さうさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

さう

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バトル・ロワイアル(2000年製作の映画)

3.6


「ねえ、友達殺したことある?」の
バトルロワイヤル。

中学生が無人島で殺し合うという
過激で衝撃的な傑作。

エンターテイメントのみでなく
社会問題を皮肉ったこの作品はすごく脳裏に焼き付く。

胸騒ぎの恋人(2010年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます


親友同士の男女が一人の男性を好きになる
三角関係を描いたラブストーリー。

少ないセリフで片想いの辛さや
駆け引きなどリアルな感情を感じる。

カラー豊かな映像と特徴的な音使い。
タバコや傘などシー
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(2007年製作の映画)

3.1


ドランの映画デビュー作。
15歳ですでに美しい。

思春期が通るセクシャリティへの
目覚めを14分で目の当たりにした感じ。

悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.1


自然豊かな長野県水挽町を舞台に
暮らす町民の営みと都会のビジネスが
対立するヒューマンドラマ。

美しい風景の中で穏やかに流れる空気。
時間の流れを感じる長回しカット。
息を飲むラスト。

全てが素
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バービー(2023年製作の映画)

3.6


バービーを主人公とした
エンパワーメントなファンタジー。

セットにピンク使いすぎて
世界から一瞬ピンクの塗料がなくなったという噂がたまらなく好き。
そのくらいピンク。

予想より展開あり深みもある
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コクリコ坂から(2011年製作の映画)

3.8


宮崎駿と宮崎吾朗の共同作品で
宮崎吾朗の2作目。

揺れ動く少年少女を
丁寧に表現した青春ストーリー。

1963年の昭和な街並みや
学生たちの感情がノスタルジック。

自転車に海を乗せて坂を下るの
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崖の上のポニョ(2008年製作の映画)

3.0


宗介とポニョの微笑ましファンタジー。

作品自体が宗介とポニョの視点で描かれていて
子ども特有の無邪気な感情に入り込んでしまう。

ポニョ母の"グランマンマーレ"という名前が強そうでずっと好き。

ハウルの動く城(2004年製作の映画)

3.7


動く城の造形がかっこよすぎる。
戦争というテーマをエンタメに創り上げた作品でした。

ソフィーとハウルのお互いを
補い合える関係性が見ていて安心する。

あと作中に出てくる料理はジブリの中でも群を抜
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もののけ姫(1997年製作の映画)

3.9


生と死や自然、戦争などテーマが壮大すぎるのに
ストーリーとしてしっかり収まっている印象。

古代日本が舞台ではあるけど
現代にも大きく通じる部分があるものがありました。

「生きる」意味を考えさせら
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千と千尋の神隠し(2001年製作の映画)

4.0


言わずもがなな宮崎駿作品。

親に甘えていた少女が
生き抜くために成長していく姿がすてき。

そんな中で湯屋や欲望を見せるなど
ダークなテーマも扱っているところが良き。

耳をすませば(1995年製作の映画)

3.3


青春を描いた甘酸っぱいジブリ作品。

ストーリード直球。
その上、初恋の淡さや将来に対する不安など
思春期に抱く心情を上手く表現されてる。

若くみずみずしい…

紅の豚(1992年製作の映画)

3.8


第一次世界大戦の時代を舞台に
男のロマン詰め込んだジブリ作品。

キャラが良い。
無骨だけどおおらかなポルコや
元気で眩しいくらい明るいピッコロ社のおばあちゃんたち。

これをギャグにならず、かっこ
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となりのトトロ(1988年製作の映画)

3.7


言わずもがなのジブリ作品。

何度観ても懐かしさを感じる。
子供独特の思いや純粋さがたくさん。

古き良き日本が詰まった素敵な作品。

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.0


美しい古代遺跡を巡る陰謀と
その阻止に奮闘するファンタジー。

老若男女夢中にさせる美しい世界観と
粒立ったキャラクターたち。

映像へのこだわりをフィーチャーされがちだけど
そもそもストーリー構成
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風の谷のナウシカ(1984年製作の映画)

3.8


スタジオジブリ設立前の作品。

見たこともない生物との共存や
荒廃した世界、争いなど
世界観に圧倒される作品。

個人的にはメーヴェとかガンシップなど
飛行具が魅力的すぎる。

天使のくれた時間(2000年製作の映画)

3.3


仕事で成功しても満たされないなにかを
ハートウォームなファンタジーで表現してるムービー。

ニコラス・ケイジの可愛らしいユニークなキャラが新鮮。

天使は私にも時間をくれないかしら。

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.0


「鬱映画」と呼ばれる作品。
痛くて残酷でダークな青春の世界。

逃げ場のない現実や、
インターネットへの逃避など
若者の葛藤を生々しく描いている。

彼らの心の闇と相反した沖縄のきれいな海。
非現実
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花とアリス(2004年製作の映画)

3.6


中高生が抱く淡い恋心と
つい嘘を重ねてしまう感情が妙にリアル。

空気感が美しい映画でした。
特にアリスがバレエを踊るシーンは良い。

アリス特製「おにぎりサンド」はやってみるわ。

毛ぼうし(1997年製作の映画)

