さうさんの映画レビュー・感想・評価

さう

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イノセンツ(2021年製作の映画)

3.7


子どもたちの無垢と残酷を描いた
北欧サイコスリラー。

一貫して子どもたちの視点で
映し出されているため、
より「無邪気な恐怖」を感じる。

そしてファンタジー要素が
リアルな日常生活とうまく融合し
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大きな家(2024年製作の映画)

4.4


東京にある児童養護施設の
"ふつう"な日常に密着したドキュメンタリー。

胸打たれた。
観終わって考えてまた沁み渡る。

「14歳の栞」はみんなの思い出。
「大きな家」は家族のカタチ。

子どもたち
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レッド・ワン(2024年製作の映画)

3.6


攫われたサンタさんを救う
サンタ側近とおじさんのクリスマスムービー。

各キャラクターが粒立っていて良い。
アクションシーンもちゃんとかっこよくて良い。

サンタさんってめちゃ忙しいのね。
サンタさ
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To Leslie トゥ・レスリー(2022年製作の映画)

3.7


宝くじ当たった
シングルマザーの人生転落と再生を
描いた完成度高いヒューマンドラマ。

まずアンドレア・ライズボローの
アルコールに溺れていく演技が圧巻。
生々しさと繊細な感情がうますぎる。

風景
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.7


おじさんが突然色んな人の夢に出て
おじさんの運命も変化していくコミカルなスリラー。

色んな人の夢に出るのは
過去起こったインターネットミームの
「ディスマン」とおんなじ。

SNSとかフェイクニュ
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キサラギ(2007年製作の映画)

3.8


アイドルの一周忌にて集まったファンによる
ユーモアとコメディが詰まったエンタメムービー。

ワンシチュエーションで進む
シンプルな設定だけども
そこに複雑なミステリーと
絶妙なユーモアが非常に良い。
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歩いても 歩いても(2007年製作の映画)

3.7


家族のつながりと人生の難しさを
柔らかく優しいタッチで表現したドラマ。

ちょっとした会話を通じて
繊細な感情が見えてくる。
そのリアリズムが個人的に見どころだとおもふ。

人生ってちょっと間に合わ
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

4.0


ひとつのベンチを通じて起きる
人間的な日常を集めたオムニバス。

まずもう映像が美しい。
淡いトーンの映像は空気まで伝わってくる。

何気ないベンチにもドラマがある。
会話劇含めてどのストーリーも好
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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

3.7


試写会で鑑賞。

公務員と詐欺師がタッグを組む
何層にもウソが重なったミルフィーユエンタメ。

そもそも「公務員」と「詐欺師」という
交わることのない対極の設定が楽しい。

そして徹底的に小澤征悦を
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不思議の国の数学者(2022年製作の映画)

3.8


数学をテーマにしながらも
人間関係と生きる意味を突きつけられる
マスマティクス感動ムービー。

数学を主軸に魅せる演出が良き。
私は三角形の面積を求める問題から
心を持って行かれた。

何事において
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籠の中の乙女(2009年製作の映画)

4.0


閉鎖的な環境で育つ子どもたちと
その家族を描いた美しくも残酷な作品。

異常な生活を通して
人間心理や社会のあり方が見える。

衝撃もあるが、
愛情を一歩間違えると"独占"に
なってしまうんだなとも
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エスター ファースト・キル(2022年製作の映画)

3.3


あのエスターの過去を描いた
狂気と探り合いのサイコスリラー。

前作のインパクトが強かったためか
ミステリー要素と緊張感が少し物足りない。

でもサイコなエスターは
健在でありがたい。

ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.9


シンプルで深く、かわいくて哀愁がある。
セリフとナレーションを排除した
スペインとフランス合作のアニメーション。

ほのぼのデザインの世界観で
表情と動きのみでストーリーは進む。
関係のないところで
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.8


アイドルと普通の女の子、
狂気の狭間を見事に表現した
サイコサスペンスアニメーション。

すごすぎる現実と幻覚の演出。
不安や恐怖、緊張が伝わる。
そんで鑑賞している私ですらも同じ感覚に陥る。

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ワンダフルライフ(1999年製作の映画)

3.6


「人生の意味」について問われる
フィクションのようでドキュメンタリーのような作品。

生と死の狭間にある施設のお話。
設定はどうみてもフィクションだけど
ドキュメンタリーのようにリアル。

シンプル
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.8


テニスプレイヤー3人による
三角関係の究極ラブゲーム。

まずゼンデイヤが魅力的。
強い部分と弱い部分、
冷静なとこと情熱的なところの表現が驚き。

三角関係はテニスのラリーのように
打っては打ち返
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ミステリと言う勿れ(2023年製作の映画)

3.7


キャラと世界観が光る
緻密なジャパニーズミステリー。

なんかハマってくる整くんのキャラクター。
惹き込まれる独特な世界観。

それに加えてテンポの良いストーリーと
緻密に練られたミステリーが良き。
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

4.1


「ジョーカー」の続編であり
勾留中のアーサーを描いた作品。

ジョーカーとリーの狂気のショー。
まず艶っぽい映像と
二人の演技にぐいぐい惹き込まれる。

コメディアンを目指したジョーカーの
微細な心
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パリタクシー(2022年製作の映画)

