こうさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

こう

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パラード(1974年製作の映画)

4.0

本当に一つのショーを見ている感覚だから、特に文句のつけようがない。
自分もこんなことできるぞと言わんばかりの観客一体型で見ていて楽しい。
走馬灯ってきっとこんな感じでも良いのかなって思った。

ブリキの太鼓(1979年製作の映画)

3.7

母親の節操の無さが本当に無理だった。
大人たちに嫌気が差して成長を止めるのは良いけど、側だけ止めるので良いの?

ドレミファ娘の血は騒ぐ(1985年製作の映画)

3.5

観てる途中何故か画面が荒れてきて、それすらも演出かと思ったくらいには分からなかった。
洞口依子が主人公なことだけは分かった。

バッド・スパイ(2018年製作の映画)

3.8

The HustleとかTHE HEAT同様、女2人でわちゃわちゃしながら何かに挑んでいく大好きなパターンだ。
ケイトマッキノンの役は正直もっと突飛でも良かったくらいだけど、スノーデンに電話かけるとこ
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ぼくは怖くない(2003年製作の映画)

3.9

イタリアの自然や子供の純粋無垢な姿は伸びやかで良いんだけど、なにせそれの対比となる大人が酷すぎてな。
ぼくは怖くないんだろうけど、こっちはわりかしずっと怖くて見ていられないよ。

トラフィック/ぼくの伯父さんの交通大戦争(1971年製作の映画)

3.9

振り返ってみると、車が映っていないカット1つも無かったんじゃないかと思うくらい車に次ぐ車。
ジャックタチなので全体としてゆるさがあるけど、後半の事故の連鎖の場面はゆるさが爆発していて完全に異世界に迷い
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やっぱり契約破棄していいですか!?(2018年製作の映画)

3.7

レスリーは絶対に引退しようとしなくてすごいな、こちとらいつ何時だって仕事引退したいのに。

契約者も暗殺者も全員がマヌケでみていて可愛い。

ジャズ大名(1986年製作の映画)

3.9

タイトルとポスターで惹かれ、何の気無しに観て得体の知れないエネルギーを感じていたら監督岡本喜八だったのか。

ああいう何にも臆することのないラストカットを幕引きに持ってくる映画にはどうしても贔屓的にな
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イン・ザ・ハイツ(2021年製作の映画)

3.7

内容めちゃ薄くて、は?って思うところ結構あったけど音楽は案の定かなり良かったなぁ。
もうとにかく勢いで押し切って欲しくて、まあ実際そうだったけど、オープニングのラップのシーンで最後までこのシステムで進
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デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

4.0

Filmarksの評価そんなに高くないけど最高だった。
哀れなブシェミとまんまなイギーポップと一貫して真顔のアダムドライヴァーなどその存在だけで作品を愛せるような人物が多い。
ジャームッシュらしいコー
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シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

3.8

エヴァ、いっつも内容忘れて訳わかんなくなってTV版や序破Qは幾度と観たな。
結局毎回何の理解も生まれないけど、面白いなぁと思いながら観てる。
本作も同様に全ては把握しきれないけど、作画も圧倒的だしずっ
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.0

オンライン試写会にて。
2年くらい前から随一で観たかったから本当にありがたい。

思いがけぬ人生讃歌。
なにより競歩するマッツ、踊るマッツが観れるのはかなり良い良い。
題材だけならヘンテココメディにな
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THE GUILTY/ギルティ(2018年製作の映画)

3.8

雨の日に家でこもって一人で観るのにちょうどいい作品だった。
通常オペレーターならあそこまでの関わりは業務の外になると思うけど、その後どうなったのか全く追えずに間断なく電話を受けなきゃいけないのって大変
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わんぱくデニス(1993年製作の映画)

3.8

こういう類の映画って、子供のことをやっかみつつも憎めない構造が多い気がするけど、本作は途中まで本気で嫌いな感じで面白かった。
デニスがどこまでもかわいいから正義。

恐怖のセンセイ(2019年製作の映画)

3.8

変な邦題ついてNetflixに来てるの気付かなかった。
ブラックコメディ大好きだから本作のかなりイタい感じはかなり良かったな。
男らしくなっていく様も"センセイ"との戦いも面白かった。

エクストリーム・ジョブ(2018年製作の映画)

3.8

結構期待値上げていたけど、期待通りかなり痛快で良かった。
ポンコツに見えて実は凄いとこあるお決まりの展開も結局テンション上がるし、言わずもがなチキンは食べたくなる。

小さな仕立て屋(2010年製作の映画)

