弟二郎さんの映画レビュー・感想・評価

弟二郎

弟二郎

書いとかないと片っ端から忘れていくので。https://twitter.com/sundance0725

映画(742)
ドラマ(0)

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

3.3

終盤までクソつまんなくてなんだこのバカップル映画はだとかチャゼル嫌い確定だなとか思ってたところパリのおばさんあたりからラストにかけて憎めない展開で。後味はよし。このへんがここまでの好評の理由なんだろな>>続きを読む

スノーデン(2016年製作の映画)

4.2

よかった。ドキュメンタリーじゃ何者だ感が味だったけど、こっちはそこを補足するようにスノーデンの人間像を浮き彫りにしていて。セットで見ると、都市伝説に裏が取れてく感触が最高に刺激的。Dell日本での職務>>続きを読む

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.4

会計系てのも面白いし、生き抜く強さを身に付けさす系の哲学も好み。なのに花がないていうか、全面的に魅力不足というか。もったいないなあ。でも、迂闊にも気づいてなかったんでラストおお!ってなってあそこよかっ>>続きを読む

ハドソン川の奇跡(2016年製作の映画)

3.7

飛行機がひたすら美しくて。それだけでも充分盛り上がってたのに。終盤が。ハイテクなんぞ信用できん長年の勘が正しい的な。なんかもうざっくりしすぎな議論で。弁護士ものテイスト入るし。壇上の叔母さんもウットリ>>続きを読む

シチズンフォー スノーデンの暴露(2014年製作の映画)

4.1

今週末の『スノーデン』の予習。プライバシー云々はとうの昔にあきらめてるので割とどうでもいいし英雄か自己顕示欲の塊かていうのも割とどうでもいい。「これ込みで陰謀」説にも頷きたくなるほど小奇麗にまとまって>>続きを読む

沈黙ーサイレンスー(2015年製作の映画)

4.8

再見。棄教しなかった者(強者)は崇められ様々な伝記や資料に残されているのに対し、記録に残されていない棄教した者(弱者)を描きたいという原作者遠藤周作の「歴史に黙殺された弱者の声」というニュアンスを頭に>>続きを読む

ジュリエッタ(2016年製作の映画)

3.3

ううむ。やっぱアルモドバルさんの人間ドラマはイマイチしっくりこない。特にオチ。あれらの死を並列に扱って共感っぽいあのオチはどうなのていう。ノーベル賞作家の短編が原作ながらラストはオリジナルらしいけど。>>続きを読む

ネオン・デーモン(2016年製作の映画)

3.4

SOMEWHERE を見たときからエルファニングたんは俺の娘だと決めてるので。久しく会っていない娘との再会。スレてないかなブサくなってないかなと不安だったけど相変わらず可愛かったし初々しさも生意気さも>>続きを読む

AMY エイミー(2015年製作の映画)

3.9

天才の破滅への足取りがこれほど克明に記録されてるのも珍しいんじゃないか。でもそれは彼女を追い込んだ下衆なジャーナリズムを今日支えるパパラッチや知人や居合わせた人たちの手による写真や動画や証言の力。
>>続きを読む

シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

2.2

乗れず。なんでか。1作目の音楽的対話の説得力。2作目の音楽産業批判と小癪なプロット。本作じゃそれらの代わりにニッチな世代向けノスタルジーと10代の疾走感を持ち込んできたけど、これらがいずれも根本的に嫌>>続きを読む

アンフレンデッド(2015年製作の映画)

4.1

ヤバかった。見とかないかんやつやった。こんなエポックメイキングなものとは露知らず。開始5秒でマジでビビらされ。基本PCからTVに出力して見てるんであれビビりますマジで。違う意味で。しかもその後も臨場感>>続きを読む

アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場(2015年製作の映画)

4.8

ウチの2017No.1が早くも決まってしまった様なもので。時にユーモアを、スペクタクルを交えながら、多角的な視点を、議論を、滔々と積み上げていく脚本に、社会派中二病ブラッドと娯楽映画大好き魂が同時に燃>>続きを読む

