三畳さんの映画レビュー・感想・評価 - 18ページ目

巴里の屋根の下(1930年製作の映画)

3.5

扉の中と外で音量が変わったり、あえて台詞を聞こえなくしたり、汽車の音で緊迫感出したりと面白い!

女は数週間後には新たな別の男に行ってると思う。

コングレス未来学会議(2013年製作の映画)

4.8

前半はとっても説明的なのに、肝心の”アニメ専用地域”の捉え方がよくわからないまま。一気にドープに飛び込むところほんと気持ちいい。
実写パートも不安の残る好きな質感。

最後の最後でやっと少しテーマが解
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少女の髪どめ(2001年製作の映画)

5.0

劣悪な労働環境で、きらりと光るものは熱いガラスコップのお茶と、肌のツヤと瞳だけ
きっととても女性的な感性を持った監督なのか、繊細な心の揺れ動きを布のはためき1つに表すなどのシーンをめいっぱい増幅して響
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スター・ウォーズ/最後のジェダイ(2017年製作の映画)

3.5

スターウォーズって、自分ちの家族喧嘩に宇宙を巻き込んでる、それを楽しむものですよね。戦争するほど悲しかった!と言いたいんですよね。
みんな、自分の代でカタつけてくれ。と思っても言ってはいけないんですよ
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君の名は。(2016年製作の映画)

2.7

大丈夫だよ、そんなに全部口で言ってくれなくても。音楽と風景とでそんだけ盛り上げてくれてれば、前後見てればわかるから。
という、演出演出アゲアゲな映画だった。

恋に酔いしれる若いふたりの目で見る光景は
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アンダーグラウンド 完全版(1995年製作の映画)

5.0

後半も見た!まじでめちゃくちゃ良い。
映画版を薄めたような感じは全くなくて、むしろこの内容量を一本にまとめた映画版の方が濃すぎたのだ。
よってこれは親切に感じるし、もっと観たい!という狂乱がたっぷり観
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SUPER 8(2001年製作の映画)

3.5

楽しそうだなぁ
クストリッツァ作品の欠かせない要素、大きな存在感で以って絵と同時に常に流れる、ノースモーキングオーケストラの音楽。この音楽を最高に聴くための映像としての物語と動物たちと狂乱。

ライブ
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ALWAYS 三丁目の夕日’64(2012年製作の映画)

1.0

シリーズまったく見たことないけどCMのゴリ押しな感じからして無理そうだなと当時から思ってて、TVで見たらやっぱり主人公のキャラが無理だったし、ラストの路地を飛行機持った子供が駆けてくようなわざとらしさ>>続きを読む

インディ・ジョーンズ/クリスタル・スカルの王国(2008年製作の映画)

3.1

2012年 ★1.5 と記録してたのですが
家族ネタやオマージュに着目して見てたら結構おもしろいじゃん!と普通に楽しんだので、直しました
テレビで連続放送してくれたお陰です

帽子を、かぶる?!かぶら
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エンドレス・ポエトリー(2016年製作の映画)

4.7

リアリティのダンス公開時に見たのと同じアップリンクで見た。自伝に基づくこと、家族で演じてること、88歳人生の終盤に人が希望的な映画を撮ること、などの事実に救われる人は多いはず。

激しく家族の血が流れ
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わさお(2010年製作の映画)

2.5

青森は鯵ヶ沢で海釣りした帰りにわさおのお店でイカ焼きを買います、わさおには去年初めて会って、今年行ったらお嫁さんと養子が増えてました、そのあと初めて映画を観ました。
イカ焼き販売の小屋の角度とかは現実
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ハリー・ポッターと炎のゴブレット(2005年製作の映画)

2.5

ほうきが屋根に引っかかって届かない!そんなときは魔法でヒョ〜イって手元に飛ばせばいいのに。
やっていいことと悪いこと、できることとできないことがちょいちょい決まってるのに、例外に次ぐ例外。
作品名であ
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ブレイブ ストーリー(2006年製作の映画)

2.0

クラスメイトと見た。彼女が原作ファンで、その子とはその日初めて一緒に遊んだ。映画めっちゃつまらなくて反応に困った。彼女も、本はもっと面白いんだよ!原作読んで!と焦りのフォローを入れてた。分厚い本借りて>>続きを読む

オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

4.5

数とか量とかそこまでするかってくらいしてくる画面の満足感。最前列で見たら隅から隅まで動物の溢れる情報に追いつかない至福体験。かと思えば、だだっ広い大自然の空間に小さな人間ぽつり。兵隊から逃げこんだ変な>>続きを読む

運動靴と赤い金魚(1997年製作の映画)

5.0

実に素晴らしい映画。こんなに心からハラハラ、勝って〜!!って応援したことない。
一足の靴を、午前は妹、午後は兄が履いて学校へ。毎日遅刻ギリギリだから自然と足が速くなったという持っていき方にぐっときた。
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野火(2014年製作の映画)

