会話も少なく、察し合う二人。無理に言葉をほじくり出そうとせず、じっと待つ、或いは読む、読み合う。
共に生きるということは、どちらかがどちらかの生活スタイルに吸収されるということ。それは男女でも同性同>>続きを読む
原作はボーッと流れるように読んでしまったけど、映画になると朝と夜の明暗や、こよみが繰り返すお決まりの台詞によってリセットが何度もあるので、ボーッとさせられずに済んだ。
沢山のメモは、月の裏側。放って>>続きを読む
黒は彼女の戦闘服。商売敵になっても友達として助け合おうって、何となくジョイはアメリカという国そのものの理想を背負ってる感じがしました。白い家、白い服、それらはホワイトハウスを表してるのかなって。困って>>続きを読む
雪解けは簡単じゃない。今回の帰省では、ベンは誰も傷付けなかった。継父と妹にはそこを重要視してほしい。
息子を助ける為にスペンサーに薬ちらつかせた。お母さんも悪を手段として用いたことで、やっと少し息子>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
リドリー・スコットってポリコレ配慮が当たり前になる前から、強い女性の映画撮ってるな。これは母性の映画。産道のような船内や、異星人のアジト。パソコンが「マザー」。妊婦のように異星人の分も食べるケイン。>>続きを読む
アリスと交際してるっぽくて、プラトニックラヴの反証だった。
引き裂かれる人間の絵、つっこんだこと言うとキリないけど、予め病んでる人しかこの絵を家に飾らないと思う。
最期、性交渉以外でもポールが変身>>続きを読む
巨人化した女性が小人化した男性に手を差し伸べているように見える絵画。
監督は女性社長に身と魂を売っている。
フランスという異国を背景に、韓国の深刻な格差社会化を嘆いた映画。
社長が着ている枯れ木の服>>続きを読む
七日間あれば天地創造に加えてお休みまでできるから、家族がやり直すことだってできるという映画。
停電したらブレーカーを上げれば元通りなんて、家族だけだ。
クソは一人でしないこと、おまるを屋外に置いて>>続きを読む
無邪気な女給の意見を無視しない大人たち、未来が左右される局面でもやりたいようにやる女優。結果みんなイイ人だった。アドリブで舞台は大成功、独自解釈で役を得て制作側にも抜擢、息子はアシストのおかげで接吻を>>続きを読む
人の良さも見抜けない癖に、アートの良さは見抜けて感性も優れてるなんて嘘。妻がいないことにも気付かない、ハワードはすぐ気付いたのに。
「沈黙こそメッセージ」とストップの看板。
カトリーヌが100%ハッ>>続きを読む
良いところ、う~んって思うところ、両方ありました。
肉体の好きと心の好きが不一致な人は多いだろうし、それを誰もが、試みれば一致させられるかのように描くのはちょっとひどい。
オチもどうやって変化できたの>>続きを読む
ダサいとお洒落の中間をゆらゆらしてる映画でした。内容はないけど、可愛いからこの点数にしました。
仕事を自由に選べない国に嫌気が差し、アメリカに行こうとする青年たち。
ロシア軍の進行から逃げる為、国外>>続きを読む
サガン相手に反ユダヤ主義の話したんだ、シャネルってあんまり頭良くなかったのかな。反ユダヤ主義でナチの情報部にも登録され、イギリスの情報を売ってたのに、ユダヤ人の元宿敵ヴェルテメールと最後にはビジネスパ>>続きを読む
だめだ、人と違う+顔面が良いって取り合わせが受け入れられない。
顔面が良い(しかも若い)は共通パスみたいなものだから。
とはいえ「ただのキャリー」はキャリーの良さを失わないようにしてほしいです。世の>>続きを読む
籠の中の鳥が白鳥になって、太陽が白鳥を赤く染める。
異教徒の石の神殿が死刑の執行台みたいだった。でも朝陽が覗いてるのを見て、天国の入り口にも見えた。キリスト教の定義なら地獄行きなのだろうけれど、異教徒>>続きを読む
何で平仮名なんだろうって思うんですけど、ノリノリのノる?
欲しいものは神様が与えてくれるなんて結果、断固拒否!
