アノさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

借りぐらしのアリエッティ(2010年製作の映画)

3.0

借りぐらしのアクションだけでやっていく前半にはかなり期待したものの、女中が本性を表してからのあまりにあんまりなチープな造形でガン萎え。ヒッチコックの真似事ながら全くハラハラしない、けれど運動には目を引>>続きを読む

不思議な少年(1946年製作の映画)

2.5

ジャッキー・ブッチ・ジェンキンスぶっさいくやの〜。笑顔の作り方なんかは圧巻の上手さではあるが。

(2023年製作の映画)

3.6

ショートスプラッタコント集で面白かった。甲賀が全滅してるのを棒立ちで見てる寺島進が一番良い。往年の乾いたアクションは陰りを見せていて流石に老いを感じたりもしたが…。単にチャンバラが苦手なのかもしれない>>続きを読む

夜の看護婦(1931年製作の映画)

3.2

期待ほどではなく。プレコード期の趣きはバーバラ・スタンウィックの下着姿だけでなく暴力的なラストにも見える。

偉大なるマッギンティ(1940年製作の映画)

2.8

そもそもブライアン・ドンレヴィは主演の器ではない…と思っていたけど、老いたバーテンダーになってからのいたずらっぽい笑みは中々…。
黒幕ながら暴力の振るわれっぷりが天晴なエイキム・タミロフ。

酔いどれ無双剣(1962年製作の映画)

3.5

市川右太衛門が道を歩いて町民たちに盛り上げられるあのシークエンス、なんてことないシーンをカメラで見事に盛り上げる。沢島✗坪井の黄金コンビの手際の良さ。
いけ好かない若造の東千代之介が市川右太衛門に酒で
>>続きを読む

スサーナ(1950年製作の映画)

2.5

ものすごーく図式的で退屈。ロジタ・クィンターナに突出した魅力がないから。

打鐘(ジャン)~男たちの激情~(1994年製作の映画)

3.2

駆け抜けていくついでに監督をぶん殴って辞める西村和彦。待つ中倉健太郎。
競輪場の地下が現実離れしたおぞましさを湛えているのは黒沢っぽいね。
ただレースシーンは全然面白くないと思う。

フィラデルフィア・エクスペリメント(1984年製作の映画)

3.9

深夜のヘリとのチェイスから超良い。ショートして燃え上がる電流網が不穏な空気をバシバシ匂わせる。病院で米軍に見つかってからも通りががったものを壊しまくる逃走劇が始まり、たまらん!たまらん!
老いた者、別
>>続きを読む

天才マックスの世界(1998年製作の映画)

3.8

ジェイソン・シュワルツマンとビル・マーレイが衝突してからの嫌がらせラッシュ→スピード逮捕のくだり面白すぎ。
「ほんとに私とセックスできると思う?」「安っぽい言い方するなよ」「童貞のくせに」……😭

>>続きを読む

シックス・センス(1999年製作の映画)

2.5

オチでドヤる構成に縛られて相当無理が出てる。
娘を毒殺した母親が振り向いた先に…で泣いてる夫がいるのは弱い。拳銃持ってて射殺してくるべき。

喜劇 初詣列車(1968年製作の映画)

3.5

嗚呼愉快な新年映画。
ソープ嬢と前衛芸術家で天丼するのに笑いつつ、初詣のテレビ中継を見つめる佐久間良子のアップの美しさに心打たれる。緩急の付け方が決まってる。

ディーモン/悪魔の受精卵/神が殺せと云った(1976年製作の映画)

3.7

マジで『CURE』なんだけど、こっち見てからだと黒沢清はめちゃくちゃ真面目だな。最後は屋敷が崩れていくのは基本。
クソ画質がスナッフフィルム感出してて逆に良い…。

WOOD JOB!(ウッジョブ)神去なあなあ日常(2014年製作の映画)

2.7

チラシを見て林業に向かう染谷将太だが、ここでチラシに写っている長澤まさみに心惹かれた…と思わしき描写がなければ意味がなかろう。
長澤まさみの造形がチープ(なんで染谷将太と接近してんだ?)だしドラマもギ
>>続きを読む

少林寺秘棍房(1983年製作の映画)

3.5

ラストの大乱闘がもうむちゃくちゃで素晴らしい!
武という舞なアクション設計がどんどんエスカレートしていく。もはやライフルと貸して敵の腹をぶち抜いていく棍棒術!竹の筒をまとめた台車は戦車に早変わり!もん
>>続きを読む

