toshfilmさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

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断崖(1941年製作の映画)

3.0

ヒッチコック初期の作品ということで、や」ハードルを上げ過ぎたか。面白かった・・・が、ストーリー展開に物足りなさを感じてしまう。

ある意味、ジョーン・フォンティーンの気品ある美しさとその変化が作品の見
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

1.3

サスペンスのオススメランキングに掲載されていたので鑑賞したが、延々と長い時間を費やした挙句、「観るべきではなかった」というのが率直な感想。評価される方がおられるのだとは思うが、私には苦手な世界で・・・>>続きを読む

ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.2

ダークな作品や後味の悪い作品の後、サイダーを飲んだような清涼感あり。

ドギツイ描写も性的描写もなく、安心して観られます。

それにしても中学生っていいなと思います。中学生の男子と女子の淡い恋心も。
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トスカーナの休日(2003年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

何ということのないストーリーだが、楽しめた。主人公ダイアン・レインがくじけては立ち上がり、上手く行っては挫折し、世の中、そう甘いもんじゃない!と、世の中、捨てたもんじゃない!の両方を実感。

こんなと
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ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

4.3

このレビューはネタバレを含みます

いや〜面白かった!これぞ本格ミステリ!最近この種の作品に出会えておらず、もはや本格ミステリは制作されないのか!?と案じていただけに嬉しかった。

探偵が主役、探偵による謎解きでエンディング・・・と思い
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アンダー・ザ・シルバーレイク(2018年製作の映画)

1.8

ポスターに惹かれて鑑賞。申し訳ないが、正直言って時間を失った感あり。

ダーティなシーンは苦手。トイレでシンガーを問い詰める際に見たくもないものを見せられ、色々謎を解きたくならないでもないが、あまり振
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パーフェクト・ルーム(2014年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

犯人は五人の内の誰なのか?誰もが疑心暗鬼に、という設定は面白かった。そして予想を超える展開で楽しめた。

・・・が、実はビンセントをはめていたことの見せ方があっけなさ過ぎ、冒頭のシーンは反則気味、サラ
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マスカレード・ホテル(2019年製作の映画)

3.7

怪しげな人物が次々と登場、様々な人間模様がテンポ良く展開され、時間を忘れて楽しむことができた。サスペンスとしての深さに欠けると感じざるを得ないものの、時間を忘れて楽しめる=良作と呼んで良いのだと思う。>>続きを読む

落ちこぼれの天使たち(1987年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

偏見に基づく横暴に対し、耐え難きを耐え、ペンで闘い、勝利した子どもたちに拍手喝采!

そして彼らに夢を与え、努力の延長に強さ喜びが得られることを教えた先生こそ、真のリーダーだ。こういう人を目指したいも
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鑑定士と顔のない依頼人(2013年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

サスペンスのジャンルから選んで観たので、結末にやっぱりかと思ったが、ドラマから選んでいたら、びっくり仰天したことであろう。人を信じられない二人が結ばれて・・・

ただクレアにかかって来た電話のやり取り
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

2.4

このレビューはネタバレを含みます

高い評価を得ている作品だが、私はどうやら感性が欠けているようで、うーんという感じであった。

トラヴィスが砂漠を彷徨い、口もきけなくなった冒頭のシーンは必要だったのか?と思ってしまった。アッサリと元気
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嘆きのテレーズ(1952年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

幼い頃に両親を亡くし、育ててもらった叔母の恩義から人生を奪われたテレーズは本当に気の毒。初めての恋に少しだけ胸を焦がしただけなのに、何の策謀もなかったのに・・・ああ、もっと救われる結末はなかったものか>>続きを読む

うず潮(1975年製作の映画)

3.0

女性は包容力ある男性を好むというが・・・ひたすら忍耐の男の物語という感あり。

無人島での二人の生活をもっと長く、ゆったり、楽しく描いて欲しかったな。

カトリーヌ・ドヌーブのような顔立ちの女性は、何
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ソードフィッシュ(2001年製作の映画)

2.6

サスペンスにカテゴライズされているが、アクションとすべきではなかろうか。サスペンスと思って、どんな謎があるのだろう?とハードルを上げ過ぎたかも知れない。

トラボルタのセリフ:それは思い込みなのさ
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ロスト・ボディ(2012年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

見始めたてて、あ、以前に観たやつだと気づいたが、結末を忘れていたので改めて鑑賞。

そうだ、この警部に謎があったぞと思いながらも、なかなか真相が思い出せず、アレックスに感情移入し、恋人のカルラと二人を
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ムーンライズ・キングダム(2012年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

サムが脱走してカヌーで移動し、森を抜けてスージーと落ち合う。二人はキャンプしながら・・・こういう展開が大好き。「スタンド・バイ・ミー」に通じるものがもあって。ボーイスカウト部隊と早々に遭遇してしまうが>>続きを読む

市民ケーン(1941年製作の映画)

2.8

このレビューはネタバレを含みます

毎回途中で寝落ちしてしまい、今回が3回目のチャレンジ。いつもながらニュース報道の部分が長過ぎないやしないだろうか!?

