TDさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

TD

TD

映画(261)
ドラマ(0)
アニメ(0)

名探偵ピカチュウ(2019年製作の映画)

3.1

昔々見た劇場版『ドラえもん』や『ドラゴンボール』の様なワクワクほのぼのした作品。

そもそもゲームの『ポケモン』を全くプレイした事が無い、つまりピカチュウしか知らない自分でもふんわりやんわり楽しめた。
>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

2.0

演出のセンスや物語の構成など、非常に光るものを多々感じられる良作ではあるが…

これは個人的な好みなのかもしれないが、いかんせん描かれている事、主人公達がやろうとしている事が意味不明かつ浅はか、低能低
>>続きを読む

オーヴァーロード(2018年製作の映画)

3.3

オープニングの上空からのフランス進行作戦は迫力があったものの、どうせノルマンディー上陸作戦前夜を描くなら「空からのノルマンディー上陸作戦」として『プライベートライアン』ぐらいバッキバキに仕上げて欲しか>>続きを読む

カメラを止めるな!(2017年製作の映画)

4.8

映画館で二度も観賞。

一度観てその面白さに驚き、
二度観てその作りの見事さ、そしてそれを作り上げた製作チーム、出演者の努力とチームワークに感動。

あまり多くは語れない(観てない人には語りたくない)
>>続きを読む

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

4.2

シリーズラストに相応しい、全てにおいて圧巻のスケール。

見応えと面白さを見事に両立させ花道を飾ったと言える出来映え。

しかし、前半のとあるかなりショッキングな出来事により、個人的には物語の推進力が
>>続きを読む

マックイーン:モードの反逆児(2018年製作の映画)

4.8

絶界にして孤高の天才。

彼の才能について語れば語るほど安くなる。
理屈や理論を嘲笑うように、圧倒的独走状態で瞬間燃焼する刹那の激情。

それらを映画的表現力で極上の作品に仕上げた圧巻の一作。

バンブルビー(2018年製作の映画)

3.8

トランスフォーマーシリーズは観る気がしなかったが、『クボ』のトラヴィス・ナイト監督作と言うことで観賞。相変わらずの監督の魅せる力を堪能できた。
ロボットなのにグロテスクに感じてしまうゴア描写も好印象。
>>続きを読む

フォーカス(2015年製作の映画)

4.2

とてつもなくお洒落でセクシー。

少々キザではあるが。

ストーリーは思っていたような凄まじい伏線の張り巡らしは無かったが、思わぬ展開と演出でむしろ好印象だった。

ハイセンスな演出だけに頼らず、しっ
>>続きを読む

スパイダーマン:スパイダーバース(2018年製作の映画)

4.7

鑑賞するなら絶対IMAX3Dで!

才能、センス、技術、テクノロジーが高い次元で昇華した圧倒的映像体験を味わえるアニメーション。

エキセントリックな演出だけに頼らず、細かい所まで意識の行き届いた極め
>>続きを読む

運び屋(2018年製作の映画)

3.7

映画を撮るために産まれてきた男。

なんの派手さも無いのに、その余りにも映画的な演出、編集の力で、土迫力CG3Dで無くとも作品の中に没入させられる感性と腕力。

その映画力に圧倒されるものの、
イース
>>続きを読む

キャプテン・マーベル(2019年製作の映画)

2.9

どこを取っても凡庸な作品。

MARVEL作品に溢れる「はずしユーモア」、ロック、ポップソングのサンプリング、ワインスタイン・トランプ以降の女性、マイノリティ推し。

どれもが最早猫も杓子も状態なのに
>>続きを読む

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

4.7

人生、そして愛することの喜びと哀しみを美しく描ききった傑作。

それに加えて前作「ムーンライト」でも描いていた現代アメリカで黒人であることが背負わざるを得ない業の禍々しさを本作でも強烈に見せつけている
>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

5.0

全ての映画監督がお手本とすべき、映画に愛された作品。

全てのシーンが映画的魅力に溢れたカット、
早いテンポ感ながら、滑らかに流れる編集、
抜きん出たセンスとチョイスにより、BGM以上どころか雄弁に物
>>続きを読む

バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.8

異国の祭に迷い込んだ様な、言い様の無い祝祭感に包まれる映画。
終始高いテンションの熱狂に、気がつけばのめり込んでしまう。

喜怒哀楽入り乱れる物語を躍動するように描ききる才能とセンスには脱帽。

一歩
>>続きを読む

アクアマン(2018年製作の映画)

3.5

海と言う全方位に広がる限り無い空間を緻密にデザインし、キャラクター達に縦横無尽に暴れさせる手腕は圧巻で見事。

シームレスな編集技術が物語運びともリンクして、時代と空間の行き来もストレス無く見れた。
>>続きを読む

ファースト・マン(2018年製作の映画)

4.8

圧倒的臨場感!