努力の方向が神様に向かなくたって努力は努力だ。
女性の声は肌と同じなんでしょ。美しく>>続きを読む
こんなうまいこと道順なぞるか、という。
「君の後には誰も入ってない」って言う職員たち、買収された演技とは思えないから、ダニーの怪我は自傷じゃないとおかしい。あの派手な犯行の後に逃げ出すことは不可能。>>続きを読む
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韓国語で山はサン、山に置き去りにされたマリア様。
ユダヤの王ヘロデが統治していたサマリア。イスラム教徒のように眼だけを出して他は覆ったプリクラ。インドの娼婦は相手を仏教徒に改宗・入信させる。根っこの>>続きを読む
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名前、職業、見た目?そんなの要らない、言葉を交わさなくても友達だって解るんだ。
これは心理実験や性格を基準とした淘汰じゃないから、上位存在たちは意図しなかったのだろうが、人生の末期まで美を気にしたク>>続きを読む
死はいつも自分の側にあったから、自分が遺された側になることなんて、想像したこともなかった。
彼は初めて、死を外側から見ることになるんだ。夢じゃないよ、現実になるんだ。
アレックスは見たこともない女性>>続きを読む
バック君とか後方不注意とか・・・
観ている最中、ずっと「後ろ」が気になる映画。
巻き散らかした奴は責任をとらない。どうせこいつら複数女性との間に子供何人もつくって養育費払わないタイプだよ。
目の前>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
人は死んでも魂だけで生き続けることが可能だが、何かを諦めた瞬間に消滅するので恐らく天国には行けない。病院で光が消滅した時に、自ら天国への道を断った。
彼が悪霊になるところが一番好き。孤独過ぎて狂って>>続きを読む
ウサギはルシファーの手下、美しい姿で現れる不信仰の象徴ベリアル。
冒頭から木が印象付けられて気になってたけど、最後ああなるか。
ケイレブが禁断の実を吐くシーン。魔女は幻覚で、近親相姦願望を抑制する>>続きを読む
自らの貞操を試す二人。
お洒落なヒールの靴を見て、何かを察する夫。
心の不倫をした者と、身体の不倫をした者とで、互いの未来は重なるか。
ジョアンナにとってのアレックスが、マイケルにとってのジョアンナ>>続きを読む
「今を生きろ」は“自分を生きろ”という意味でもある。
無理してソフィアになろうとしないこと、役として誰かになりきる俳優業への憧れを断ち切ること。
ソフィアは未来、ドドは現在として、ドドの誘いを断ち切る>>続きを読む
マリオネット風の少女たち、人形劇の趣。でも、「生きてるのよ」。
継ぎ接ぎの服で肌を覆い隠して、労働三昧になったら標本の中の蝶々と一緒。目や耳で捉えられない場所に危機は潜んでいることを表す為、二人の少>>続きを読む
宗教(の悪い部分)や慣習を憎んで人を憎まず。
夫のような人間が作られた背景に目を向けるべき。
お菓子の「失敗」を息子のせいにしないところ、母親の鑑。
お前は永遠に俺のウエイトレスだって示唆した夫を>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
二度の強姦(娘の肉体、男の魂)が出てくる原作を、強姦の肯定と捉えて変更したのだろう。
原作ではヴァンサンはもっと卑怯で、そんな卑怯な自分を捨てて女になったことを少しは受け入れている感じがある。でも映画>>続きを読む
ポリコレ、格差社会、障害者の活躍。トムを徹底的に障害者として描くことにしたら、時代にハマったって感じ。
冒頭で盲目ピアニストのふりがバレてトムが糾弾されるシーンが一番印象深い。人は、目に見える障害しか>>続きを読む
途切れ目のない狂気。
これは男らしさについての物語。男らしさの象徴が欠けてしまったから、父親も息子も暴力に屈してしまう。じゃあ男らしさってのは暴力性なのか、という。
彼が崇めてるのは罰(痛み)と快>>続きを読む
自分の家と仕事に納得すること。嘘は個性でもある。
ミスター・ローズはキングコング。いつまでも、コングのままではいられない。ままならないから人間だ。
子供の夢を壊さない為にフィルムを不良にするホーマ>>続きを読む
信じ合えたらもう家族。
中卒で働いて、皆と同じ道は歩けない。原作と違い、能力主義社会を強調したところが、寄る辺なさが際立ってよい。
トモカを責めない片倉ひかりには、母親になる才能があると思う。>>続きを読む
家族になるって、一緒に見降ろしたり、一緒に見上げたりしていくことなんだ。世間からの評価を一緒に受ける、同じ的を背負うってことなんだ。
それは同じ家に住むことでそうなっていくのかもしれない。
「本当か>>続きを読む
振り返るのは死や老いに対する抵抗。これは背中の映画です。
首から下は誰でも同じ。モデルが別人でも成立する。前の画家が残していった絵には顔が無い。左胸から順番に燃えていく顔の無い肖像画。マリアンヌはお>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
変わり映えのしない個室に閉じ込めることが有効なのか疑問を持ってしまう。
幾つもの部屋は記憶、そこへ通じる幾つもの扉は記憶の扉を表していると思うが、
記憶の万年床である自室に自ら籠るのは、そこが束縛され>>続きを読む
殺戮者チンギス・ハーンに代表されるサイコパスに犯罪を起こさせないのは周囲のコントロール次第。イギリスは二度と殺戮を主導しませんというメッセージかな?
ディズニーは着々と反プリンセス派を取り込みにきて>>続きを読む