人情喜劇な座頭市。母親の死んだ赤ちゃんを父親のもとへ届けるため、女スリと三人旅。だんだん疑似家族みたいになって情が湧いちゃうあたりの微笑ましい感じが好き。『三人の名付親』『東京ゴッドファーザーズ』の系>>続きを読む
文化系で繊細なボクの方が、体育会系でガサツなアイツよりキミにお似合いだ、というアンナ・カリーナに対するゴダールの想いを映画にしてみたら大傑作が出来ました。
何気なく始まるダンスの映画的としか言えない>>続きを読む
キューブリックの意地悪さと抜けのいいバカたち、そして至高のラスト。キューブリックは本気で冷戦を怖がってて、核戦争で地球が滅びると危惧してたっぽい。次の『2001年宇宙の旅』はその回避策についての映画。
ゴダールの、カミさん(アンナ・カリーナ)に軽蔑されてるどうしよう!っていう映画。モテない男が何かの間違いでイイ女と付き合ったり結婚したりするとこんな感じになんのか、と。ブリジット・バルドーに「もっとア>>続きを読む
自己言及の究極の形と表現。
映画監督とは、業の深い生き物である。
人生はお祭りだ。
世界で唯一分かり合える人間を殺さなくてはならない男たちの悲哀に泣く。クライマックスの橋の上の決戦、平手造酒を斬った市が、身体全体で彼の死を感じ取る時の表情が素晴らしい。彼はこの瞬間に天涯孤独になってし>>続きを読む