tamicさんの映画レビュー・感想・評価

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彼女とTGV(2016年製作の映画)

4.0

アマプラのおすすめにずっと出てきてて、サムネの笑顔の中年女性がすごく素敵で気になって、何の気なしに見始めて、この主人公の中年女性、しょぼくれた役っぽいけど、でも表情とか着こなしとか、なんかすごく素敵と>>続きを読む

ダゲール街の人々(1976年製作の映画)

4.5

映画の中のパリは洒落てるけれど、1970年代の日本とそう変わらないパリもあったんだと新鮮だった。

お客さんは笑顔で挨拶しながらお店に入ってこないし、お店は雑然としてるし、女性の髪の毛はバサバサだし、
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.0

クリスマスっぽいかなと鑑賞。なるほど、これは面白い。何となくホテルのドタバタ劇かと思ってたら、サスペンスあり、アクションあり、バトルあり、ラブに師弟愛ありの、七人の侍みたいなエンターテイメントだった。>>続きを読む

正欲(2023年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

水に欲情することってそんなに人に知られたくない秘密で、疎外を感じるものなんだろうかという疑問がずっと拭えなかった。小児性愛と並べちゃいけないだろう。水で欲情することは誰も傷つけないが、子どもへの欲情は>>続きを読む

アバウト・タイム 愛おしい時間について(2013年製作の映画)

3.9

不思議と登場人物みんなが魅力的。愛情をもって撮ってあるって感じで、見てる方もそれだけで幸せな気持ちになる。

マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

しみじみとよかった。かなり好き。

スカーレット・ヨハンソンが男の子のような顔をしてて、あー私が映画で見てた彼女は女であることを求められてる彼女だったんだと思った。そういう演技ができている、この映画が
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.6

組み合わせの新しさがアカデミー賞の理由なのかな。

SF と悪との戦いと家族の物語といえば白人の父親と息子だったところを、中国人の中年女性と思春期の娘の葛藤と組み合わせた。思春期の子どもを持った親とし
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SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

3.5

淡々としてるわけでもなく、緊張感に満ちてるわけでもなく、映像や編集がいまいちに感じられた。それでも、世界の流れを変える記事を出すまでの丹念な積み重ねには、報道の自由の重さを感じたし、自分も仕事をがんば>>続きを読む

バービー(2023年製作の映画)

3.5

楽しかったけど、思ったほどスカッとはしなかった。舞台が現代だからしょうがないのかな。

ストーリー・オブ・マイライフの方が好き。でも、女の子たちのための物語という点では同じ。これからも、グレタ・ガーウ
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RBG 最強の85才(2018年製作の映画)

3.5

RBG がなぜアイコンになったのかよく知らなかったので、そうなんだーと思った。核心をついた言葉は多くの人に届くという真実に希望を感じる。あと晩年のルースのファッションが素敵。

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.8

ショッキングなシーンがないことが、真摯に女性の権利をテーマとしていることを示していていい。会話劇だけで見せる技術も、映像も良い。

ダウントン・アビー/新たなる時代へ(2022年製作の映画)

4.5

みーんなカップルになっちゃったのはどうかと思うけど、モールズリーさんとトーマスの幸せがあまりに嬉しくて、一人で拍手を送ってしまった。素晴らしい大団円でした。私の大好きなメアリーが、おばあさまの後を継ぐ>>続きを読む

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

2.5

胸くそ悪そうな映画だなと敬遠してたけど、Twitterで評価されてたのと、アマプラ無料配信もうすぐ終了とのことで戯れに見てみたが、やはり胸くそ悪い映画だった。映画については、世間の評判など本当に役に立>>続きを読む

犬も食わねどチャーリーは笑う(2022年製作の映画)

3.5

台風家族よりは好きだった。前半はクスッと笑うことも多かった。しかし、思考が薄いかなあ。なんというか、まさに専業主婦とかパートとか時短とかの妻がいる夫が考えた「結婚」「夫婦」って感じで、社会構造に腸にえ>>続きを読む

チャーリング・クロス街84番地(1986年製作の映画)

4.2

抑制的でありながら、親しみとチャーミングのつまった映画。ニューヨークの作家とロンドンの古書店員による本と手紙のやりとり、ただそれだけで、何もドラマチックなことはないのに、とても魅力的。すでに1986年>>続きを読む

プライドと偏見(2005年製作の映画)

3.5

端正に映画にしてあるなという印象だけど、やや感情よりというか劇的よりというか、私の思うオースティンの合理性やウィット、大衆性がやや欠けているように感じた。衣装も調度もイマイチ。BBC 版『高慢と偏見』>>続きを読む

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