吹き替えでみた。
原作の扱い方がとてもよかった。リスペクトしつつも神聖化しておらず、距離感がぴったりだった。
星の王子さま好きは満足できると思う。僕は満足した。
恋愛のいい加減なところがちゃんと出ている一方で抜き差しならない真剣なところもおさえている。
よくある恋愛ものはもっとこの映画の影の濃さを手本にするべきだと思う。それがあるからこそより輝いてみえる。
死そのものを主題にされても、と鼻白む感じがあった。
初ベルイマンにこれを選んだのは失敗だったかも。(3.4)
2/6 追記
たまたまBSでやってたので見直したら一回目のときよりも面白く見れた。断然。
主人公のキッチリ具合とラスト辺りの隙だらけガバガバ感にちぐはぐな印象を受けた。シリアスな話ほどこの手のちぐはぐが気になる。
スコセッシの集大成に見えた。
ロバートデニーロの雰囲気がレイジングブルの彼とはっきり別人ですごいと思った。
俳優を見せる映画は好きだ。
マシュー・グード、マーク・ストロング、ベネディクト・カンバーバッチがとくによかった。三者三様のかっこよさがある。
会話を暗号で諷喩するのがピタリとはまっていて気持ちいい。>>続きを読む
ナレーションがオシャレに感じられなかった。
現実感がうすいのはともかくオシャレ感もよわいと見るべきところ少ない。
笑えるシーンが多かった。
正統派な展開のなかにところどころスパイスが効いててオシャレ感がつよい。
エグジーのスーツ姿がいかにも着せられてるって感じで全然キマってないのがかえってよかった。いい意味でコリ>>続きを読む
映画をいっぱい見たことでこの映画が面白いと思えなくなったらそれってカナシミだと思う。
PTA監督作品のなかでは一番元気がいいと思った。映画でめちゃくちゃしてやるという野心が見える。
みんないいけど、とくにドンチードルがイケてる。
音楽も雰囲気もあんまりかっこいいとは思えなかった。
話も原作の方が好き。
不穏な空気がものすごい。
何やるかわからん人間には強力な魅力がある。
シドニー翁が最初から最後まで何考えてるのかわからんかった。かっこよかった。
PTAがこれ撮ったの25歳とか聞くとあはって言っちゃう>>続きを読む
こんな映画ありえない。
子供からお年寄りまで、たくさんの人物を断片的に描いていってここまでの説得力。不思議でしょうがない。
引っ叩き合うコミュニケーションといえばこの映画。
予想される結末もいざ目の当たりにすると面食らう。
ホアキンフェニックスの顔が見たいのにサングラス掛けてばっかでつまんない。
あまりにも世界がチャチくみえるもんだからつい笑ってしまいそうになるおかしな瞬間をホアキンフェニックス扮する主人公の目線で見せられた。
荘重と滑稽は紙一重、なんて言葉でいうのは言えるけど、映像がそういっ>>続きを読む
こんなキレイな映画はじめてみた。
画面上の登場人物それぞれの思惑の交差がどれも美しい。食堂で長澤まさみと綾瀬はるかが会話の隙を縫って乾杯する瞬間とか震えた。
「わるいやつ」なんかわざわざ作らなくても十>>続きを読む
序中盤が緊張感もあって画面も美しくて素晴らしいのに、終盤でここまで台無しになるものかと面食らった。
モチーフも好みだっただけに惜しすぎてべつの意味で涙が出そうになった。
3Dで見れた。
こういう取りとめのない映画はこっちで勝手に補助線引いて見たらそれなりに楽しめる。
途中から「水」を意識して見てみるとなんとなくひとまとまりに見えたし、映像と音楽のリズムをつかめたような>>続きを読む
記号的な表現が多い。
葛藤したときには答えが出ず、流れに身を任せた結果だけが残る、そういう投げやりな一瞬がつづく。
それがいいってわけじゃないが、それはそれとして描かれてる。
3人目の主役としての藤竜>>続きを読む
ツッコミ待ち映画。楽しめた。
車に乗る最後のシーンはじーんときた。
暑苦しさを体感するような映画だと思う。コーエン兄弟作品ではハマらなかった部類。
2回目を見てもまだ納得できない。画面の感じは完全にコーエン兄弟なので見ていて退屈することはない。3回目チャレンジしたい。>>続きを読む
個人の内面においてはきちんと説明がつくことであっても外から見れば突飛になるということの繰り返し。
鮮やかな色の応酬は見応えあり。とくに主人公の青すぎるスーツ。
スーパーで踊るシーンかわいかった。
独自の世界観があるようで舞台はせまい。LAとエリジウムの行ったりきたりだけで展開。これがハリウッドに対する当てこすりならちょっと面白い。
小ざっぱりしててデートで見るにはちょうどいいんじゃないかと思った。
ヒロインの笑顔かわいい。
モチーフのすべてが自分好みな上、エドワード・ノートンまで元気にやってくれてるんだからもう言うことない。
イニャリトウ監督の挑戦心にもグッとくる。
追記:2回目見に行った。ドラムを聴く余裕が生まれたり>>続きを読む