たじたじさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

たじたじ

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パワー・オブ・ザ・ドッグ(2021年製作の映画)

5.0

ドクターストレンジばり嫌なやつやん姑かよって思ってたら途中で「えっそっち?」ってなって最後はあらら…ってなった。章仕立てになっててテンポよき。いろいろ伏線ぽいものが散りばめられてて、やなやつやなやつは>>続きを読む

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語(2019年製作の映画)

3.5

19世紀の4姉妹の話で細雪感ありつつも女性の幸せや自立に言及。なんてことない家族の話なのにこんなにも見入ってしまうのは、誰にもある青春時代が描かれているからか。現在から過去へのリンクの仕方も巧み。>>続きを読む

ドリームガールズ(2006年製作の映画)

3.5

歌がいい。そのときのシーンや心情に合った歌が自然と流れるからミュージカルが苦手な人でもまだ見やすいとは思う。いろいろと実在の人がモデルになってるから、そのモデルになった人の歴史を知っていたらなお楽しめ>>続きを読む

アメリカン・スナイパー(2014年製作の映画)

4.0

戦争映画としても伝記映画としてもおもしろい。軍隊に入った理由が端的かつ明確に説明されててわかりやすく、それゆえに戦争に取り憑かれていったんかなあと。「番犬」であるという自負が、周りからの称賛という名誉>>続きを読む

怪物(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

その人の視点によってモノの見方が変わってくる。三者三様の展開があるから最後まで飽きずに見れた。ところどころ不自然ではないけど印象に残ったものの原因が、最後にパズルのピースがハマったように解明されていく>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.5

文学的哲学的すぎて1回見ただけでは頭の理解が追いつかない。とにかく殺し屋は不気味だしおかっぱ頭さえ不気味だし、200万ドル盗まんかったらそんなやつに追われることもなかったやんと強く思ったし、ラストシー>>続きを読む

tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.5

構造がおもしろい。ミュージカル作家が成功するまでを取り上げたミュージカルで、その中でもミュージカルを完成させるまでがストーリーになってる。

夢を諦めるのか恋愛や人生を取るのか、30歳を目前に悩む姿に
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セブン(1995年製作の映画)

4.0

ブラピの青臭くて血気盛んな若者感とモーガンフリーマンのベテランゆえの冷静で理知的な感じの掛け合いが最高。センス抜群のオープニング映像や七つの大罪っていうテーマが厨二病をくすぐる。

猟奇的な事件ばかり
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トゥルーマン・ショー(1998年製作の映画)

4.5

設定がおもしろい。自分の世界が全部作られたものって空恐ろしいけど、それに気づいていく様がジムキャリーだからまだコメディになってる。

最後もあくまでテレビの演者として振る舞ってたんだろうなあとか、その
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真実の行方(1996年製作の映画)

3.0

とにかくアーロン役のエドワード・ノートンの演技がすごい。

真実はそっちのけで円滑に裁判を進めようとしたり検察が不正したり、是枝監督の「三度目の殺人」や昨今の弁護士・検事ドラマを彷彿させるところもあっ
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しあわせの隠れ場所(2009年製作の映画)

3.0

サンドラブロックの綺麗で強い母ちゃん感が素敵すぎる。裕福な白人家族が貧乏な黒人青年を保護する様が偽善にならずに自然なことだと思わせる振る舞いが素敵。ただ「余裕のある人しか優しくできない」っていう鬼滅の>>続きを読む

ゴッドファーザーPART III(1990年製作の映画)

3.5

1作目は激動かつ波乱の展開で、2作目は主人公が2人で対比的な展開で、それと比べると3作目は凡庸に感じるけど、マフィアから足を洗って合法的なビジネスで穏やかな日々を送りたいと願うマイケルの心情もあると思>>続きを読む

アイネクライネナハトムジーク(2019年製作の映画)

3.0

ボクシングの試合をポイントに、そのときと10年後の人間関係・恋愛関係の変化を描く。

最初らへんの「会社と家の往復で出会いがない」「ロマンチックな出会いなんてない」などのやり取りは、20〜30代のパー
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ミスト(2007年製作の映画)

4.0

後味悪いで有名だけど、ほんとにゲロ吐きそうになるくらい後味悪かった。微妙にCGちゃちいしカメラワークもB級感があってそんなに怖くなかったのはよかったけど、なんせ後味悪い。なんでこれ見ようと思ったのか見>>続きを読む

1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

5.0

今までにない新しい戦争映画。ミッションを与えられたりアイテムが手に入ったり、カメラワークも含めてゲームのよう。ゲーマーからするとワクワクするような演出だけど、そこはあくまでも戦争なので時にはドキドキハ>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

4.0

若者の高揚から絶望への遷移が生々しく描かれていた印象。戦闘中に相手兵士を殺すのに戸惑いが生じるところもリアル。何回か誰が誰なのかごっちゃになったけど。

休戦を差し込むことでさらに戦争の悲惨さや無念さ
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死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

とにかく阿部サダヲの目がイッてる。笑顔なのに怖い。普通にしゃべってるだけなのに怖い。とにかく怖い。

中には凄惨な拷問シーンもあるけど、阿部サダヲのサイコパスさを伝えるのには不可欠。見てるこっちの指や
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レオン 完全版(1994年製作の映画)

5.0

ときどきシュールなシーン挟みつつもレオンとマチルダの距離が徐々に近づいていく描写がよき。ゲイリーオールドマンもクセ強でよき。あの登場の仕方だけで「あ、こいつ薬やってんな」って思わせるのがすごい。

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グッド・ナース(2022年製作の映画)

2.5

すごいお金をかけたアンビリバボーの再現ドラマって感じ。いい人そうでいい笑顔なのになんか怖い、最後らへんはもう狂気すら感じさせるエディ・レッドメインはさすが。

でも特筆すべき点はそれだけって感じ。実話
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ゴッドファーザーPART II(1974年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

パパ・ゴッドファーザー(ビトー)の過去と、ゴッドファーザー(マイケル)の現在を行ったり来たりしながら、コルレオーネ・ファミリーの繁栄と衰退を見事に対比させてる。

たとえば、マイケルとケイが口論して離
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

5.0

約40分かけた登場人物の紹介があってもしばらく誰が誰かわからなかったけど、丁寧でもテンポよく進んで3時間弱あるにもかかわらず最後まで飽きずに見れた。この冒頭ですべての登場人物がどんな人物なのか説明でき>>続きを読む