SUNSHOWERさんの映画レビュー・感想・評価 - 21ページ目

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新聞記者(2019年製作の映画)

3.8

おもしろかった。極論から言ってしまうと、藤井道人監督や『キュクロプス』の大庭功睦監督のような人たちが、日本映画界の新しい道すじを作っていくんだろうなと思った。

非凡な秀作以外、世界で認められない日本
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マイティ・ソー(2011年製作の映画)

3.5

【2016年以前のMCUをまったく観ていなかったので片っ端から観ていこう月間 3/13】

なんだろう。ソーはアイアンマンほど乗り切れなかった。もう「神」とかなっちゃうと、人間とかけ離れ過ぎてなんでも
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アイアンマン2(2010年製作の映画)

3.8

【2016年以前のMCUをまったく観ていなかったので片っ端から観ていこう月間 2/13】

ミッキー・ロークという人は不思議な人だ。実際の人間性とは裏腹に、全身から溢れ出てくるこの色気って、一体どこか
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アイアンマン(2008年製作の映画)

3.7

【2016年以前のMCUをまったく観ていなかったので片っ端から観ていこう月間 1/13】

おもしろかった。MCU作品で描くテーマは、現実にアメリカで起こっている社会問題のメタファーであることが多いけ
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ゴジラ キング・オブ・モンスターズ(2019年製作の映画)

3.8

なんでも映画の世界には、物語の世界観のみを設計・デザインする「プロダクションデザイナー」という仕事があるらしい。この作品はその業界で有名な敏腕デザイナーが担当しているのだとか。

今回のゴジラが良かっ
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500ページの夢の束(2017年製作の映画)

3.5

うまく行きすぎ感、作り込みすぎ感、もうひと捻りほしい感、ツッコミどころを言い出したらキリがないけど、それでも最後まで楽しんで観れたのは、主人公の女の子がソーキュートで愛すべきキャラクターだったから。ひ>>続きを読む

小さな恋のうた(2019年製作の映画)

3.5

くさいシーンも少なからずあったけど、若い役者さんたちの瑞々しい力強い演技と、監督さんのツボを押さえた美しい演出があったから最後まで楽しんで観れた。基地側に寄って沖縄を描くことは、映画ではあまりないこと>>続きを読む

さよならくちびる(2019年製作の映画)

3.8

メインキャストの3人の演技が素晴らしく、それぞれ心に残るくらいいいシーンがあった。麦ちゃんの感情が伝わる温かい歌声と、菜奈ちゃんの心に響く力強い歌声を、ちゃんと見抜いてキャスティングし、物語を完成させ>>続きを読む

ごっこ(2017年製作の映画)

3.9

原作とは主人公のタイプを少し変えることによって、実写に合った人間臭いドラマに仕上げた術は見事だったし、原作にはうっすらあるロリコンぽさを払拭してくれたこともありがたかった。

この監督さん特有の「きれ
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レッド・スパロー(2017年製作の映画)

3.6

ジェニファー・ローレンスの美しさは「憂い」のある美しさなので必然的に虐めたくなるのか、観ているこちらが辛くなる役柄が多いのでちょっと可哀想。

スタイリッシュで、美しく、刺激的な大人向けのスパイ映画だ
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名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.5

ピカチュウが犯罪級にかわいいことと、ポケモンGOを過去にプレイしたことがあるくらいの予備知識で観たら、話や設定についていけないところがあったけど、まあまあ楽しめた。

ただ子どもが観ても話についていけ
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ジンクス!!!(2013年製作の映画)

3.6

熊澤監督の恋愛映画いつもずるい。観始めると、決まってベタな設定や作り込み過ぎてる演出に違和感を覚えるのだが、観進めていくうちにどんどんハマって、最終的にはきっちり感動して、気持ちよく観終えることができ>>続きを読む

空母いぶき(2019年製作の映画)

3.8

どうだろう? 私から観ると、やっぱりどこか世界のスタンダードからずれているし、内輪だけで盛り上がってる感はあった。演出も戦闘シーンはすごいが、全体的な芸術性には欠けていた。いつもどおりの日本映画だ。>>続きを読む

かごの中の瞳(2016年製作の映画)

3.7

映像と音楽をスタイリッシュに使って、物語と心情を表現していく演出はとても良かった。ただその分、物語の進行がわかりづらいところが多々あったので、もうちょっと歩み寄りが必要だったのかなとも思う。

とは言
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ゴジラ(1954年製作の映画)

3.7

映像にも物語にも言えることだが、怪獣映画を作るレベル以上の熱量で作られたこと。そして、その熱量が、ハンパなものは作らないという職人のような緻密さを持っていたことが、世界中で受け入れられた理由のひとつな>>続きを読む

祈りの幕が下りる時(2017年製作の映画)

3.7

本もテレビも含めて新参者シリーズは初見。この監督さんの作品は『七つの会議』から2回目だけど、映像をダイナミックに使って劇中にグイグイ引き込む演出は、やっぱり観ていておもしろいし、気持ちがいい。

現代
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ニンジャバットマン(2018年製作の映画)

3.4

「オタク、オタクってみんな言うけど、オタクには2種類あると思うんだよね。ひとつは、ポップカルチャーが大好きで、そこに深くハマっていく人。そしてもうひとつは、入口はポップカルチャーかもしれないが、深く追>>続きを読む

ローカル路線バス乗り継ぎの旅 THE MOVIE(2015年製作の映画)