最後の追跡(2016年製作の映画)

4.7

最高。評判通り最高。わざわざ Netflix 入りしてまで見た甲斐があった。クリス・ペイン最高。ジェフ・ブリッジス最高。脚本も演出もカメラも音楽も編集もなんもかんも渋い。日本未公開も頷けるほど渋い。け>>続きを読む

日本で一番悪い奴ら(2016年製作の映画)

3.8

前作に続き大げさなタイトルに嫌気。悪いていうより間抜けってレベルだろと。ピエール瀧の芝居にも。がそれ以外のキャストがことごとくいい味で。中盤のバカタレ感とか最高に好みだし。不自然な会話が目立つけど意外>>続きを読む

凶悪(2013年製作の映画)

1.0

やってることも凶悪て程のものとは思えないし先生の背景が描かれていないんで何が凶悪なのか理解に苦しむ。せしめた金でどっかの難民の子供たちを救済とかしてるとしたら美談の香りすら漂うじゃないか。リリーフラン>>続きを読む

東京物語(1953年製作の映画)

1.0

医者になるって。しかも東京で開業し子供育てるって本当大変だと思う。美容院でも。俺だったら田舎から会いに行って仮に構ってもらなくたって気にすんなていう。てかむしろ褒め上げる。婆さん拗ねるのはしゃあないに>>続きを読む

葛城事件(2016年製作の映画)

4.7

全く合わなかった「その夜の侍」の監督とあって、やはり語り過ぎる脚本や音楽のテイストは好みではないし、死刑囚との結婚願望を始め描きたいプロットを導く箇所に細かい洞察の粗は感じるものの。他者とは共有できそ>>続きを読む

孤独のススメ(2013年製作の映画)

3.9

音楽を含め音の使い方が実に繊細。人の顔もみな実に魅力的で。人の配置も美しく。すわ大傑作かと身構えたところで微妙なゲイネタ加減。(ゲイネタ苦手で。偏見じゃないすよ?下ネタが嫌いとかお堅い題材が嫌いという>>続きを読む

エレファント(2003年製作の映画)

3.7

なるほど今見ると桐嶋だ。ただ会話や人物像に活きた個性を感じないし時間軸を交差させる構成も微妙。桐嶋は何も起きないけどあんな面白いのに。こちらは大殺戮が起きるってのに内容が希薄に思え。凝った画造りグレイ>>続きを読む

エブリバディ・ウォンツ・サム!! 世界はボクらの手の中に(2015年製作の映画)

3.9

これはバッド・チューニング(1993)でも感じたことだけど、キャラ配置が把握し辛い。なので乗るのに時間がかかったものの、そこからはあっという間。同世代あるあるが鼻につくものの。ボーイミーツガール的要素>>続きを読む

聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

4.4

ツリー・オブ・ライフ以降のマリック節。ルベツキの華麗なるカメラ。編集と音楽とモノローグが紡ぎ出すアンサンブルは大先生が何と宣おうとやっぱり大好物。しかも余生を何に捧げるかを模索中、かつセレブなカオスに>>続きを読む

ドント・ブリーズ(2016年製作の映画)

4.3

タイムラインの変態な人たちが揃いも揃ってローグワンには眼もくれずこっちで騒いでたんでたまらず。大傑作とまでは言わないけれどサムライミ師匠系のスペル系。さすが分かってらっしゃる的笑っちゃう系のホラー(サ>>続きを読む

セトウツミ(2016年製作の映画)

3.4

やっぱこの監督は好きじゃないな。ギャグが寒くて。画も編集も好きじゃないし。池松壮亮と菅田将暉が絶妙で今回はそれだけでも楽しめたけど。これじゃない感多発。第4話じゃ完全に息切れ感。最高の企画なのになあ。>>続きを読む

海よりもまだ深く(2016年製作の映画)

