元々破綻している仮面と変身の理屈をうまくつけて納得できるものにしてくれたのは良かったです。全体像としてはこぢんまりしていて、世界征服のお話とは思えないのが残念でした。
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親友の骨壺を奪取して自室に戻り、骨壺に話しかけるのでもなくDr.マーチンをバイトで買ったことを説明セリフで言われたら、もうハズレ映画として観るしかなくなる。
その後、物語は全てモノローグの説明か一人語>>続きを読む
大変良かった!終盤泣きそうになってしまった。
作品は申し分ない素晴らしさだったけれど、思ったことがある。
ほぼアルプススタンドだけで展開される手法は、元が演劇だからなのだけど、こういうワンシチュエー>>続きを読む
前半までのサスペンスは映像表現にもこだわりが見られてワクワクしたが、主犯の男のエピソードあたりから気持ちが離れ始めました。
思春期の娘と母親との死別までの関係を描けていないのは大きく共感から外れます。>>続きを読む
監督の次回作に期待という感じ。あまり語らず系の表現でも、もっとドラマを練り込めるのにと思った。設定もいい、役者も素晴らしい、ゴダールの『アルファヴィル』みたいな近未来SF感も好みだったが、物足りなかっ>>続きを読む
ウチの子たちがまだ小さかったら、すぐ夢パークの近くに引っ越すだろうと思いました。自分が子どもの頃に野山でやってた遊びはずーっと活きてるなぁ、とも思えて嬉しくなった。あと、参院選の直後に観たからか、この>>続きを読む
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どれだけ名演でも、お金をかけても、映像技術を駆使しても、最終的には本人の記録映像と言葉には敵わないという潔い作りに感動した。
原曲とラップやハードロックを織り混ぜた楽曲構成もよかった。ああ、贅沢させて>>続きを読む
乗れなかった。主役2人の魂の込もった演技は引き込まれるが、ヘンリーの変化がどれもアッサリし過ぎて物語の転がりを感じられなかった。
歌とセリフのバランスなのか、心の変化の映像化があいまいで直感的にキャッ>>続きを読む
インタビューのシェインの言葉が詩のようで、普段の言葉にも歌と同じ心とウィットが込められていて本当に観て良かったと思う。
監督はもとより、スタッフ全員のシェインへの愛情が溢れている作品だと思う。たくさん>>続きを読む
池袋HUMAXシネマでの再上映初日。こりゃ面白い!大変パワフル、とてもチャーミング、すごくアクション、サービス満点。お客さんをお腹いっぱいにしようとするキャスト・スタッフの意思がスクリーンからハミ出し>>続きを読む
大変楽しい映画だった。ウルトラマンどんピシャ世代の幸せを満喫した。
本作を見て改めて感じたのは、ウルトラマンという番組は不思議さと軽さ、明るさが適度にブレンドされたものだった。
それに庵野監督らしい深>>続きを読む
大変よく練られた脚本と人物描写で良かった。
前半の主人公の男の無鉄砲で強引な性格描写が中盤からクライマックスにかけてのドラマに大きく針を振る。我が道をゆく、誰にも止められない男がカタルシス生んだ。>>続きを読む
モービウスがぴょんこぴょんこ飛んだり跳ねたりする度に出てくる煙みたいなのがどういう定義で発生するのかばっかり気になった。そんなもので煙に巻かれるほど、こっちは点数甘くないよと思った土曜の昼下がりだった>>続きを読む
この到達点を関係者全員が期待し、信じて出来上がったことに驚く。監督は理解を得るよりも、体感させることを目標に置いたのかもしれません。これは破壊と成長の物語。考えを深めてゆけば人の暮らしのあちこちで共感>>続きを読む
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途中までは面白かったが。最終的に007シリーズではあってはならない終わり方だった。このことによって著しくこぢんまりした映画に成り下がってしまった。
大変よかった。作品としての興奮度は前作を上回らなかったが、それは選挙に勝ったことが周知であるためなので、仕方がないことだと思う。さらなる続編で一作目を上回る興奮を味わいたい。
前作でもそうだったが監督>>続きを読む
舞台演出家、脚本家、演出家専任運転手、俳優という珍しいと云える生業の人たちを描いて、さらに突然の死という、これもあまり起こらない設定を用いて多くの観客に共感をもたらすことは並大抵のことではない。監督は>>続きを読む
