さうさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

さう

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処刑人(1999年製作の映画)

4.2


双子のコナーとマーフィーが
神の教えに従って悪悪人を処刑していく。
アクションでありドラマである映画。

全体を通してのアクションや
会話のテンポがよく楽しく観ていられる。

私的にすごくハマったの
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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.8


世界一のジャズプレーヤーを目指す
青年のサクセスストーリー。

ライブシーンは音楽もそうだけど演出が良かった。
アニメという特性を最大限活かした映像で
すごく引き込まれました。

若干ストーリーに急
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アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

3.5


アメリカ人の"黒人"というイメージを
皮肉かつコメディに映した映画。

観終わったあとにポスタービジュアル
もっかい見たらなんか笑ってしまった。

求められる黒人像に寄せて
ヤケクソで書いた小説が売
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アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

3.7


実在した伝説のスナイパーである
クリス・カイルを描いた伝記映画。

戦争の緊迫したシーンがすごくリアル。
息を呑む映像でした。

アメリカから見た英雄の生涯を
ブラッドリー・クーパーが見事に演じてた
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マイ・フレンド・フォーエバー(1995年製作の映画)

3.7


治らない病を治すべく旅に出る
少年たちの感動冒険ドラマ。

あの年頃ボーイの関係なんか眩しい。
ずっと観ていられる。

そしてあの母親でどうやったら
エリックみたいな天使が育つの。

コンバースが泣
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工場の出口(1895年製作の映画)

3.2


1895年に撮影された
世界初の実写映画らしい。

工場から溢れるように出てきて
なんだろうと思ってたら終わった。

時代が違えどやっぱり
仕事終わりってなんか開放感あるよね。

マルホランド・ドライブ(2001年製作の映画)

4.1


ハリウッドに夢を抱く女性の
成功や挫折、人間模様を描いた
理解がなかなかに難しいミステリー。

終盤の展開は実に難解。
もう難解すぎて難解キャンディーズ。

映画全体に漂うミステリアスな雰囲気を
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グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.7


真面目で誠実な看守と優しい死刑囚を
優しく温かく描いたヒューマンドラマ。

悪人と善人、看守と死刑囚、
さまざまな性質を持つ人たちの
本質が交錯する物語。

すごく後味が残る映画でした。

夜明けのすべて(2024年製作の映画)

3.9


PMSの藤沢さん、パニック障害の山添くん。
互いを支え合っていくやさしい日常を描いた映画。

友達でもなく恋人でもない。
でもお互いを知っていて
生きるリズムが似ているすてきな関係性。

全然違うけ
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ある男(2022年製作の映画)

3.9


"自分"とはなにか、
戸籍や分人をテーマとして描いたミステリー。

個人的にとても好き。
見せ方や演技もとても良かったし
捉えようのない交錯するストーリーが良い。

名前や肩書きで人を判断することが
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フリー・ガイ(2021年製作の映画)

4.0


ゲームのモブキャラが主人公になり
成長をして街を救うため奮闘するコメディ。

アイディアとちょっとした小ネタが
素晴らしく良かった。

なんか最終的に背中を押してくれるような
不思議な面白さを持つ映
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愛のゆくえ(2023年製作の映画)

3.4


銀世界が美しい北海道で
少年少女の持つ孤独感と成長を描いたドラマ。

思春期が抱く不安とか悩みとか葛藤を
静かな北海道の大地と照らし合わさっていて
シンシンと語りかけるような映画でした。

思春期っ
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アラジン(2019年製作の映画)

3.7


金曜ロードショーで鑑賞。
ちゃんとアラジンをインプットしたの初めてでした。

想像以上に音楽もストーリーも良い。
映像や衣装も煌びやかで良い。

あとウィル・スミスすごいマッチョ。
純粋に楽しめる映
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

4.1


ADHDの息子とその母親の
日々の葛藤を脆く美しく描いたドラマ。

センセーショナルすぎる。
フィルム映像がまたその味わいを加速させる。

また、見せ方も素晴らしかった。
始まりから閉塞感ある正方形
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.7


全てが作られた虚構の世界。
主人公トゥルーマンを追う究極のリアリティショー。

ありそうでないこの設定。
終始コメディタッチで描かれているが
まとめてジャンルに括るならもうスリラー。

結局トゥルー
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ハロー!ブランニューワールド(2020年製作の映画)

3.7


面白い。
YouTubeだから成り立つショートフィルム。

発想が素敵すぎる。
このストーリーが20分で
構成されているところも上質。

グッドモーモー使おっと。
どこで使えるか分からないけど使える
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ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.5


台北で暮らす家族と取り巻く人々の
さりげない日常を切り取った美しいドラマ。

まず映像が素晴らしい。
絵画ではなく映画的な美しさ。
ガラス越しや覗き込むようなシーンは印象的。
エドワード・ヤン監督の
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ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

4.0


ブルースブラザーズが逃げて歌って踊って
ハチャメチャなミュージカルコメディ。

ジョン・ベルーシとダン・エイクロイドの
掛け合いと雰囲気がもうたまらなく好き。

コメディに全振りしたシーンと
かっこ
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十二人の怒れる男(1957年製作の映画)

