susumutakedaさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

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人間の証明(1977年製作の映画)

3.6

70年代、まだ戦後のニオイが残っていた。戦後の苦しみを生き、引きずってる人がいた。昭和が終わりバブルに沸いて忘れ去られた悲劇。混血児としてアメリカで育ったジョニーは来日後、胸を刺されて死んだ。20年前>>続きを読む

ミッドナイト・ラン(1988年製作の映画)

3.8

アウトローというか社会なじめない男同士の逃避行的ロードムービー。賞金稼ぎがマフィアの金を横領し慈善団体へ寄付して逃げちまった会計士をNY⇒LAへ連れ戻す。騙し合いながら道中、マフィア・FBI・同業者に>>続きを読む

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

最高にアドレナリンが出る映画だ!自分も殺人に加わっているかのような衝動と身震いを感じられる。
そして、出所後と更正前の二面性を交互に描いて進んでいき、人種間の問題点と協調性を探っていっている構成がよい
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マイレージ、マイライフ(2009年製作の映画)

-

1年のほとんどが出張で全米を飛び回るライアン、解雇通告という仕事。
ヤダねぇ、仕事とはいえ人生の背景も考えず、切っていくだけっつうのは。毎日ホテル暮らしで、金に困らない根無し草なんて生き甲斐感じない。
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わたしは、ダニエル・ブレイク(2016年製作の映画)

3.8

パルムドール受賞の佳作。
社会の穴をほじくり返すようなケンローチらしい視点。
病気で失業中のダニエルに降りかかる手続きという仕組み、簡素化のためとはいえ高齢者にはわかりにくいデジタル化。日本も同じこと
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セント・エルモス・ファイアー(1985年製作の映画)

3.5

学生から社会人へ、環境が変わり考え方も少しずつ変わっていく。なかの良かった友達同士、恋人同士が大人という嫌っていたものになっていく。
80年代は青春映画と呼べるのが沢山あり、キャスティングも若々しく旬
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.4

悪くないけど、それほどまでは。イジメ、親からの愛情欠如、同性愛、そして黒人という環境を淡々と映し出し、映像もキレイだけど、どうだろう共感できないだけなのか。
前回のアカデミー賞で黒人が誰も選ばれなかっ
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わたしを離さないで(2010年製作の映画)

3.5

ノーベル文学賞作家 カズオ イシグロということで随分と貸し出しが続いていたがやっと鑑賞。
あらすじを知っていたので、まぁ暗いまま終わるんだと覚悟はしていた。
臓器提供者として小さい時から隔離された生活
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君の名は。(2016年製作の映画)

3.9

流石の話題作。単純構成な前半と緻密な後半、ちょっと間延びした時間帯もあったけど、時間軸をずらす構成にのめり込まずには入れなかった。
背景がリアルでいろんな場所が聖地扱いされてるのも納得。今日の自分のラ
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リトル・ボーイ 小さなボクと戦争(2014年製作の映画)

3.5

相棒の父を戦争にとられ、奪還すべく試行錯誤する中の敵国日系人との交流。少年の純粋さが大人も救ってくれる。

ナイスガイズ!(2016年製作の映画)

3.5

本人たちは大真面目なんだけど、抜けててクスクスと笑える映画。ライアン ゴズリング、旬の役者とはいえ幅広い演技力。

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

3.9

キリシタンを禁止したから日本は侵略されずに済んだという説を信じれば、幕府の判断は正しかったと言える歴史的後日談だが、この作品は信仰と人間は何なのかと問い続けて、東洋・西洋の価値観が交わる答えの出ないス>>続きを読む

怒り(2016年製作の映画)

3.5

実力揃いだから客寄せ感がなく、映画に入り込める。
結局何の関わりもない2人が絡んでるのに観ている心理で揺れ動く犯人像は人間の感情や記憶なんて、あてにならないと十分に思い知らされた。

スノーデン(2016年製作の映画)

3.3

怖い世の中になってんねぇ。俺たちずっと見られてて、ずっとアメリカにコントロールされ続けるんだ。
こんな命懸けの告発したにも関わらず、世界は変わったのか?

