ssksk101さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

ssksk101

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6才のボクが、大人になるまで。(2014年製作の映画)

4.2

時間経過によって主人公の男の子が大きくなっていくのと裏腹に大人たちが成長しないところに、物語と現実のあわいがある。
配管工がレストランオーナーになるのに象徴されるように、基本的にはおとぎばなしだと思う
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それから(1985年製作の映画)

3.1

漱石のなかでも「それから」は一番好きなんだが、好きなだけに登場人物のイメージがすでに出来上がっていて、実写で見るとぴったりハマるというわけにはいかない。
それでもそれぞれのキャラクターがこの映画ならで
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凶悪(2013年製作の映画)

3.4

暴力的で笑えるシーンがところどころある。おっさんがトラックに轢かれたシーンには吹き出しそうになった。重いモチーフであれやるのは反則。
五十嵐が一番怖い。釣りのシーンは狂気があってよかった。

やさしい人(2013年製作の映画)

3.0

ひどいストーリーだけど画作りに詩情がある。主役も当然のように禿げてるしさすがフランス映画だと思った。

風立ちぬ(2013年製作の映画)

4.8

ジブリ映画は何回見てもおもしろいってところにアドバンテージがある。何回見ても夢中になれる。

ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.9

シビアな世界の爽やかなファンタジー。
研修スタッフのネイトの初出勤から物語が始まる。彼は脇役でいわゆる狂言回しの役割を担うんだけど、彼のビルドゥングスロマンとして見ても面白い映画だと思う。

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

エンドロールの静寂といい、観客への要求が高い映画。とらえ方を間違ってはいけない。

ファーゴ(1996年製作の映画)

4.6

ファーゴの雪景色が無性に見たくなる時がある。

ビフォア・ミッドナイト(2013年製作の映画)

3.9

「ビフォア・サンセット」で終わらせてたら綺麗なのにと思いつつ見たけど見事に耐えてる。
饗宴のシーンがクライマックス。
そこからが長い。いい意味で。

ルビー・スパークス(2012年製作の映画)

3.6

ルビーの正体がわかるシーン、音楽のかけ方含めてよかった。一味かえようとしてるけど基本甘めのラブコメ。

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)

3.9

女の子がかわいい。もし女の子がかわいいだけの映画だったとしても何ら点数下がらないだろうと思うぐらいにはかわいい。

タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.4

初めて見たときに見終わってポカーンとなった映画。スコセッシいろいろ見たので再チャレンジしてみた。結果、相当ヤバい映画だと思った。
純度の高い暴力映画。スコセッシこわい。

誰よりも狙われた男(2014年製作の映画)

4.1

自分はフィリップ・シーモア・ホフマンの演技が好きなんだと再確認した。画面がスタイリッシュで終始緊張感もあってとてもよかった。

ダラス・バイヤーズクラブ(2013年製作の映画)

4.0

マシューマコノヒーの絶妙なカウボーイ感が良すぎた。
ありがちなドラマ展開に乗ってるようでところどころ違和感があるのをそのままにしててそのゴツゴツした感触にむしろ好感をもった。そのへんもマシューマコノヒ
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アビエイター(2004年製作の映画)

4.2

飛行機にとりつかれた男の話ということで、見ながら「風立ちぬ」が思い浮かんだ。
とはいえ映画としては全然ちがっていて、アビエイターにわかりやすい詩情はまるでない。たとえば機体の「なめらかな曲線」をたとえ
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3-4x10月(1990年製作の映画)

4.6

笑いと暴力がつながっているという、その道すじをきっちり示した映画。心底笑えるのと同時におかしな気分にもなる。おもしろいとかつまらない以前に気分が影響を受けるという意味では映画として群を抜いていると思う>>続きを読む

ハンナ・アーレント(2012年製作の映画)

3.4

考えることと考えを主張することがひとつにつながっているのでその分ドラマがない。描き方としてはフェアかもしれないけど「考えること」一本では興味を引かれにくい。

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.3

まあまあ時間長く感じた。
ベンアフレックとベンアフレックのあごが一番の見どころ。

LEGO(R) ムービー(2014年製作の映画)

2.9

これが本当のビルドゥングスロマン。レゴブロック世代にはたまらないんだろうなと思った。

嗤う分身(2013年製作の映画)

2.6

寝不足のせいもあって4、5回寝た。
安いミステリーみたいな筋と役の難しさに対応しきれてない俳優と誤魔化しにしか見えない画面の暗さといい加減な選曲の音楽。
機械類には凝ってるのかと思いきや最後の最後で救
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フューリー(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

戦争なるものを築き上げてその価値観になじませていき、最後に全部ひっくり返す手法はうまいと思った。でもその巧さ鮮やかさが画面に充満していた重さ汚さとつり合っていない。必要なそれがどうしても軽薄なものに見>>続きを読む

ギター弾きの恋(1999年製作の映画)

3.2

全体にたるい。主人公が新車を買うくだりは笑った。

レイジング・ブル(1980年製作の映画)

4.1

まさに「レイジングブル」。そうとしか言いようがない。
弟に電話をかけるんだけど無言で切っちゃうシーンがすごく好き。

卒業(1967年製作の映画)

3.6

当時の先端的な感覚が走ってる分、ところどころ古くさいと思って見てたけど、クライマックスでダスティンホフマンがただただ急いで最後バスに乗るシーンまでの流れがすごい。全部持って行った感ある。

鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

4.1

原題がいい。"The Best Offer"
モチーフとテーマが密接に絡み合っていて、美術にそこそこの興味があれば楽しめる。
ジェフリー・ラッシュは今一番旬のおじいちゃんだと思った。

カジノ(1995年製作の映画)

3.8

面白かったけどグッドフェローズやウルフオブウォールストリートに比べると結構おとなしいと思った。
会話中の一時停止の演出はすごい好き。DVDの読み込み不良かと思った。
「CASINO」を「カシノ」と発音
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青天の霹靂(2013年製作の映画)

4.3

舞台設定が70年代ということとは別に「ひと昔前」感がある。
そのことがこの映画を異色作にさせてると思うんだけど、それでいて狙ってる感を感じさせず、小賢しくない。二重にうまいと思った。
というか素直に笑
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インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌(2013年製作の映画)

5.0

2014年で一番よかった。というか2010年代に入ってからの5年間でも一番になるかも。
どん詰まりの感じを適切な距離感で描いている。劇中で起こる「しょうがない」という感じのひとつひとつが緻密で、緻密だ
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天才スピヴェット(2013年製作の映画)

4.6

かなり好きな映画。
ユーモラスなロードムービー。スピヴェットの優しさと好奇心に心動かされる。

アメリは好きじゃなかったけどこれが面白かったので見返そうかと思う。

オオカミは嘘をつく(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

痛みと可笑しみがシームレスにつながっていて面白い体験ができた。
情報の出し方がシュレディンガーの猫を思わせる。

寄生獣(2014年製作の映画)

2.7

後編があるのを知らずに見に行ったから終わった時愕然とした。

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

4.2

緊張感持たせるところと爽快感味合わせるところの振れ幅がすごい。
それプラス、ブラピのコミカルな喋りで笑わせてくる。
緊張感、爽快感、そして笑い、この三角形の面積がデカい。
「ボンジョールノォ」のバカっ
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