tsさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

珈琲時光(2003年製作の映画)

3.7

電車と肉じゃが。丸ノ内線の一瞬外に出るとこ撮りたくなるのめちゃわかる〜

香川1区(2021年製作の映画)

4.2

おもしろくてあっという間。自転車で回るときにずーっと「お騒がせしております、お身体お気をつけて!」って繰り返し街の人へ言っていたのが印象的(なぜ君〜のときからそうだったかもしれない、見返したい)。大き>>続きを読む

コロンバス(2017年製作の映画)

4.3

再見。家族をはじめ人間関係において「そういうことにしておこう。」みたいな心持ちは大事だなと思った。ベタだとわかっていても柵越しのタバコのシーン好き。

グレート・インディアン・キッチン(2021年製作の映画)

4.6

家父長制ホラー。台所とか蛇口、料理の音が怖くなる。あとヨガするときに毎回ごめんなさいって気持ちになると思う。
スーパーでバイトしてたとき、食堂の皿洗いを女性は自分でやるのに社員の男性は基本やらないのが
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

3.8

浜辺のシーンで真理子をあしらうおじさんと現実の自分、何も違わないんじゃないか。貧困を扱う作品をみると、作品の中の生活に近い状態の人がこの作品をみることはあるんだろうか、とか考える

さがす(2022年製作の映画)

4.5

これは凄い。脚本、演出、テンポ、ユーモア、グロさの調整(「ただ悪より救いたまえ」でも思ったけど、グロが苦手でも観られるレベルにしてくれてる感じがする)等々、まず純粋にめちゃくちゃ面白かった。けどそれで>>続きを読む

声もなく(2020年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

ユ・アインたぶん初めてみたけど凄すぎる。声出せないからってわかりやすい表情とかジェスチャー的なのをしない。チョヒを見つけたときの動きとか、ほんとに震えた。

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

おもろ!!けど笑えない。実際こうなりそう。「まともに会話ができない!」それな!!
孤独死っていう予測はハズレたからハッピーエンドです。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

いわゆるネタバレをみて、まさかトビーマグワイアでるのか?っていう興味本位というか怖いもの見たさもありつつみた。みてよかった。個人的な話だけど、たしか初めて能動的に映画館に観に行った実写映画がスパイダー>>続きを読む

ユンヒへ(2019年製作の映画)

4.3

ただ一緒にいることすらできなかった二人。大事な誰かが元気でいる、とわかるだけで止みそうもない雪の中でも生きていけるよなーと。滝内公美さん(大好き)とのシーンが切実すぎて、とても引き込まれた。

余談。
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明け方の若者たち(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

北村匠海目当てでみた。基本死んでるけど、ここぞというときにフッと生気が宿る目が好き。走り方とか細かいとこも丁寧。
原作でもそうなのかわからんけど、目覚ましエイリアンズが不意打ちすぎて声出そうだった。い
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弱くて強い女たち(2020年製作の映画)

4.1

毎日楽しく過ごしてくれればいい、と言いつつ留学はさせたい母、とか、家族の中の複雑な距離感や感情の描き方が丁寧。あんな歌を人前でどっしりと歌えるような歳の重ね方をしたい。

陸軍中野学校(1966年製作の映画)

3.8

ホー・ツーニェンの個展「百鬼夜行」に部分的に使われて(サンプリングされて)るってことでみた。みなさん書いてるけど生徒の中に溶け込んで中盤気配がない次郎がすごくて怖い。終盤の婚約者の台詞が切ない。偽名で>>続きを読む

勝手にふるえてろ(2017年製作の映画)

3.9

松岡茉優と渡辺大地がすごい。演出上悪ノリが過ぎるとこも多いけど、でも大体みんな頭の中って意識するしないは別にしてこうでしょう。そうだと思いたい。

すばらしき世界(2021年製作の映画)

4.1

嵐のときもあるけど、誰かや何かと関わることができる世界のすばらしさも脆さも丁寧に表現していてよかった。髭で丸眼鏡で短パンの仲野太賀、最高ですありがとうございます。あけましておめでとうございます。

こんなにも君が好きで goodbye mother(2019年製作の映画)

4.0

「ムーンライト・シャドウ」の劇伴がとてもよかったので、その流れで知って観た。
同性愛っていう軸はありつつ、誰とどこで生きていくか、家族とは、自立とは、とか、いろんなことに思いを巡らすことができる映画だ
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偶然と想像(2021年製作の映画)

4.5

こんな、自分を底からひっくり返して曝け出すような会話はできないし、したいとも思わないけど、いつかはするのかなとか考えた。人と話さないと何も起こらない。

雨とあなたの物語(2021年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

ドラマ「恋愛体質」(大好き最高)でチョン・ウヒ好きになって観に行った。カン・ハヌルは初めてみたけど、2人とも細かい仕草や表情が丁寧。
待つことで、距離を飛び越えて醸成される親密さ。「海に行けない社会が
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

4.3

凄い。最初のシーンから映像と音の波にのまれて、引き込まれる。
時を超えた #MeToo 。従軍慰安婦のことを思い出したりもした。世の男性は省みような。

ダンサー・イン・ザ・ダーク 4Kデジタルリマスター版(2000年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

エンドクレジットでビョーク!!と知り驚いた。目や身体の動き、絶妙な吃り加減がずっと凄いし、それを撮るカメラの動きも匂いまで伝わってくるようなリアルさ、というかとにかく近い。
目的を遂げて、身体は縛られ
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悪なき殺人(2019年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

偶然か必然か、とかっていうのは何かが起きた後で折り合いをつけるためのもので、どっちにしろ起きたことを受け入れて気持ちや愛や関係をやっていくしかないですね、となった。TENETの「起きたことは仕方がない>>続きを読む