大立者ながら孤独な男の哀しいヒストリーで、二人の妻とのやり取りに見応えはあるが、
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

泣きながら、こういうカッコいいジイさんを目指したい。そう思った。

ただあまりに哀し過ぎる。ミリオンダラー・ベイビーよりは救われるが・・・

教会の懺悔で朝鮮戦争のことに触れなかったのは、そんなことで
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ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

4.0

初日、2日目、3日目、4日目とテンポ良いストーリー展開に引き込まれて行った。

ただ終始死刑反対が強調され、骨のある記者を呼びつける点で、途中で冤罪の証拠があるのでは?と気づいてしまった。それでもデビ
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アガサ・クリスティー ねじれた家(2017年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

私立探偵ものが好きだし、調査を重ねて行く過程は楽しめたが、あっけない幕切れは物足りなかった。探偵が謎を解いたとは言い難いし。

いくら子どもでも相当賢い子であり、ノートにそこまで書くだろうか?そのノー
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危険がいっぱい(1964年製作の映画)

3.9

太陽がいっぱいの二番煎じかと軽んじて観たが面白かった。途中退屈になったのだが、ラストで「なるほど、こういう話だったのか!」と唸らされた。これがルネ・クレマン流なのかも知れない。

ジェーン・フォンダは
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スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け(2019年製作の映画)

3.1

このレビューはネタバレを含みます

いつも新作を楽しみにしていたのに前作くらいから意欲が減退し、ようやく鑑賞。

う〜ん、やっぱりシリーズ4・5・6だよな、あの頃の映画技術なのに何故なんだろう?となかなか入り込めず、途中で眠気を覚ますの
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ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.3

美しい自然に育まれ、美しい心を持つ人たちの物語。

ただ邦題に「秘密」とあり、サスペンス的な要素があるものと思い込んでしまっただけに、素直に鑑賞できずに残念。

ジュリエットがマークの一言に引っ掛かり
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手紙は憶えている(2015年製作の映画)

4.5

すごい映画作品であった。ずしんと来た。

予備知識ゼロで単なる認知症の老人によるロードムービーなのだと思って観始めた。旅へ出ると電車で一人の少年に出会う。これからあちこち旅して様々な人と出会うのだろう
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ウォルター少年と、夏の休日(2003年製作の映画)

3.1

若かりし頃の二人を知ると、歳を重ねた二人の見え方が変わる。タフでハンサムなハブと、理知的でウィットに富んだガース、二人はそのままなので、それぞれの言動になるほどと思う。

あんなアグレッシブでパワフル
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麒麟の翼 〜劇場版・新参者〜(2011年製作の映画)

2.9

早速日本橋へ出向き、麒麟を拝見。何度も通行した筈なのに初めて気づそしてそんな願いがあったのかと感心した。

捜査の進展・進行は面白い・・・が、若い二人のあまり不憫さだけが取り残された感あり。

ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

序盤は退屈だが、途中から面白くなり、面白かった・・・が、納得感に欠ける。

不気味な仮面をつけた集団の謎に迫る!と期待していたが、そもそもは単なる愉快犯たちのドタバタに付き合わされた感あり。個人的にサ
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卒業(1967年製作の映画)

4.2

実に久しぶりに再鑑賞して追記。

この映画はダスティン・ホフマンの映画だが、個人的にはキャサリン・ロスの映画だと思っている。

キャサリン・ロスの演技、役中のエレインの見どころは以下の三点。

1)ス
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深夜の告白(1944年製作の映画)

3.6

ヒッチコックよりビリーワイルダーと思いつつ鑑賞。

斬新なスタート、ハードボイルド的展開にワクワク。やっぱりビリーワイルダーは面白い!と思って・・・いたが、「情婦」ほどではなく、ややハードルを上げ過ぎ
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慕情(1955年製作の映画)

3.6

原題の"Love is many splendored thing"の意味がピンと来ない。原題に惹かれて映画を観た人はどんな感想を抱いたのだろう?えっそんな・・・みたいなことではなかったろうか。邦題の>>続きを読む

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

4.5

痛快!気分爽快!にさせて頂いた。

パーシー、マーティンの助演男優たちが映画作品としても劇中の主人公カールにも不可欠で、いい感じの元気と笑顔を与えている。

イネズも感じの悪い役柄かと思いきや、要所要
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白い恐怖(1945年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

引退したくない社長が後継者を引きずり下ろす、友人がまさに同じ目に遭っただけに、老いていく人間の欲望の怖さを実感した。

一見すると識見と分別ある=白い人物に隠された怖さを描いた作品なのかも。

組織や
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かぞくはじめました(2010年製作の映画)

3.9

ホリーとメッサーが相手をけなしがら、どんどん相手のことを必要としていく展開が楽しい。「喧嘩ばかりしているのに仲良し」こういうパターンは好き。

変わり者のご近所さんたちやソーシャルワーカーもいい味を出
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デジャヴ(2006年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像を見てあんな簡単に犯人を特定できる?
犯人の動機は結局何だった?
車を使う為だけにあれほどの目に遭わせる?
警告メモは警察に送信すれば良かったのでは?
警察が信じないとすれば、それこそ自分たちに送
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

4.5

とても爽やか。それがこの作品の印象である。

デ・ニーロ演じるベンは男性であれ女性であれ、シニアであれ子どもであれ心を暖かくし、勇気を与える。彼が激昂することなどないのではないか。

理知的で清潔感溢
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

圧倒的な臨場感!我が家のTVでさえそうなのだから劇場で観たらもっとすごいのだろう。

それにしてもどうやって撮影したのだろう。あの延々と続く塹壕で役者さんたちは一斉に演技を行っていたのだろうか。

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