ひまさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.8

ドキュメンタリーかこれは?と思う中盤まで。主人公と接する人たちの苦悩や喪失をひたすら見続けてるとノマドという生き方を選んだ選択の重さを感じた。
大自然の雄大さと同時に死や終わりを意識させられる暗さがノ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

4.5

「1人で作ったにしては」とか「ストップモーションとしては」とかエクスキューズなしに傑作と言える。
世界観がしっかりしててそれをちゃんと視覚情報で見せてくれるのが良い。特にクリーチャーの造形が素晴らしい
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騙し絵の牙(2021年製作の映画)

4.1

大泉洋の実物そのままの役と松岡茉優の役に入り込む姿が対照的に見える良いバランス。
ストーリーも笑いありつつ笑いだけじゃない面白さ。1番笑ったのは松岡茉優の「お前誰だよ」でした。
構造としては苦悩する編
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サマー・オブ・84(2017年製作の映画)

3.9

またお前か80年代ジュブナイル。
今作はホラーというよりサスペンス寄りで怖さよりバレたらどうする?とか本当にアイツが殺人鬼か?とかのドキドキが強い
ストレンジャーシングスとかスタンドバイミーっぽいロケ
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プリデスティネーション(2014年製作の映画)

4.3

面白いんだけど何も言えねえ
パラドックスをごちゃごちゃにこねくり回してさらにパラドックスを重ねて、それが回収される爽快さがたまらん。
正直ちょっと分かった気でいたけどそれをまたツイストさせて、、、
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ゾンビーバー(2014年製作の映画)

4.6

オープニングとエンディングが最高
ファーストガールっぽい人が生き残るのも意外性ある
因果応報が通じないのがこれはこれで理不尽で怖い

ジュラシック・パーク III(2001年製作の映画)

3.6

シリーズには珍しくスピノサウルスとプテラノドンに焦点が当たった作品。これ以降遺伝子操作の恐竜とかラプトルばっかだから実在の恐竜をかっこよく見せられるのはこれが最後かもしれない
序盤のイライラが強すぎて
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ジョン・ウィック:パラベラム(2019年製作の映画)

4.0

アクションつよつよのお笑い。
そんな倒し方すんねやーの笑いとぶっ飛びすぎやろーの笑いがいいバランス。
キャラの個性が衣装で出てるのがちゃんと気を配ってんなって感じで良かった。特に裁定人のお姉さんかっこ
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ロスト・ワールド/ジュラシック・パーク(1997年製作の映画)

3.0

ジュラシックパークに求めるのは人間のゴタゴタじゃないのよ
スピルバーグらしさはあるけどこれじゃ前作の薄味コピーじゃないのよー
人間のアホらしさにイライラ&ざまあみろ感だけは評価ポイント

ブレイブ 群青戦記(2021年製作の映画)

3.0

邦画のツッコミどころとかよくある変な演出を詰め込みまくっててもはやわざとギャグとしてやってるとしか思えん。
ギャグ映画として見れば割かし面白かったし設定やらストーリーは良かったと思う。まあ設定もストー
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ジュラシック・ワールド(2015年製作の映画)

4.5

恐竜映画に求めているものはこれ
ジュラシックパークへのリスペクトに溢れた最高のストーリーと恐竜の見せ方。ついでにちょっとした人間ドラマも薄くなりすぎずに満足できるのも良かった

ただ映画館で観たときの
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.4

いつになったって恐竜はワクワクするしジュラシックパークは楽しい
久々に観たけどそうかローラ・ダーンだったか

式日-SHIKI-JITSU-(2000年製作の映画)

3.7

フィクションは人を救うかもしれないけど結局現実に戻ってこなければいけないという庵野秀明の考えがそのまま形になったような映画
エヴァ旧劇の実写のラストとか新劇でも底の方にはこのテーマが流れていたと思う。
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.9