先ず、子どもの頃に小野田さんや横井さんのニュースに触れた自分としては、この題材を日本映画界が無視してきたことが残念でならない。
そして、この映画は凄まじい。天皇に命を捧げ、軍命を絶対として生きた人を>>続きを読む
前作から世代交代されても警察の腐敗はより悪化していることを巧妙に描いていた。これは監督をはじめとする製作陣が現在の政治の腐敗との合わせ鏡として本作を位置付けようとしたからに間違いない。
アドレナリン爆>>続きを読む
脱走することで射殺されるという自死を選んだ日本人捕虜たち。生き残った方々への濃厚な取材で日本ならではの棄民政策を暴いている。事件の演劇化と高校生の事件研究も織り交ぜて立体的に戦時下の空気を理解させよう>>続きを読む
大変面白かった。沖縄のテレビ局員の監督でさえ知らなかった歴史をテンポよく分かりやすく見せてくれる。こういう民による政府への抵抗の映画を観る度に政治がいかに強い側にねじ曲げられて来たのかとあきれ果てる。>>続きを読む
主演の男の子と女の子の配役はよかった。しかし雑というか、いい加減というのか、そこかしこに粗さが目立って途中で飽きてしまった。主役の状況を説明するために主役以外の役者のセリフが全部説明的。これでは上手い>>続きを読む
名優二人の芝居にグイグイ引き込まれたが、超常現象風なシーンは余分だと思った。追い詰められて心が崩壊する過程を現実味をもって描いてほしかった。
その観点で思い返すと『シャイニング』は超常現象を描いてはい>>続きを読む
三島の人物像を感じられる一作だけど、当該映像を補完するインタビューに踏み込みが足りない。監督の視点が見えてこないために制作陣の多数決で仕上がったような印象。監督はもっと知りたがったり、分からなかったり>>続きを読む
最高に面白かった。生身のアクションにぐいぐい惹きつけられて、脂汗が出るような終盤で完全にやられた。前作からのキャラクターはさらに個性が輝いていた。ファブルの優しさはより強靱なものに変わっていて、特に活>>続きを読む
麦秋とは6月末ごろのことで麦にとっての秋だという風情ある意味だけど、農家にとっては梅雨のために刈り取りを明日にするのか、明後日がいいのかと決めにくいもどかしさがあるらしい。
この物語は単に娘の嫁入り>>続きを読む
テンポよくトントン進み痛快で面白かった。
じっくり観ていたいシーンがいくつかあったなぁ。
そう思うのは贅沢かもしれないがトコトン贅沢させてほしくもあった。
一番面白かったのは、主人公が家族を持ちたい>>続きを読む
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この監督の映像表現には見るべきところあるが、脚本がヒドい。
現実味をもっと追求た上で多くを語らぬ演出にしてもらわないと心に残らないし、つまらない謎が山のように残る。
被害者の女の子には母や親戚はいな>>続きを読む
舞台演劇の方は観てはいないけど、うまく世界を広げられているのではないかと思った。光を巧みに調整する演出は、舞台から得た発想かと感じた。
どこかで観たようなカメラワークや芝居の演出からは監督はフイルムノ>>続きを読む
黒沢監督独特の人を移動させながらの会話シーンにキレ味が増していた。
描こうとしていることは『回路』を前向きにしたものかもしれない。
温かい映画。
侵略者の三名は演じていて本当に楽しかっただろうと思う。>>続きを読む
庵野監督は自身に対する哲学を形にできたのだろうと思った。自分と向き合い、観客と向き合い完成させたという印象。作品自体の仕上がりはなんとも言い難いけれど、お疲れ様でしたという気持ちが強い。
ゴジラをあん>>続きを読む
原発事故の放射性物質によって農地を汚染され、父の命を奪われた樽川和也さんと母・美津代さんの話を若者たちが聞きに行く一日を描いたドキュメンタリー。全編の9割を樽川家の居間で撮影しながら、監督は「この人に>>続きを読む
風刺漫画を日本に根付かせた人物を丁寧に描き切った作品。
尋問のようなシーンが実際にあったのかはわからないが、回想の軸となるこのシーンは見事。
北沢樂天への敬愛がひしひしと伝わる。
イッセー尾形も橋爪遼>>続きを読む
この映画は、もしかすると主人公のひとり華子がいる階層の人たちが一番感情移入できるのかもしれない。そういう人たちと一緒に観て感想を聞いてみるとめちゃくちゃ面白そうだ。
名家の持つあるある展示会のような>>続きを読む
これまであったようで無かった作品。
実験的でありながら物語もしっかり。
じんわりと進行して中盤から意外な方向に
ググッと展開するので気が抜けません。
面白かった。
主演の女性にもう少し儚げな魅力があっ>>続きを読む