ひまさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

4.1

前作静かすぎて寝ちゃったんだけど今作はオープニングからラストまでめっちゃ楽しかった。
モンスター(クリーチャー)映画の王道ではあるけど逆にそのストレートさと演出の上手さが光っていたと思う。
前作で親2
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言の葉の庭(2013年製作の映画)

3.1

映像が綺麗なだけに物語に乗れないのが残念。綺麗ではあるけど天気の子、君の名は。の後だと若干空が平たく見える気がする。
今どきこんなステレオタイプ的に学校(的人間関係)を嫌うような主人公の物語が広くウケ
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三大怪獣グルメ(2019年製作の映画)

1.9

怪獣特撮の皮を被った飯テロ映画でした。
支離滅裂で因果関係という概念すらない物語展開と学生映画並みの特撮でひたすら笑える。
グルメパートは孤独のグルメの久住昌之が監修してるだけあって美味そうでお腹減る
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戦場のメリークリスマス 4K 修復版(1983年製作の映画)

4.0

テレビかなんかでやっててシーン毎に観た記憶はあるけど通して観たのはたぶん初。
率直にこんな話だったのかという感想。たどたどしい日本語に最初は面食らうけど観ていくうちにどうしようもない気持ちでキツくなっ
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.6

なかなか楽しい。本来ツッコむところの血で床一面真っ赤になるのも「漫画を再現しようとしたから」で説明がつくのズルいよなあ。
Fukaseの見るからにヤバい感じとか『セブン』のケヴィン・スペイシー並みに説
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おとぎ話みたい(2014年製作の映画)

3.9

心当たりありすぎて痛い。なんだか難しそうな哲学書読んで他とは違うアピしたり、田舎に戻ってきた人を馬鹿にしたりとか。
山戸作品で「俺のもの」とか「あなたのもの」とかが台詞に多く出るように、彼女の描くテー
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

画面がすべて決まってる。ファンタジー感溢れる色彩と小道具と音楽とが全部楽しい。ホテルが舞台かと思ってたけど意外と場所変わるし、なかなかショッキングなシーンもあり裏切られる。
ティルダ・スウィントンがあ
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DRAGON ドラゴン(2015年製作の映画)

4.1

圧倒的ビジュアルで展開のベタさなんか吹っ飛ばしてくる。アルマンの顔も筋肉も完璧すぎて目の保養とかそういうんじゃない。それより何より島のビジュアルがすげえ。もう好き。てかポスターから好きって分かってた。>>続きを読む

キングコング:髑髏島の巨神(2017年製作の映画)

4.4

巨大ワームとかティラノサウルス出てこなかったっけ?って思ってたらあれナオミ・ワッツのやつだったわ。
ゴジラvsコングの予習で観たけどもう最高です。出てくるヤツらの見た目がもう好きだしロキとキャプマとフ
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.6

タランティーノ100点
ディカプリオ100点
ブラピ100点
マーゴット・ロビー500点
ずっと見てたいディカプリオとブラピの夫婦が最高+マーゴット・ロビーのキュートさが至高。フィクションの中で現実を
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IDOL-あゝ無情-(2019年製作の映画)

3.8

夢が破れる瞬間をドキュメンタリーで残すなんて。しかもそれをエンタメとして昇華してしまうジュンジュンのヤバさよ。
WACKの偶像ではなく人を全面に押し出す姿勢が無ければこんなもん撮れないという希少性の面
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CURE キュア(1997年製作の映画)

4.4

なにこれ怖い
建物の古い感じとか洗濯機の音とか機械音とかが不穏で怖いし、ストーリーも薄気味悪い。怖いけどギリ耐えれるラインだったのが精神科医の部屋のシーンで鳥肌が止まらなくなった。
なんでタイトルがC
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水を抱く女(2020年製作の映画)

3.4

語り代がないというか、話を読み解く引き出しがないというか、なんだか何を受け取ればいいのかよく分からん。
ウンディーネ=水の精くらいの認識じゃ頭の中?だらけ。ウンディーネはもともと水の精だったの?物語の
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

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大爆睡かましたので評価できん。
神戸国際松竹の椅子はめちゃくちゃ寝やすくてほぼソファみたいなやつなので気をつけてください。

プリズナーズ(2013年製作の映画)

4.1

ドゥニ・ヴィルヌーヴはやっぱり音の使い方が上手い。重低音で不穏さとヒリつきを引っ張って引っ張って、緊迫感のある場面で完全に無音にしてこちらの呼吸すら雑音になるようなサスペンス感を生み出す。
ストーリー
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ラーヤと龍の王国(2020年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃ綺麗事な理想論だけどそれがいい。子供向けアニメのあるべき姿だし、大人でも絶対楽しめる映像のクオリティの高さもすごい。東南アジア的な世界観もディズニーとしては目新しくてテンションぶち上がり。>>続きを読む

猿楽町で会いましょう(2019年製作の映画)

3.5

自分の色がない人が手近な承認欲求を満たすために嘘を重ねる様が怖くて気持ち悪くて嫌になる映画。八方美人し過ぎると逆に居場所がなくなってしまう教訓映画。嘘だらけの映画の中でスーツ撮影のシーンだけは2人が本>>続きを読む

るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

3.9

オープニングのアクションで血が大量に出てるの見て「あーこれ剣心じゃなくて抜刀斎なんだな」と思った。逆刃刀だと基本斬るというか叩くアクションだったのが今回は斬るし刺すし血は吹き出すしで新鮮で楽しかった。>>続きを読む

アメイジング・スパイダーマン2(2014年製作の映画)

3.8

終わり方完璧すぎて打ち切りとか回収不足がどうでもよくなる。やっぱスパイダーマンはこうでなくては

アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.4

ライミ版もそうだけどスパイダーマン1作目はヒーローオリジン+別のヴィランの形式を取らざるを得ないから難しいなーと。前半と後半で話違うからテンションがよく分からなくなる。
アメスパはスパイディ視点でのア
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茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.3

尾野真千子恐るべし。演技に見えない佇まいに鳥肌が止まらない。無理していたのが吹っ切れた一連のシーンは自分が共感しているのか何なのか分からないまま涙が出た。彼女のせいで他が霞んで見えるかと思いきや片山友>>続きを読む

トゥルーノース(2020年製作の映画)

3.6

事実を伝えるという目的は果たしていると思うが、これを映画でやることに意味があったのかと言われればうーん。
政治の話はしません。の言葉通り巻き込まれてしまった一市民の目線を貫いたのが良かった。自分ではど
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.5

家族愛感マシマシのポスターからは想像もつかない、もはやサスペンスやスリラーに分類してもいいくらいの怖さとヒリヒリが続く。今観てるのはいつのことなのか、目の前の人は誰なのか、そもそもこれは現実なのか。脚>>続きを読む

くれなずめ(2021年製作の映画)

3.2

あまりハマらなかった。予告編でバラしてた、彼の不在を受け入れる話の枠を出ない物語だったからかもしれん。展開的に意外性はあるけど見たいのはそこじゃない感。

映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

3.5

映画を作るということは不必要なシーン、もしくは必要なシーンでも切って切って、削ぎ落としていくこと。
自らの作る映画という虚構と自分自身が向き合う現実がリンクするあのシーンは大好き。個人的にはそんなにの
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スパイダーマン3(2007年製作の映画)

3.1

全部の要素が中途半端なんだなあ
上手く処理出来ないならヴィラン2人も出す必要ないし何を描きたいんだかよく分からん。
ジェシカ・チャスティンだと思ったらブライス・ダラス・ハワードだった

静かなる叫び(2009年製作の映画)

4.1

たかが属性の1つでこんなに悲惨な目に遭わなきゃいけない不条理、乱暴なラベリングで人を傷つける恐ろしさ。
今でも根本的な解決されてないってことと、こんな作品が作られなきゃいけないことが悲しい

スパイダーマン2(2004年製作の映画)

4.5

列車のシーンが好きすぎる。まさに親愛なる隣人スパイダーマンでしか有り得ない描写だったと思う。
あと1のMJも2のメイおばさんも反射神経と握力凄すぎな件

ボーダーライン(2015年製作の映画)

4.3

ドゥニ・ヴィルヌーヴ作品の音響は映画館で聞くのが1番ですね。
重厚な映像と音楽で観る者の価値観を揺さぶってくる映像作家の鑑のような存在だと思う。疲れる。

スパイダーマン(2002年製作の映画)

3.5

スパイダーマンはベンおじさんの言葉からが本番だから序盤がダレるのは仕方ないよね。そう考えるとMCU版でバッサリカットしたのは賢いと思うな
ストーリー的にはまあありがちかな。キスシーンはもちろん好き

クリシャ(2015年製作の映画)

3.8

アリ・アスターに匹敵する家族地獄の作家の純度100%の家族地獄映画
序盤からの微妙な関係性を匂わせる登場人物たちの表情やテンポの歪な音楽、そしてぐるぐる回るカメラ。意識の混濁したアル中に乗り移ったよう
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フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)

3.9

思ってたほどシリアスになってなかったけど、そのおかげで人に勧めやすい良いドキュメンタリーだった。
ちゃんとぺぺの原作者に寄り添って作られてるし知らなかった人にとってもわかりやすい。しかも自分の意図しな
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アンフレンデッド(2015年製作の映画)

3.4

PC画面ってのが活かされてるのがラストだけなのが残念。せっかく斬新な設定なんだからよくある人間関係の怖さじゃないとこに落として貰いたかったかな。
せっかくのゴアも画面越しなのでインパクトに欠ける。まあ
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SNS-少女たちの10日間-(2020年製作の映画)

3.1

映ってる出来事全部気持ち悪いし取材の手法に疑問もあるけど問題提起・実態の把握としては良いと思う。監督含めて男がクソしかいない。
初手から欲を隠さないチンコに脳みそついてる男どもとかNoを言わないだけで
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ジャスティス・リーグ:ザック・スナイダーカット(2021年製作の映画)

4.0

ジャスティス・リーグってこんな話だったんだ。ウェドン版がごちゃごちゃしまくってて何がなにやら分からん状態でいつの間にか終わってた印象だったので、スナイダーカットで各キャラ徹底的に深掘りした事でめっちゃ>>続きを読む

アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.6

楽しいけどザック・スナイダーなのかこれは?という感じ
ゾンビがここまで絵になるのがすごい。ゾンビタイガーとかゾンビホースとかかっこよすぎる。チェーンソーもっと活躍して欲しかったな。