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恨みの権化。
制御不能の対物性愛。
信仰の完遂と代償。
戦と交わらない剣。
屈折の光。
肉欲の断面からの開放を望む激烈の魂。
あの日の続きを。
海に流したはずの記憶の断片も今この瞬間に波となって蘇る。生死が弛まず繰り返される海と陸の瀬戸際に立つ生命の証。
愛の露呈。
焼き付いた記憶の現在。
飾り気のない人間の移行。
こすりあうためらい、ほどけていくていこう、互いに見つけ合う高潔な恥じらい。
愛の漂着。
実存の密会。
薄膜の中に佇む愛の落し物。
溌剌の展開。
嬲られた承認の決壊。
想いの齟齬が痛みを付着させていく。(スコアは何に対して、付けるのかを迷った。感情が四方八方から押し寄せてきて、結局はどれかを選択することなどできない)
中核を失った春がぐるぐる回る。
拠り所のさまよい。
纏わぬ白色の恋。
普遍に潜む美が終焉を舞う。
未開拓の子。
優しさの配分。
散文的な恋模様が奥行きを担う。
空虚で満たす肉欲の舞。
旅路を軽快に結んでいく。
並列のメロディ。
不条理な純愛の美。
繋ぎあった手で首枷を外す。
薄明光線のように雲間を貫くのは、私であるという満ち満ちた態度。
そこにいるのに、いない、火の粉は散っていた。
深淵に漂う愛が小さく語り合う。
奔放に置いていかれた小さな体。
刻まれた悲鳴に湧き上がる生命の怒号を重ねる。
等しく照らす惜別の明。