ひええさんの映画レビュー・感想・評価 - 20ページ目

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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

3.3

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髪を、持ち上げる...だけ...?!

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

3.9

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夏は萌芽し、過ぎ去り、二度と戻ってきてはくれないのだ。
「真実の半分だけを知ることはできる?」
ヤンヤンが撮った写真、とてもイケてた。

百年恋歌(2005年製作の映画)

3.0

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いつの時代も恋する人にはラブソングがつきまとう。

ファウスト(2011年製作の映画)

3.0

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”メフィストフェレス”という名称を避けて、あくまでも人間の高利貸しという設定なのが斬新。
洗い場(?)のシーン等、悪趣味で視覚的に楽しいけれど、
基本的に登場人物全員が人間の醜さを露わにしてる感じなの
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サイレント・ハウス(2011年製作の映画)

4.1

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この手の映画あんまり観ないのでラストは普通に衝撃的だった。
擬似ワンカットでずっとエリザベス・オルセンに寄り添うようなカメラワーク、狭さと暗さのせいで視界が限られてるのもめちゃくちゃ恐い...

アポロンの地獄(1967年製作の映画)

3.6

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途中の雅楽とケチャが気になって仕方なかった。(パゾリーニはよく知らないけれど、ひょっとすると黒澤明あたり日本映画の影響でも受けているのだろうか...?)
運命に抗えないことを知り始めてからのオイディプ
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ホドロフスキーの惑星(1994年製作の映画)

3.5

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ホドロフスキーの芸術に対する熱が、すごい...
言っていることはわかるようなわからないような...という感じだけれど。
メビウスやピーター・ガブリエルのインタビューが観れられる点でも貴重な作品と言える
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黒衣の刺客(2015年製作の映画)

2.5

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めちゃくちゃ眠たかった...室内の調度などの美術や大自然が美しいので視覚的には満たされた。

ノスフェラトゥ(1978年製作の映画)

4.3

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えっ前歯?そっち?と思いかけたけれど、なるほどネズミに寄せたわけか。
ペストの流行と吸血鬼伝説の流行の時期は重なる。魔女狩りもそうだけれど、人間はあまりに理不尽・不可解な目に遭うと怪物のせいにしたくな
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冬冬の夏休み(1984年製作の映画)

4.0

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イニシエーションもの。
年の離れた兄がいるので、川で遊ぶシーンでのティンティンが感じている疎外感がよくわかった...でもお兄ちゃん、頼れるんだよなあ。
「毎日色んなことがあって、思い出せません。」

恐怖分子(1986年製作の映画)

3.9

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無意識のうちにとった行動によって、誰しもが誰かの恐怖分子となり得る。しかしやるせないなあ...偶然って恐ろしい。

マーサ、あるいはマーシー・メイ(2011年製作の映画)

4.4

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こんなに精神をすり減らした映画は本当に久々だ...
マーサの居場所の無さがより浮き彫りにされる感じがして、カルト集団のフラッシュバックよりもむしろ姉夫婦といるシーンの方が辛かった。
エリザベス・オルセ
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ライトスタッフ(1983年製作の映画)

4.2

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「オトコって馬鹿ね!」って言いたくなる感じの映画。でも最高にかっこよかった。
あとジェフ・ゴールドブラム見ると、どうしてもハエ人間のことを思ってしまう。

ラースと、その彼女(2007年製作の映画)

3.3

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心優しい町の人々、そして特にあの美人の女医が良い。

黄金のアデーレ 名画の帰還(2015年製作の映画)

4.0

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ナチスに奪われた叔母の肖像、クリムト《黄金の女》を取り戻すという実話に基づいた物語。
画面としては地味なのだけれど、それぞれの苦悩や葛藤、信念が静かに丁寧に描かれていて好印象。
あと『もじゃもじゃペー
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何かが道をやってくる(1983年製作の映画)

3.3

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母がレイ・ブラッドベリの原作が好きだと言っていたので、なんとなく鑑賞。
10月、カーニバルを装って町にやってくる「秋の人間」は、欲望を餌に人々を釣り、その悲しみを糧にする。
ディズニー映画ということで
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モンティ・パイソン・アンド・ナウ(1971年製作の映画)

4.9

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悪趣味。大好き。
特に牛乳配達のお兄さんの話、ギャグが面白すぎて死ぬ話、ギャグ爆弾の流れが馬鹿すぎてたまらない。

ホワイトナイツ/白夜(1985年製作の映画)

3.5

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ミハイル・バリシニコフとグレゴリー・ハインズを一緒に踊らせようって思いついた人、最高。

バーバレラ(1967年製作の映画)

