翼さんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

翼

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アリー/ スター誕生(2018年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ガガ様が場末のドラァグクイーンのバーシンガーってのもハマるし、言うまでもなくスターとしてもハマりまくりなのでキャスティングの時点で勝ち確定試合。なのになんか名作感が薄い。
スターになるにつれプロデュー
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グッド・ボーイズ(2019年製作の映画)

3.1

12歳の時に一喜一憂してたことを追体験させてくれる。けど子供向きじゃない。かつてグッド(?)ボーイズだった大人たちが「あったあった、んなわけあるか!」とビール片手に微笑ましく振り返るための映画。本当の>>続きを読む

透明人間(2019年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

面白い!!
精神病棟のワンカットカメラワーク、命を狙われる緊迫感と、真実に手が届く一縷の望みをかけた攻防。透明人間という命題を掲げる以上言い出したらキリがない数々のツッコミの余地はあるけど、全て黙らせ
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ビリギャル(2015年製作の映画)

3.2

伊藤淳史のわざとやってんのかってくらいクッサイ再現VTRみたいな演技が胡散臭いが、脇を固める名優とヤンキー風味の有村架純をずっと観てられるのでほとんど気にならない。ほぼ主役なのに一番無味無臭ってどーゆ>>続きを読む

億男(2018年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

タイトルを「お金の正体」とかにもできそうなものを、なんちゃない女のアドレスの登録名ってチープな理由をわざわざタイトルに持ってくるあたりが気取ってなくて良い。3億に振り回される男、億男。
金を持ち逃げし
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シャザム!(2019年製作の映画)

3.3

何事も、時間が無いからって適当な仕事するとえらいことになるってことを神話レベルで教訓にしてくれる←てめーのことだぞジジイシャザム

スーパーヒーローに憧れるキッズ達が誰もが一度は想像すること。自らにス
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明日への地図を探して(2020年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

明日が来なければいいのに、と強い願いが時空を曲げて、「一日」が「毎日」ループするようになった。この迷宮から飛び出す鍵はただ一つ、同じ時間軸を生きるもう一人と、最後の奇跡を探すこと。
小さな奇跡を並べて
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ラーメンヘッズ(2017年製作の映画)

1.7

このレビューはネタバレを含みます

富田と親交がある友人が「奴はラーメンヤクザだから」と言ってたのを思い出して観てみた。わかったようなわからんような。

映画の作り手側が『ラーメン屋のこだわり万歳!』というスタンスではなくどちらかと言う
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寄生獣 完結編(2015年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

境界が曖昧どころか人間こそ寄生獣であるという奇声生物の主張。そうなのかもしれないと思わせるに充分な説得力。それに対してシンイチの「それでも生きていたい」という主張は儚く脆い。この脆さこそ人間だよ、と締>>続きを読む

寄生獣(2014年製作の映画)

4.1

「共存なんて出来ない」と声に発している当人たちの、人間と寄生生物の境界線が曖昧になっていく。だんだんと人間味を失っていくシンイチと、逆行するミギー。二人の交錯点に共存の道はあるのか。

日本の文化遺産
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アップグレード(2018年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

とんでもねー終わり方!
この後味はなかなかない。AIの完全勝利エンドの余韻たるや。STEMが愛すべき隣人であり、四肢に自由をくれる神であり、最強の助っ人であり、最悪の黒幕であるって多面性と魅力が凄い。
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GANTZ(2010年製作の映画)

1.3

やッッべえッて!!

やッッッべえッて!!!オイ!!!

シン・エヴァンゲリオン劇場版(2020年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

終劇、と例の明朝体で締めくくられ、エヴァンゲリオンは終わった。なんとも言えない寂しさに包まれている。今後さまざまな考察が走り何度でも反芻されるであろう大作の幕引きを、今は噛み締めていよう。

Qで拗ら
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サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

聴力を失ったことは悲劇ではない、までの理屈はわかる。けど自然のままを受け入れることが肯定される、逆に言うと不自然は否定されるキリスト教の教えはよくわからん。ルーの為に人工内耳手術を受けることは悪なの?>>続きを読む

コンスタンティン(2005年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ガブリエル止める為に大罪となる自殺(二度目)してサタン呼び出して息子のアモンを地獄へ引き取らせてついでにガブリエルも堕天使化して代償に人助けを願って自殺の大罪で地獄行き確定のところ自己犠牲の精神買われ>>続きを読む

ゾンビーバー(2014年製作の映画)

3.6

クソB級ゾンビ映画の皮を被った実はきちんとした映画。クソ風に見えるようにこだわって丁寧に作ってんのがウケる笑 適当に作ってたらこの味わいにはならないんだよなぁ

カメラワークなり編集なり起承転結なり映
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ジョン・ウィック(2014年製作の映画)

2.8

犬を殺したバカ息子にありったけの暴力で復讐する話。アンパンマンのAパート(15分)で収まるくらいのうっすい脚本だけどこれはアクションを観る映画ですね。
けど犬の残酷な死に様見ちゃうとどれだけ報復しても
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ガルヴェストン(2018年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

組織に追われる短気な男と、身寄りのない女の子2人の、絶対に破綻するとわかりきってるのが辛い逃亡ロードムービー。中盤の幸せな家族みたいな関係性辺りから心がそわそわし始める〜〜〜絶対このあと酷いことになる>>続きを読む

ゴーン・ガール(2014年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

悪魔や怪物も出てこないし地球が壊れたりもしないが、それ以上の恐怖と絶望感で幕を閉じる最高のバッドエンド!終わったあとぞわぞわぞわーーってくるエンディング最高に好きなんだよな、コレ大好物です。これを劇場>>続きを読む