3.5


ムーンライダースの「ニットキャップマン」を
岩井俊二が監督したPV。

なんとも心地の良いおふざけ感。

打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?(2017年製作の映画)

2.5


岩井俊二原作のリメイク。
前半はほぼ同じだけど後半からは原作と離れていく。

なくても良いのかなと感じる設定が多い
あと個人的になずなのキャラクターが生々しくてちょとだめでした。

原作が偉大すぎた
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打ち上げ花火、下から見るか? 横から見るか?(1993年製作の映画)

4.2


ふたつのストーリーが並行する
田舎を舞台にした青春ドラマ。

もとはテレビドラマシリーズである
「if もしも」から生まれたエピソード。

まずアイディアが斬新すぎる。
プールでの対決によって物語を
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スワロウテイル(1996年製作の映画)

3.9


架空の都「円都」で暮らす移民たちのお話。
国籍が入り混じる世界をエモーショナルに映した作品。

切なさでありふれたストーリー。
心情とリンクする手ブレ映像も良い。
あと世界観の作り込みすごい。

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夏至物語(1992年製作の映画)

3.7


夏至物語のみ。

夏やった。
キュウリとそうめんがひたすらに美味しそう。

ほとんど謎めいた美女を映す構成や
最後の収拾まで面白い。

エンドロールの血液型が気になる。

PicNic(1996年製作の映画)

3.7


精神病院で出会った3人の
欲望や矛盾に溢れた世界を描いた作品。

少ないセリフとピアノ演奏が印象的。
隔離された小さいコミュニティで
メッセージ性強い名作でした。

蛇の道(1998年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます


何者かに娘を殺された男と
謎の男2人による復讐劇。

蛇の道だった。
ループする展開は秀逸すぎる。

明確になっていない情報が
この映画に深みを与えている。

閉ざされた空間内の演出やカメラワークに
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

3.8


瓜二つな二人の男性に恋をする
濱口竜介の唯一無二なロマンスムービー。

きっとここが賛否分かれるポイントだと思うけど
私は同じ顔した男性のどちらを選ぶべきか
二項対立に揺れ動く朝子に心掴まれた。
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贖罪(2012年製作の映画)

3.4


キョンキョンがこわ美しい。
罪と贖罪を描いたサスペンス。

チャプター毎にエミリちゃんの
同級生を映し出すドラマのような構成。

原作の方が恐怖は強かったかも。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

4.0


「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー。
あの時代に何が起こっていたかを目撃した。

オッペンハイマーという人間性や
原爆という人類滅亡しかねない兵器。

時系列や視点を組み替えながら
映し出すそれ
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.0


特殊な殺人事件を追った
サイコでサスペンスな傑作。

じりじり怖い。
殺害シーンや現場は淡々と描写する。
なぜか何気なく映すワンシーンの方が恐怖を煽る。

人間いつでも「CURE」を求めるよね。

ダウンサイド・アップ(2016年製作の映画)

3.8


マイノリティとマジョリティを
テーマにしたショートフィルム。

靄がかかりブルーを基調とした映像が美しい。
13分で「Down side up」をユーモア交えて伝えるセンスがめちゃ好きですわ。

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名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)(2023年製作の映画)

3.4


金曜ロードショーで鑑賞。

ストーリーに若干の粗さはあるものの
観終わったあとの満足度は高め。

キャラクターにスポット当てている部分も良い。

エンタメに振っている分コンセプトが
読めなかったのが
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新感染 ファイナル・エクスプレス(2016年製作の映画)

3.5


B級ぽい邦題とは裏腹に
クオリティの高い韓国ゾンビムービー。

パニックの中にもハートフルな
ヒューマンドラマがあり感動させる。

韓国のゾンビ足速すぎ。
俊敏すぎてこわい。

ストレンジャー・ザン・パラダイス(1984年製作の映画)

3.8


モノクロスローテンポで流れる
ジム・ジャームッシュの世界観映画。

粗い映像は水墨画のようで美しい。
淡々とながれていく時間と
それを映す映像がスタイリッシュや。

掃除機かけるときは今後「ワニを窒
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帝一の國(2017年製作の映画)

2.6


学園青春コメディドラマ。
生徒会長になるべく政権争いが学園で繰り広げられる。

テンポも良く振り切ったキャラも良い。
でも私の笑いのツボにはハマらなかった。

情婦(1957年製作の映画)

4.3


なんだこれ面白すぎやしないか。

未亡人殺害の容疑をかけられた男と
その弁護士による優秀すぎる法廷サスペンス。

終盤にかけて二転三転していくストーリーは圧巻。
観終わったあとの満足感がすごい。
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ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.6


一難去ってまた一難な3作目。
アマンダちょっと静かにしててほしい。

前2作品はスピルバーグだけど
今作はジョンストンかんとく。

個人的に好きな大きめヴェロキラプトルと
スピノサウルスが活躍するの
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