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「エモい」。「スターツ出版み」を感じてしまった(笑)。なんというか、電車の中吊り広告なんかで見かける「六月のなんちゃらのなんちゃらでもう一度会えたら」みたいな小説のようだと思ってしまったのだった。>>続きを読む
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終始「なんやねん笑?」「どういうことやねん笑!?」と笑いながら観させてもらった。
ヘタウマというかヘタヘタというか笑、、一時期、SPOTTEDなんかが作るこういうサブカルみのあるアイドル映画とかを観>>続きを読む
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どう語るべきか、なかなかに悩む映画だった。映画の側の整理がついていないからか、自分の読解力が足りていないからか…?自分でもよく分からないから余計に悩むのだった。。(笑)
自分が捉えあぐねているのは、一>>続きを読む
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前評判から抱いていたイメージと違い、丁寧な人間ドラマだったことに好感を持った。もっと「ポリコレいじり全開!!」みたいな作品だと思っていたので。
だからこそ、作品が言うところの「アメリカンフィクション>>続きを読む
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アリ・アスター作品の「ワケわからんぶり」に拍車がかかったな(笑)と思う反面、監督が描きたい「家族哲学」が完成に近づいたのかな、とも思えた。
アリ・アスター作品を貫く「哲学」とは、一言で言えばこういう>>続きを読む
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”ランティモス監督流”の「ぶっとんだ設定」や「アートな画作り」はここでも健在。今回もインパクト大。けれど、同時に、何というか「淡白さ」を感じたことも事実で。
いや、「何が淡白か!」「エマ様は熱演にし>>続きを読む
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「後味の悪さ」と「Jホラー」について、いろいろと考えさせられた。
「後味の悪さ」は、Jホラーの大きな特徴だとも言われている。つまりジェイソンなりゾンビなりから逃れて終わる米国ホラー(Aホラー?)とは>>続きを読む
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「隙がなさ」と「雑さ」をどう考えるか?そんな事を感じた。
映画は、エミー賞、グラミー賞、オスカー、トニー賞を総ナメにする「女性」天才作曲家/指揮者の物語(「女性」としたのは「彼女」の性自認が男性のよう>>続きを読む
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笑いは楽しいものだが、笑う要素がゼロの状況で笑うのは「怖い」。そのうえ本人に笑う意思はないのに笑わされているとすれば、輪をかけて「怖い」。
本作は、笑顔で自分の顔と首を掻っ捌いて死んだ女子大生の謎を>>続きを読む
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迫る巨大タンカー、迫る墜落ジェット機、迫る無人の自動運転車、大量のビラをまき散らしながら迫るドローン、迫る大群のシカたち、通じない言葉で叫びながら迫ってくる女…
「意思の通じないもの」が迫って来るこ>>続きを読む
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ヴィーガンへの「反感」をテコにした「黒い白昼夢」のような映画だ。ならば「黒昼夢」というべきか?なんだか、ヴィジュアル系バンドのようだけど(笑)
さておき。今、検索窓に「ヴィーガン」と打ち込めば「矛盾>>続きを読む
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「追いかけられる側から描けばホラーになるし、追いかける側から描けばコメディになる。やっていることは同じだが、カメラを向ける方向が違うだけ」とは「漂流教室」や「まことちゃん」でおなじみ、楳図かずお先生の>>続きを読む
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全編、スタイリッシュ。「なかなかセンスあるなあ」と。
まず「尋問音声一言一句完全再現!」というコンセプトがよい。「実話を元にした映画」なら数多あるが「咳払いに至るまで完全再現!」までズバっと打ち出した>>続きを読む
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一見すれば「週刊●●」とかが特集しそうな「恐怖の実話!悪夢と化した”夢の田舎暮らし”」的な下世話ストーリーにも思える。
まとめてしまえば「夢の田舎暮らし」を思い描いてスペインの山村に移住してきたフラ>>続きを読む
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タイトルやサムネが醸し出す雰囲気に惹かれ観てみた。けれど、結論から言えばこの手の「ホラー・モキュメンタリー」としては特段新しいと思える部分がほぼほぼ見当たらなかった。。
強いて言えば、入り口が猟奇犯>>続きを読む
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南米?の高地で集団生活を送る少年少女ゲリラ兵8人=「モノス(猿の意味)」の物語。物語というがゲリラ組織は何と戦っているのかは描かれない。また、モノス達は「博士(米国人女性)」と呼ばれる人質の監視や、牛>>続きを読む
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「時代が進んだんだなあ…」と、変な感慨にふける。
未曾有の大震災と大原発事故の記憶も生々しい2016年。この年、世に放たれた「シン・怪獣」は、人間にはどうしようもできない「巨大な暴力」を象徴していた。>>続きを読む
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インパクト大のサムネにつられ観に行く。
前段「何を観せられているのか?」という気分になるが、後段に向かうにつれ構図が分かってくる。逆に言うと、前段は少し我慢がいるかもしれない…。
で。構図としては是>>続きを読む
