claireさんの映画レビュー・感想・評価 - 10ページ目

殺人に関する短いフィルム(1987年製作の映画)

4.7

10編の物語から成る「デカローグ」でオリジナルの60分バージョンを見てはいたが。「愛に関する短いフィルム」と本作の2つは圧倒的だ。「デカローグ」を見た時にも書いたが、キエシロフスキーは何も答を提示しな>>続きを読む

メゾン ある娼館の記憶(2011年製作の映画)

4.2

エロティシズムを感じないのはあくまで労働としてのセックスがドライに描いているから当然であって、何よりも編集と音楽の不適切な使い方が凄すぎる。アデル・エネルの「この部屋から出たら、絶対に男とは寝ない」の>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.0

ドイツのスーパーといえばREWEですが、あそこみたいな会員制業務スーパーも何回か連れて行ってもらったなと思い出しながら

ありがとう、トニ・エルドマン(2016年製作の映画)

4.5

ホイットニーの「Greatest Love of All」のイントロはなんであんなに良いんだろう。あのシーン以後化けたし信じられないくらい泣きながら笑ってしまった。カイエの2016年ベスト1。

コスモス(2015年製作の映画)

5.0

できるならばあと何時間でもこの物語の世界に侵されていたいと思える作品が幾つかある。それはその作品の完成度や世間的評価とは無関係であって、ただ自分の”好き”という個人的嗜好にすぎないからこそ無視できない>>続きを読む

ベイビーティース(2019年製作の映画)

3.8

ドラッグはドラッグでも処方箋ドラッグなのが辛い。

東風(1969年製作の映画)

2.5

ゴダールの政治思想の記録としては興味があるけど映画として面白いわけではない。

彼女について私が知っている二、三の事柄(1966年製作の映画)

4.3

「言語はそれ自体では映像を明確に規定できない」「なぜこの映像、なぜこの言葉なのか」

男性・女性(1966年製作の映画)

3.2

「哲学者と映画作家は存在論と世界観において共通している」

エクス・マキナ(2015年製作の映画)

4.2

AIと対峙した人間が自分自身を人間かどうか疑うことはある種当然として、AIが自分自身をAIか人間かどうか疑うことはあるのかどうか。善良なる人間が、クズな人間と善良な(と思われる)AIのどちら側に味方す>>続きを読む