【よかったところ】
・個人的にWes Andersonのこれまでの作品に対して、”誰もが一目で彼の作品だとわかる強烈な作家性はありつつも、物語の批評性はそこまで強くない(=非常に形式主義的である)”と>>続きを読む
【よかったところ】
・Greta Gerwig的ジェンダー問題(=現代社会における女性性)の扱い方と、エンタメのバランスが絶妙で素晴らしかった!例えば『Promising Young Woman』のよ>>続きを読む
【よかったところ】
・自分の可能性/スター性を信じて行動するも実際には自分は大したことがないんだと悟り、そのギャップを自分の中で正当化する(=持ってるものを大事にする)ために凶行に走る、という点では現>>続きを読む
【よかったところ】
・Lukas Dhont監督の(長編の)前作『Girl』でも顕著だった、"言葉やセリフではなく、視線の動き・行動・それらを切り取るカメラワークによって心情を描く" という演出手法が>>続きを読む
【よかったところ】
・英Screen Daily誌が "Rembrandtの絵画のようだ" と賞しているように、画面構成と明暗表現の取り入れ方が見事だった(美術史をかじった身としては、むしろその激情性>>続きを読む
【よかったところ】
・宇野惟正『ハリウッド映画の終焉』でも語られていたけれど、今作もまた ”作家にとっての最後の映画” なのだなというのを強く感じた。具体的にはこれまでのスタジオジブリ、特に宮﨑駿監督>>続きを読む
【よかったところ】
・日本だと同日公開となった『Spider-Man: Across the Spider-Verse』と非常に重なる部分が多く、そして同時に異なっている部分こそがポイントだなと感じた>>続きを読む
【よかったところ】
・Paul Schrader × Martin Scorseseということで、良くも悪くも現代的にアップデートされた『Taxi Driver』といった印象である。(以下良かった点)>>続きを読む
【よかったところ】
・『Spider-Man: No Way Home』ではTobey Maguire/Andrew Garfield/Tom Hollandという3人のピーターを救い、過去のスパイダ>>続きを読む
(『Across the Spider-Verse』のため復習)
【よかったところ】
・扱う題材自体はミソジニー/ウーマンリブ的なんだけれど、最後まで見るとこれが “解決困難な課題に民主主義はどう立ち向かうか” をテーマにした作品だということがよくわかる。恒常的なレ>>続きを読む
【よかったところ】
・Thomas Ruffを彷彿とさせるハンディカムのローファイな画面とカット、そしてBlurやR.E.M.といった80-90sの空気感が魅力的なのだけれど、何よりもCalumとSo>>続きを読む
【よかったところ】
・『ROMA』『The Fabelmans』同様James Gray監督の半自伝的作品だけれど、同時に現在を描いている作品でもあるなと感じた。クラス/学校/人種といった格差の問題は>>続きを読む
【よかったところ】
・近年のフランスでは高齢化/介護の問題がホットなのかな?というのがまず思ったこと。直近観たFrançois Ozonの『Everything Went Fine(すべてうまくいきま>>続きを読む
・完璧な映画、最高な作品。これしか感想が思いつかない一方で、語りたいことはたくさんある。今作が描くキャンセルカルチャーやWOKEカルチャー、あるいはTodd Field自身が語っていた今作に秘めた “>>続きを読む
【よかったところ】
・『ケイコ目を澄ませて』を観た時に感じたのと同じように、今作も圧倒的な“音”の映画だった。ロバを主人公にしているというのもあり、ストーリーテリングは非常に散文的でとっつき辛いのだが>>続きを読む
【よかったところ】
・OPで『Creep』が流れてきて爆笑。The flaming LipsやBeastie Boysも含め、本当にJames Gunnは音楽がすきだし、ただのエゴではなくて作品にマッ>>続きを読む
(『Volume 3』のために……これは初見)
【よかったところ】
・「好きな映画監督は?」と聞かれたら迷わずDavid Fincherと答える私ですが、今作は高校生の時に観たきりだったので約10年ぶりの再見。94年生まれの私にとって、95年公開の>>続きを読む
【よかったところ】
・とにかく犯人であるサイードの描き方が見事だった。物語冒頭ではくたびれ、家族とも少しギクシャクしているのだけれど、殺人の犯人として捕まり “聖都の浄化人”として世論を味方につけてい>>続きを読む
【よかったところ】
・予想していたよりも “お仕事映画” 感が強かったけれど、よくできたウェルメイドなお仕事映画だった。
・その上で作品としてのメッセージはラストのスピーチでMatt Damonが語>>続きを読む
【よかったところ】
・直近『Game of Thrones』を観ていて、印象的なエピソードの監督が軒並みMark Mylodだったので(というかS5,6,7全体の完成度が高い)、年末に劇場で見た今作『>>続きを読む
【よかったところ】
・これほどまでに食事シーンに“死”を感じることはない。元来映画やドラマにおいて食事のシーンは生きること/生活の象徴として描かれてきたけれど、今作では重苦しい劇伴と共に、常軌を逸した>>続きを読む
【よかったところ】
・最近の映画にしては82分とコンパクトだが、物足りなさも逆に冗長さも感じない、本当に“ぴったり”とした映画である。それは無駄のない編集もさることながら、“個人主義と家族の在り方(≒>>続きを読む
【よかったところ】
・物語中盤のクライマックスシーン、豪華客船が嵐で大きく揺れ、富豪たちがゲロとクソまみれになるところでRefusedの“New Noise” が(ほぼフル尺で)かかるところがサイコー>>続きを読む
【よかったところ】
・怪人側の造形、とくにクモオーグ/ハチオーグのマスクがとてもよかった。塗装のテカリ具合や質感がかっこよい~
【Not for meなところ】
・庵野秀明本人の所有するIPであるエ>>続きを読む
【よかったところ】
・余命短いシングルファーザーとそのこどもという感動ポルノに陥りがちな構図を、淡々と描くからこそのリアル、そしてエモがあるなと思った(音楽に例えるならMy Chemical Roma>>続きを読む
【よかったところ】
・“中の人” が良いので当然だけれど、演奏シーンの音楽がとても良かった。特に最後Blue Noteのライブシーンとかは、うるっと来るほどアツかった
・Odessa theatre>>続きを読む
【よかったところ】
・“映画は意図せず真実を切り取ってしまうし、あるいは意図して虚構を作り出すこともできる” というSteven Spielbergの映画というアートフォームに対するアティテュードに溢>>続きを読む
【よかったところ】
・監督こそダニエルズだが、兎にも角にもルッソ兄弟色の強い作品である(AGBO制作であり、自身もプロデューサーとしてクレジットされている)。そのメリハリのある編集は冒頭からエンドロー>>続きを読む
【よかったところ】
・後述する今作の物語形式や比較的ありがちなミステリ手法(アリバイトリック等)も相まって前半は物語に乗れなかったが、後半にかけて主人公が破滅していくところは、よく言われる ”映画とは>>続きを読む
【よかったところ】
・ちゃんとフェーズ5が始まって良かった
【Not for meなところ】
・果たして私はMCUを観たのか、それともStar Warsを観たのか…、というくらい既視感のある絵面。ア>>続きを読む