すみれmovieさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

すみれmovie

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白鳥(2023年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

「奇才ヘンリー・シュガーの物語 他3編」の2話目に収録されている短編として鑑賞。

全4作品の中でもっとも演劇的な演出が顕著だったと思う。
あと、シンプル一番に胸糞。

主人公の少年(ピーター)がいじ
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(2023年製作の映画)

3.7

ウェス・アンダーソン監督の短編4作目。
Netflix「奇才ヘンリー・シュガーの物語 他3編」の最後に収録。

これまたウェス・アンダーソン監督らしい色彩設計と演出で、やっぱり短編との相性抜群なんだな
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

4.0

流石ウェス・アンダーソン監督というべき作品。
好きな人はめちゃくちゃ好きそう(でも苦手な人は苦手そう)。

映画×舞台×小説
みたいな話。
朗読劇に一部映画的要素が組み込まれているというか。
若干絵画
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

SFの仮面をつけた風刺映画。
当時の時代背景(ソ連時代)を考えると、厳しい検閲をすり抜けることができたのはこのやや抽象的なSF描写に理由がありそう。

ボダンひとつで異星に飛んでしまうという突拍子のな
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search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

SNSを通して、行方不明になった娘を捜索。
確かに、SNSが普及し始めて電話番号を登録しない友達が多いから、娘の友達は?と言われてもお父さん、わからんよなぁ……

FacebookやTwitter、F
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サイコ2(1983年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

アンソニー・パーキンスはもうそこにいるだけでノーマン・ベイツなので、最初から最後まで怖い気持ちになる。

普通にそこにいるだけで、恐ろしいものの前に立っているような。

彼が「あの」ノーマン・ベイツだ
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劇場版 アーヤと魔女(2020年製作の映画)

3.0

スタジオジブリ初の長編3DCG作品。
最初のほうは、やっぱり3DCGだと海外の作品っぽくなっちゃうかぁ……と思っていたのだけど、よくよく見たらヒロイン(アーヤ)のリアクションとかはしっかりジブリっぽい
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そして誰もいなくなった(1945年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

これはこれで正統派サスペンスという感じであり寄りのあり。
ただ、タイトル「そして誰もいなくなった」を裏切るのはさすがにアカンやろ……という気分にはなる。
そこは原作に忠実にしてほしかったところかな。

ピーターラビット(2018年製作の映画)

4.5

ラビットたちがとってもキュート!
悪戯っ子で、お調子者で、素直で純粋で家族思い。
見ていて癒やされる。

ごめんなさいの額合わせにもキュンときます。

まあ、そりゃあウサギたちと喋れるとも意思の疎通が
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キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

ウィルソン。
好き。
バレーボールはお友達。

トム・ハンクスの演技が光っている。

飛行機が墜落して、運良く生き残るけれどもたったひとり無人島に流れ着いてしまう。
そこから4年間も孤独に生き延びる強
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ロミオ&ジュリエット(1996年製作の映画)

4.0

レオ様のビジュがとにかく良い作品。

ただ、原作がシェイクスピアということで、(英語の)言い回しがかなり古典くさかったのと、シナリオ的に現代版にするにはなかなか無理があるのはその通り。

現代なら、レ
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メメント(2000年製作の映画)

4.5

クリストファー・ノーラン監督は空間と時間の使い方が天才的なんだよなぁ。
難解だけど面白い。
どんでん返しとかいうレベルじゃない。

謎はいくつか残るものの、考察して「実はこういうこと?」「いやいや、こ
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Melanie Martinez: K-12(2019年製作の映画)

4.0

これはまた……好き嫌いにはっきり分かれそうな(笑)
ちなみに私は好きなほうでした。
完全にジャケットから入ったものの、可愛いのにどこかダークな世界観にかなりハマる。

「自分を愛するのに他人の許可はい
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羊たちの沈黙(1990年製作の映画)

4.0

何度観てもレクター博士のカリスマ性にゾッとする。
切れ者で、すべての言動を意図して使い分けているのがわかる。
一見すると無駄なように思えても、実は無駄のない会話。
良い意味で気味が悪い。
観ているこち
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.5

終始うっすら嫌な気持ちになる作品。
ずーっと不穏。

登場人物全員やばい奴。
徐々に極限状態に追い込まれ、本性を表していく描写が天才的。

バリー・コーガンがうますぎる。

ティル・デス(2021年製作の映画)

2.7

冬のレイクハウスで自殺した夫と手錠でつながれてしまうという、とんでもシチュエーション。

設定はなかなか面白かったんじゃないでしょうか。

ただ、登場人物がみんな結構なかなかのクズで笑ってしまった。
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一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

3.7

一分間だけ過去に遡れるタイムマシン。
「一分間タイムマシン」を使って、女の人をナンパする話。
6分ほどの間にしっかり起承転結が詰め込まれていて面白かった。
オチも◎!
最後のほう、女の人主体に切り替わ
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レナードの朝(1990年製作の映画)

4.2

これはロビン・ウイリアムズとロバート・デ・ニーロにしか演じられなかったやつ。
見事なキャスティング。

患者、医者、家族……どの立場に立ってもつらい。

でも、家族愛や友情など、心のありようが美しい。
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ブラック・フォン(2022年製作の映画)

