特売小説さんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

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ユリゴコロ(2017年製作の映画)

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途中で夕飯の片付けをしたとしても置いていかれる事のない密度、その仕様は吉高由里子の美しさを見る為の映画としてとても親切だと思いますけれども。

二度ある幼い子供が死ぬ場面、そのいずれも演技で以て明らか
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オーガストウォーズ(2012年製作の映画)

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導入部、子供を舐めて掛かった程度の低いギャグにげんなりしたものの。

前半、やはりめちゃクオリティの低い「恋人たちの予感」パロで幕を開ける、前線から遠く離れた田舎の民衆の暮らしを描くオフビートコメディ
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10ROOMS(2022年製作の映画)

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第4話の、煙草の銘柄を使い分ける演出ですとか。

第1話の、主人公とその元カノの、見事なテンポの台詞の遣り取りですとか。

第2話の、面倒くせえキャラクター同士の2人にしか分からねえ面倒くせえ喧嘩です
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ザ・シスト/凶悪性新怪物(2020年製作の映画)

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ダウナーな方のダイナミック退勤、或いは骨太熟女のwet & messy大作戦ですよ。

そんなフェティッシュ全開の馬鹿馬鹿しい絵面をこれでもかと見せてくれるなどサービス満点。

奇妙で愉快な怪奇テイス
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裸足で鳴らしてみせろ(2021年製作の映画)

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贅沢病患者の憂鬱ごっこに見えたのか、或いはうざってえかまってちゃんの泣き言に感じたのかその両方か。

まぁ好きになれなかったですよね。

会社が借りてるか所有している倉庫に横領した廃材を持ち込んで避難
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ミラージュ(2007年製作の映画)

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俺たちがヒーロー映画を作るならば地球を危機から救うスーパーヒーローではなく地域の治安を守る自警団の活躍を描くくらいが精々だ、いやむしろその規模がやっとだがそれでもヒーロー映画が作りたいんだ、という情熱>>続きを読む

土を喰らう十二ヵ月(2022年製作の映画)

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食材の調達から下ごしらえから味付けから、ハウツー的要素が一切ない作りも相俟って。

素養のない人間からしたら、料理の過程を見せられてもなにをやっているのか、或いはまたそれをする事でなにがどうなるのか、
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母性(2022年製作の映画)

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登場人物の誰の心理状態も想像つかんなぁ、と。

延々と男性不在のままでハナシが進んどんなぁ、と。

とりあえず娘の、父親批判、あればっかりは好い啖呵だなぁと思いましたよ、と。

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

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人は見たいものにばかり意識を向けるわよね。

というとまるでミステリ映画に対する感想のように聞こえるかも分かりませんけれどもヒューマンドラマよね、本作。

なのでキスしてハグしてストップモーション、ロ
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ある男(2022年製作の映画)

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彼にプロボクサーの属性を与えたらそれはもう「初恋」や、という雑音がいつしか掻き消えるくらいの。

温泉旅館の次男坊が何故その自らの人生を捨てたかったのか、それを台詞で説明しない見事な演出が全編で冴え渡
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ランボー 最後の戦場(2008年製作の映画)

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全然楽しくなければヒャッハー感もない方の人体損壊描写。

初見時、え、帰れる場所があったんじゃん、なんて事を思いましたけれども続編で明かされた彼の精神状態を鑑みるにしかし何故帰った、と思わされますよね
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ピラニア リターンズ(2012年製作の映画)

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デヴィッド・ハッセルホフに馴染みがないので彼絡みのギャグシーンが辛い。

「エルム街の悪夢」と本作の関係性を見い出せないのでパロディシーンで戸惑う。

ワイヤーによる人体切断、飛び出す美女の吐瀉物、ヴ
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ピラニア 3D(2010年製作の映画)

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前半、湖畔の乱痴気騒ぎを描く場面から既に「バック・トゥ・ザ・フューチャー」に目配せをしてたならそりゃあもう、加点法で観ざるを得なくなるじゃんすか。

となればもう70,000点ですよね。

10点満点
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シャイニー・シュリンプス!世界に羽ばたけ(2022年製作の映画)

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偏見に対し柔軟さを以て往なし、しかしそれはその痛みから目を逸らしているのではなくしっかりと向き合ってもいるからこそ自分の選択に誇りを持ち、その態度で以て人に勇気を与え同時に人に寄り添う事も出来るのだ。>>続きを読む

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

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アダム・マッケイが関わってるならそりゃあ、風刺もきついわいな、と。

配信はDisney+独占になるのかしら、だったらまだ加入してないからもう一回劇場で観ておこうかしら、という具合。

メインの皿があ
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ネクロマンサー 魔界大戦(2019年製作の映画)

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「孔雀王」てKindleでお手頃価格で買えたりしねえかな、なんて連想して直ぐにスマホで調べられるような、即ち集中力が続かない状況下で観るに適した映画も必要ですよね、サブスク全盛且つ多様な視聴スタイルが>>続きを読む

動物愛護法(2021年製作の映画)

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人情に訴え被害者面をして追求から逃れようとする加虐者の身内の姿と。

大義名分を得て暴力とほぼ同等の形で正義感を振り回す市民代表と。

両方の姿を見せられてそのどちらにも嫌悪感を覚えてしまいましたけれ
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

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ワンピースのシルエットが抜群に可愛い、型通りではない劇伴が刺激的。

サブアーバンの箱庭的雰囲気が映えてる、フローレンス・ピューがむちむちでエロったい。

個人的には何度擦ってもらっても気持ちいいネタ
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エデン(2017年製作の映画)