ロイヤル・ナイト 英国王女の秘密の外出(2015年製作の映画)

3.3

実際にあったことと言っても信じられないほど盛ってるでしょ。とわかりつつお伽話として面白かったかな。エリザベス女王だし、あんまり間抜けには描けないけど、マーガレットはアホ過ぎだよね。

モンスター上司(2011年製作の映画)

3.5

上司3人が豪華だ。K スペイシー、J アニストン、特にハゲヅラのC ファレルはヤバイウケる。下ネタありの馬鹿馬鹿しさも良かったが途中何度か中弛みがあったかな。

MILES AHEAD マイルス・デイヴィス 空白の5年間(2015年製作の映画)

3.2

70年代のマイルスは駆け抜けて、抜け殻になったのか。過去を引きずりダメになったマイルスを交錯した展開で仕上げるにはちょっと雑で退屈だった。テープを取り返すエピソードも関係があるのかよくわからないし、復>>続きを読む

マリアンヌ(2016年製作の映画)

3.8

ロバート ゼメキスの監督力の貢献が大きいのでは。。。大衆向けに仕上げるのが上手い、変に凝らせてわかりにくいなるよりずっと良い。諜報員とレジスタンスの仕事後の恋と後半の二重スパイ疑惑。
単純だけど、ちょ
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ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)

3.5

名前とルックスが先行していた感のあるレジェンド、チェットベイカー。何回か聴いたことある程度だが、何故か惹きつけられる歌声とラッパの音色。イーサン ホークは似てないけど魅力ある人間性に仕上がった
演技
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WE ARE YOUR FRIENDS ウィー・アー・ユア・フレンズ(2015年製作の映画)

3.9

DJ生活を背景に青春を謳歌し、這い上がっていく、何ともありがちなストーリー。だけど、トレスポ的ダメ加減もありながらのサクセスもんは観ていてワクワクする。
年のせいか世代の違う青春感はなかなか理解できな
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.7

戦争だろうが平和だろうが、すずさんは映画の中と変わらず生きていたんだろうなぁ。戦時下でも素朴に生きていることに焦点を当ててる感が、何処か懐かしくなるように観た人を引き込んでいく。

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.5

ゆっくり淡々と楽しめた。小さい頃憧れたおバカで破茶滅茶で自由なアメリカがあった。70年代から80年代のアメリカは本当楽しそう。音楽もバッチリ合ってて、ちょっとマニアックなのも良かった。

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.5

奇跡というよりは機長サリーの人物像を掘り下げていってる感じ。たとえ数人の犠牲者出てもおかしくなく、最悪の事態は回避した上に犠牲者を出さなかった機長の判断。結果オーライでも、数値上の後付けの理屈を当ては>>続きを読む

ダーク・プレイス(2015年製作の映画)

3.4

闇深く、ゆっくりとした展開で28年前の事件を紐解いていく。
サプライズ的なラストではないのが良いのか悪いのか好みの分かれるところ。

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.5

極端にクオリティを下げず、コンスタントに映画に出て本当によくやってるトム クルーズ。
スパイ容疑の少佐を助け出し真相を明らかにしていくってのは悪くないが、『アウトロー』の時の突拍子もイカれてて、ちょっ
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マグニフィセント・セブン(2016年製作の映画)

4.0

やっぱり原作が持ってる根っこが良いから脚色が変わっても楽しめる。「七人の侍」「荒野の七人」もこれ作品も7人のバラバラな一体感がある共通項が魅了してる。
黒人、東洋人、インディアン、メキシコ人、白人の混
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ガール・オン・ザ・トレイン(2016年製作の映画)

3.6

冒頭3人の紹介カットで始まり、女3人絡みの痴情を思わせて進行。時系列の展開が早くて整理するのが大変だったのと、やたらとエフェクト処理された映像で構成させてるのが疲れる。じっくり観ていけば面白い内容だが>>続きを読む

ヒップスター(2012年製作の映画)

3.3

音楽は良かった。過去と今のギャップで悩むことはあるだろうけど、燻った生活を淡々と見せられてるようだった。

シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

さすがの話題作。
特撮がよく撮れてるなぁと関心ばかりしてた。会議シーンが多く、みんなが早口なのが緊迫感よりも棒読みのように感じたのがイマイチ。
近所から上陸だったけど、その映像がリアル過ぎて親近感も出
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オール・シングス・マスト・パス(2015年製作の映画)

4.3

これはドキュメンタリーでも思い入れが格段に違う。タワーレコードは自分にとっての音楽への入口だった。
海外進出第一号が日本の渋谷店と紹介され、宇田川の店舗が映像に写し出されたのには青春がフラッシュバック
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きみがくれた物語(2016年製作の映画)

3.7

出会って、恋して、乗り越えて結婚して、家族との幸せな生活、そして事故。
もう1つ深みを持たせるパートが欲しかった。恋愛の時か事故の後か。話しは悪くない。愛する人との生活がいかに素晴らしいか。なかなか考
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