田山信行さんの映画レビュー・感想・評価 - 15ページ目

田山信行

田山信行

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特捜部Q カルテ番号64(2018年製作の映画)

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重厚な北欧ミステリ映画であり一応バディムービーと分類出来るがこの2人の関係至ってドライである。
今作は相棒アサドの特捜部Qからの異動話から始まるがカールの反応は素っ気ない。杉下右京が可愛いと思えるくら
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レッド・ハンター(2018年製作の映画)

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ジーナ・カラーノも主演作となると安い作りのものばかり…もう少し高みを目指せるだろうと思うけど。マッドマックスよろしくで荒廃した未来を舞台にした西部劇。
ベタな西部劇調のプロットと骨子はしっかりしている
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美少女戦士セーラームーンS かぐや姫の恋人(1994年製作の映画)

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劇場版前作『セーラームーンR』は大号泣映画の1本なのだがこれは初見。
まさかルナ(猫)とゲストキャラ(人間)との恋物語が主軸とは。予想できぬテイスト。割合そこメインなので敵キャラの印象がうっすい。まあ
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スレンダーマン 奴を見たら、終わり(2018年製作の映画)

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さすがに近年生み出された怪物なだけありスマホも使えるぞスレンダーマン。目的は皆目分からないが。

回路(2000年製作の映画)

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ネットスリラーとは???
なんか想像してたんと違ーう!!!
だがしかし全く想像つかない壮大な恐怖へと誘ってくれる映画。怖い…のと違うが。
無茶苦茶好きなんですよねぇコレ。
Coccoのエンディングが妙
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太陽の蓋(2016年製作の映画)

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『Fukushima 50』に際して。
映画というよりTVドラマ的ではあるが官邸サイドを主として記者クラブ、一般市民とこちらの方がより多角的な視点で描かれている。その分現場の描写は最小限。
視点が変わ
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クロノス(1992年製作の映画)

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デビュー作からちゃんと趣味全開なデルトロ。最初からロン・パールマン。

仮面ライダー世界に駆ける(1989年製作の映画)

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RXにパワーアップする前の仮面ライダーBLACKなら倒せるはず!!
幹部存命中にそんな完全敗北宣言していいのかクライシス帝国!!
敗因はお前らのその心構えだ!!
タイムスリップなのかなんなのか原理はよ
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FAKE ID フェイク アイディー(2003年製作の映画)

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自分の周りがゲイだらけで唯一そうではないと信じていた親友さえもカミングアウトしてきたことをきっかけに自分もゲイに同化しようと足掻く価値観逆転コメディ。
一見ただゲイを笑いのネタにしている様に見えるが逆
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インサイド(2016年製作の映画)

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あ…コレって屋敷女のリメイクだったのか。マーターズ同様に凄惨なゴア描写というフレンチ・ホラーのアイデンティティを削ぎ落としてマイルドに作り直すことに何の意味が…?
それなりにアプローチは変えてるんだけ
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エッジ・オブ・バイオレンス(2016年製作の映画)

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色んな映画でよく顔を見る割には絶妙に印象に残らないパトリック・ウィルソン。主役になっても輝きを放たないとは。イアン・マクシェーン、ジョン・レグイザモ、ジェームズ・ベルーシに囲まれてちゃしょうがないか…>>続きを読む

許されざる者(2013年製作の映画)

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佐藤浩市さんがラジオに出演時に話していたこの映画の逸話がとても面白く。
渡辺謙を佐藤浩市がリンチする場面。
監督の無茶ぶりに役者双方とも困惑したという話。まあ平手打ちなら実際に当てろって指示はまだ分か
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許されざる者(1992年製作の映画)

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言わずもがなの傑作なので今さらに語ることなどないが…この時点でのイーストウッドのキャリアの総決算的作品だがここが頂点ではなく寧ろここから更に勢力的な活躍を続け未だバリバリ現役だというのが生ける伝説たる>>続きを読む

トワイライトシンドローム 卒業(2000年製作の映画)

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何故かその当時DVD販売業にも手を出していたゲーム会社スパイク(現スパイク・チュンソフト)による同名ゲーム実写化作品。再会〜の後日談的な内容。初主演の酒井若菜が初々しい。当時グラビアアイドルとして活躍>>続きを読む

Fukushima 50(2019年製作の映画)

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観終えた印象として。ドラマ演出が特に過度と感じるような邪魔をすることもなく海外版予告の印象に近いと感じた。必ず観ろ!なんて軽々しくは言えないが、しかし観なれければ何も語れない映画なのは確かなことだ。>>続きを読む

チャーリーズ・エンジェル(2019年製作の映画)

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マックG版のノー天気さとは打って変わってこっちはバリっとカッコよく。キュートやセクシーさもさることながら賢くて強い。急造されたエンジェルたち3人が事件を通じてチームワークを固めていく過程もいい。元々の>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

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物凄く乱暴に言えば
理屈こねくり回した『食人族』
まあ基本的に意思疎通できない未開の野蛮人で文化様式が全く違う食人族に比べてこちらは一見スローライフを送る良識な人たちに見えて崇高な目的がある様な感じな
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初恋(2020年製作の映画)

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オリジナル路線へ回帰したことは嬉しいけど面白いかというと正直微妙…あんましキレを感じないのは昔に比べ座組みが良くないんだろうか。バイオレンスをヤクザでしか描けないのは今の現行の映画としてはちょっとしん>>続きを読む

マーターズ(2007年製作の映画)