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ハンバーガー大好き。

安心安全な楽園の生活に刺激が足りないと嘆く馬鹿な贅沢者の死をカウチの上から眺めて豚が如く堕落を貪ろうぜいえー。

グリーン・インフェルノ(2013年製作の映画)

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プロペラ機墜落シークエンスの細かい描写と執拗さ然り、真っ先に、それも生きたまま解体される彼のその人選然り。

作者の意地悪さが映画の其処彼処に刻まれてあってもうそれに触れる度ににこにこになれる素晴らし
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コーダ(2019年製作の映画)

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「inspire」の文字演出に「奮い立たせる」と当てたのは素晴らしい訳だと思いましたよね。

主演の娘さんが中学生くらいに見えちゃって、バーに入って咎められないんだ、とか、相手おっさんやん、とか、ちと
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幽霊アイドルこはる(2015年製作の映画)

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全ての登場人物に個々の事情や性格、生活があって、その一部が切り取られたものが物語に於ける場面とされる訳じゃんすか。

その登場人物を無視した形で、物語が己の都合だけを優先して生された場面ちゃあそこに生
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千夜、一夜(2022年製作の映画)

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失踪者が帰りたい理由として語った独り身の辛さ、けれどそれこそが心地好いと考える向きがない事もない訳ですよ、それこそしがらみ地獄なら尚更に。

或いはまた些細な事にも感情を揺さぶられる情態を30年も続け
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クリエイション・ストーリーズ 世界の音楽シーンを塗り替えた男(2021年製作の映画)

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反抗が目的、音楽は手段に見えつつ或いはその逆かも知れんなぁ。

なんつってブレてるようにも見えましたけれども。

でも音楽ってチャラいもんじゃんそもそもが、という見方もあるわよね、と。

意外と家族の
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ブラックパンサー/ワカンダ・フォーエバー(2022年製作の映画)

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本作上映前はアバなんとかの予告編を外すくらいの配慮はあってもよかったんじゃないかと思いましたよ、と。

夜に海面に人の頭が浮かんでる様子はやっぱ極上の恐怖映像、それも相俟って海棲人らの一人一殺部隊感に
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LOVE LIFE(2022年製作の映画)

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過剰な説明台詞ではなく構成の妙、編集の妙で以て入り組んだ人物相関図と物語を十全に伝えてくれる。

故にその見応えは安心感すら覚えさせてくれるんだけれども。

詰まらない、でもなく、どうでもいい、でもな
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イット・フォローズ(2014年製作の映画)

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観客にルールを呑み込ませるべくの序盤に置かれた場面、そのテンションこそが最高潮で後は右肩下がりだったと思わなくもないんですけれども。

真剣に語れば語るほどに戯言としての度合いが高まる絶妙な設定はこれ
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ウォールフラワー(2012年製作の映画)

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好きではない相手とはいえおっぱいを、継続的に揉ませていただいておきながら飽きたなどという無神経な人間には欠片の同情も出来ないし寿ぐ気にもならない。

という事で感想としてはただこの一言、死ね、と。

グレイトフルデッド(2013年製作の映画)

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「獣道」と同工異曲、けどこっちは随分と洗練されてねえな、という感じ。

主人公の特殊性癖こそが物語の主軸、ならば映画を牽引するのも彼女に扮する演者の愛嬌や個性になるのかと思うんですけれども、その瀧内公
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獣道(2017年製作の映画)

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どんな時代に生きてたって、どんな場所で生かされてたって。

恋はお前を救うのさ。

という寓話なんかもう最高に決まってんじゃん絶望の中に見出す希望とかもう素晴らしいの一言に尽きんじゃん。

出口もない
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名前(2018年製作の映画)

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全員身勝手。

なので好い演者が揃ってんのに感情移入もさせてもらえないっつーか。

その構成で以て物語に仕立ててはあるけれども本質の気持ち悪さは隠せてないっつーか。

端的に言うと家族の物語だからとい
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ハウスメイド(2010年製作の映画)

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絵面としては面白いけどそれじゃあ奴らを抉れないよなぁ、と。

それから必要な場面で必要以上におっぱいを出せる演者さんは素晴らしいよなぁ、と。

時代革命(2021年製作の映画)

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デモ隊に鎮圧に黒社会をぶつけるとか狂ってんじゃんそれもう虐殺じゃん許すまじ独裁者、くらいしか言えませんけどもものも知らずさりとて馬鹿がバレたくないあたしには。

ただ。

面白いと言っても興味深いと言
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刑事マルティン・ベック(1976年製作の映画)

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会話だけで話が進む、なので注意力散漫のアビリティ持ちのあたしにゃ珍紛漢紛。

それでも画面に集中しようとすると幼児のちんこにぼかしが入ったり、跳ねっ返りの部下が上役に調子こきまくった返事の仕方をして怒
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天然☆生活(2018年製作の映画)

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素朴さの表現だとしてもその言葉の選択に必然性は薄く、気違いも乞食も言いたいだけやないか、ですとか。

サブスク全盛の当世、その概念すら怪しくなろうとしてるってえのに日本的原風景の象徴としての懐メロって
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エクスペンダブルズ(2010年製作の映画)

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政権腐敗の原因排除がところの任務、どうせ請けるんでしょ、と思いながら観ているこちらの態度も悪いんだけど。

請けるや否やでぐだぐだする中盤の展開、即ちこれ中弛みですけれどもしかしそれさえも幸せっすよね
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