ぐりさんの映画レビュー・感想・評価

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KIDDO キドー(2023年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

ずーーっとポスターとか雑誌の写真をみてるみたいだった
オシャレでかわいくて、センスがあふれる感じ
そのポップな明るさが、その陽気はとは逆にどんどん苦しくなる作品

序盤の施設でのルーがかわいくて
電話
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ボサノヴァ~撃たれたピアニスト(2023年製作の映画)

2.3

いやー、疲れた
途中で脱落しそうになるほどに疲れた
最後まで観るのが本当にしんどかった…

その所以は、まず登場人物がとても多い
それは物語上、本を書くためにいろいろな人に会いに行くというお話なのだか
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シンシン/SING SING(2023年製作の映画)

3.3

実際にある、刑務所での更生プログラムの話

まず、あのような演劇の更生プログラムがあることに驚かされる
日本では聞いたことがない
わたしは刑務所というと、自由を奪う罰則というイメージが強い
しかし、罰
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ブリジット・ジョーンズの日記 サイテー最高な私の今(2025年製作の映画)

2.9

とても面白かった
ブリジット・ジョーンズの日記シリーズは観たことがなくて、今作が初めてだったのだけれども
過去作も観たいと思った


とても軽快なコメディなのに、しっかりブリジット・ジョーンズの心境も
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片思い世界(2025年製作の映画)

1.1

坂元裕二脚本作品は好きなのだが
土井裕泰監督作品には、あまりいい思い出がない

この作品もやはり
ストーリーは魅力的なのだが、演出や映像がドラマ的でこぢんまりとしている
感動させようとしたり、状況を説
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終わりの鳥(2024年製作の映画)

1.9

終わりの鳥のCGはカッコよかった
大きくなったり小さくなったりして
チューズデーの部屋で遊ぶシーンや、お風呂場で小さくなって汚れを落とすシーンは好き

死を司る鳥をお母さんが食べちゃって、死が世界から
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天国の日々 4K(1978年製作の映画)

3.4

夕景が美しく
光と影に見惚れた
画角も絵画的
背景と人物の収め方が最高
農作業の合間で遊ぶ彼らや、農場主の家の離れなど、ただ美しい

この作品での見せ場でもあるマジックアワーが本当に美しく
特に、火事
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HERE 時を越えて(2024年製作の映画)

1.3

わたしには理解がとても難しい作品でした

まず、登場人物が多い
外国人の顔の見分けが苦手なわたしには、誰が誰やらわからない
髪色やフォルムなども似通っているのと、人間性の掘り下げもあまりないので性格の
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FEMME フェム(2023年製作の映画)

4.1

忘れられない涙をみた

余韻がすごい
1日経っても、まだ


ジュールズの圧巻のパフォーマンスから物語が始まる
ジュールズとプレストンの出会いは最悪で
今思えば、ジュールズははじめから臆病なのに少し調
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ミッキー17(2024年製作の映画)

1.6

観る前から酷評が目につき、期待度低めで鑑賞
わたしも低評価になってしまうのか

あの司令官?マーシャルはトランプ大統領のメタファーなのかしら?露悪だなぁー
あの虫たちはナウシカのオウムだろうし

半地
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ベイビーガール(2024年製作の映画)

1.8

何を見せられたのか…

これは単純に性癖に思考を支配されて、そこから抜け出せないスリラー映画だったのか
あるいは
時代の潮流からは否定されるようなマイノリティな性癖でも、隠さなくて良いよね、共存できる
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レイブンズ(2025年製作の映画)

3.9

瀧内公美ががとても良かった、良かった
洋子が昌久を見る目、昌久が洋子を見る目

離婚した後の昌久の展示に洋子がやってきたときのシーン
2人の目の演技が圧巻
ぞくぞくした、すごい
洋子をカメラじゃなくて
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エミリア・ペレス(2024年製作の映画)

3.5

楽しかった!
とても楽しかった

コピーどおり、こんなミュージカル観たことない
なにあの歌!なにあのダンス!

リタの歌、ラップみたいでふしぎなダンスだし
エミリアの手術を担当した医師の歌も良い、リタ
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LION ライオン 25年目のただいま(2015年製作の映画)

1.0

オープニングから、ハイブランドとか車のCMみたいな映像
その後も広告写真のような映像が満載で

物語性を感じない、
ぶつ切りの空間が多かった

カット割りも多くて、物語の連続性を無視しているよう
あれ
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ノーバディーズ・ヒーロー(2022年製作の映画)

3.5

アラン・ギロディ監督特集にて鑑賞

今作はコメディ要素が多くて
見やすかったし笑った、面白かった

メデリックとイザドラが街で初めて会うシーン
イザドラは赤いファーコートに膝上丈のスカート、女性らしく
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ミゼリコルディア(2024年製作の映画)

3.6

「湖の見知らぬ男」に続き、アラン・ギロディ監督特集で鑑賞

村や山が秋の色で覆われていた
秋の山をジェレミーが歩くとき、木々の色と地面に敷き詰められた落ち葉の色、そしてジェレミーが一体となる

ここの
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湖の見知らぬ男(2013年製作の映画)

4.1

最初から最後まで湖畔のみ、湖畔のみで物語が進んでいく
登場人物たちの湖畔以外での日常は一切語られない

彼らはこの湖畔に何を求めて来るのだろうか
安らぎ?逃避?解放?性欲?あるいは愛か

湖のエメラル
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秋が来るとき(2024年製作の映画)