不壊の白珠(1929年製作の映画)

3.0

トラックバックによるダンスシーンの取り込み、成瀬もやっていたが当時の流行りだったのか?源流は『つばさ』のバーのシーンかと思うが…。

楽園の瑕(きず)(1994年製作の映画)

1.1

原爆級の酷さ。
汚い撮影、汚い画角、汚いクローズアップ、バカでも騙されないよ。

ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.2

前半の目でモノを見ない男のパートが抜群に面白い。
実況中継のような追跡劇。

大虐殺(1912年製作の映画)

3.5

やられてやり返されての円環構図による大虐殺。ロングと接写の組み合わせで乱戦を盛り上げる技もグリフィスが作ったか。

ブロブ/宇宙からの不明物体(1988年製作の映画)

3.8

殺人スライムに襲われる田舎町…とにかく人の食われ方が最高!!!排水溝に引きずり込まれるときのむちゃくちゃな圧縮具合、にじみでる血、たまりませんな〜!
劇場での惨劇のポリゴンショックかくやという過剰な点
>>続きを読む

怒霊界エニグマ(1988年製作の映画)

3.5

カスどもが惨たらしく殺されるスカッとイタリアン・スプラッター。こういう映画隔月ペースで見たいよね。
墜落死した女の死体を窓から覗き込んだら、首を跳ね飛ばされるくだりウケる。生首はもちろん女の死体の横に
>>続きを読む

新雪(1942年製作の映画)

3.5

セリフ全然聞き取れなくてワロタ。
材木置き場での人の出し入れに眼を見張る。舐めるような回り込む移動撮影に沿って月丘夢路がオフから入ってくる。子供の画面のオンオフもキレてる。
月丘夢路はヒステリックで全
>>続きを読む

丹下左膳餘話 百萬兩の壺(1935年製作の映画)

4.2

4Kで再見。初めて見た時はこれを撮ったときの山中貞雄より若かった…。
ギャグの密度がすごい!キートン級じゃなかろうか。猫の置物が画面中央に置かれて何が起きるのかと思うとものが飛んできて砕け散る(次のカ
>>続きを読む

オルメイヤーの阿房宮(2011年製作の映画)

3.0

海で男と女の心のすれ違いってまんま『囚われの女』リターンズ。
雨の量は良いけどラストの固定長回しは死ぬほどダサい。

アウトローブルース(1977年製作の映画)

3.6

自曲を盗作した有名歌手を撃った囚人の逃走劇。逃走先でラジオに出たり酒場で演奏しても、アメリカ中の軽薄で豪快な奴らがみんな味方してくれるハッピーフィルム。
『荒鷲の翼』ほどの豪快さはない結婚式乱入アクシ
>>続きを読む

真夜中の刑事/PYTHON357(1976年製作の映画)

3.5

えっこの内容で2時間オーバーしてんの?!と思いつつ夜の撮り方はそそるしラストの駐車場でのアクションも良く…。

ホフマン物語(1951年製作の映画)

3.3

こんだけゴージャスな画面を作られると流石に唸る。

ブリット(1968年製作の映画)

2.7

これはむかーし見たけどアンマリだった記憶。ジャクリーン・ビセット好きなんだけどな。
空港の銃撃戦でガラスがぶち破られるとこ。

大列車強盗団(1967年製作の映画)

3.0

ピーター・イェーツ難しいな…。ちょっとドライすぎて肌に合わず。

バーナデット ママは行方不明(2019年製作の映画)

4.2

年間ベスト入り。再生物語の結晶として「Time after time」と共に南極基地の設計シークエンスが流される。これがもう泣けて泣けてしょうがない…!
「Time aftei time」といえばケイ
>>続きを読む

エドガルド・モルターラ ある少年の数奇な運命(2023年製作の映画)

3.8

母親のガンギマりな顔面とか信仰に挟まれて人生が壊れていく様とからしさはあるものの、全体的にパワーは落ちていると思う。まだ10年前なら敗訴した父親の慟哭(おそらくこのせいで憤死している)をもっと心揺さぶ>>続きを読む

シング・フォー・ミー、ライル(2022年製作の映画)

3.5

ワニのライルとコンスタン・ウーがキッチンでデュエットするとこが一番良いか(吹き替えだと大泉洋と水樹奈々なのでちょっとすごい)。先回りのギャグで誤魔化していたけど完全にNTR文脈。
ライルのサイズ感に似
>>続きを読む