4.0

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ジェーン・フォンダがリアルバービー人形で可愛いくって、もう、ありがとうございます。
でも、なんといっても美術が素晴らしい。ロジェ・ヴァディム監督の作品は他に『世にも怪奇な物語』の「黒馬の哭く館」しか知
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ダンサー、セルゲイ・ポルーニン 世界一優雅な野獣(2016年製作の映画)

4.1

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美しいとしか言いようがない...
わたしには所詮、彼の苦悩は分かり得ない。外野だから、彼に踊り続けてほしいと強く思う。
そしてできるだけ沢山、そのバレエを映像として残してほしい。公演を観に行けない人々
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複製された男(2013年製作の映画)

4.3

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蜘蛛は束縛する女を表し、アダムとアンソニーは一人の人間である。
『複製された男』ってタイトル、超ミスリーディングじゃんって思ったら原題は『Enemy』なのね。

あとあいつ、六本木にいるよね。

ネットワーク(1976年製作の映画)

3.7

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「今すぎる」って感想を読んで興味が湧いて観てみたのだけれど、本当に今すぎた...

列車に乗った男(2002年製作の映画)

3.7

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正反対の二人の交流を描いたハートフルな作品かと思ったら、想像以上に味わい深かった。
終盤に「死」をもってきて作品に重みを...とかいった安直なことをされると大抵シラけちゃうけど、これは本当に良いな。い
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

4.4

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この映画で罪を制裁する「神」の役割を担うチャンのキャラクターが良かった。
弱者にとっては救世主であり、悪者にとっては畏怖の対象であり...ってところは神として当たり前(?)の描かれ方なのだけれど、制裁
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ブロンソン(2008年製作の映画)

3.0

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暴力描写とクラシックの親和性を改めて思い知らされた。やはりキューブリックは偉大だな...

アダプテーション(2002年製作の映画)

4.7

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開始5秒で「あっ2回目だ、あの意味わかんない映画だ!」っていうのを思い出したのだけれど、また観てしまった。
前半にカウフマンがあれだけ嫌がっていた「ハリウッド映画あるある」(セックス、ドラッグ、銃撃、
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アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.3

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キャスティングからマッチョなヒーローものを想像していたら、思っていたより人間くさく、闇が深かった。
ヒーローは悪が居て初めて成立するものなあ...
終盤イライジャと握手した際のフラッシュバック(?)
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サムサッカー(2005年製作の映画)

3.7

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ヒリヒリしつつも優しい映画だった...やはりElliott Smithは偉大だ。
皆なにかに依存して生きている。

それにしても「『少年の母』は強烈体験よ」と語るティルダの顔、たまらないものがあるな

メッセージ(2016年製作の映画)

4.5

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地味なのだけれど、とても良かった。
SFというよりも、一人の人間の変化に焦点があてられる印象。その描写もまた、丁寧で。
その時その時を大切に生きよう...(わたしが感想を一言にまとめるととてもダサくな
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ホドロフスキーの虹泥棒(1990年製作の映画)

4.7

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いわゆる「ホドロフスキー節」は薄いものの(お祭り騒ぎとフリークスくらい)、わかりやすくてじんわりと、後味の良い友情もの映画だった。
これはオマーシャリフじゃないとできないな...終盤は特にピーターオト
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FAKE(2016年製作の映画)

3.6

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はては、ドキュメンタリーではないな...?

奇蹟がくれた数式(2015年製作の映画)

3.3

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神学部の授業の中でチラッとラマヌジャンの話が出てきたのを思い出してレンタル。
数式を発見する過程での神との対話を扱った作品かと思いきや、不器用な友情物語だった。
差別、迫害を受けた者が、最後にはその才
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ある天文学者の恋文(2016年製作の映画)

3.7

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なんだこの匂い立つようなトルナトーレ感は...
死んだ星からのメッセージを今、我々は受け取っている。
愛が深すぎてちょっとストーカーみたいだけれど、天体が絡むとなんだかロマンチックに感じられる。
ジェ
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.1

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思ってた感じの映画ではなくてびっくりした。
ハーレーに跨り星条旗を背負って旅する二人の、自由な生き様とその末路...アメリカが自由の国を謳いだしたのっていつからだっけ。これが世界で大ヒットしたのかと思
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

3.9

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街中でのレコーディングのわくわく感、観ているこちらまで嬉しくなってきてしまう。
なんといってもロケーションが絶妙である。NYこそそういう企画が似合う街。いいなあ...また行きたいな。
『ブルースブラザ
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バーン・アフター・リーディング(2008年製作の映画)

4.0

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キチガイを撮らせるとコーエン兄弟が一番だし、キチガイを演じさせるとマルコヴィッチが一番。