ぐりさんの映画レビュー・感想・評価

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バグダッド・カフェ 4Kレストア(1987年製作の映画)

4.5

大好きな映画
何度か観た、何度観ても感動してしまう
4Kレストア版でもやはり
とても感涙

美しく、温かくて、ワクワクする映画
これぞという作品
映画館で観られたこと、とても幸福に思う

映画館で観る
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地獄のSE(2023年製作の映画)

2.4

SNSで話題だった本作、やっと観れた

こんなにも詩的な映画だとは思っておらず
少し面食らう
詩的なものは、隠喩などに対しては
わたしはあまり感度がなく
うまく受け取れない

ただ、始まりのサニタリー
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スピーク・ノー・イーブル 異常な家族(2024年製作の映画)

2.3

「胸騒ぎ」のリメイクと聞き
「胸騒ぎ」を観てから鑑賞

結構、原作をなぞっている映像やセリフが多かった
子役の年齢が大きくなっていたのが、なんでだろうと思ったのだが
ストーリーのオチに辻褄を合わせるた
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太陽と桃の歌(2022年製作の映画)

3.3

スペインの空気が画面から伝わってきた
最初の子供たちの廃車の秘密基地でのシーン
子供たちがとても自然だった

子供たちの演技が本当に良くて
家族の画が、家族の画角がとても温かい
桃農園での家族、リビン
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

2.5

塚本晋也監督作品、はじめて観ました
映像作品だった

鉄、鉄、鉄
重なりあい

鉄と鉄が縦横無尽に重なりあい
鉄が集まって、そして鉄になる
細い鉄、筒状の鉄、薄い鉄
まっすぐな鉄、曲がった鉄
鉄のさま
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胸騒ぎ(2022年製作の映画)

2.8

最初のイタリアでのプールの映像がとても美しい
イタリアの乾いた空気とプールの青が目に鮮やかだ
唯一、アウネスの不安そうな後ろ姿だけが、このあとの恐怖を予感させる

思えば、パトリックはこの時点でビャア
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どうすればよかったか?(2024年製作の映画)

3.5

やはり、東風のドキュメンタリーは本当に強い
心が揺さぶられてしまう

開始早々のお姉さんの奇声は、早速驚かされた

そのあとの当事者である、藤野監督の淡々としたインタビューに答えるようなナレーションが
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クラブゼロ(2023年製作の映画)

1.8

映像はPVのような、広告写真のような
色味が美しくはあるのだがキレイに切り取られすぎて、余白や広がりを感じない
作られすぎている
完璧すぎると言うべきか

行き過ぎた、カルト的な食事の節制
それに魅了
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愛の茶番(2024年製作の映画)

3.1

ヤケドするかと思った


モノクロの映像、俳優たちの熱量、感情のむき出し
受け取るものが多い作品だった

映像の中で、物語に関係のないオーディエンスが時折映り込む

この作品は、撮影の際に一般の人を現
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雨の中の慾情(2024年製作の映画)

2.4

最初の印象は、ずっとセックスしてるな、だった
そのうち、台湾の街並みの美しさに目を心を奪われた

成田凌がセクシーで中村映里子が艷やかだった
森田剛も深みが増していた

映像の美しさというより背景の美
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不思議惑星キン・ザ・ザ(1986年製作の映画)

3.8

開始早々のカメラワーク
ハンディカメラのような不思議な動き

惑星に飛ばされてからの砂続きの映像で
どうなるだろうと思っていたところへ
あの釣鐘型の飛行物体が
かっこいい…
鐘釣型飛行物体の船内も作り
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おおかみこどもの雨と雪(2012年製作の映画)

3.0

表情、身体の躍動
雨と雪の降る描写
風がみえる
好き

特に、花が雨を探して山に分け入り落ちて気絶してるなかでの夢?のシーン
夢のなかでおおかみおとこに出会い抱きつき、花がおおかみおとこの腕に手をまわ
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ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち HDリマスター版(1978年製作の映画)

1.5

うさぎたちが人間による開拓から逃れ、様々な困難にあい、仲間を失いながらも自分たちの住処を作っていくお話

この作品のが、なぜこんなにも熱狂的なファンを寄せ付けるのかはよくわからなかった

罠に引っかか
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ザ・バイクライダーズ(2023年製作の映画)

2.5

とてもクラシカルなオーセンティックな映画
ストーリーだけじゃなく、カメラワークや画角も1970年代1980年代あたりの王道作品のよう

オースティン・バトラーがとてもかっこよかった
ジェームス・ディー
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

1.1

リドリー・スコット86歳、戦闘シーンの迫力がすごい
人間という肉の塊がぶつかり合う戦いのシーンは圧巻
ごつっという、音が耳に残る


しかし内容は…とても残念なものに感じた

ルシラの家の隠し扉は、ボ
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人体の構造について(2022年製作の映画)

3.7

凄かった。
何度も息をのんだし、くぎ付けになった。

オープニング、看護師たちの本音が聞こえる。
どこの国も医療関係は激務なんだね。

そして、本当の患者が出てくる。
実際の病院、実際の患者、実際の医
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

1.8

ニコラス・ケイジ、太ったね
増量したのかしら
いや、おヒゲを蓄えたから違う人に見えただけかな

snsの闇というか、
大衆意識、マスの圧力のはなし
Podcastとかキャンセルカルチャーとか、今をとて
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リュミエール!リュミエール!(2024年製作の映画)

