わたなべさんの映画レビュー・感想・評価 - 7ページ目

東京ゴッドファーザーズ(2003年製作の映画)

4.4

関係なさそうなシーンが全部関係して、収束する気持ちよさ。偶然がつながりつながり奇跡になる。
見てて気持ちいい作品。心地いいリズム。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.8

美しく、愛おしい。
日常にある、あらゆる偶然や想像を愛おしいと思えた。

終わった後に劇場にいた人がちょっと見回しちゃう感じとか、東京で1つの劇場でしかやってないこととか。
見終わったあとに日常にちょ
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サイダーのように言葉が湧き上がる(2020年製作の映画)

3.8

ひとつの曲、アルバムを聴いているような感じで、すうっと通り抜けていった。

少し暖かい夜の爽やかなそよ風のようで心地いい。

シティポップみたいな印象を受けた。
それが行われていたのは、地方都市のモー
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劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア(2021年製作の映画)

3.9

命がゲージで可視化されていること
他者とシステム的につながること。

戦闘シーンを極力少なくして、戦闘を物語の中でもっと手段的に扱ってくれたらより最高です。(アニメである必要がなくなってしまうが。)

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

3.7

顔がおじさんの高校生が超好き。

この話はフィクションだよということを序盤で伝え切ることで、違和感を気にならなくするというのは非常に大事と感じた。
川原にある豪華な秘密基地、飛び込んで足の着く川。
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寝ても覚めても(2018年製作の映画)

4.5

コーヒー・ラジオ・猫・地震・川・海
流れる川のよう

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大事だったら、大事にしたらいい。
どうせ、それしかできない。

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.7

仄暗い空。その下を川が流れている。

ある人は、底の見えないその川に恐怖する。ある人は、その川の水面の美しさに見惚れる。

川は絶えることなく、海に流れ込む。

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「仕方がないの。生きていくほか
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

4.2

屋上が綺麗だった

人に無理矢理やらされてるものはいつまで経っても変わらない。
みんなに見つかる。見抜かれちゃう。
自分の何かがみんなに見抜かれてる気がする
意味わかんないけど、綺麗なものをまた見たい
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ラブ&ポップ(1998年製作の映画)

3.9

備忘
カメラワーク
上向いたり下向いたりヒト目線、モノ目線
二重露光っぽい静止画、記憶っぽさ

モノローグが多い。ひとりの話。
エンドロール
川の更新

庵野秀明(新人

やりたいことや欲しいものはそ
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青の帰り道(2018年製作の映画)

4.2

なんかちょっとくさいお話しかもしれないけど、個人的にはかなり刺さった。
ただ、もう少しを年を取ったら、これは違うなとも思いそう。
無理な人はまじで無理そう笑


友人。
絶望というのは以外にすぐそばに
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夢売るふたり(2012年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

いい感じの答えはなくカタルシスとかがあるタイプでは全くなかったけれど、どこか重すぎず、なんとか見れるという塩梅が個人的にはよかった。


小さな綻びも大きな破綻につながっていく。
愛と腹いせのねじれ。
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トレインスポッティング(1996年製作の映画)

4.2

音楽とかで誤魔化されていたのか、全体を通してあんまり落ち込んだ気分にならず(ところどころ辛いところはあるものの)、割とポップに見れてしまった感じがある。

内容については、ちょっとぶつかったくらいでそ
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きみの鳥はうたえる(2018年製作の映画)

3.9

ビヨーンって音がなる民族楽器みたいなやつがかわいい。

森口さんおもしろい。

街の上で(2019年製作の映画)

4.4

どんな気分のときに見ても、なんか良かったなと感じられるような、日常的な非日常

色んなことが、街の上で起こってる。
どこかで繋がっていることもある。感情は溢れても、しかるべきところに帰ってくる。

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空の青さを知る人よ(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

盆地
周囲を壁に囲われている。
ガンダーラ
どんな夢も叶う場所、理想郷。

好きな人を応援できなかったら後悔する。
利己的に利他であること。
自分のためが他人のため。
思いやることと思いやりに気づくこ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

ホームレスではなくハウスレス。
留まる場所はどこでもいい。
どこまででも行ける。どこに行ってもいい。

でも、到達点もない。
戻る場所も進む場所も自分で決める。

パッチギ!(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

暴力描写が少し多く、気になる部分はあったが、感情のたかぶりのシーンを中心に、作品全体の空気感には引き込まれた。
最後は気持ちのいい展開だったところが気持ち悪かったが、心が締め付けられるようなグッとくる
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ビハインド・ザ・カーブ -地球平面説-(2018年製作の映画)

3.8

政府は信用できない!とか科学者は嘘つきだ!みたいなものよりも、自分が地球が平面だと思っていて、それを明らかにしたいという探究心みたいなものが、マークさんの1番の信念な気がした。

「地球が平面か球体か
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未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

3.5

道具とか建築を楽しむことはできたけど、ストーリー自体はそんなに没頭できなかった。

ミッドナイト・イン・パリ(2011年製作の映画)

3.7

現在って不満なもの、それが人生だから
という言葉が印象的だった。

今の自分はまだわからない領域という気がしたので、時間を空けてまた見たい。

桐島、部活やめるってよ(2012年製作の映画)

4.0

みた後にのこるむず痒さみたいな感覚。
僕たちが生きている世界は自分のフレームの中だけにあって、それは別の角度から見ることで、1面だとはじめてわかるかもしれない。
また、どの角度から見ても抜け落ちてしま
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マイ・バック・ページ(2011年製作の映画)

3.4

何のための行動だったのかが腑に落ちなかった。
それが時代の空気感だったのか

イヴの時間 劇場版(2009年製作の映画)

3.8

3DCGの質感と作品中に出てくる人工物の相性がよく、少し無機質、機械的なのだけれど全体としては、暖かみのある雰囲気を感じた。

SF的な設定の中で、制度と感情や、思いやりや分かり合うことなど、コミュニ
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ムーンライト(2016年製作の映画)

3.8

自分の中でわからなさとわかりたさ、両方が鬩ぎ合っていた。

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)

3.6

没入はそんなにできなかったけど、人間→ネコ、ネコ→人間で関係性を描く構成はスッキリしてた。
ヨルシカがよき。

FAKE(2016年製作の映画)

4.0

マスコミ、ジャーナリストの正義が何なのかが分からない。

新垣さんの心中が知りたい。