takeruさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ナイト・オン・ザ・プラネット(1991年製作の映画)

4.3

ちょっとだけハラハラしてて、何となく影というか憂いがあってしっとりした感じで、でも小気味良いテンポで、すごく心地よい2時間だった。ヘルシンキで朝が来て終わるのも良い。

夜更かししたいときとかにまたみ
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枯れ葉(2023年製作の映画)

4.0

戦争の報道とかパブのうるさい音楽とか、周りは騒がしいのに当の2人もその関係も静かすぎて、でもふとした瞬間の表情とか動きにドキッとしたり、あっという間に引き込まれた。
清々しく色々捨てまくるのに、拾った
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グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち(1997年製作の映画)

4.3

“It’s not your fault” これは泣く。シンプルに良い映画。
ここまで真正面に想ってくれる大人と友達がいたら、そんな素敵なことはないなあ。そしてそういう人を作っていくのも自分の努力が必
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逃げきれた夢(2023年製作の映画)

4.1

認知症ってのはひとつの要素に過ぎなくて、それによって今までの人生をえぐられていく、なかなか重い映画だった。
良かれと思って取ってきた言動が、時間が経ってからすごく無責任でおざなりなものだった、と気付か
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tick, tick...BOOM!:チック、チック…ブーン!(2021年製作の映画)

4.3

30歳はとっくに過ぎたけど、いまだに感じることが散りばめられ過ぎててなかなかグッとくるハードな映画だった。自分にもこういう人生があったんだろうかとたまに思ってしまうし、実際にそれを選択できた人は本当に>>続きを読む

(2023年製作の映画)

3.7

終わってしまえばしょうもないのに、凄まじい量のセリフ、ハリーの必死さ、みんなの緊張感に、短いのにすごく体力使った。ドタバタ劇すぎて面白かった。

ネズミ捕りの男(2023年製作の映画)

3.4

4部作で個人的に一番しっくり来なかった。ので、もう1回ちゃんと観ようと思う。
パントマイムとかネズミが動き出すところとか、エグい話してるのにコミカルになってしまう不思議さ。

白鳥(2023年製作の映画)

3.7

寓話を読んでるみたいな、なんか不思議な感覚になる17分だった。安定のテンポで流れてしまいそうだけど、細部のこだわりはすごいし、割とダークな内容だし、ラストはちょっと衝撃。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.9

これこそまさに真の"映像化"と言うべきか。
ウェス・アンダーソン作品てすぐわかるのに、全部違う感じにおもしろいのがほんとすごい。
小気味良いテンポであっという間の40分。

あの頃輝いていたけれど(2022年製作の映画)

3.9

ベタでシンプルだけどあったかい、とてもいい映画。
ラストシーンがたまらない、みんなに幸あれと願いたくなる。
エンドロールの最後も粋で良かった。

Jonas/ジョナス(2018年製作の映画)

3.5

なかなかに辛い、体力のいる映画だった。
ラストは良く捉えるべきか、悪く捉えるべきか。。。

この世に私の居場所なんてない(2017年製作の映画)

3.5

鬱々とした前半からの、怒涛すぎる後半、だいぶびびった。賛否両論ありそうだけど、個人的には嫌いじゃない。面白かった。

クソ野郎ばっかりだけど、やっぱり死ぬのは嫌だよね、って映画でした。
イライジャ・ウ
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ちひろさん(2023年製作の映画)

4.0

これくらい流れに身を任せながら、自分の足で生きていけたらカッコいいなあ。人間は浮くようにできてる、ってのはいい言葉だ。

有村架純がいい味出しすぎててたまらなく良かった。色々あるけど優しい世界で、前向
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思いやりのススメ(2016年製作の映画)

4.2

溢れんばかりの優しさとユーモアと、何より最後の爽快感。
最後の最後まで最高すぎた。こういう友達は一生モノだな〜。

ロレーナ: サンダル履きのランナー(2019年製作の映画)

3.3

「これを履いてる人はみんな私の後ろを走っている」
走ることが本当の意味で生活の一部にある感じ、カッコいいな。
あんなレースで颯爽と優勝してみたい。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

-

英語のみでちゃんと理解できてないだろうけど、それでも結構しんどい。映画観てこんな感情を抱いたの初めてな気がする。
同じ劇場にたぶん日本人はいなかったけど、自分は日本人なんだとすごく認識させられた。中盤
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.6

