SUNSHOWERさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.4

現代の世相をメタファー化しているとしても、単純なサスペンスホラーとしても、どっちつかずではっきりしなく、途中までおもしろかった分、ラストがもったいない気がした。

サンドラ・ブロックの鬼気迫る演技と、
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ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.9

逆から追って考えてみても、伝説のステージを軸に映画を作ろうという話が持ち上がり、作ったからとして、誰もがこれほどの作品に仕上げられるとは思えない。

もちろん、それはクイーンの信念や辿ってきた道が素晴
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デイアンドナイト(2019年製作の映画)

3.8

おもしろかった。最近の日本映画にはめずらしく、観客を楽しませようと真剣に考えて作られている丁寧さがあった。海外作品観ているかのように、始まりから終わりまでどっぷりと世界に引き込まれた。プロデュース初と>>続きを読む

迫り来る嵐(2017年製作の映画)

3.9

ひさびさに中国映画でおもしろい作品に出会えた。サスペンス映画の側面も、社会派ドラマの側面も完成度が高く、ノワールでありながらも中身がしっかりしているので、かなり引き込まれた。新人の監督さんということで>>続きを読む

こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話(2018年製作の映画)

3.8

演出は突出しているものではなかったが、主演の3人の演技の上手さが作品を豊かで特別なものにしていた。脚本の物語の運びもずっと引きつけられる構成ですごく良かった。

おそらく現実は作品で観るよりももっと苦
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私は、マリア・カラス(2017年製作の映画)

3.7

マリア・カラスを扱った映画作品は今まで何本もあったけど、ひとつも観たことなかったので、彼女がどのような人物なのか今作で初めて知った。生まれ持ってのエンターティナーたるもの、例えるならマイケル・ジャクソ>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.4

うーん、なんとも言い難い映画だった。後半に向けておもしろくなっていくかな。あと言えることは、ジャックだって悪くないよ、悪いのは絶対レズ! (●'ᴗ'●)✧

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

3.5

歳をとってきたせいか、最近の若い人たちに人気のあるコンテンツの良さがわからなくなってきていて、この作品も嫌な予感はしていたけど、ハードルを下げて観たこともあってか、思ったよりもおもしろかった。

とは
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スパイダーマン:ホームカミング(2017年製作の映画)

3.9

グローバル企業に憧れ、SNSに熱中し、おばさんとは友達感覚の現代ティーンのスパイダーマン。今までのシリーズ作品と比べてみても、トランプの言ってることもあながち間違いじゃないんじゃないかと思えるほどの現>>続きを読む

キックス(2016年製作の映画)

3.5

もっと重い感じの作品かと思っていたら、結構わかりやすく観やすい作品になっていた。物語の進行が90年代から現在にかけてのヒップホップカルチャーの推移をなぞっているようにも見えたので、ヒップホップカルチャ>>続きを読む

彼女がその名を知らない鳥たち(2017年製作の映画)

3.7

ストーリーはあと一歩のところがあったけど、そんなことが気にならないほど蒼井優ちゃんの演技は良かったし、その優ちゃんの演技を上回るほど、白石和彌監督の演出がすばらしかったので、結果としてすごい見応えのあ>>続きを読む

ダンケルク(2017年製作の映画)

4.2

おもしろかったし、とても素晴らしかった。

60年代以前の映画がそうであったように、映像と役者の表情でストーリーが進んでいく様子がまさにそれで、モノクロの名作を見ているかのようだった。観終えると、映画
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ワイルド・スピード ICE BREAK(2017年製作の映画)

3.7

TOKYO DRIFT以来、2作目に観たワイルドスピードだったが、こんな世界を救うような壮大なストーリー設定だったけかと驚いた。

武器でもなく、飛ぶわけでもない車というツールを使って、これだけダイナ
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バーフバリ 王の凱旋(2017年製作の映画)

3.2

ことあるごとに戦争だったり暴力だったりを繰り広げるので、あまり楽しめなかった。もっと歌や踊りもあるものかと思っていたら、アクションがメインだった。映像は圧倒だったが、感情移入ができなかった。(●'ᴗ'>>続きを読む

ドリーム(2016年製作の映画)

3.7

何度も目や耳を疑うシーンがあったけど、この映画をほとんどの人々が笑って見られる時代になっているんだと思うと、いくらかほっとする。

歌手であるモネイさん、当初、女優はどうかな?と思っていたけど、板に着
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太陽の帝国(1987年製作の映画)

3.7

スピルバーグの良い部分も悪い部分も見える作品だったけど、戦時中の空気感を描くダイナミックな映像や演出は、スピルバーグにしかできないもので、とてもすばらしかった。

リアリティかつフェアに戦争を描くとい
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マイティ・ソー バトルロイヤル(2017年製作の映画)

3.3

コメディタッチであるとか、テーマが「強大なる父を超える」であるとか、「ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス」と似ているところがたくさんあるのだけれど、「ガーディアンズ」ほどの底抜け>>続きを読む

スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

なんだかあまりおもしろくなくてちょっと残念。批評家の方々からはいい評価をもらっているようなので、スターウォーズについてもっと知識があればおもしろかったのかもしれないと思う。あるいは最近のアメコミ映画の>>続きを読む

8年越しの花嫁 奇跡の実話(2017年製作の映画)