3.6

滑りこみmyfff。
レアセドゥ白黒でこんなに映えるの。

クルエラ(2021年製作の映画)

3.9

Come togetherこそ原曲で聴きたかったけど、それを差し引いてもブロンディやゾンビーズなど好きな音楽で溢れてた。

後半の崖あたりの映像がなんだか安っぽく感じてしまったけど、基本的にはパンクで
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イングランド・イズ・マイン モリッシー, はじまりの物語(2017年製作の映画)

3.7

The Smithsの曲は聞くけど正直モリッシーの人間性については全然理解してなかったから、こんな等身大のサクセスストーリーなのかと思った。
モリッシーという1人の青年の物語だから、音楽を演奏するシー
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

3.8

ストーカー男が殺す前に犯そうとするのだけまじで何でなのか意味わからなかった。
そんな一貫性の無さも人間って…となる

ジェントルメン(2019年製作の映画)

3.8

ああガイリッチー観てるなって感じで、キメキメの奴がいっぱい出てくる。
特に今回チャーリーハナムがドンズバだった。

今の自分に足りていないのはメガネと髭と暴力。

ミッチェル家とマシンの反乱(2020年製作の映画)

3.7

佐久間さんがANN0で話してたやつ。
そんなに刺さらなかったけど、ちゃんとしたしっかり面白い作品だった。
捨てられて反乱起こすAIかわいいね。

自転車泥棒(1948年製作の映画)

3.8

自転車が盗まれたことによる顛末を辿っただけのシンプルさが、現実のやるせなさを助長させる。
ブルーノの無垢さに救われることもあるけど、ブルーノがいることによってより痛々しい。

ブラインドスポッティング(2018年製作の映画)

3.8

全編にわたって一触即発の不穏さが漂い、マイルズの思いは言葉に乗って弾ける。
全米屈指の犯罪都市の揺らぎと、人種の違う幼馴染2人を上手く使った作品だと思った。

一分間タイムマシン(2014年製作の映画)

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もし仮に、自分のために何回もタイムスリップしてることを知ったら普通に気持ち悪く思っちゃうな。

隔たる世界の2人(2020年製作の映画)

3.9

観よう観ようと思っているうちに受賞してた、ジョーイバッドアス主演の短編。

とても戦略的な作りで、the way it isでフェードアウトしていくのが切ない。
2pacがchangesをリミックスし
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.8

キアロスタミ一挙追加なんてAmazon primeやるねぇ。

柳と風でもそうだったけど大人たち、いつでも冷たいな。
行って帰ってくるだけでもスリリングでハラハラさせられる。
厳しめの大人たちと、穏や
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初体験/リッジモント・ハイ(1982年製作の映画)

3.8

80年台の青春映画は一生垂れ流していたい。
たくさんの考えの浅い若者たちが雑に絡み合い、何かを学んだり学ばなかったり。
きっとおじさんになってこの手の映画をいっぱい観たら、もの懐かしさとやっかみで犯さ
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.6

プロットもさることながら、ダリが関わっているだけあって夢のシーンは目を引く。

やっぱりイングリッドバーグマンはめちゃくちゃ美人だな。

サンダーフォース ~正義のスーパーヒロインズ~(2021年製作の映画)

3.6

メリッサマッカーシーがはっちゃけてそうなコメディというだけで観てしまう身体になったけど、今ひとつ突き抜けなかったな。
まず敵がもれなく弱そうすぎるし、メインの仲違いのタイミングも無理矢理すぎた。
ただ
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Mank/マンク(2020年製作の映画)

3.7

消化するのに時間がかかって、なおも結局落とし込めずにいる作品。
なにせ「市民ケーン」の記憶が朧すぎて、あれこれ劇中のあれか…?そうやって作品に繋がるのか…?など全体的にフワフワとした気持ちで観てしまっ
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.8

やっと無料配信きてくれた。
レベルウィルソンだし詐欺師の話だからずっと観たいと思ってたけど、「だまされてリビエラ」のリメイクだったのか。あっちどこ探しても無いんだよな。

何というか、大好きな「The
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シカゴ7裁判(2020年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良かった。
カウンターカルチャー潰しの裁判という胸糞アメリカヒストリーの映画ながら、軽快な演出で観るものを敬遠させない。
散りばめられた知性と、ラストのアツいシーンで完全に心持っていかれた
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パーム・スプリングス(2020年製作の映画)

3.8

試写会にて。
彩度の高いポップな画面と、ときおり現れるロンリーアイランド印のぶっ飛んだ演出が楽しい。
あと毎回彼らの映画は90分程度できっちりまとめ上げてきて程よく充足されて、コース料理で言ったらデザ
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