2.2

樹木希林ですら単独では持ちこたえられないほどに残念な脚本。うまいこと言おう感が透けて見える系の取って付けたような会話だらけで。ギャグも寒いし。それ気な音楽も言い訳がましく響き。そんな中でもやっぱり池松>>続きを読む

二重生活(2016年製作の映画)

3.4

門脇麦がよい。とてもよい。菅田将暉でようやくバランスが取れるほどの類をみない個性。リリーフランキーの抑えた芝居も嫌らしくなくて。でも後半説明的に過ぎるし、湿っぽくなっちゃったのがなあ。めちゃめちゃ残念>>続きを読む

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

4.2

柳楽最強。異次元の存在感。昨今主役級を喰いまくってる菅田将暉や池松壮亮がお子ちゃまに見えるほど。用心棒の三船敏郎やダークナイトのヒースレジャー級。アオイホノオじゃその完全復活っぷりに歓喜したけど。これ>>続きを読む

聖の青春(2016年製作の映画)

4.7

驚くほど気高い映画だった。最高峰の棋士たちの勝負に掛けるプライドに敬意を表するかのごとく、デフォルメに逃げず真っ向から勝負師たちを演じる松山ケンイチ、東出昌大。その気合いが静寂と間に充ちた映像からヒリ>>続きを読む

LOVE【3D】(2015年製作の映画)

3.9

これまたなんか大好きな監督ギャスパー・ノエ。へたれな僕は劇場行く度胸もなく。今更だしこのネタで3Dってことはどう考えたってペニス(今回はこう訳されてたので。カノンの時はチンポでしたけど)が影の主役だろ>>続きを読む

ストレイト・アウタ・コンプトン(2015年製作の映画)

4.3

凄いなあ。伝記ものでこの完成度。ほとんどがオーディションでのキャスティングらしいけどアイス・キューブを演じた息子を含めことごとくいい味。想像してたよりずっとメジャークオリティ。良くも悪くも。
めちゃお
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教授のおかしな妄想殺人(2015年製作の映画)

4.7

ホアキン・フェニックス最高の味。プラス哲学をベースに遊び倒すエロ事仙人老練の脚本ともはや安定のエマ・ストーン。もの足りなさは否めぬものの大好物なウディ・アレン晩年作の中でも最高に好きなテイスト。
それ
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この世界の片隅に(2016年製作の映画)

3.4

云わんとしてることは最高だと思う。でも僕のような汚れには序盤のほのぼの感はなんとも座り心地が悪いものだったし平時と非常時のコントラストの付け方やラストの右手やなんかはあざといとさえ思え。いやソーセージ>>続きを読む

グランドフィナーレ(2015年製作の映画)

3.9

なんやようわからんけど大好きなパオロ・ソレンティーノ映画。今作もしかり。盟友トニ・セルヴィッロ不在ながらマイケル・ケインとハーヴェイ・カイテルが絶妙に切なくて。ポールダノの味も強烈に効いてて。最高の着>>続きを読む

サウルの息子(2015年製作の映画)

3.4

歴史というのは上塗りを重ねてきたその時々の戦勝国の言分だと思っていて。史実って言われてもなあだとかつい考えてしまう。マルコポーロ廃刊の一件やなんかでアウシュビッツものには特に斜に構えてしまうところがあ>>続きを読む

ファインディング・ドリー(2016年製作の映画)

2.4

冒頭稚魚ドリーの愛くるしさに心よろめくもキチガイテイストが完璧に排除されてて。なんかもう子供だましな。ネタ密度もスカスカ。八代亜紀て。字幕に変えたけどこれもキレなく。まあ。はなから期待してなかったけど>>続きを読む

ファインディング・ニモ(2003年製作の映画)

4.9

最初劇場で見たときは大傑作だと思ったものの時を経るにつれそんな思い薄れ。久々見たけどこれやっぱ大傑作だよね。揃いも揃って狂った奴らでそれがいちいち時代の風刺になっててこれでもかってくらいの小ネタの嵐。>>続きを読む

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