から、古風な洋館へ。
大掛かりな機材も監督らしい。
狂った親父さんと迫る奥さんから目が離せなかった。
戦争の敵同士は、負傷したら人間同士に戻れるのか。
グルジアの紛争が激化。みかんを育てる友人とともに帰国しないで残り、みかんの木箱を作るエストニア人の老人。
老人の小さな家の中に敵同士の負傷兵が居合わ>>続きを読む
巻き込まれていくユアン・マクレガー、というか、途中から首の突っ込み方もすごい。
ルカレ原作のロシアンマフィア、MI6もの。
モロッコ、ロシア、ロンドン…と欧州周辺を巡るのが楽しい。
エミレーツスタジ>>続きを読む
新しい生活を見つけるまでのビクビクドキドキ。
そのあと昔の生活とどう付き合うか。
素直な少女が、海を渡った都会で洗練されていくのは気持ち良い!
知らない人と話してみるのもいい、というのが素敵なアドバ>>続きを読む
えてして人間というのは異質なものを蔑視してしまう。
トナカイを遊牧して暮らすスウェーデンの少数民族のこと、知りませんでした。
寄宿学校に入れさせて、劣等民族だからと部族の言語を使わせないようにしたり>>続きを読む
インドの女性の性への思い。押さえつけても欲望はそこに在る。
4人それぞれのエピソードが、つぶさで鮮明で、すごく興味深い!
夢みるおばさんから、鼻歌がツェッペリンの少女まで、親近感と違和感が絶妙で引き>>続きを読む
長女のハスキーな歌声がとても素敵。
次女、三女もそれぞれキャラが出ていてキュート。
そして来月80歳とは思えない、元気なおばあちゃん!
インドネシアのラブコメミュージカル。名作を現代にアレンジしたと>>続きを読む
木、水、生き物。くっきりと神秘的に耳に入ってくる、森の中の音。
トルコに豊かな森があることを再発見。
施設育ちの美しい兄妹。
不審な里親から妹を救い出し、都会から離れ、森の奥へ。
ルーツを持たない若>>続きを読む
最初から最後までどこを切り取っても、画面いっぱい美しい景色。
インドネシアのジャカルタから飛行機を使っても8時間かかる場所にある、島と海。
少年サラワクは、村から消えた姉を探しに小舟を漕いで旅立つ。>>続きを読む
取り返す機会のない過ち、人。
やり直しのきかない言葉、時間。
幸夫の上辺男ぶりが、自分の弱さを見せつけられてるようで、まあ痛々しい。
限りある人生の分かち合い方って大事ですホント。
それから灯ちゃん>>続きを読む
名台詞の雑な使い方が笑える。
文芸のつまみ食い。それだけ浸透しているということなんでしょう。
ドレスに潜ませる武器。この画が美しい!
ゾンビだけじゃなく少林寺拳法やら武者鎧までぶちこんでる。
大好>>続きを読む
独立系映画の資金調達の仕組み“プリセール”を始めたオランダ人の銀行員。驚きました!
数多くの映画に関わっていて、知ってる映像がたくさん出てきて楽しい。
有名な監督や俳優も、感謝の証言。
映画製作の事>>続きを読む
主役のマー・リネットの表情に惹き付けられる。
なんだか仏像がよく出てきて、その度に奔放な女子大生が合掌する姿というのも印象に残った。
古びた映画館の木の座席。いい雰囲気です。
偶然目にした、最終巻が>>続きを読む
目が覚めると、入れ替わってたり、元に戻っていたり。
毎度起こしにくる四葉がお気に入り!
離れていても感性が一致するところと、ズレが生じる展開が、緻密に作り込まれている印象。
魂の半分が足りないような>>続きを読む
ほとんど喋らない老農夫。
その傍で兵士の目に晒される少女は、少しずつ大人びてゆく。
僅かな実りを得るために、グルジアのエングリ川の中州に一夏の畑と住み処をこしらえ、とうもろこしを育てて過ごす。
両>>続きを読む
人間味の無い笑顔。最高に薄気味悪い!
そういうの、嫌いじゃないですよ~
背筋にきた。
日本の戸建てに、あの無機質な空間。
見たことのない間取りでした。
しかし犯罪の匂いがわかるなら、もっと早く気付>>続きを読む
稀に見る爽やかでステキな王女。
育ちの良さを隠しきれない感じがまた愛らしい!