チリ33人 希望の軌跡(2015年製作の映画)

3.4

閉所恐怖症をブッ殺しにくる閉塞映画。
地下700m、地上までドリルで掘って一週間、食糧は3日分。正に現実のソリッドシチュエーションスリラー。これが実話という労働環境ヤバすぎだろチリ。ハンチョウの影響で
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デジモンアドベンチャー LAST EVOLUTION 絆(2020年製作の映画)

2.5

小学生時から大学生まで、遊び相手や遊び方が変わることは広義で言えば進化。
変わらないことの方が歪つだ。
ドラえもんやオバQみたいな幼少期に寄り添うパートナーは普遍的な存在で、その終わりをわざわざ描く必
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ディープ・インパクト(1998年製作の映画)

1.8

98年制作ということでアルマゲドンと同年。設定ほぼ一緒の隕石パニック映画が文字通り正面衝突の年なわけで、どうりで津波でNYCが流される映像に既視感あるわけだ。CMバンバンやってたもん。アルマゲドンは地>>続きを読む

アウトブレイク(1995年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

今、観るべき映画。
ウイルス感染、拡大、クラスター、パンデミック、変異種、WHO、医療の逼迫。映画で用いられる専門用語をこんなに身近に感じる生活になるなんてね。コロナ禍の現代は「事実は小説より奇なり」
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T2 トレインスポッティング(2017年製作の映画)

5.0

悲哀に満ちている。
若くて美しかった時代を常に羨んでいるような。
あのまま老いたのだとしたらそりゃ悲しくて、眩しくて、羨むことだろう。戻らない時間。でもそう見えて、4人が再会すればやることは同じだった
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ビバリーヒルズ・コップ3(1994年製作の映画)

2.2

2のあんだけ良さと予算とを生かした傑作が見事に落ちぶれる、まぁこういったこと含めてお約束の残念な3。

LAの夢の国ってディズ○ーランド丸出しのワンダーワールドにアクセルフォーリー。もう破壊の予感しか
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ビバリーヒルズ・コップ2(1987年製作の映画)

4.3

カタブツ刑事のタガートがダサカワな私服着てストリップバー行ってフォード元大統領と勘違いされて拍手喝采なんて文字面だけで面白すぎるだろ!脚本が神がかってるぜ
1でヒットして突然予算を手にして2から舞台装
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ビバリーヒルズ・コップ(1984年製作の映画)

3.8

80年代ムキ出しのシンセ!!打ち込み!!最高!!
ビバリーヒルズコップと言えばあの曲ですよ。おふざけシーンでも潜入操作でもどこでもあの曲。すごい酷使。でもなんかハマる謎のマリアージュを醸し出している。
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ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序(2007年製作の映画)

4.1

初めてエヴァ観た時はシンジ君世代だった僕らはもうミサトさん世代。だからか、とにかくミサトさんに移入できた。世界を救う超忙殺の生活のサイクルの中に多感な中学生を招き入れることのリスク、ストレス、業みたい>>続きを読む

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破(2009年製作の映画)

3.9

らしくなく爽やかな王道少年漫画のようなエヴァ。普通はこれが王道なのにこれが「破」ってのが流石よ。らしくない健やかな展開の数々、とにかく落ち着かない。レイがポカポカって。
甘々な平和パートから鬱パートへ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

4.3

「俺はきっかけがあれば変われる」って日記に書き殴って、ベッドでシリアル食べながら政治批判して。スイッチ入った後の過激な暴走っぷりも含めて現代のド陰キャだぜトラビス。
→時代背景を捉えると見え方が全く変
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

2.7

このレビューはネタバレを含みます

ファンの方はこのレビュー読まなくていいんじゃないかな










2020年現在で国内歴代興行収入二位、間違いなく時代の中心と言えるバズり方をしてる鬼滅。
母は若い時に劇場でとなりのトトロを5
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アクアマン(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

タイトルのイロモノ感を覆し、びっくりするほど王道の冒険物語。男の子の好きなものしか出てこない。巨人・大鵬・卵焼き・アクアマン。←この並びだと荷が重い

伝説の槍を探し海底探検。海を飛び出し砂漠へイタリ
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美女と野獣(2017年製作の映画)

4.6

このレビューはネタバレを含みます

TDL美女と野獣エリアの感銘を受けて。
昔から、野獣は人間に戻らなければいいのにと思ってた。ベルを励ましたのはモノの姿の執事たちで、苦楽を共にしたのは野獣姿の彼だから、人間姿にどうも馴染めない。エンデ
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アメイジング・スパイダーマン(2012年製作の映画)

3.7

サム・ライミ版の敬虔な信者である私ですが、アベスパにジェイミー・フォックスのエレクトロ出るとの噂を聞いておさらい。てかほぼ内容忘れてた。

結論、忘れてたけどいいねアメスパ。

演出が神がかってる。
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

史実に基づく容赦ない霊峰の残酷さをヒシヒシ感じる為の映画。
山映画→登山して山頂で「世界ってキレイ。。。」って感じてみんなでピースして写真撮ってハッピーエンド!と思ってる層をブッ殺すリアリズム。
全世
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.3

鑑賞体験、と評したことに合点がいった。とんでもない映画だこれ。
順行と逆光が入れ替わり続ける物語には、この後何が起きるか知らない「バージンの順行」と、起きたことを取り戻す為に逆行する「訳知りの逆行」が
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