山科晃一さんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

リリイ・シュシュのすべて(2001年製作の映画)

4.6

生きるとするならば、せめて何色か、教えて欲しかった。

ヘルタースケルター(2012年製作の映画)

2.4

見放された自分以外の自分達の悲鳴にこれ以上、耳を塞げない。集まって壊す。黙ったぶんだけ、うそぶいたぶんだけ、絡まったぶんだけ。

グーグーだって猫である(2008年製作の映画)

3.3

分かるときも分からないときもきっと見ている。感じている。

家族ゲーム(1983年製作の映画)

4.3

左にも右にもある道をただ迷いながら進む。その時々の出来事はまるで刹那的であるが、時間を誰かと共にした瞬間にそれは束縛を受けその場に焼きつく。

空(カラ)の味(2016年製作の映画)

3.1

逃れられない罪悪感と快楽を掴んで飲み込む。その味を味わえ。

親密さ(2012年製作の映画)

4.7

知らない性分に立ち向かう。剥がれていく衷心の欺瞞。

ソロモンの偽証 前篇・事件(2015年製作の映画)

4.4

心についた傷の痛み、確かなもの、真実は遠くで笑っているのか近くで泣いているのか。

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