宮殿を抜け出すワクワクからドタバタ。終盤にかけていい話に。
護衛の2人が適当すぎて、ちょっと心配になるくらいの失態ぶり。>>続きを読む
思い通りじゃなくても派手じゃなくても、人生は人生。
味のしみた煮しめのようだったり、出汁のきいたカレーうどんだったり。
宝くじとギャンブルには違いがある。確かに。
私はギャンブル派ですけど。
今年>>続きを読む
スッキリ、ビックリ。
闇に浮かび、迫ってくる凶暴な奴。
ストーリーはあってないようなもの。
折角ならラストに、もう一捻りというか、しぶとさがあれば。
お母さん、才女です。
計画的に効果的に絶滅させる。
体系立てて考えると改めておぞましい。
多人種の落ちこぼれ高校生たちの目線から理解し直すホロコースト。
このアプローチがとても新鮮。
若者を信じるゲゲン先生の人柄が素敵>>続きを読む
どこか見覚えのある生活感。
雑然とした部屋に木の匂いがしそうな廊下、何と言っても使い古した風呂場。
演技も皆、自然で素晴らしいです。
しみったれた阿部寛も、引きつった夏川結衣もYOUもいい。
樹木希>>続きを読む
クレジットに名を残す意味を、自ずと考えてしまう。
特定の思想を危険だと排除する。その傲慢さがまた危険。
世を忍んで生きる男の、娘への思いが熱くてグッときました。
ジョングッドマンのいつも通りな感じが>>続きを読む
関西人のアバウトさに、
なんか元気もらえる!
日焼け対策しながらの井戸端会議、
虚弱体質な一族、、
心地よいユルユル加減でした。
漢方薬を大量生産するところ、
初めて見た。
力がじんわりこもる。
清々しい変わり方。
表面的でなく、人の気持ちに気づけるようになるって、なかなか難しい。
腕は良くても、性格は痛烈にひん曲がってる外科医のオヤジ。
息子を無意味な神の道に引き入れたと決めつけて、神父に>>続きを読む
まず残酷な死が日常の近くにある映像にビビる。
そして麻薬カルテルと、メキシコ側/アメリカ側の自警団。
それぞれの立場の言い分が、それぞれに過激。
自警団ができて1年ほどで、この抗争激化というのが凄い>>続きを読む
脱け出せない逆境の中で、子供たちは精一杯生きている。
ドラッグ漬けの母と暮らす少年チャラ、不法労働の父と暮らす少女イェニ・・・
屋上からみたハバナの街は、雑然として印象深い。
慕っていたベテラン教師>>続きを読む
信仰にどう向き合うか。
エホバの証人では、不浄とされる行いは排斥の対象に。
しかし熱心な信者でも、状況によっては疑いを持つこともあるのかと。
様々な問題を抱える複数の男女が登場する。
それぞれの選択>>続きを読む
兄貴がコナーの音楽センスを引っ張り上げる感じが熱い‼
密林を切り開いたってのも、なんかいい。
兄から投げかけられる課題を、コナーは自分なりにインスピレーションに変換し、エイモンたちと一緒に形にしてい>>続きを読む
小鳥のようなテレーズ。
とにかくシックなキャロル。
対照的な二人が出会う場面の距離感が絶妙。
写真を通じて触れあっていく様子も印象に残りました。
男たちは無粋…
ラストもいい。
容赦ない最凶の災厄ぶり!
絶望的なほど荒ぶるゴジラが帰ってきた。
東京にはゴジラが似合う。馴染みの街を蹂躙してゆく。
近所の空にも現れるんじゃないか、という感覚になりました。
それにしても大勢のキ>>続きを読む
スラムの路地裏で、仲間たちと、空気の抜けたボールを裸足で蹴っていた少年。
ペレの気弱なところが意外!両親もとてもいい人。
自国開催のワールドカップでの“マラカナンの悲劇”以降、自信を失っていたブラジ>>続きを読む
ワルたちが抱える思いが交錯する。
暴力的で、悲痛で。
ヤク密売人の2人組が、さらに危ない取引に手を出していく。
俳優陣の演技が、相当に尖ってる。
舞台挨拶では、長編に仕上げるまで長い時間を費やした>>続きを読む
どぎついジョークを浴びるうちに、不思議と馴染んでくる。
異なる人種、宗教、文化・・・
移民の多いフランスならではの結婚模様。
特に、結婚に反対したい親父2人の小競り合いが面白い!
ラ・マルセイエー>>続きを読む
ウォーレン夫妻、相変わらず息が合っています!!
悪霊とのファイトがしっくりくる。
1作目と比べると、アトラクション的な楽しさ。
そうくるか、という意外な展開もありました。
美少女ジャネットの豹変が>>続きを読む
ネイサンの創造性と、精力の注ぎ方。
倫理の問題はあるんだろうけど、むしろ凄いと感じた。
エヴァの洗練されたフォルムが、とても気に入りました。
時々、ドキッとする言動。
ラストも好み。必然なのかどう>>続きを読む