3.7


タクシー運転手とおばあちゃんの
温かくも深いステキなドラマ。

シンプルな構成だけど
二人の温かい演技とおばあちゃんの話に
引き込まれすぎてしまう。

人生に迷ったタクシー運転手と
色んな経験をして
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アメリカン・サイコ(2000年製作の映画)

3.7


富裕層と殺人鬼という二面を映した
意外と考えさせられるサイコスリラー。

クリスチャン・ベールの演技が光ってる。
社会からの孤独を感じている
成功したビジネスマンという設定が
なんの障壁もなく脳に入
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許されざる者(1992年製作の映画)

3.8


バイオレンスが連鎖する
ただの西部劇に終わらないドラマ。

主人公マニーが最強なヒーローではなく
おじいさんガンマンという構成が良い。

それによりただのアクションではなく
人情や心理的な描写が浮き
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ナイトクローラー(2014年製作の映画)

3.5


報道カメラマンのいきすぎた欲望を
描いたダークなスリラー。

ジェイク・ギレンホールの
演技とキャラクターに圧倒。

モラルが欠如していく過程に伴い
外見も内面も変化していく。

欲望って留まること
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ラブ・アゲイン(2011年製作の映画)

3.7


愛と再生を描いたユーモア溢れる
ラブコメムービー。

軽快なテンポとユーモアが良い。
また、複数の異なるちょっと異質な
恋愛模様が同時に進行していくプロットも良い。

余韻の残るラブコメ。

タンポポ(1985年製作の映画)

3.8


伊丹十三監督のラーメンコメディ。

食という普遍的なテーマを通して
人間関係や愛が描かれている。

ラーメンの食感やスープなど
ディテールがこの映画に深みを持たせている。

食とユーモアの楽しい映画
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エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

3.7


記憶を消し去ることができる世の中で
失われた愛を見出すラブストーリー。

記憶を消すことができるという
異質なストーリーテリング。

記憶が失われていく映像表現は
SF的でありながらもどこか現実的な
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L.A.コンフィデンシャル(1997年製作の映画)

3.7


1950年代ロサンゼルスの
闇を描いたテンポ良いサスペンス。

テンポが良いストーリーと
スリリングで楽しい展開。

陰謀だらけピストルだらけ。

ヘブンズ・ラッシュ(2022年製作の映画)

3.4


阪本裕吾かんとくの
殺し合いアクション9分間。

ちょっとネジ外れたキャラと
バチバチアクションが良き。

塾には遅れたくないよね、うんうんわかる。

憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.8


3つのストーリーが
複雑に絡み合うオムニバスムービー。

なんとも不条理なストーリーと
ブラックユーモアに溢れた世界観。
支配や自由がテーマかしら。

現実世界とすこしはずれた設定で
キャラの人間性
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.1


フィクションでありながらリアル。
今のアメリカが分断されたディストピアを
ジャーナリスト目線で描いたドラマ。

ストーリー構成は「地獄の黙示録」。

映像が美しくも酷い。
そんな映像に重ねた音楽も印
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ロード・オブ・ドッグタウン(2005年製作の映画)

3.9


1970年代のカリフォルニア、
スケートボードカルチャーを
描いた青春ムービー。

スケートシーンがたまらない。
若い世代のエネルギーを
躍動感たっぷりに映している。

Z-BOYSをもとにしている
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エル・スール(1982年製作の映画)

3.7


独裁下のスペインにて
感情がゆっくり流れる叙情的なドラマ。

映像が美しい。
光とか影とか風景とか空間とか
登場人物の感情を視覚化しているような。

小さい頃って知らない場所とか
家族の知らない一面
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ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.0


かわいくありのままの殺し屋コンビ。
なにもかもパワーアップした続編。

相変わらず2人の殺し屋による
日常と非日常のコントラストがクセになる。

パワーアップしたキャストやアクション。
2人の成長や
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.4


ティムと名探偵味ピカチュウが
事件に立ち向かうリアルポケモン映画。

結局観てしまったが
リアルなポケモンたちと
渋いピカチュウに慣れないまま終わってしまった。

やはり私は初期のずんぐりピカチュウ
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僕はイエス様が嫌い(2019年製作の映画)

3.2


ちっちゃいキリストと男の子の物語。

思っていたよりも深いテーマ。
子供の視点から映される
死生観とか宗教観とか。

ちっちゃいキリストかわいい。

es [エス](2001年製作の映画)

3.6


スタンフォード監獄実験を
テーマにしたサスペンスでスリラーで。

役割を持たされた人間たちの
変貌が生々しく恐ろしい。

なんか倫理観を投げかけられて
社会構造とか権力について考えさせられる。

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トゥルー・ロマンス(1993年製作の映画)

4.0


タランティーノ脚本で
トニー・スコット監督の
アクションでバイオレンスな作品。

タランティーノはこれを監督発作品と
しようとしていたけどなんか色んな事情で
トニー・スコットが監督やったみたいな話を
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