オープニングわずか数分で監督デイミアン・チャゼルの思うがままに感情を揺さぶられる。

実際にあった誰もが知る話の上、何度となく描かれてきた題材なのに、こんなにも手に汗握り、感動させら
>>続きを読む

ボス・ベイビー(2017年製作の映画)

3.7

子供の頃に想像するような世界観の物語。頭の中の大冒険の様な。
しかしその割には盛り上がりと感動が高まり切らない印象も。

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.6

前作『ドラゴンタトゥーの女』からキャスト、スタッフが一新。
リスベット役がルーニー・マーラーで無くなったのが残念。

前作と比べて話のスケールが馬鹿デカくなっており、リスベット自身もかなり超人的。
>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

3.5

数多くのメタファーが盛り込まれており、なおかつそれらが複雑にいり組んでる様に目眩を覚える怪作。

当時のドイツの時代背景など、見る側にある程度の知識は必要かと。

思わず引き込まれる場面も多いけど、観
>>続きを読む

ミスター・ガラス(2019年製作の映画)

3.5

シャマラン節全開の相変わらずの奇作ぶり。

前作『スプリット』に続き、ジェームス・マカヴォイで遊びすぎだが、突き抜け方がハンパでは無いので素直に爆笑できた。

作品としてはテーマに関する共感を高められ
>>続きを読む

クリード 炎の宿敵(2018年製作の映画)

4.0

闘う事を選んだ男の物語だけで無く、その男達と共に生きる事を選んだ女達の物語でもある。

話の筋や展開は容易に予想できるしその範疇を超えてこない。物語としては凡庸だけど、男と女の闘いをしっかりと描くこと
>>続きを読む

アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

4.4

一見何てことの無いシーンですら、端のキャラクターまでとても丁寧に演出、演技がなされており、知らず知らず物語に引き込まれていく。

アリーがステージで花開くシーンの感動はもちろんのこと、全てのキャラクタ
>>続きを読む

ボヘミアン・ラプソディ(2018年製作の映画)

3.8

クライマックスのライブシーンは確かに鳥肌ものの圧巻さだが、そこに至るまでの前戯がややダラダラと長く感じる。

キャラクターそれぞれの描き込みも浅く、QUEENと言う実在の伝説的バンドを描いたもので無け
>>続きを読む

暁に祈れ(2017年製作の映画)

4.6

むせかえる程のやだみ。

感情と作品の距離感が近過ぎる息苦しさに窒息しそうになる。

とにかく作品全編を通して気が遠のく程の(実態の無い)絶望と恐怖に覆われ、不潔、不満、不快に包まれるが、
この中にも
>>続きを読む

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.8

鑑賞中とにかく、不安、不信、不穏、不満、など様々なネガティブな感情に襲われ続ける。

オープニングからの流れは秀逸で、一気に物語に放り投げられる事を拒めない。
音楽、演出、演技がさらに観るものの神経を
>>続きを読む

ブラッド・スローン(2016年製作の映画)

4.6

圧倒的重厚感。

生々しい痛みと絶望的な切なさ。

しかし一人の男の覚悟と生きざまに心震えさせられる。

ノーマ、世界を変える料理(2015年製作の映画)

4.1

一流のレストランとは、オーナーシェフの料理の腕前を楽しむのでは無く、パーフェクトに演出された世界を堪能する場所。
それを作り上げるのは一人のカリスマでは無く、高い次元で統括された製作チームであり、彼ら
>>続きを読む

ボーダーライン:ソルジャーズ・デイ(2018年製作の映画)

4.8

映画を観る喜びに浸れる至福の二時間。

前作の監督ヴィヌルーブ、音楽ヨハン・ヨハンソンの続投では無かったものの、前作の世界観や息づかいを丁寧に引き継いだ形に仕上がっている。

今回も何が起こってるのや
>>続きを読む

ヴェノム(2018年製作の映画)

3.4

個人的に大好物なダークヒーローものなだけに期待が大きかったが…

結果として「MARVEL飽き」が鮮明になってしまった一作。

何度も見た話し運び、演出、結末。

主人公葛藤

大きな組織にトラブル
>>続きを読む

バッド・ジーニアス 危険な天才たち(2017年製作の映画)

4.3

総合的に優れた作品ながら、特に音楽の使い方が秀逸。

ドンピシャのキャスティング、スリリングな演出、そしてドラマをどんどんと加速させていく畳み掛ける様な音楽演出。

なんてこと無い動作ですらハラハラさ
>>続きを読む

ステイ(2005年製作の映画)

2.7

映画としての作りは悪くない。

しかし物語の語りかたが余りにも下手すぎる。

焦点の当て方がかなりチグハグで、謎の伏線も物語への興味の推進力になり憎い。

オチも納得できない訳では無く、
それがさらに
>>続きを読む

デス・ウィッシュ(2017年製作の映画)

4.0

なんとも小綺麗に「ジャンル」の型に収まった秀作。

とは言え所謂こう言った「ジャンル」ものは、「まあこんなもんだよね」と言う程度の出来映えが殆どだが、さすがはジャンルの帝王イーライ・ロス!

見始めか
>>続きを読む

ジェーン・ドウの解剖(2016年製作の映画)

2.6

サスペンス要素を含んだホラー。

しかしサスペンスも早い内からオカルトに変わり、その時点で何でもあり。

「実はこうでした!」
「はい、こうなりました!」

的な。
なので真相が解明されても「あ、そう
>>続きを読む

21ジャンプストリート(2012年製作の映画)

3.6

おバカ、低俗、不謹慎。

筋書きがどうでは無く、このノリについて行けるかどうかで、好き嫌いがキッパリ分かれる作品。

ただ、低俗なノリの中にも警察もの、学園ものの正統的バディムービー要素をしっかり押さ
>>続きを読む

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.2

オープニングの数分だけで完全に作品の世界に持っていかれた。
この数分で、アップルもウィンドウズもこの製作陣の才能を獲得できなかった事に嫉妬すべき。

PC、スマホ等の画面だけで映画が完結する斬新な設定
>>続きを読む

イコライザー2(2018年製作の映画)

4.4

僕らのマッコールさんが、より優しく、より熱く、そしてより残虐になり帰ってきた!

確か『イコライザー2』の製作が発表された時、監督のクレジットがアントワン・フークアでは無くひたすらガッカリした記憶が。
>>続きを読む