3.5

サスペンス×ホラー×サイコスリラー。

よくある子ども誘拐ストーリーかと思いきや、メインが誘拐監禁された子どもサイドなのが面白い。
すでに殺された子どもたちと会話できるというアイデアも◎。

特にフィ
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.5

絵柄的に賛否両論はありそう。
自分はとても好きでした。

ドラーグ族のようなことは人間もやっているのに、立場を変えて見るだけでゾッとするような絶妙な描写。

不気味なのにそれだけじゃないような、不思議
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アミューズメント・パーク(1973年製作の映画)

4.0

エンターテインメント性を期待していると「???」ってなるけど、社会風刺だと納得&理解して観るとなかなか面白い。刺さる。

高齢者の気持ちは自分が高齢者の立場になったとき、初めて実感として理解することに
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アラジン(2019年製作の映画)

3.6

金ロー鑑賞。

正直あまり期待していなかったけれど、案外良かった。
魔法の絨毯とかも白々しくなくて◎!

ジニーはウィル・スミス以外誰ができたん!?ってぐらいハマり役。
コメディーもできるクールな人。
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ステップ・アップ(2006年製作の映画)

4.0

シリーズ全部観たけど、個人的にはやっぱりこの一作目が突き抜けている。
まあ、シリーズいっても主人公は違うので、完全に比べることはできないけど。

ストリート系のチャニング・テイタムがとにかく格好良い。
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チャイルド・プレイ(2019年製作の映画)

3.5

ビジュアルはいつものチャッキーから少し離れているので賛否両論ありそうだけど、個人的にはこれはこれで好き。

確かに、昔のドールっぽいチャッキーよりも、現代の子どもたちにはこっちのチャッキーのほうが、お
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長ぐつをはいたネコ(2011年製作の映画)

3.5

安心して観られるのが◎。
猫ちゃんが可愛い。
しっかり「猫」を捉えていて良かった。映像も良い。

劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦(2024年製作の映画)

4.5

一言。最高。
原作orアニメを知っていると、最初から最後まで感動できる。
絵の動かし方と音の使い方がただただ天才。

「あえて音を使わない」ことのセンス。

烏野と音駒の戦いでもあり、研磨と黒尾の絆物
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ムーンフォール(2021年製作の映画)

3.7

ザ・SFエンターテインメント。
おそらく現実味は求めていないであろう内容なので、深く考えず軽く楽しむための作品。

ジョン・ブラッドリーが良い味を出していた。陰謀論、いいよね!(映画で観る分には)
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クローバーフィールド/HAKAISHA(2008年製作の映画)

2.5

ストーリー性は特にないので、難しいこと考えず頭空っぽにして観られる作品でした◎。

ただ、ストーリー性がない割にキャラが多いので、誰が誰だがわからなくなる。

POVの臨場感はあったかな。
クリーチャ
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ハンティング・パーク(2016年製作の映画)

3.5

実際に起きた事件をもとにした映画。

賛否両論みたいだけど、個人的には普通に好き。
ただ、ストーリーが淡々と進むので、どちらかといえばドキュメンタリーや再現VTRを観ているような気分になる。

ヴィヴ
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黄龍の村(2021年製作の映画)

4.0

賛否両論だからどうかなと思ったけど、個人的にはめっちゃ好き。
2部構成みたいな感じで、前半と後半の雰囲気ががらりと変わるのが◎。

この監督のセンスは(良くも悪くも)人とは違うんだろうなと。

すごい
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シックス・センス(1999年製作の映画)

4.5

難しいこと抜きで、シンプルに名作。
面白い。天才。

こういう系の話って、基本一度見てオチやからくりがわかると、二回目はもうそこまで……っていうパターンが多いけど、

「シックス・センス」の場合、二回
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

3.0

あくまでも「引退した暗殺者」という立ち位置で話が展開していくのが◎。

流し見でも理解しやすいシンプルなストーリー。

妻が死んだ……からの、妻からのプレゼントであるワンちゃんまでもが犠牲に……という
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

イマジナリーフレンドならぬ、イマジナリーヒトラー。
タイカ・ワイティティ氏。監督兼脚本家を務め、さらにイマジナリーヒトラー役までこなすとは!

🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫🔫

戦争映画にしては珍しくポップな色合い
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弱虫ペダル(2020年製作の映画)

4.0

原作を知っているので正直期待していなかったし、(申し訳ないことに)よくあるアイドル映画がまた出たのかなと思って鑑賞したけど、なかなか普通に面白かった。

永瀬廉の坂道役がかなりハマっていてでびっくり。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.6

UFOからのUAPからの○○。
単純な話に思えて、しっかり意外性のある話でした。

動物と人間の関係を描いていた。

ジュープ→動物は躾ければ(手懐ければ)言う通りに動く
OJ→動物は躾けることができ
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ロープ(1948年製作の映画)

4.5

カットのつなぎ目が巧妙に隠されていて、ヒッチコックらしい一作。実験作ということらしいが、普通に傑作でした。

ひとつの舞台劇を観ているかのような気分になる(そもそも舞台劇がベースだが)。