切なく滑稽なクストリッツァワールド。デップ出演作の中でいちばんすき。
ギャロの胡散臭さがさいこう。
ダメな大人の男3人のダメな話なんですが、それぞれの切なさとか寂しさとか焦燥感とか、どうしようもない世界から抜け出せ切れないであがいている姿とか、すごくいとおしく感じるんです。ダメな自分の現状に諦めすら>>続きを読む
暗い画面、重厚なチェロの旋律、それらが醸し出す閉塞感。
とにかくホアキンがこの役を演じたからこその説得力。アーサーの生い立ちや環境は気の毒ではあるけれど、この街には似たような境遇の人が山ほどいて、みん>>続きを読む
久々に大人の良い映画を観たと満足しました。私的には今年No1です。全体的にクラッシックな香りが漂っていて、静かで、主人公の心情を表しているかのようにどこかアンニュイな雰囲気。オペラのレコードのノイズに>>続きを読む
おもしろい!!
派手さはないけどなんとも楽しくて小じゃれててファンタジックでかわいらしい。
アレンの作り出した20年代のパリは活気に溢れ、生き生きとしていてとっても魅力的。そこに次から次へと現れる偉人>>続きを読む
皮肉屋の中年男と奔放な若い美女の色恋。アレンのいつものヤツなんですが・・。なんか足りない、なんか薄味。
この物足りなさの原因は・・・。そうだ、毒が足りない。不健康なまでのひがみ、ねたみ、自虐、思い込み>>続きを読む
おもしろい。ウディアレンならではの大人が楽しめる佳作。シリアス度は違えど、このシニカルな結末はアレンの名作「マッチポイント」を彷彿とさせました。
それにしても、この邦題はかなりの違和感。妄想?おかしな>>続きを読む
ウディ・アレンらしい色恋の果ての悲劇、周りから見たら喜劇。レトロ感溢れる街並みとファッションと音楽。いい大人のバカげた恋の顛末を高みの見物できるのが、ここ最近のアレン作品の醍醐味。今作はまさに、それで>>続きを読む