生きたい場所で生きていい、なりたい自分になっていい。
時間はたくさんある。
どんなことだって話していい。

ソフィにかけた優しい言葉は、全部カラム自身が言ってほしかったものだったのかなあ。
希望に満ち
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帰れない山(2022年製作の映画)

5.0

生まれたからには生きるしかないんだけど、「じゃあお前はどう生きる?」と真正面から問いかけられる、そんな映画。沁みすぎた。

感じたことをちゃんと残しておきたいけど、全然まとめられない。山々も湖も友情も
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それでも私は生きていく(2022年製作の映画)

3.4

好みではなかったけど、人生のめんどくさ〜い部分をすごく生々しく描いているなあと。
気持ちが沈むことばっかりな一方で、パリの街並みとか景色がずっと綺麗で、それに救われる感じだった。

午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

3.5

あんまりハマらなかったけど、深夜とラジオという組み合わせが何とも心地よかった。
80年代のエネルギッシュさ、今の自分では生きていけなさそうだなあ。そういう意味で何となく生きにくそうながらも、ちゃんと生
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アダマン号に乗って(2022年製作の映画)

3.6

100%の答えは無い世界なんじゃないかと思うけど、科学がどんどん進んでいくこの時代にこういうアプローチを模索する人がいるということがなんだか嬉しかった。
余白が大事だ。

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.5

自分が選ばなかった人生にも実はその続きがあって、それが今の自分とも繋がれるかも、と考えたらワクワクする。
こんな話を思いついて映像化できるなんて天才か。何より母は強し!

ガタカ(1997年製作の映画)

4.8

どんなに文明が進んでも、それでも残るものは何だろうかと、じっくりと考えさせられる。

「戻ることは考えずに全力で泳ぐ」
グッとくる台詞だな〜。

パリタクシー(2022年製作の映画)

4.1

シンプルな映画だけど沁みた。気付いたら助手席に座っちゃうくらい仲が深まっていく様が素敵。
長い人生のうちの10分の寄り道くらい!

ゲット・アウト(2017年製作の映画)

3.6

めちゃくちゃ良くできてて、最後までちゃんとみてよかった。不気味な表情とか演技がすごすぎる。
ただただ不穏で怖かったシーンたちが、もう1回見たらすごく切なく思えそう。

エゴイスト(2023年製作の映画)

3.7

確かにエゴだったんだろうけど、後半のお母さんの台詞で救われた。
人との付き合い方とか家族のあり方とか、当たり前だけど人の数だけいろんな形があるよなあ。

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.2

わかりやすい台詞や展開はないけど、2人の関係がゆっくり深まっていく様が沁みました。だからこそ、ヨウティエは幸せになっててほしい…

2011年という衝撃。中国の現実みたいなのも見えて、見応えのある良い
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いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.4

マイケルもジョンも新しいお母さんも、似たような境遇にある人たちも、みんな幸せになってほしい、と思う。
辛すぎるけどあったかい、良い映画。

Guava Island(2019年製作の映画)

3.3

陽気であっけらかんとした映画
パレードのシーン、何とも良かった

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.8

「特別処理」とか「解決」とか、結局一番怖いのは人間…

たぶんあの場にいた全員が正義だと心から思っていたんだろう。確かにあの中の誰かだけが特別悪いわけじゃないし、ベタだけど、戦争の愚かさを痛感させられ
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愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.7

日々ただ流れていってしまうたくさんのニュースだけど、それぞれにこういう人たちがいると思うと胸が締め付けられた。
最後の夕日?の色が印象的だった。

すばらしき映画音楽たち(2016年製作の映画)

4.0

科学では計り知れないと科学者が認める映画音楽、素晴らしいじゃないか。

もはや当たり前の存在だったけど、ここまで緻密に練られていたとは。映画を観る楽しみが増えたし、まだまだみなきゃいけない映画がたくさ
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戦場のメリークリスマス(1983年製作の映画)

4.8

どう表現したら良いか、いい言葉が見つからない、凄い映画だった。
反戦とか友情とかそういう次元ではない、何かもっと違うものがグサグサと伝わってくる、そんな120分だった。
"Merry Christma
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ラストエンペラー(1987年製作の映画)

4.7

これは、、すごい映画だった。ずっと知ってたのに、もっと早くみるべきだった。

「中国」とひと言ではまとめられない深さや複雑さを感じたし、何より脚色はあれど実在した人の話というのが信じられん。
特に晩年
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