3.7

おもしろかった。美化しすぎない演出が実話の重みを損なわず、純粋に感動できた。

特に太鳳ちゃんの体を張った演技は目を見張るものがあって、作品の感動を何倍にも膨らましていた。健くんの演技もなかなかのもの
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はじまりのボーイミーツガール(2016年製作の映画)

3.6

まさに観客賞(ドバイ映画祭とズリーン映画祭の観客賞受賞)といった感じで、ストーリーもわかりやすく、観終わったあとにはほっこりした気分になれた。主人公の2人がとてもチャーミングで癒される。欲言えば、ヴィ>>続きを読む

DESTINY 鎌倉ものがたり(2017年製作の映画)

3.2

物語をどのような方向に持っていきたいのか読み取れず、劇中ずっと頭の中でクエスチョンマークがぐるぐるまわっていたが、終わってみたら、隣に座っていた見知らぬ女子高生たちも「おもしろかった」と言い合っていた>>続きを読む

ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー(2016年製作の映画)

3.7

今までのSWを全部観ていないし、観たとしてもあまり覚えていないので、時代背景や登場人物等の設定がまったくわからないけど、結構楽しめた。

この手の過去作品からのリバイバル映画は、その当時の撮りかたやア
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.4

決してつまらないわけじゃないけど、「すごい作品」を作ろうとする熱意ばかりが強くて、「みんなが楽しめる作品」を作ろうという姿勢があまり感じられなかった。

ゴジラを始め、日本が世界に誇る名作品の数々は、
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ザ・サークル(2017年製作の映画)

3.6

「SNS」の枠なんて飛び越えるほどの深いテーマに驚いた。一見するとおそろしいことだが、必要性を訴えるサークルの理屈に反論できなかった。間違いは犯したけど、やり方さえ間違わなければ肯定できる、という作品>>続きを読む

お父さんと伊藤さん(2015年製作の映画)

3.8

安定の完成度。タナダさんすごいなあと思います。心ほっこりしました。樹里ちゃんとても綺麗だった。(●'ᴗ'●)✧

リップヴァンウィンクルの花嫁(2016年製作の映画)

3.9

岩井俊二監督久々の力作だと感じた。とは言っても華ちゃんの存在感はそれにも増してでかい。作ってこれ程の透明感を出せるのだから、透明感を売りにしている女優さんにしたら脅威だと思う(●'ᴗ'●)✧

ギリシャに消えた嘘(2014年製作の映画)

3.8

おもしろかった。まるで古い時代の名作を見ているようで惹き込まれた。ただ、古い作品としてみたら良い出来だけど、現代の作品としてみたらもう一捻りあっても良いかなと思う。音楽と脚本(特にセリフ)が素晴らしか>>続きを読む

ぼんとリンちゃん(2014年製作の映画)

4.2

かなりおもしろかった。特殊な世界観でありながら深く共感できてしまうのがすごい。脚本と演出のすばらしい妙技。世界でも類を見ない文化なので、海外の人の反応を見てみたいけど、訳す人はきっと苦労するだろうな>>続きを読む

海街diary(2015年製作の映画)

3.7

空気人形しかり是枝監督の女性の描きかたは偏っているように思えて好きじゃないけど、日常を肌で感じるような演出は好きなので楽しめた。はるかちゃんは安定した演技するなーと思う。すずちゃんの彼?役も良かった。>>続きを読む

オール・ユー・ニード・イズ・キル(2014年製作の映画)

3.8

期待してなかったけど観たら結構おもしろかった。情けない主人公が徐々に頼もしくなっていくトムの繊細な演技にちょっぴり感動した。設定は少し難しかったけど、わからなくてもストーリーラインは追えたので一安心。>>続きを読む

駆込み女と駆出し男(2015年製作の映画)

3.8

原田監督初の時代劇。演出がリアルすぎてセリフが聞き取れない箇所があるが、臨場感はさすがのもの。日本の美しさを、キレイごとではなく真摯に描こうとする姿勢は芸術家の鏡です。次作は戦争ものとのことで期待大!>>続きを読む

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

3.9

前後編構成なので、この流れになるのは当然か。
時々忘れちゃうけど、時代を踏まえた上で見た方が違和感はなくなる、衣装とか髪型とか、永作さんとか。それだけ上手いってことだけど、もう見てるだけで憎たらしい・
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ベイマックス(2014年製作の映画)

3.8

「アナ雪のスタッフが日本人に贈る」なんて偉くハードルをあげてしまったけど言うだけあって面白かった。でもキャラクターのデザイン力はやっぱり日本人には及ばない。ベイマックスの可愛さもあと一歩欲しかった。 >>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

3.8

セブンの犯人やドラゴンタトゥーのリスベットのように、知名度の低い俳優を起用して役のミステリアス度をあげる術は相変わらずで◎。ラストにもう少しはっきりした倫理的な着地点を与えても良かったかも。 (●'ᴗ>>続きを読む

カノジョは嘘を愛しすぎてる(2013年製作の映画)

3.7

やっぱり映像だと「すごい歌声」を表現するのに無理があるのかなと思う。今日日の若者達は演技がほんとに上手く、キザな役も嫌味なくこなせてむしろかっこ良い。麗しき乙女とペプシはきっと大満足できる作品。(●'>>続きを読む

プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命(2012年製作の映画)

3.8

『ドライブ』と話や雰囲気がすごい似ているので?となったが、後半は全く別物だった。暴力が暴力を生み、次々と連鎖して再び自分のところへ戻ってくる。まるで今のアメリカのジレンマを言い表している感じがした。