はみさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

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しあわせの絵の具 愛を描く人 モード・ルイス(2016年製作の映画)

3.8

実在の画家モード・ルイス。幼少の頃からリウマチの障害を持ち、彼女の世界は小さな町の小さな家の窓から見える景色と、頭の中で思い描く空想の世界。それでも描かれた絵は明るく、愛らしく、幸せに満ちている。
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映画クレヨンしんちゃん 激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者(2020年製作の映画)

3.9

28年間、毎年欠かさず鑑賞している映画クレしん。いい歳した大人が飽きることなく引き込まれるストーリーに、クレしんならではのパンチの効いたギャグが炸裂して、本作も流石のクオリティだと。いかにも子供向けの>>続きを読む

いつだってやめられる 闘う名誉教授たち(2017年製作の映画)

3.7

シリーズ3部作の最終章。前作は2年前に観たので流れはうろ覚えだったが、それでも十分面白かった。
それにしてもイタリア語のセリフは、まるで音楽のようだ。

しあわせな人生の選択(2015年製作の映画)

3.8

余命を覚悟した男が、自分の大切なものを親友に託す。でも、それは同時に自分との絆を彼に遺したんだろう…
心に余韻が残るいい映画だった。その余韻を創り出したキャスト(ワンコも含めて)の演技にも拍手を。

はじまりへの旅(2016年製作の映画)

3.9

最愛の妻であり母親の葬儀に参列する一家の旅は、家族再生への旅になったのかもしれない。
今まで知らなかった新しい世界を知った子供たち、その子供たちの未来を考え一歩踏み出す父親。頑な価値観に縛られていた生
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

3.0

観ていて、あまりいい気分にはならない。悪趣味。妻や親友はともかく両親までもがTV局が用意した偽物とは…(ため息)
真実を知り、リアルな世界へ飛び立った、これからのトゥルーマンの本当の人生こそ幸せである
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12モンキーズ(1995年製作の映画)

3.8

Netflixで鑑賞。ブルース・ウィルスがウイルスから世界を救うために過去にタイムスリップして悪戦苦闘する物語。本作でも彼はボコボコに殴られ血だらけ傷だらけ…w 過去と未来が上手く交差して、最後まで>>続きを読む

日の名残り(1993年製作の映画)

3.9

大人のための上質な作品。イギリス映画ならではの気品に満たされた、こういう映画を心ゆったりと鑑賞できる時間を持つことはたまには必要かと…。
観終わった後、しみじみとした余韻が残る良作。名優アンソニー・ホ
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僕と世界の方程式(2014年製作の映画)

3.7

Netflixで鑑賞。主人公の少年の綺麗なブルーの瞳に惹きつけられる。母親役のサリー・ホーキンスは本作でも独特な存在感で、強い印象を残した。

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.6

Netflixで鑑賞。今のコロナ下ではあの学生寮の住環境は厳しいんだろうなぁ、と思いながら観ていた。例えば一つのコタツに何人もがざこ寝をするような… そんな人との距離感や経験…そんな事、若い時しか出来>>続きを読む

マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.9

Netflixにて鑑賞。70歳の老人が新しい挑戦をする… それだけではありきたりのストーリーだが、本作はデニーロ演じるこの老紳士が最高に魅力的で、老いをどう生きるかのお手本にもなり得る作品だ。会社を>>続きを読む

ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.9

Netflixで鑑賞。ティム・バートン監督らしい大人のファンタジー作品。映像も色彩豊かで、心地よく楽しめるココロにいい良作だった。#ステイホームでお家シネマ

プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

3.6

まさにインド映画。ただただ楽しく観賞できる娯楽大作です。上映時間が長いのもインド映画w でも164分、飽きることはありません。それが、すごい。
宮殿が舞台という設定で、花々が舞い、まるで夢物語のよう
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アマンダと僕(2018年製作の映画)

3.8

吉祥寺アップリンクの「見逃した映画特集」で鑑賞。悲惨な事件が物語のはじまりだが、全体に暗くはなく、二人の未来に希望が見える。7歳の女の子、アマンダの強さと可愛らしさに救われる。

2人のローマ教皇(2019年製作の映画)

3.9

アンソニー・ホプキンスとジョナサン・プライス。本作はこの2人の名優によって成り立つ。会話劇と言ってもいいくらいだが、それがなんとも味わい深い… 俳優の名演技の力を思い知らされる一作。

リチャード・ジュエル(2019年製作の映画)

3.6

試写にて鑑賞。メディアによって創り上げられた冤罪。記者はキーボードを押すその指で赤の他人の人生も踏み潰す。
これは今の時代、私たちにも教訓となる。リツイートが然り。安易に押す前にひと呼吸が大切かと…
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シュヴァルの理想宮 ある郵便配達員の夢(2018年製作の映画)

5.0

郵便配達の仕事をしながら石を拾い集め、愛する娘のために33年の年月、たった一人で宮殿を作り続けた男の物語。決して絵空事ではない。実話に基づいたものであり。その宮殿は今も現存する。大切な者を失ってもなお>>続きを読む

希望の灯り(2018年製作の映画)

3.8

渋谷アップリンク「見逃した映画特集2019」にて鑑賞。舞台となる巨大スーパーマーケットは品揃えは豊かだが、明るく賑やかな雰囲気はなく、旧東ドイツの社会性を引きずっているかのように暗い印象が漂う。でも、>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

