選ばれなくたって選ばれる。また選ばれない。そして選ばれる。僕らその瞬間をただ一途に受け止めるのさ。愛するのさ。
んんあっあーっングドドドドドッファーッスんあー、グドドド ッ
勝敗に無関心な戦いが、せめてもの名残惜しい決着をつけようとする。悲哀と非愛なるもの、私たちはここで衆生としての証を堪能する。
SHOWTIMEに観るのは楽観的な境地。偽ることない肉体が妖艶を抱く。人間の生死を人間が超えたいと願わんばかりに。
恋情の往来が日常を崩していく。刹那的な甘い狂気に満たされながら。
不動のロック魂は是非を問う荒波に身を閉ざして、寒冷の地を遊んでいく。
唯一無二のパンクが打ち破って、打ち破られて、また打ち破ってみた恍惚の景色。
映画に秘められた皮膚感覚の追跡による映画への回帰。