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観終えた後、フリーズするパソコンのように固まってしまった。。自分はわりと、「これはこう!」「あれはああ!」「大きく言うと2つ!」みたいにバスっと図式化しがちな人間で。けれど本作は情報量が膨大なため、脳>>続きを読む
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確かに「コメディ映画」ではある。ただ、これは「誰にとってのコメディ」かということで。
映画は「極限の現実逃避」を行う人間たちと「極限の現実認識」を行う人間たちが、ともに同じ行動をとってしまうという「>>続きを読む
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この設定を見つけただけでもう「合格点」だろう。
タワーの上に行くと動きがなくなるので、そこに行くまでに「ストーリーの種」を撒いておかねばならないが、それも割とウマくいってたと思うし。なので、あまり深く>>続きを読む
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「正しさ」について色々と考えさせられた作品。
本作は、2000年に起きた「元英国航空CA ルーシー・ブラックマンさん失踪事件」の顛末を追ったドキュメンタリー。
ドキュメンタリーとは言うものの、シャレた>>続きを読む
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関東大震災から100年、「フェイクニュース問題」や「ヘイトスピーチ問題」等との類似性、森達也監督とくれば「社会派全開!」を嫌がおうにも期待する。
けれど、観た印象を言えば「裏返した日活ロマンポルノ」と>>続きを読む
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1960年代に「女性の解放」なり「新しい女性の創造」なりが叫ばれてから60年余り。フェミニズムは功を奏したのか?それともボタンを掛け違えたのか?
映画は1959年発売の「女性運動世代」バービーを主役に>>続きを読む
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構成もキャッチコピーも「うまい」。「怪物だ~れだ?」と投げかけられ、いろんな登場人物の目線から事件が描かれれば、当然、「怪物」を探してしまう。
だから映画に引き込まれるのだけれど、観ていくうち、次第に>>続きを読む
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庵野さんは「人間」にも「ストーリー」にも興味がないんだろう。
実際、主人公(池松壮亮)が「仮面ライダー1号本郷猛は改造人間である」を選んだ過去(父の無残な死)も、敵役(森山未來)が唱える「ハビタット空>>続きを読む
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「スイス・アーミーマン」のレビューでも書いた「ワケの分からないビジョンの力」が十二分にさく裂した作品だった。いや、「ビジョン」という高尚な言葉を使うのもアホらしい「子供の落書き」みたいな映像が8割方だ>>続きを読む
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「THE END」じゃねえよ!うるせえよw!と、思わず笑ってしまった。
クレジットを入れてくるタイミングがうまいなあと感心させられる。
いや、そこで「ダニエル・ラドクリフ」ってネームスーパー入れる?と>>続きを読む
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サムネから、たゆたう川のような「大人のメロドラマ」を想像したが、そこに展開していたのは氾濫する映像の大洪水とでも言うべきものだった。
パク・チャヌク監督の得意技である「グロ映像&インパクト」で押>>続きを読む
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М-1漫才師ならこう漏らすのかもしれない。「あ~、やめてくれ~。最初にギョッとさせといて、最後にほっこりする長尺コント。やめてくれ~。」
または「奴隷の鎖自慢」という逸話を思い出してもいいかもしれな>>続きを読む
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ある夜、結婚をひかえたエリートサラリーマンが突如、マンホールに落ちる。どこで落ちたかも不明瞭なため、警察も会社の仲間も助けに来ない中、男はSNS民たちの「考察」を頼りに脱出を試みる…。
「バラエティ>>続きを読む
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昨今、「宗教二世問題」が取り沙汰されているけれど、だったら「任侠二世問題」もあるよなあと。観終えた後、そんなことを思う。
行き場のなくなった「二世」が「反社」と結びついた「公権力」を撃ちに行くラストも>>続きを読む
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「この手」の映画はムダに観ている方の人間で。なんというか、アイドルが主演で、霊の出そうな所に手持ちカメラで分け入る映画というか(笑)TUTAYAの一番隅の棚の下の段にありそうなホラーものというか(笑)>>続きを読む
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「グローバルスタンダードというが、それはアメリカンスタンダードではないか?」「我々には我々のスタンダードがあるんだ!」。
多くの人がこうした言い分を聞いたことがあるだろうし「うんうん」と思う人もいる>>続きを読む
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「大学の受付にできた壁」という「小さな話」から始めて、ベルリンの壁、トランプの壁といった「大きな話」にまでつなげていく。うまいなと思った。
ただ、そういうつなげ方をしたことで、観方に少し「工夫」が必要>>続きを読む
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「フェミニズムホラー」とでも呼んだらいいだろうか。
たとえば「セカンドレイプ」という言葉があるが、「性暴力」にさらされた女性に対して男たちがかける言葉は、驚くほど似通っている。曰く「女性の側にスキはな>>続きを読む