3.3

日本のテレビ番組は相当おもしろい。特にバラエティ番組にいたっては世界一おもしろいと思う。映画並みに心に響く番組だって結構目にしたりする。

グローバル化が広がり市場が世界になった今、秀でた作品はどんど
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キュクロプス(2018年製作の映画)

3.7

おもしろかった。映像に動きや奥行きがあって、さらに深みもある。物語もリズミカルでスタイリッシュで、日本じゃあまりない印象の映画だった。まるで海外映画を観ているような感覚さえ覚える。

暴力だったり、理
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バトル・オブ・ザ・セクシーズ(2017年製作の映画)

4.1

最高におもしろかった。久しぶりに演出のセンスが光る作品に出会えたような気がした。90年代のインディーズ作品を彷彿とさせ、懐かしさを覚えた。と、思って調べてみたら「35ミリフィルム」を使って撮っているら>>続きを読む

芳華-Youth-(2017年製作の映画)

3.8

ここのところ、立て続けに中国の映画を3本くらい観ているけど、以前と比べると作品の表情が豊かになってきていることに驚かされる。中国の検閲が緩和されてきたこともあるんだろう。

例えば、この作品の見どころ
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バイス(2018年製作の映画)

3.6

エンターテイメントの側面とドキュメンタリーの側面。この映画にはふたつの側面があって、エンターテイメントの側面は最高に楽しめたが、ドキュメンタリーの側面はちょっと物足りない気がした。

エンターテイメン
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

3.9

アメリカの自浄力の高さは本当にすごいなと思う。こういう作品を子供たちに観てもらうことによって、次の世代にトランプのような悲劇を絶対起こさないというわけだ。

メッセージ性だけじゃない。ディズニーランド
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.8

ストーリーがものすごく良かった。本国アメリカでは、初めて男女平等を勝ち取った史実を扱うことによって、現代にはびこるすべての差別に警鐘を鳴らすメッセージと捉える人が多いと思うが、日本人にはリアルタイムに>>続きを読む

アリータ:バトル・エンジェル(2018年製作の映画)

3.7

キャメロンさんの口から映画化の話が出てからどんだけ待ったことか。正直もう観れないかと思って、忘れかけた頃にやっとの公開になった。

原作が好きすぎて、これが面白いのか面白くないのか客観的に観れなくなっ
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きばいやんせ!私(2019年製作の映画)

3.1

作品としては何が言いたいのか掴めず、ビミョーな作りだったが、鹿児島県の奇祭を知る上ではとても勉強になった。

榎木さんと太賀くんの演技がとても上手かった (●'ᴗ'●)✧

岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.4

包み隠さず「痛み」を見せているけど、ほのかに明るい「優しさ」が随所に散りばめてるから観ていて救いがあったし、それが作品の個性にもなっていた。

これからも素晴らしい作品を創り続けていく監督さんだと思う
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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.7

先入観なしで観てほしいので、ここにあまり突っ込んだことは書きたくないけど、書ける範囲で書くならば、まず誰もが純粋に楽しめる映画であったことがひとつ。それから、ぜひともシリーズ化してほしいこと。新しいヒ>>続きを読む

ルイの9番目の人生(2015年製作の映画)

3.9

予想を裏切る展開で、次から次へと謎を見せながら、ちゃんと最後に全てをつなげる様はすごいなと思った。ラストは「現実的にナシでしょ」と思えなくもないけど、全体のファンタジーを帯びたダークな作りが、不思議と>>続きを読む

サイバー・ミッション(2018年製作の映画)

3.2

クオリティこそテレビドラマのようだったけど、飽きずにまあまあ楽しめた。山Pファンも満足のいく扱いの配役だったと思うし、山P自身の演技も違和感なく、かっこよかった。

監督としてはこれが初作品だそうなの
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ROMA/ローマ(2018年製作の映画)

4.3

いやーおもしろかった。

緻密さと繊細さとダイナミックさを併せ持った感じだった。

緻密さは、50年代映画を彷彿とさせる演出。スクリーンに映るものすべて、細部いたるまでを緻密に演出していた。言うならば
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gifted/ギフテッド(2017年製作の映画)

3.8

よくよく考えてみると、驚くような展開や号泣してしまうほどの感動はないのに、見終えるとすごくほっこりした気持ちになれるのは、知的でおしゃれで優しいセリフが随所に散りばめられいるからだと思う。

加えて、
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嘘を愛する女(2018年製作の映画)

3.5

演出が良かったのと、主演のふたりが眺めているだけで絵になるような存在感だったので、楽しんで観れたが、起承転結の「結」のあたりがビミョーに肩透かしで、出待ちしていた涙をやむなく飲み込む形になった。チャラ>>続きを読む

パッセンジャー(2016年製作の映画)

3.7

「ソラリス」のような極限の状況下で起こるサスペンスドラマかと思いきや、ラストの30分は手に汗握って「がんばれ!」と応援したくなるような80年代風のアクションドラマに流れていったので、意外な展開がおもし>>続きを読む

七つの会議(2018年製作の映画)

3.7

始めのうちは、リアリティーのないステレオタイプなキャラ設定に「これはダメかも」と思ったが、扱う感情はリアルで、みるみる世界に引き込まれた。わかりやすいストーリーに、誰もが感じたことのあるような沸き上が>>続きを読む

愛唄 ―約束のナクヒト―(2019年製作の映画)

3.6

ストーリーラインには多々ツッコミどころがあったけど、ひとつひとつのセリフまわしや演出が良かったので、全体的にのめり込んで観れた。特に若い俳優の子たちの演技がすばらしく、作品を一層力強いものにしていた。>>続きを読む