まさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

Journey to the 母性の目覚め(2021年製作の映画)

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出産や結婚に対して多様な見解があること、そのあとで立場を選択する自由があること(私は主人公に1番近かった)。しかし年齢には確実に制限があるし、繁殖という最終目的は存在すること。

愛ちゃん物語♡(2021年製作の映画)

4.0

ギャルのいいところが濃縮されていた!「ノリが軽い」という意味じゃなく、「自分の『好き』に忠実」という(広義の)ギャル映画としては、圧倒的な完成度だったと思う。『ヘザース』的な、画的なかわいさにばかり注>>続きを読む

永遠の僕たち(2011年製作の映画)

3.8

いいラスト!
予期せず死んだ者、予期して死んだ者、予期して死んでいく者に囲まれ、それでも生きていかなくてはならない主人公は、どうしても1人だけもたついているように見える。そんなことをしても仕方ないのに
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エレファント(2003年製作の映画)

4.1

様々な人がいる。その無作為さが残酷。
廊下と空に永遠に飽きない

ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.7

カサヴェテスかっこいいな〜
なんだか思いがけない顔つきや挙動をするところが、めちゃくちゃイケメンサイコパスな風情を醸し出してた。ずっとニヤついて見えるし
だんだん、ミア・ファローが1番怖いんじゃないか
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8月の終わり、9月の初め(1998年製作の映画)

4.8

去年の今頃初めて観て、感動のあまりタイトルをヘナタトゥーにして脚に入れたら親にブチギレられて、仕方なく消えるのを待ってブルーレイを購入した思い出

こういう映画のことをおしゃれと呼びたい。毎年この時期
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ好きなんだけれど、最初のカットと、赤い液体の描写だけが、頭悪そうだからやめてほしかった

青春群像(1953年製作の映画)

3.9

道化という夢。女性という夢。祭りという夢。フェリーニの人生は過剰なほど豊かなのだろうなと思わずにはいられないのに、なぜか虚しさを覚えてしまう

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

悪の渦が、無知と無意味によって加速し、すべてを吸収してしまい、その途方のなさに何度も号泣してしまいました。 
前作の、人権剥奪的なグロさにも、単なる暴力的なグロさにも、一層磨きがかかりまくっていて、こ
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ハズバンズ(1970年製作の映画)

4.0

中年アメリカ人男性3人による日常会話は個人的にはリアリティーを計りかねるんだけれど、カサヴェテスに絶大な信頼を寄せているので普通に面白く聞いた。1番面白い時間はこんな感じなんだろうと。歯医者のシーンで>>続きを読む

イメージの本(2018年製作の映画)

4.0

コラージュ論のレポートを書くために再見(公開当時は何も分からず、映画館で手遊びばっかしてた記憶)
まず、一回流しで見るにはさすがに重厚すぎる(その作りがもうでかい本と一緒)
引用に目を向けると知識との
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青春残酷物語(1960年製作の映画)

3.3

バイクの蛇行がよい!男女の会話に見える対立がよい!

「楽しみが100倍くらいになっちゃったわ」ってわたしも言いたい、これ言えるくらいのこと早く起きてほしい

彼女来来(2021年製作の映画)

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夜に歌の話するシーンのカメラワーク怖すぎたなw

戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.0

人間が生死をかけ血を流して戦う空間から徹底的に「意味」を取り除いたら、というか「無意味」を膨張させたらこうなるんだろうか。あまりにも無意味。ときに滑稽なほど。打ちひしがれてしまった

(1954年製作の映画)

3.9

フェリーニほど「人」を見つめられる作家はいないのではないかと思う。ここまで人を見つめられるのにどこか重すぎないところがあって、それはあくまで、絶対に冷酷さとか浅薄さには重ならない。すごい

潮風に吹かれて(2006年製作の映画)

3.7

このタイプの映画で見たことのないスピード感(個人的には最後までその疾走感で、ブチ切れたラストが見たかったみたいなところもあるが)
細かい話が追い切れてないけれど、告白が多くてどこもとてもいいし、尊厳と
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過ぎ行くみなも(2020年製作の映画)

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水はもちろんのこと、あらゆるものがかなり質感を残したままだったのがとてもよかった

シュザンヌの生き方(1963年製作の映画)

4.0

他人からの眼差しと自分の幸福についての教訓が痛烈に描かれている、オチの強度

獅子座(1959年製作の映画)

3.6

堕落・アンニュイが美化される典型ともいえるような映画だった。おそらくこういうのが退廃の美と呼ばれるものなんだろう。
会話(というより対話)をロメールの醍醐味として捉えている私にとっては若干物足りないん
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愛の昼下がり(1972年製作の映画)

4.2

女の子が多い。みんなそれぞれ本当にかわいい。それは主人公も言ってる

愛の果てへの旅(2004年製作の映画)

4.0

静謐な時間がたっぷり流れ、徐々に暴力の気配が忍び寄り、気がつけば物語に完全にのめり込んでしまっていて、終盤で情報が提示されるたびに人生の失われた部分の重たさがのしかかってきてめちゃくちゃ辛くなる
そし
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モード家の一夜(1968年製作の映画)

4.1

映画の中の会話は人の手で丁寧に作られたものなのだなあと強く感じる作品でした