tsさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

(たぶん)カイアが最期まで子供をもうけなかったのがよかった。最後のシーンで東野圭吾の『聖女の救済』を思い出した。

アウステルリッツ(2016年製作の映画)

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暑い中群れてさまよう観光客。おひとりさまがほぼいないように見えた。
「希望も勇気も、この状況では役に立ちません。役に立つのは絶望だけです。」
行かなければ、となったので、頑張って貯金する(無理、、)

すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

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関東大震災〜阪神淡路〜3.11と原発事故〜(コロナ)〜今、と明日、これからのための映画だった。関東大震災から100年後にするための2023なのかな。当時物心つくかつかないかくらいの10代の子、生まれて>>続きを読む

ある画家の数奇な運命(2018年製作の映画)

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トムシリングが画面にいるだけで3時間もつ。フォトペインティングに行き着くシーンは震えた。ボイスとかギュンターユッカーも出てきて、デュッセルドルフ芸大のあの時代の熱を想像した

窓辺にて(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とてもよかった。「ずっとLemonかかってて」で声押し殺して爆笑してしまった。稲垣吾郎の声で「どうだろう」って言ってもらえるならそらみんな相談する。
佐々木詩音に結構冷たく、というかかなり怒ってるよう
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RRR(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

インド映画初めてかも。最後のお礼に読み書きを、のとこよかった。

パラレル・マザーズ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

凄まじかった。ドアを開ける、閉める。電話番号を変える。切断と接続。
祖先の歴史を引き受けているから、降りかかる不条理とある程度冷静に対峙できている、のかな。戦争を越える不条理はない。

市原佐都子の『
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ヒューマン・ボイス(2020年製作の映画)

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女優?を演じること。『メモリア』のときも思ったけど、ティルダスウィントンのため息だけで映画になる。所作ひとつひとつの引力。戯曲が原案、って点でちょうど同時期にやってる『もっと超越したところへ。』と同じ>>続きを読む

クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

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音がでかくてよかった!前半と後半の切り替え方がうまい。「反抗の種はそこらじゅうにある」!

この空の花 長岡花火物語(2012年製作の映画)

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戦争の表象不可能性を引き受けようとするとこうなるのかな。どんな歴史があった土地の上に自分が立ってるか知らなさすぎる。

イノセンス(2004年製作の映画)

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偉人の言葉の引用。言葉ができて何千年、「オリジナルな台詞」なんてねえよ!!っていう気概。地点の『グッド・バイ』を思い出した。目の前にいるあなた、思い出の中にいるあなたが「あなた」だと信じるしかない。

グッド・ナース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ずーっと暗い画だけど、何か起こるんじゃないか、起こっているんじゃないか、っていう緊張感が常にある。脚本もうまくて、たまに挟まる元奥さんと娘の話とか、何より最後の取り調べで名前を言わせるところとか、終始>>続きを読む

アフター・ヤン(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

とてもよかった!といいつつ前半結構寝てしまった、、
人間には今のところできない、見て聞いたものそのままを(一部)記録する、という装置を持ったAIロボットの停止。逆に言うと全部記録することは技術的にも倫
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MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない(2022年製作の映画)

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おもしろい!!!前半笑えて楽しいし、後半は自分の仕事、職場の人について考えざるを得ない、しかもポジティブに!新人研修でマナー講座とかよりこれみせた方が気持ちよく仕事しようと努めるようになるんじゃないか>>続きを読む

もっと超越した所へ。(2022年製作の映画)

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うおー超面白かった!!あの『愛がなんだ』を超えるようなホラーが4組分。それぞれの部屋を音とか共通する動きとか(モンタージュ?)で丁寧に、でも超テンポよく繋いでいて(『スパゲティコードラブ』を思い出した>>続きを読む

夜明けまでバス停で(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

初っ端から大事なところでかかる大仰?な音楽と、エンドロールの爆破でさめてしまった。あとマネージャー露悪的に描かれすぎ、あんな人の下で10年も働けない。

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

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理性。尋問の記録がちゃんと残ってるだけまだ救いだなとか考えてげんなりしてしまった。

マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

よかった。牛丼仏壇好き。ブスで美しいブス美。窪田正孝の「ぼく歯磨き好きなんですよ」からの最後ホームでの目の誠実さ。
叫ぶシーンで音割れてたのはわざとなのかな、微妙にストレスだった。ひったくりに襲われる
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秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

明日へ瞬間移動のとこ好き。親離れ、子離れとか、そういうのを超えた自立と連帯。

バビ・ヤール(2021年製作の映画)

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家の中はまた違うのかもしれないし、談笑してる映像とかたまにあるけど、にしてもみんな何かのモジュール、歯車?のように、自分の身体が自分のものではないような感じがして怖かった。ずーっとスマホみてる今もそう>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

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子供の悪意のない悪意、つらい。親が感情を読み取ったり、言葉として引き出したりできればいいんだろうけど、妊娠でそれどころじゃないのがさらにつらい。最後のリザとの会話はちょっと救い。学校でロールでもミカエ>>続きを読む

オーファンズ・ブルース(2018年製作の映画)

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ベタベタする。鼻を啜る。口を拭う。
ヤンとバンの存在だけは忘れないエマ。

沈黙のパレード(2022年製作の映画)

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原作未読。2時間ドラマ感、というかTVドラマを2〜3話繋げた感。だから展開が気になって面白い、ってのはあるけどそれだけというか。突然CMみたいな安いCG出てきたり、大事な公園のシーンでなんか声こもって>>続きを読む

LOVE LIFE(2022年製作の映画)

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ドラマ「#家族募集します」みてなんとなく気になってた木村文乃、凄かった。出てくる言葉も身体の動きも、視線が吸い寄せられる。

「待った」をさせてくれる息子はいなくなり、遺された大人たちは謝って、あやま
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うたうひと(2013年製作の映画)

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相槌、合いの手を入れること。お互いに思い出しあえること。
祖父、父が天理教の家系で、月1のお参りの後に教会長さんが経典にあったりなかったりする教訓的な小話をしていたのを思い出した。というかお参り(天理
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彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

繰り返されるファの音。何よりも切実で個人的なメタバース。喪失を抱えてどう生きていくかについて。家出(失踪)する、される、先立つ、先立たれる、を両側から描く、何度でも。

「一人でやらなきゃ」

余談。
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