空の落下地点さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

地上より何処かで(1999年製作の映画)

3.0

このキャストだったらもっと良い映画に出来たんじゃないか。ナタリーの覚醒待ち期の作品?

この映画は、お母さんがずっと裁かれ続けてる映画。正しく生きるのは難しい。お母さんが逃げたいのは田舎じゃなくて自分
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ビッグ(1988年製作の映画)

3.1

ジョッシュは特別天才児っていう設定でもないよね。この映画が言いたいのは、大人と子どもの違いなんて、〈迅速〉か〈ゆっくり〉かなだけだよっていうこと。
速く答えに辿り着くこと、速く大人になること。それがそ
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誰も助けてくれない(2023年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

変な映画だった。反省してるかしてないか、裁きを下すのはエイリアンだったのか。少年法のおかげで裁かれなかったのかな。人間が裁けない罪をエイリアンが裁く。反省してるから、友だちのいる人生をプレゼント。変な>>続きを読む

ダージリン急行(2007年製作の映画)

3.0

行方不明になった辺りから三人の関係が好転してる。予定表も捨てて。
安心、甘え、寄りかかる気持ちが無くなってからが始まり。
列車から追い出されてなかったら子供たちの事故にも居合わせてないし。
馬鹿だけど
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メインストリーム(2021年製作の映画)

3.0

死は加工できない。装うこともできない。
でも彼は、やりたくて放火したのだろうか。
もっと過激なものを、という客からの要求に応えただけではないだろうか。
彼を糾弾することによって、彼が語ることの脅威性に
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エンパイア レコード(1995年製作の映画)

3.1

途中まで変で2.8点ぐらいにしようかと思ったけど後半まとまって最高になってしまった。リッジモンドハイみたいな感じかと思ったけど持ち直した。

レネー・ゼルウィガーが真ん中で歌い始めたところでウルウルき
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エスケーピング・マッドハウス(2019年製作の映画)

3.0

勇敢な女性だった。ロッティ役の女優さんの最期の演技が秀逸👀

NOVO/ノボ(2002年製作の映画)

2.9

ライバルがいないのは息子だけだから、息子との一夜が一際きらめいていた。性愛と親子愛の対比。あの一夜がなかったら、ただのファッションポルノ映画。
忘れても戻るっていうのはもともとの性質なわけでしょ、だか
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28DAYS(デイズ)(2000年製作の映画)

3.0

薬を断って、男も断つ。
ダサいと思っていた集団に馴染む。
人々の物語を知って共感が湧く。
過ちと今の自分を切り離さない。

次元の移行が見どころの一つだった。
エレベーターが何度も出て来て、スティーブ
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おしゃれ泥棒(1966年製作の映画)

3.0

チョビ髭と無声、チャップリンオマージュのオンパレード🎵
古いものへのリスペクト満載。
アートに理解の無い警備員より、理解のある盗っ人の元に行ってビーナスもハッピー。ある意味ではアート、ある意味ではリア
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フォーエヴァー・ヤング/時を越えた告白(1992年製作の映画)

3.0

これは皆で協力して御伽噺を支える土台を築きあげる話。
ナットはダニエルにお父さんになってほしいんだよ。でも、その本音を呑み込む。
クレアにとっても正直、理想の王子様でしょう。でも、そのロマンチックに流
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ロスト・バケーション(2016年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

無駄にブレイクのバストとヒップを撮ってて、なんやねん!と思ったけど、これは性的に消費されがちな金髪セクシー女性が、元医学生並みの知性と卓越した泳力で生き残っていくオチまでのフリだった。

てかブレイク
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ダンプリン(2018年製作の映画)

3.2

あなたにとって誠実とは?のシーンから涙止まらなかった。こんな良い子に育てたのはルーシーだよね。優勝者へのハグとか、ベッカへのフィッティングとか、娘的嫉妬が上手く表情で表現されていた。母親から肉体も含め>>続きを読む

マイ・サマー・オブ・ラブ(2004年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

女の子自立系映画きたー😻❄❄
兄妹揃ってサタニストに持ってかれてんじゃんw
フィルからしたら妹を寝取られたみたいな形だよね。
前のフィルが好きだったって言って泣いてくれる妹だよ。からの兄妹ハグは地味に
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崖っぷちの男(2011年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

最後、生活困窮者っぽい人がタックルしたとこ好かった✨
お父さん死んだことにして葬式催して脱走の機会を作ったんだね。
弟の彼女:アンジーがキュートすぎ💓怖気づいて、歓声に勇気を貰うシーンとか好き。弱さが
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ボブという名の猫 幸せのハイタッチ(2016年製作の映画)

3.0

途中からダシに使ってね?とはなったけど、まぁいい話だと思うよ。
ひもじいのに猫の空腹を優先するところは好かった。
2まで作りだしたらもう・・・って思うけど、恵まれない人間と動物への課金だと思えばオッケ
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マイ・ライフ・メモリー(2013年製作の映画)

3.0

名前がリッチ、ってところが皮肉。ジャスティンがリッチにやり返さなかったところが印象的。この二人、プライド高いよね。勤め先のオーナーにも妊娠を告げて配慮してもらうとか、何でしないんだろう。ドーナツを食べ>>続きを読む

ホワイトファング(1991年製作の映画)

3.6

動物映画の傑作だった。有名でもないし、正直観る必要ないかなーとか思ってたんだけど。掘り出し物、って言っていいのかな。
これは出自・血統差別の映画。バックボーンのせいで職を選べない。不当労働させられる。
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ファザーフッド(2021年製作の映画)