4.1


18歳の少年が引き起こした殺人事件。
真偽を巡る陪審員たちのシチュエーション法廷サスペンス。

映画のほとんどが密室での会話劇。
その完成度が高すぎる。

集団心理の描き方が秀逸で
いつの間にか自分
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スタンド・バイ・ミー(1986年製作の映画)

3.8


少年たちが死体を見るために冒険に出る物語。
ノスタルジーを全身で浴びた。

少年たち四人の好奇心や
関係性がリアルに描かれているのが良い。

帰り道無口で歩くシーンが特に好き。
きっと頭の中で整理を
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7


時代劇好きの女子高生が仲間と映画を撮る。
時間を超越した純度が高い青春ムービー。

青春でSFでラブコメで…
そして駆けまわるハダシ。
ストーリーが気持ち良い。

高校生独特の最強モチベーションが
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エクス・マキナ(2015年製作の映画)

3.8


天才が創造した完璧なAIと
人間による心理戦を描いた近未来SFスリラー。

登場するAIが妙にリアルで
不思議の谷現象を観ている人に感じさせる。

そんでもって近い未来に
起こりそうな恐怖があるため
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DOGMAN ドッグマン(2023年製作の映画)

3.9


試写で鑑賞。

"ベイビーたち"の演技が光る、
ドッグマンというダークヒーロー誕生の物語。

ドッグマンと同じ"痛み"を持つ
精神科医との対話で話が進む。

宗教や車椅子、ドラァグクイーンなど
濃ゆ
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

3.9


病院で出会った余命が少ないふたりが
海を観るため旅に出るバディムービー。

死ぬことが分かっているため
怖いものを知らないふたりの行動が良い。

ドタバタなコメディタッチも
徐々に構築されるふたりの
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます


母親への恐怖と不安を描く
ボーの帰省大冒険スペクタル。

3時間悪夢を見ている感覚でした。
でも不思議と不快感よりも爽快感が強い。

もしかしたら現実はほんの少しで
映画のほとんどは事故後に起こった
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.7


人里離れた雪山の山荘にて夫の転落死。
容疑にかけられた妻を描く法廷ドラマ。

事件の真相ではなく人間の心理や
感情にフォーカスしてる点が良きだった。
カメラワークも表情のアップが多く
心理描写が印象
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8 1/2(1963年製作の映画)

3.9


スランプに陥った映画監督が
現実と夢を迷走する自伝的ムービー。

どこまでが現実でどこまでが夢なのか
観ていて脳内カオスでした。

でも映画監督のグイドが抱える
苦悩だけはずっと明確に見える。

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スティング(1973年製作の映画)

4.0


詐欺師たちが敵討ちする犯罪コメディ。
騙し騙されテンポの良いストーリー。

詐欺師たちの頭脳戦が面白い。
手口もそうだが詐欺師としてのプライドや
仲間同士の友情がとても熱かった。

そしてやっぱりか
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容疑者Xの献身(2008年製作の映画)

3.7


テレビシリーズの映画化であるミステリー。
切なくも熱い愛の物語でした。

堤真一の感情を無くし、
悲壮感漂う演技に圧倒されてました。

あまり書くとネタバレになってしまうの
で細かくは書きませんが
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こちらあみ子(2022年製作の映画)

3.6


あみ子の愛おしくまっすぐな性格。
そんなあみ子から見える残酷な世界。

学校には行かずに習字教室を覗くあみ子。
のり君のことが好きなあみ子。
お風呂入らず裸足で歩くあみ子。

自由奔放なあみ子を応援
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TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8


第三次世界大戦による人類滅亡を阻止すべく
時間逆行して立ち向かうサスペンス。

この内容を映像として
表現しているのがそもそも驚きでした。

現在・過去・未来が交錯する
緻密なストーリーは圧巻。
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フォレスト・ガンプ/一期一会(1994年製作の映画)

3.8


足が速く魅力たっぷりフォレスト・ガンプの
数奇な人生を描いたヒューマンドラマ。

フォレスト・ガンプの成長と
アメリカの現代史がリンクしている
脚本自体に面白みがある。

ピュアな主人公がひたすら走
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.0


核戦争目前に迫った冷戦の中、
翻弄するアメリカ軍を
ブラックユーモアたっぷりで描いた映画。

最終的に何のために爆弾落とすのか
分からなくなり目的を見失ってしまう。

人間に対する皮肉全開のブラック
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.6


ディカプリオとブラピの人生落ち目コンビ。
殺人事件を背景に60年代ハリウッドを描く。

過去と現実に振り回されて
お酒飲んで煙草吸って、
なんかすごく人間味を感じた。

終始タランティーノの空気感に
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ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3


5つの都市で同じ時間に走るタクシー。
運転手と乗客のオムニバスムービー。

久々に観たけどやはりめちゃ良い。

地球上の異なる場所で同時刻に起こる
タクシー内の何気ない日常。

きっかけはなんでもよ
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アメリカン・ビューティー(1999年製作の映画)

3.6


隣同士に住む二つの家族の崩壊と惨劇。
ドラマだしコメディだしラブストーリーだし。
ジャンルに区分けすることができない衝撃作。

どんな人にも理想とする「美」があり
その溝を美しい映像で映している。
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