3.9

試写にて。冒頭、ビートルズの「抱きしめたい」がドイツ語版で流れた瞬間、従来の戦争モノとは一線を画す期待感が…。10歳の少年の目を通して、戦争の愚かしさをシニカルに描いたある種、寓話的な作品かと。
母親
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だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.8

知的障害者たちのバスケットチーム。その選手一人ひとりの「個性」がなんとも魅力的。♪ナンバーワンにならなくてもいい もともと特別なオンリーワン …まさに曲の通り。
ストーリーはやや出来過ぎ感はあるものの
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ブラック・クランズマン(2018年製作の映画)

3.8

主人公の黒人警官と相棒のユダヤ系警官の身を案じ、最後までハラハラしながら観ていた。民族差別という重いテーマ(しかも実話)だが、スリリングな展開でエンターテイメントとしても引き込まれる。
単一民族国家と
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.9

最後の最後に語られた「ひとこと」がすべて、でした。 
その「ひとこと」に感涙です。この壮大なシリーズを締めくくる、最高のシーンでした。

家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.8

結局、あの父親は家族はその後どうなったのか… 安易にハッピーエンドにしないところがケン・ローチ監督。「わたしはダニエル・ブレイク」よりも後味は重いかもしれない。でも、ただ一つ、確かな救いは、あの父親に>>続きを読む

THE UPSIDE 最強のふたり/人生の動かし方(2017年製作の映画)

3.5

試写にて鑑賞。やはり8年前の仏版の方が、初めて見た事もあって感動という点ではリメイク版はどうしても薄れてしまう。でもニコール・キッドマンの存在感は今作ならではの見応え。あの気品ある美しさは格別。

テルアビブ・オン・ファイア(2018年製作の映画)

3.0

途中、睡魔が…(汗)検問所のイスラエル軍司令官の横暴ぶりを笑いに変換してシニカルに描いていたのは良かった。面白かったのは、ラストだけかな。

いのちスケッチ(2019年製作の映画)

3.3

主人公は心優しい好青年なんだが、弱気で軟弱な部分が強調され、ちょっと観ていて嫌気がさした。内容的には全く毒もなく、かといってさほど感動もなく… 平坦な映画という印象。

最初の晩餐(2019年製作の映画)

3.7

色々な出来事や諍いがあっても、家族皆んなが揃って「食卓を囲む」事が大切なんだと…思い知らされる。
食卓は家族を繋ぐ大切な場所なんだと…

夕陽のあと(2019年製作の映画)

4.5

試写にて。 鑑賞後、一緒に観たダンナに「私、どっちの味方になってたと思う?」と尋ねてみた。「生みの親」と返答してくれた事が嬉しかった。自分のお腹を痛めて産んだわが子… その子への想い。理屈じゃない。こ>>続きを読む

WEEKEND ウィークエンド(2011年製作の映画)

3.4

今まで観たゲイの映画は「君の名前で僕を呼んで」のような、男同士であっても、ソフトなロマンティックなラブストーリー仕立てのモノが多かった中で、本作は直球勝負、まさにリアル。彼らの2日間のドキュメンタリー>>続きを読む

ひとよ(2019年製作の映画)

3.8

試写にて鑑賞。白石監督作品は「凪待ち」と続いて観ているが、本作も白石色の濃いものだった。今回も家族がテーマ。だが家族愛などと言う生易しいモノではない。傷つき傷つけあい、切りたくても切れない家族のサガを>>続きを読む

トスカーナの幸せレシピ(2018年製作の映画)

3.6

内容はまぁ特別感動するものではなかったが、可もなく不可もなく、気楽に観賞できる作品。個人的には主演の男優が渋くて素敵だったのが一番の印象。

イエスタデイ(2019年製作の映画)

3.2

面白い発想だと、期待していたが… ビートルズが存在しなくなった事の意味が、今ひとつ合点がいかなかった。話の落ちどころも予想通りだったし…もう、一捻りが欲しかった。

ベラのワンダフル・ホーム(2019年製作の映画)

4.8

このワンコに主演女優賞をあげたい!そのくらい体当たりの演技(?) と役者顔負けの表情の豊かさに拍手! それを引き出した監督はじめスタッフも見事な手腕かと。同じ「ワンダフル」でも個人的には「僕のワンダフ>>続きを読む

真実(2019年製作の映画)

3.6

上映後、是枝監督が登壇してのティーチイン試写会を鑑賞。
カトリーヌ・ドヌーブ、ジュリエット・ビノシュ、イーサン・ホーク…世界的なスターが、フランスの風景と共に新しい是枝ワールドを紡ぎ出していた。
監督
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僕のワンダフル・ジャーニー(2019年製作の映画)

3.6

「僕のワンダフル・ライフ」の続編という事で鑑賞。個人的には前作の方が良かったが、犬を飼っている人、かつて犬を飼っていた人、犬好きの人には今作も十分楽しめる。
人間とは違い、邪心のない動物はすべて天国に
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今さら言えない小さな秘密(2018年製作の映画)

3.9

試写にて鑑賞。本当は自転車に乗れない秘密を小さい時から隠し続けている自転車店主。本当に愛すべき小心者ww でも、今の世の中、そんな不器用な人が却って新鮮。主人公の冴えない魅力が、長閑なプロヴァンスの>>続きを読む