3.0

職場の理解がありすぎて日本だと、ありえないよねーってなった。
私も髪をブローしてくれるお母さん欲しかったなーって思いだした。
忙殺される日々の中でお母さんのネックレスを失くしてしまう。
それを見つける
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チケット・トゥ・パラダイス(2022年製作の映画)

3.0

動物虐待シーンがなくて良かった。二人のアドリブ多めなんだろうなっていう雰囲気が伝わってくる。アドリブは演技の放棄じゃない。空気感の記録。瞬間の記録。時を詰め込んだ宝箱のような映画。

マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

3.0

病院に容れられることは彼女にとって、捨てられることなのでは。
責任のあるポジションを与えて去り難くさせる。別の名前で呼び、変身願望を煽る。自己肯定感と自尊心を満たし、普通の社会で生きられなくさせる。
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プリティ・ワン たったひとつの恋とウソ。(2013年製作の映画)

3.2

ふつうに良い映画なんだけど、売り方が悪いな。このジャケット!
ローレルが、必要とされてるっていう映画なんだね。
パパの怒りと愛情半々の反応とか、ベッドを引き離すシーンとか凄い好き。
控えめで、思いやり
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キューティーズ!(2020年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

私はかなり良作だと思う。掘り出し物💎✨

ランドリーのシーン、めっちゃ良い。悪魔的。これはサタニズム映画。
「露出度の高い女は悪」だって、ウケるね。
アンジェリカとお互いの髪を結んでるのが切なかった。
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マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

3.0

「売春婦め!」
北欧の女の子も自由を求めて闘った、天安門事件のように。
ただ愛が欲しかっただけなのに。

出てくる焼き菓子がいちいち美味しそう。
周りはブスだと言うが俺は好きだっていう曲が流れてる時に
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ラブ&ジェラート(2022年製作の映画)

3.0

世界はクソ、大人はクソ、という蔑みを共有する関係。
まるで薬剤師から手渡される薬のようなジェラート、マリトッツォ。
恋愛という概念の恒久性。過ちを経て判断力を養う。
闇ベーカリーは金儲けの否定でもある
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マダム・メドラー おせっかいは幸せの始まり(2015年製作の映画)

3.0

女優さん、二人とも好い!ローズ・バーンが年相応に老けてるのが最高。老いに抗わない女優さんは信用できる。こういう映画観ると、老いるのも悪くないって思える。遺灰を撒くのは、堰き止めていた砂時計の砂を撒いて>>続きを読む

ラブ&マーシー 終わらないメロディー(2014年製作の映画)

4.0

久しぶりにこんな良い映画観た。心に響く。音楽、家族、解放、そして真の愛を問うている。「金を巻き上げるなら列に並べ」は名言だな。お金持ちと付き合う女性の心の葛藤を描き切っている。私は搾取してるのかしら?>>続きを読む

ママたちのパーティーナイト(2017年製作の映画)

3.0

一緒にマリファナを吸うでもしないと大人同士は友だちになれないのか。
育児を「子守り」と言うなかれ。

シェフと素顔と、おいしい時間(2002年製作の映画)

3.0

これはタイミングの物語だった。伝え合う、言葉にする、運命を待たない。
良いところで絶妙に擦れ違っていく。ナディアからの電話、飛行機が来て一緒に朝食を食べ損ねる。もっと言えば、ストライキがなければ出逢っ
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トールガール 2(2022年製作の映画)

3.0

スティグとキミーが成長してて良かった。キミーにだって〈声〉はあるよね。彼女はキャラを脱げなかっただけ。ドアにNo Entryって貼ってたのに、Entryする人間になったんだね、ジョディは。そしてスティ>>続きを読む

トールガール(2019年製作の映画)

3.2

お姉ちゃんとジョディのスピーチの対比。自己アピールっていうのは、見返りがない前提でするものなんだ。
スティグとダンクルマンの対比。自分の真価を受け容れているか否か。ゴーストのオマージュがあったけど、ス
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プリティ・ガール(2004年製作の映画)

2.9

このレビューはネタバレを含みます

最後、ほんとに惜しい。ここ最近の流れだったらバッドエンドで終わるのに。これ系の最高傑作はラ・ラ・ランド。ラブコメ史の変遷を見た。

〈太陽も天が晴れるまでは何も見ない〉
女性たちも、皇太子という雲が晴
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ヒース・レジャーの恋のからさわぎ(1999年製作の映画)

3.0

確かにキルスティン・ダンストに似てるわ。
女性ヴォーカルのバンドしか出てこなかったし、シェイクスピアとか旧時代に敬意を表しつつも歴としたフェミ映画だった。女性の知性獲得を応援する映画だね。
興味ないバ
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この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

3.0

炭素になる、は火葬の宗教か無神論者なのかな。でも最後、キリスト教に迎合するようになってるね。泥棒は家屋のレイプ。クリスチャンの継母が解放される物語だった。ルースは彼女の模範だね。逃げる、従わない、自分>>続きを読む

金髪の草原(1999年製作の映画)

3.0

清純派→セクシー系というモテる女性像の変遷。
家庭の主婦と介護ヘルパーの同一性。
古き良き時代の紳士淑女を賛美する内容。

病気だから徴兵を免れた。原作は薔薇なのに映画では向日葵になってるのは、ヴィッ
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パンチドランク・ラブ(2002年製作の映画)

3.0

ウォン・カーウァイ好きな人は好きだと思う。友だちが欲しかっただけなのにゆすられて可哀想。アダム・サンドラーが内気で精神やってるっぽい役なのも意外性あり。適材適所みたいな感じで、ADHD傾向で暴力衝動が>>続きを読む