さうさんの映画レビュー・感想・評価

さう

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天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.3


仕事で成功しても満たされないなにかを
ハートウォームなファンタジーで表現してるムービー。

ニコラス・ケイジの可愛らしいユニークなキャラが新鮮。

天使は私にも時間をくれないかしら。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0


「鬱映画」と呼ばれる作品。
痛くて残酷でダークな青春の世界。

逃げ場のない現実や、
インターネットへの逃避など
若者の葛藤を生々しく描いている。

彼らの心の闇と相反した沖縄のきれいな海。
非現実
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.6


中高生が抱く淡い恋心と
つい嘘を重ねてしまう感情が妙にリアル。

空気感が美しい映画でした。
特にアリスがバレエを踊るシーンは良い。

アリス特製「おにぎりサンド」はやってみるわ。

毛ぼうし(1997年製作の映画)

3.5


ムーンライダースの「ニットキャップマン」を
岩井俊二が監督したPV。

なんとも心地の良いおふざけ感。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.5


岩井俊二原作のリメイク。
前半はほぼ同じだけど後半からは原作と離れていく。

なくても良いのかなと感じる設定が多い
あと個人的になずなのキャラクターが生々しくてちょとだめでした。

原作が偉大すぎた
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.2


ふたつのストーリーが並行する
田舎を舞台にした青春ドラマ。

もとはテレビドラマシリーズである
「if もしも」から生まれたエピソード。

まずアイディアが斬新すぎる。
プールでの対決によって物語を
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.9


架空の都「円都」で暮らす移民たちのお話。
国籍が入り混じる世界をエモーショナルに映した作品。

切なさでありふれたストーリー。
心情とリンクする手ブレ映像も良い。
あと世界観の作り込みすごい。

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夏至物語(1992年製作の映画)

3.7


夏至物語のみ。

夏やった。
キュウリとそうめんがひたすらに美味しそう。

ほとんど謎めいた美女を映す構成や
最後の収拾まで面白い。

エンドロールの血液型が気になる。

PicNic(1996年製作の映画)

3.7


精神病院で出会った3人の
欲望や矛盾に溢れた世界を描いた作品。

少ないセリフとピアノ演奏が印象的。
隔離された小さいコミュニティで
メッセージ性強い名作でした。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


何者かに娘を殺された男と
謎の男2人による復讐劇。

蛇の道だった。
ループする展開は秀逸すぎる。

明確になっていない情報が
この映画に深みを与えている。

閉ざされた空間内の演出やカメラワークに
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8


瓜二つな二人の男性に恋をする
濱口竜介の唯一無二なロマンスムービー。

きっとここが賛否分かれるポイントだと思うけど
私は同じ顔した男性のどちらを選ぶべきか
二項対立に揺れ動く朝子に心掴まれた。
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贖罪(2012年製作の映画)

3.4


キョンキョンがこわ美しい。
罪と贖罪を描いたサスペンス。

チャプター毎にエミリちゃんの
同級生を映し出すドラマのような構成。

原作の方が恐怖は強かったかも。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0


「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー。
あの時代に何が起こっていたかを目撃した。

オッペンハイマーという人間性や
原爆という人類滅亡しかねない兵器。

時系列や視点を組み替えながら
映し出すそれ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0


特殊な殺人事件を追った
サイコでサスペンスな傑作。

じりじり怖い。
殺害シーンや現場は淡々と描写する。
なぜか何気なく映すワンシーンの方が恐怖を煽る。

人間いつでも「CURE」を求めるよね。

ダウンサイド・アップ(2016年製作の映画)

3.8


マイノリティとマジョリティを
テーマにしたショートフィルム。

靄がかかりブルーを基調とした映像が美しい。
13分で「Down side up」をユーモア交えて伝えるセンスがめちゃ好きですわ。

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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.4


金曜ロードショーで鑑賞。

ストーリーに若干の粗さはあるものの
観終わったあとの満足度は高め。

キャラクターにスポット当てている部分も良い。

エンタメに振っている分コンセプトが
読めなかったのが
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5


B級ぽい邦題とは裏腹に
クオリティの高い韓国ゾンビムービー。

パニックの中にもハートフルな
ヒューマンドラマがあり感動させる。

韓国のゾンビ足速すぎ。
俊敏すぎてこわい。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8


モノクロスローテンポで流れる
ジム・ジャームッシュの世界観映画。

粗い映像は水墨画のようで美しい。
淡々とながれていく時間と
それを映す映像がスタイリッシュや。

掃除機かけるときは今後「ワニを窒
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帝一の國(2017年製作の映画)

2.9


学園青春コメディドラマ。
生徒会長になるべく政権争いが学園で繰り広げられる。

テンポも良く振り切ったキャラも良い。
でも私の笑いのツボにはハマらなかった。

情婦(1957年製作の映画)