4.0

わたし、リュミエール好きだと思った
知らなかった、リュミエールのこと

もともも映画はストーリーよりも映像が好きだし、美しい構図も大好物なので
完璧に好きだった。


もちろん、復元したとはいえ
昔の
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アット・ザ・ベンチ(2024年製作の映画)

3.5

Ep.1 Ep.5
広瀬すずの自然体すごいな。
広瀬すずの休日って、パートナーや友人との時間って、こんな風にいるんだろうなと思った。
そして、ほんとにキレイな顔。この造形はたしかにアップで画面に収めた
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サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

1.2

映画としては魅力にかける印象だが
伊藤万理華、河合優実、祷キララ、
今をときめく若手3人の共演はとても楽しかった

伊藤万理華の演技は、本当にのびのびしていて
ラストの立ち回りは本当にかっこいい
河合
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対峙(2021年製作の映画)

1.9

二組の夫婦が対話する部屋、机と椅子と十字架
シンメトリーな映像は美しかった

映画の大部分を会話劇が占める
被害者家族の苦悩と
加害者家族の苦悩

被害者家族は
加害者の過去には何があったのか
前兆が
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動物界(2023年製作の映画)

3.0

半人間半動物の特殊メイク?美しかった

体が動物になっていく突然変異
映画「ザ・フライ」を思い出した

ザ・フライでもそうだが
動物化なり虫化するとき、もとの人間のサイズ感を基準に変態するのね
なんで
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

2.8

前評判とおり、素敵なお話だった

セリフなく、動物の世界
アニメのAwayもそうだったが、セリフなくても伝わるというか
セリフがないと、挙動や目線が良く見える

人生のパートナーとしてのロボットをお金
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白いリボン(2009年製作の映画)

2.1

人間の卑小さ、社会の鬱屈が詰まった作品
ミヒャエル・ハネケはこういう作品が多いのか

一方、村の景色が本当に美しい
雪に覆われた村、広大な自然、白と黒の濃淡

露悪的な家父長制
とても支配的で、盲目的
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ファニーゲーム(1997年製作の映画)

3.1

怖かった、本当に怖かった

パウルの顔が本当にいやだ
あの顔、あの笑顔、怖すぎる

初めから不穏な空気が立ち込めている
ドライブ中のクラシックから打って変わって
別荘に着くと、音のなさがとても不安にな
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ルート29(2024年製作の映画)

3.1

色がきれいだった
トンボのピンクとハルの水色が景色に映えていた

森の中をハルとトンボとじいじで行進するシーン
病院でトンボとハルのお母さんが出会うシーン
ドライブインの内装
時計屋さん
商店街の人々
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本心(2024年製作の映画)

1.7

田中泯さんが出演されるので鑑賞

泯さんの出演少なかったけれども、存在感凄かったな
死にゆく様が、とても強った
安楽死って、あーいう感じなのかもと思った

そして、
田中裕子さんもとても良かった。
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ピアニストを待ちながら(2022年製作の映画)

3.4

とても気持ちの良い映画体験だった

瞬介が奏でるピアノの音
映画のなかで演じられる戯曲
行人と貴織のダンス

言葉はセリフは、ただの時間経過を感じるためのきっかけでしかなくなり
彼らの意味は佇まいから
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佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

1.4

佐々木の俳優さんが良かった
河合優実が、さいきんの河合優実とは大きく違った

どうにもならない
友人の家庭事情
友人のこころ
自分のいま
自分の未来

どうにもならないことばかりで
人生さよならばかり
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ロブスター(2015年製作の映画)

2.0

ペアにならないと動物にされてしまう世界と、ペアになることを禁止された世界

とんでも設定だったがすんなり入ってきた
不思議、凄い
そして本当に皮肉だ

ペアになるという目的のもとではパートナーを選ぶこ
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ノーヴィス(2021年製作の映画)

2.2

開始早々の映像、暗闇の中、暗い水面に浮かぶボート
いきなりかっこいい

映像、音響の様々たくさんの技が詰め込まれていたように思う
CM、PV、映像作品のよう

アレックスの表情というか、顔色が怖かった
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十一人の賊軍(2024年製作の映画)

1.0

久しぶりのがっかり映画だった
序盤のスストーリーが始まり、タイトルが現れた瞬間(ダッサ…)となった
めちゃくちゃダサかった
ギャグかと思うくらいに

吉本芸人オンパレードなところも、大人の事情が垣間見
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存在の耐えられない軽さ(1988年製作の映画)

2.8

再視聴

なんと言っても、ジュリエット・ビノシュの美しさが、この世の者とは思えない
レナ・オリンの可愛さと妖艶さも、存分に現れている

原作は読んだことはないが、重厚な恋愛小説の世界観を崩さずに描かれ
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STRANGERS(2023年製作の映画)

3.2

とても魅入った
引き込まれた

展開も早いし、ロングショットも少ないのだが
とても好きだった
あ、でも
始まりは、シンメトリーなロングショットだったな

物語は、考察が苦手なわたしには、拾いきれなかっ
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

1.8

うーん…
わたしはこの作品をどう観れば良いのか良く分からない

歌の演出は
ミュージカルというより、映画に歌のステージを差し込んだという感じ
歌もミュージカル的なストーリーを歌にしたものではなく、既存
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ジョイランド わたしの願い(2022年製作の映画)

2.3

家父長制とジェンダーのお話

上半身を画面の下半分に据え、横に移動する映像が好みだった
ハイダルとビバが初めて結ばれる部屋のライティングの演出は好きになれない
2人の顔が重なって蝶々の照明が重なるあた
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