3.3

冒頭のミシェルが家庭菜園をしている画が美しかった
色とりどりで広がりがあって

続く教会のシーン
説教で、「彼女は涙で私の足を洗い、髪で拭いてくれた。彼女には光と影があるが、罪には問えない。」というよ
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白夜 4K レストア版(1971年製作の映画)

2.4

開始早々の夜のネオン、雨に濡れたネオンが美しかった
石造りのポンヌフ橋、セーヌ川を滑る水上バスもホタルイカ?深海のイカみたいでキラキラしている

詩的な表現を受け取ることが苦手なわたしには
今作は少し
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教皇選挙(2024年製作の映画)

4.4

映像が重厚で美しい
タバコを燻らしながら、何やら話し込む司祭たち
ロングショットで捉える人物
階下で談合する枢機卿たち
階段を登る枢機卿たちと階段を降りるシスターたちが交差したり
芸術写真のようなショ
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ロングレッグス(2024年製作の映画)

1.6

ロングレッグス、なんで脚長なんだろうか
ていうかあれ、ニコラス・ケイジなの!?
ニコラス・ケイジ最高だ

ホラーとかサスペンスをあまり観ないせいなのか、そういう問題じゃないのか
わからないことが多くて
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ドマーニ! 愛のことづて/まだ明日がある(2023年製作の映画)

4.2

ラストシーン、最高でした
やられた
めちゃくちゃ泣いた

オープニング、鏡越しに映る夫婦の寝室
起き抜けに夫から平手打ち
衝撃
なんだこの映画…、何が始まるの?

そのあと、起きて少し髪を整えて着替え
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スイート・イースト 不思議の国のリリアン(2023年製作の映画)

2.9

本当に不思議な作品
リリアンの儚げで柔軟で好奇心旺盛で美しい顔立ちがとても魅力的

作品の意図を理解することは難しかったけれども、リリアンの距離感や周囲への影響のさせ方など、リリアンの在り方に惹き込ま
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14歳の栞(2021年製作の映画)

2.8

ずっと話題の今作、やっと観れました

春日部市立東中学校が舞台だったのか
知らなかった

カメラが入っているのに、学生たちがみんな自然体にインタビューに答えているように見えて、日常風景もいつも通りに見
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Flow(2024年製作の映画)

4.2

数年前「Away」を観て、とても感動して
同じ監督作品ということで期待度高めで鑑賞

結果、最高でした
アニメーションもストーリーも演出も
優雅で美しく、ワクワクする
ギンツ・ジルバロディス監督だいす
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.2

月明かりに照らされて、黒い肌がブルーに見える
本当にそう見えた

黒人社会のことをあまり詳しくは知らないが、日本以上に男性社会というか、男らしさを求められる社会なんだろうと想像した

パワー、振る舞い
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プレゼンス 存在(2024年製作の映画)

2.1

幽霊目線の映像作品
終始GoProみたいな映像で少し酔いそうでもあった

幽霊の正体は、他の人のレビューをみて理解した
わたしの考察レベルはそんなもの

ひとつ好きなセリフがあった
お父さんがクロエに
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バッドランズ/地獄の逃避行(1973年製作の映画)

2.5

最初のごみ収集のシーンでびっくりしてしまう
ゴミを回収したあとのゴミ出し用のペール缶を投げるのか
時代だねと思いつつ

家々の前、道沿いにそのペール缶が並んでいる映像がかわいい
昔のアメリカって、かわ
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Playground/校庭(2021年製作の映画)

4.8

やられました
惹き込まれすぎた

まず、カメラがずっとノラの視線の高さで動いている
だから、最初父親は腰のあたりしか見えず、屈んでやっと顔が見える
先生たちもそうだ
校庭やほかのシーンもノラの視線の高
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ウィキッド ふたりの魔女(2024年製作の映画)

3.8

ストーリーがシナリオがとても面白かった
そして、アリアナ・グランデの演技がとても役にはまっており、歌も美しかった

グリンダは善き魔女として、多くの人に愛される善人として描かれるのだが、ただの善人では
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Underground アンダーグラウンド(2024年製作の映画)

2.3

わたしには受け取ることが難しい作品でした

最初の地下のような暗闇の世界と光の演出
都会の地下のような映像
どこかはわからないが美しい

都会の地下では、鉄の塊が地下鉄として高速で移動しており、その空
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

2.1

ティモシー・シャラメのボブ・ディラン、ものまね感が強いように思った
ボブ・ディランは画像でしか見たことがないので、似ているのかどうかも良くわからず
終始、ボブ・ディランのものまねをするティモシー・シャ
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TATAMI(2023年製作の映画)

2.3

白黒のパキパキ映像がクールで
試合会場の映像がとにかくかっこよかった
畳の白と観客席を黒く飛ばして、柔道着の白と青い柔道着のほぼ黒

コントラスト高い白黒映像がたまらない

緊迫感も白黒でより演出され
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

2.5

テンポが良い
あんなにもコメディ要素が多いと思わなかったので、少し面食らった

アノーラ役のマイキー・マディソン、身体しなやかだったな
ダンス経験者なのかしら
セクシーダンスシーン、とても美しかった
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

2.0

カメラワークがおもしろかった
下からのカメラを覗き込むラースロー・トートの顔のシーン
手持ちカメラのようなシーン
採掘場でのダンスパーティシーン
など

高さを感じる映像がとても贅沢に感じる
美しい建
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あの歌を憶えている(2023年製作の映画)

4.6

とても怖い映画だった
特にラストがすごかった
これは、わたしの受け取り方がちがうのかもしれないんだけれども
あんなラスト観たことないと思った

シルヴィアは父親から性的虐待を受けており、母親に訴えるも
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