4.1

終戦の日に一日上映&トークショーまで見させていただいて、この塚本監督という人は(他の監督&出演作品はまだ観ていないのですが)、解説がとってもわかり易くて、真摯さに溢れていて、激しさを内に燃やしていそう>>続きを読む

ニッポン無責任野郎(1962年製作の映画)

4.8

なんとトントン拍子な。スピードがすごい。めちゃおもろ。クレージー曲も大好き。

ジプシーのとき(1989年製作の映画)

4.8

人を信じられなくなった主人公が、自分の子だとは信じてない息子と初めて会った時、逆に開口一番いきなり疑われるのも、金貨を盗んで逃げられるのも、主人公の息子であることの裏付けになってしまうという皮肉。
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天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)

4.4

凄ぇー 城の崩れ落ちる描写!なんなら序盤の海賊vs親方の喧嘩で大根だのフライパンだのが飛んでくるところで胸が熱くなって既に泣きそうになった。躍動感で。汽車で突っ込む町の壁から突き出たみたいなお家といい>>続きを読む

サガン -悲しみよ こんにちは-(2008年製作の映画)

3.3

4回くらいに分けてやっと観終わりましたね、老け始めてからがしんどい。いくらお金をばらまいても虚しさは消えない。
あの悲しみよこんにちはをいきなり書いて現れた18歳の持った暗い天性が、少し解った気がした
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海がきこえる(1993年製作の映画)

4.5

東京からの転校生で、可愛い声で言うことが強くて、家庭環境が複雑という、ヒロインの資質を兼ね備えたこんな女の子を、女はいじめずにはいられないし、男は好きにならずにいられない、そしてヒロインはその中から手>>続きを読む

ぼくは怖くない(2003年製作の映画)

4.4

これぞ最高のロケーション美、それに最高の音楽!個人的にどツボなロケーションだというだけで、万人にお勧めできる話の濃さはないけど。私にとって夏の肝試し的立ち位置の怖くて惹かれて淡い余韻を残す映画。
殺さ
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ザ・セル(2000年製作の映画)

4.0

素晴らしかった。心の中を具現化する。そこに自分が干渉する、現実の自分も干渉される。というような話が大好き。

今敏のパプリカもたしか無理くりまとめてたけど、もう少し満腹感はあったかも。
わくわくする設
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(1954年製作の映画)

4.0

昔観た!当時は様式に沿った現代の娯楽映画しか見たことなかったから、えっ、なんで・・!と打ちひしがれた記憶がある。

落下の王国(2006年製作の映画)

4.3

少女が聞かせられる物語を身近な人の顔で想像しているのが微笑ましいし、少女自身が物語に飛び込んでピンチを救うところは最高にグッときた!そういう設定が大好き。自分の幼心にネバーエンディングストーリーが下地>>続きを読む

コウノトリ大作戦!(2016年製作の映画)

2.0

思った以上に子ども向けアニメで暇だった;機械から人が生まれる設定に乗れなかった。

美しき冒険旅行(1971年製作の映画)

4.6

文明も言語もまるで異なる世界線でそれらに頼らず心が結ばれる話、かと思ったらもっと圧倒的なものを突きつけられる話だった。生きるか死ぬか状態に置かれると、男より女という生き物の方が感情の回路を切断して後回>>続きを読む

美女と野獣(2017年製作の映画)

3.0

ガストンの性格はすごく何度も描かれるんだけど、野獣についてその本質はよくわかんない。
ベルみたいに美しければ誰でも優しくするし、それが醜い女でも親切にし、心で愛し合うことができるか?のための呪いだった
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セトウツミ(2016年製作の映画)

3.5

マジメな内海は京都大の知り合いに似てて良かった
特に、誕生日のドッキリ仕掛けて何食わぬ顔で並んで座って、顔背けてにやけるシーンがすごい良い
原作の絵より、モサモサしてて良い
ショートコントみたいに不思
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メッセージ(2016年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

エイリアンが墨を細かくいっぱい出してきたり、ガラスコンコンしたり、いつもと違うことするとゾワっとする
けどそれ以上に、
科学ならパパに聞きなさい、でゾワッとした
研究の内容が面白くてもっと観たかったか
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MASTER BLASTER(2015年製作の映画)

1.0

むかしゲームボーイポケットのソフトでポケットカメラっていうソフトがあって、あれが当時8際にして初めて体験した私にとってのシュールというものだったんですが、これを見て急に思い出した。あの動きの劣化版みた>>続きを読む

夏のゲロは冬の肴(2016年製作の映画)

1.0

気持ち悪いけど全然きれい
生易しいシュールごっこ
突き抜けろ
可愛くするな。

おかあさんにないしょ(2015年製作の映画)

1.0

くだらん 配信者のギャグならいいですが 賞とかとっちゃう人なんだ、、

タイピスト!(2012年製作の映画)

3.4

ルイの心とは反対の計らいも、ライバル会社の男?が全て意図を口頭で説明しちゃうけど、そこは後から見せてくれるのでも良かったのに。
後半はローズは口数が少なくて、弱気になったり強気になったりを目だけで演技
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