4.3


なんだこれ面白すぎやしないか。

未亡人殺害の容疑をかけられた男と
その弁護士による優秀すぎる法廷サスペンス。

終盤にかけて二転三転していくストーリーは圧巻。
観終わったあとの満足感がすごい。
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.6


一難去ってまた一難な3作目。
アマンダちょっと静かにしててほしい。

前2作品はスピルバーグだけど
今作はジョンストンかんとく。

個人的に好きな大きめヴェロキラプトルと
スピノサウルスが活躍するの
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レクイエム・フォー・ドリーム(2000年製作の映画)

4.0


観終わった余韻がずっしりくる…
薬物を手にした人間の経過と末路。

薬物に侵されて狂っていく描写が
なんともリアルでおぞましい。
そしてそのおぞましさが4人分乗っかってくる感じ。

独創的なカットや
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ガタカ(1997年製作の映画)

3.7


遺伝子操作が普遍的になった社会にて
遺伝子操作をされていない普通の人間を描いたSFサスペンス。

起こりうる恐ろしい未来に
劣等感を重ねた特異な作品。

ちょこちょこひっかかるところはあったものの、
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ナイト ミュージアム2(2009年製作の映画)

3.6


舞台をスミソニアン博物館に変え、
スケールアップしたシリーズ第二弾。

登場するキャラクターたちが
立場を確立させているのが良い。

ジュデダイアとオクタヴィウスなんか好き。

ナイト ミュージアム(2006年製作の映画)

3.8


夜になると動き出す博物館の恐竜たち。
夢が詰まったワクワクムービー。

舞台であるニューヨークの自然史博物館は
何度も足を運んだのでとても懐かしい。

動いている姿はリアルで
より一層観ている人のワ
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SLAM DUNK 全国制覇だ!桜木花道(1994年製作の映画)

3.3


県大会予選ベスト8をかけた津久部武戦。
知られざる恋敵。

全然フィーチャーされないけど
宮城なにあのパス芸術的すぎやしないか。

THE3名様 秋は恋っしょ!(2005年製作の映画)

3.6


ファミレスゆるゆるトーク2作目。

たしかに、コエンザイム9点は高いよね。
6点だよね。

THE3名様(2005年製作の映画)

3.6


男3人深夜ファミレスゆるゆるトーク。

こういうただただ時間を潰しているだけの
男だけの時間って無意義に見えて
とても有意義だよね。

「ファミレズ」いいな。

未知との遭遇 ファイナル・カット版(2002年製作の映画)

3.8


地球人と異星人の交流を描いたSF。

宇宙船ビュンビュンではなく
地球人が抱くまだ見ぬ世界を求める
好奇心満載のリアルな映画に感じた。

この時代に映画館で観ていたら
衝撃走るなこれは。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

3.9


海辺の町に現れた人喰いザメとの
攻防を描く傑作パニックムービー。

人の恐怖を煽るBGMや
盛り上がっていくストーリー展開はさすがすぎ。

臨場感と恐怖は今なお色褪せない。

これ観て海が嫌いになり
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異人たち(2023年製作の映画)

3.8


試写会で鑑賞。

死別した両親と変な隣人との交流を描く
幻想的で美しい映画でした。

相容れない幻想的とリアルを
ひとつの映画で体験した感覚。

また映像はフィルムの独特な質感が美しい。

これ言語
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ある夜、彼女は明け方を想う(2022年製作の映画)

3.2


「明け方の若者たち」のスピンオフ。
ヒロイン目線のストーリー。

こっちの方がなんか人間らしく描かれている。

にしてもズルくてモテる。
共感できてしまうから全否定はできないけど。

明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.4


若者たちが大学生から社会人になり
夢と現実のギャップを経験する青春ドラマ。

前半と後半に分けられる
ストーリーの振り方が丁寧ですてき。

そして明大前・下北沢・高円寺という
ゆかりありすぎる街並み
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マジカル・ガール(2014年製作の映画)

3.7


「魔法少女」とダークな空気を
重なる発想がなかなかぶっ飛んでる。

終始不穏な空気感でストーリーは進み、
タイトルとは裏腹に悲観的で暴力的。

一人称が変わっていく構成はあっぱれ。

予測ができない
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Winny(2023年製作の映画)

3.8


金子勇かっくいい…
Winnyとそれを作ったプログラマーを記した
上質でリアルな映画でした。

ソフトウェアの存在や事件について
知っていたけど詳細までは理解できていなかった。

知れば知るほど興味
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.6


1980年代を舞台にした
ノスタルジックな子供たちの成長物語。

80年代の雰囲気が良い。
衣装や街が時代を感じさせる。

子供たちが冒険を重ねて現実を見つけるストーリーがおもしろい。まあ、途中寝ち
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