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初見時こそ娯楽性を一切排した苦痛のモンタージュがひたすら続くドギツさにやられたけど後の監督作まで合わせて、改めて観るとこんなとてつもなくソリッドな作品でさえどこか無邪気さが見て取れるんだよね。ショック>>続きを読む

マーダー・ドライブ(2017年製作の映画)

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今現在ミーシャ・バートンが目指す立ち位置はどこなんだろう?ハリウッドのVシネ女王か?何かしら意義がなければ安いジャンル映画に出続けたりしないだろう。
仕方なく…ではモチベーションがね。
芸歴も長く相応
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ボイス・フロム・ザ・ダークネス(2017年製作の映画)

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パッケージの印象からホラーを期待すると物足りないが…愛する者を失った人間の心の揺れ動きを捉えたヒューマン・ミステリーといったところだろうか。けっこう丁寧に撮られた作品で悪くない。ほぼ出ずっぱりのエミリ>>続きを読む

37セカンズ(2019年製作の映画)

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本当に凄い映画に出会うと、自分の陳腐な言葉なんかで処理してしまいたくない…と思う。分かった風な言葉を書きたくない。そんなに簡単に消費したくない。じゃあ他に容易に感想を書けるような映画は軽く扱っているの>>続きを読む

500ページの夢の束(2017年製作の映画)

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創作に夢を託す女の子の話。とある作品と対にして観ると面白いかもしれない。同じテーマで希望とそしてかたや絶望。ネタバレになるからそちらのタイトルは明言しないが。こちらは物語を紡ぎ続けることに希望が残る。>>続きを読む

ALIVE アライヴ(2002年製作の映画)

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初見時は『VERSUS』と全くテンションの違う密室劇で期待にそぐわず戸惑ったけども改めて観ると、生気のない死んだ表情から渾身の良い顔を見せる榊秀雄、最近はあんまり見ることのない狂犬ぶり全開の杉本哲太な>>続きを読む

A GHOST STORY ア・ゴースト・ストーリー(2017年製作の映画)

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冒頭の特徴的な長回し2カットでこのテンポでずっといったら寝るな….と思いつつその反面、生活音や環境音と共に紡がれるフレームで切りとった画がとにかく美しくそれをボーッと観るだけで良い映画かも…と思いきや>>続きを読む

レゴ(R)ニンジャゴー ザ・ムービー(2016年製作の映画)

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ニンジャ…と言いつつオープニングロゴから完全香港映画パロディ。未だ混同してるのか。いきなりジャッキーも出るし。
この映画の見どころはそのジャッキーがアクション・コーディネートを担当していること!レゴの
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漂流街 THE HAZARD CITY(2000年製作の映画)

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三池崇史『初恋』前哨戦。
無国籍風ノワール・アクションでありラブストーリー…後者の風味は薄いか。
同時期の『DEAD OR ALIVE』と比べると勢いには欠ける。もっと面白くなりそうなのにイマイチ盛り
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バルーンリレー(2012年製作の映画)

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刈谷友衣子ちゃんは今一体どうされているんでしょうか。当時の若手女優の中でも唯一無二の独特の存在感を放っていて活躍を期待していたんですが…現在は“休業中”ということで復帰の可能性があるならば…本人が息災>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

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計算した上でシームレスな映像を作り込んでいるので実際にカメラを回しっぱなしで撮影するワンカットとは技術的なことを抜きにしても単純に映像の体感として全く異なるものに感じた。

完全なリアルタイム進行では
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レゴ(R)ムービー2(2019年製作の映画)

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前作同様フルCGとは思えないストップモーション風アニメで本当にレゴが動いているようで。コレを子どもの頃に体感したかった。しかし物語できっちりと遊ぶことの大切さを思い出させてくれ童心に帰らせてくれる。前>>続きを読む

翔んで埼玉(2018年製作の映画)

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関東圏においてハブられている気がしてならない茨城県民としてはディスりであろうとネタにされるだけ羨ましい限り。茨城も出てくるけど。
武内英樹監督は過去も『テルマエ・ロマエ』を濃い顔の役者を集めて実写化し
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フロンティア(2007年製作の映画)

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政治的背景など従来のフランス映画では表現し得ないこの国の暗部をホラーへ結実させて描くという独特の手触りがあってまた『悪魔のいけにえ』など彷彿とさせるオマージュ要素まで詰め込んで見応えある快作。グロいだ>>続きを読む

かごの中の瞳(2016年製作の映画)

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観客どころか劇中の登場人物すらも突き放しているように感じるマーク・フォースターのドライ過ぎる語り口、健在。
これがまあ独特のクセのある味わいでたまらなく好きなのだ。好意的に捉えるならば観客の感情を殊更
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BEYOND BLOOD(2018年製作の映画)

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海外諸国での評価は高いが母国では全く認知されてないというかなり特殊な状況下に置かれているフレンチ・ホラー。しかしそんな苦境の中にあるからこそ状況に対して反骨的な挑戦的な野心的なエッジの効いたホラーが生>>続きを読む

アップグレード(2018年製作の映画)

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思ったりよりガッチリとした近未来SF的世界観で驚いた。マッドマックスやロボコップなど過去のジャンル映画を彷彿とさせつつそれを今時の感覚でインテリジェンス高くまとめてみました感が少し鼻につく。
アイデア
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沈黙の終焉(2018年製作の映画)

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2000年以降はワイヤーアクションというトレンドに迎合できずにやる気をなくして一切動かないセガールだったがそれでも一時期はやる気を取り戻して全盛期とはいかないまでもそれなりのアクションを見せてくれてい>>続きを読む