このレビューはネタバレを含みます

テレビ版、旧劇のやり直し&セルフオマージュにMCUのインフィニティウォー、エンドゲームの要素をくっつけたようなそんな壮絶な作品。
産まれる前から続く作品でしかも新劇もリアルタイムで追えていない自分が正
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

4.0

庵野秀明の映画を撮ることに対する姿勢が見れた気がした。

最初はモノローグ中心で魚眼レンズとか謎POVとか文字テロップの差込みとかほぼエヴァやんけ!と思ってたけどやっぱり庵野秀明は自分のことを語る作家
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あのこは貴族(2021年製作の映画)

3.9

見たことの無いもの、見たことの無い物語を見ることを映画鑑賞の醍醐味とするなら、本作はまさにその醍醐味を堪能できる映画。さらに、その見たことの無い、経験したことの無いものとの邂逅を映画として描く作品にも>>続きを読む

ミナリ(2020年製作の映画)

3.8

filmarksオンライン試写。
話の内容はキツい辛いものだけど多幸感がある。多幸感の元は自然光多めの明るい画面、ゆったりした物語進行、そして何よりおばあちゃんの存在感だと思う。
家族の分断とその源で
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七人の侍(1954年製作の映画)

4.3

最上級のアクションと人間ドラマ
いろいろ語ることはできるけどこの長い上映時間でつまらないシーンが1つもないというのが1番説得力ある

邪願霊(1988年製作の映画)

3.5

モキュメンタリーでJホラーらしいじめっとした感じをうまく演出しててなるほどこれが原点かと言った感じ。
映り込みとか怖いけどもJホラーでよくあるのでそこまで怖くは感じなかったかな

あの頃。(2021年製作の映画)

3.6

文化との向き合い方についての映画かと思って観ていた。実際は文化を通して巡り会った人との青春を描く映画だったと思う。
『花束みたいな恋をした』がサブカルチャーを通して意気投合したカップルがすれ違う過程を
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ゾンビ・ファイト・クラブ(2014年製作の映画)

3.2

アクションが単調で寝ちゃう。
CGは微妙だけどゴアな特殊メイクはなかなか良かった。何故が薄着すぎる女性陣とサイコな学者はひたすら謎だった。

貞子vs伽椰子(2016年製作の映画)

3.8

ネチネチ粘着系彼女貞子とDV全開彼女伽椰子が美女を巡って争う楽しい映画です。
Jホラー的怖さの貞子パートとジャンプスケア満載の伽椰子パートをダブルで味わえるお得なセットで楽しい。全編棒読み感が気になっ
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ファイト・クラブ(1999年製作の映画)

3.9

みんな大好きブラピとみんな大好き暴力描写。すなわちみんな大好きファイトクラブ。
なんでこんな画面でこんな音楽使うんや!さいこう!

メッセージ(2016年製作の映画)

4.1

この音響は映画館で観たいやつ
あまり見ない形の宇宙船にクトゥルフ神話的な見た目のエイリアン的存在、それを見せすぎないのもまたいい。
ビジュアルが暗めで曖昧なイメージがあるし物語も掴みどころがない。それ
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すばらしき世界(2021年製作の映画)

5.0

ヤクザのおかみさんの言葉からずーーっと泣いてた。泣きすぎて頭痛くなった。
映画館という環境じゃなければ5時間くらい座席に座ってぼーっとしてたでしょう。
観た直後というのもあるけどこの映画の何が凄かった
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母なる証明(2009年製作の映画)

4.8

抜群に面白いサスペンスとミステリとアクセントのコメディシーンと全部が最高クオリティ
素晴らしいのは最後。この後日談的な描写だけで物語の深みが格段に増す。
10年以上も前にこんな大傑作作ってたなんてそり
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ショーシャンクの空に(1994年製作の映画)

4.0

映画好きが冷笑する感じもわかるけどやっぱ面白いよね
捻りがあまりなくて予想通りに落ち着くから印象に残らない人もいそうだけど
あとちょっと長い