シラトリーヌさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

シラトリーヌ

シラトリーヌ

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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

前作以上に序盤からペニーワイズが全力でとばしてくるのですぐ恐怖に慣れ、わりとリラックスして見ました。ありとあらゆるバケモノが秒刻みの頻度で襲ってくる上に某名作ホラーへのオマージュをぶっ込んできたりする>>続きを読む

マイ スキニー シスター(2015年製作の映画)

5.0

もう大号泣ですよ…
ただの仲良しじゃないところが姉妹あるあるというか、妹って可愛いいけど憎たらしくて、でもやっぱり可愛い。

自分は長女に生まれた以上妹の気持ちは一生理解できないのだろうけど、この映画
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ロケットマン(2019年製作の映画)

5.0

エルトン・ジョンの予備知識なんとなくなまま観ましたがこんなにエルトンに感情移入して号泣するとは思わなかったよ…。
エルトン役のタロン・エガートンがSINGの時にも歌ってたI'm still stand
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ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「ジュリアス・シーザー」(2018年製作の映画)

5.0

シェイクスピアに関する知識ゼロで行きましたが、めっちゃくちゃ面白いやないか!

ハダカの王様みたいなシーザーを取り巻く側近達の策略、駆け引き、裏切り、泥沼の愛憎劇。死して亡霊と化したシーザーに翻弄され
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

淡々としてるのに常に不穏な雰囲気が漂っていて次に何が起こるのかドキドキしながら観た。繊細な心理描写でふたりの「彼女」への執着の度合いがラストに向かうにつれて逆転していくような構成が巧みだと思った。

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.5

憧れている人に少しでも近づきたいという欲望を突き詰めるとこうなるのか。服装やメイクを真似るというようなレベルではなく細胞単位で同化したいという欲求、そしてそれを商売にする企業。身近な存在への恋愛感情で>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.5

とても近くにいるのに遠い存在。インドの格差社会は思ってた以上に溝が深いのね。ただそれ以上に田舎の風習も怖かった。格差はお金があるかどうかだけではなく考え方の自由度も大きく違う。というような社会的な背景>>続きを読む

ブライトスター いちばん美しい恋の詩(2009年製作の映画)

4.0

ロケーションから衣裳から美術装飾からなにから、ジェーン・カンピオンの画的な拘りすごい。

ジョン・キーツの賢くて優しくて子供や動植物が好きで冗談ばかり言ってて掴みどころのない人物像がそりゃもう魅力的。
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グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

4.0

「女の人ってなんでみんな足に変なアザあるの?」のくだりで爆笑。
同級生の女の人が側転?するところ意味がわからなかった。

めんどくさいけど愛おしいってこういうことだなと思った。

Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

痛々しかった。
自分が好きになれないと他の良いことも見えなくなっちゃう、この世に自分独りになったような気持ち…。あと1ミリで心が決壊してしまいそうな危うい繊細さが見ていて辛かった。。

予告編で言って
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

ずっと緊迫した雰囲気で疲れたけど、他のパニック映画よりも家族愛にスポットが当てられてるところが好き。リアル夫婦が演じてるだけあって二人がお互いに信頼しあってる感じが伝わるし子供達を守ろうとする強さに泣>>続きを読む

ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

5.0

めっちゃくちゃ面白かった!そして泣いた!

予告編ではなんかサイコスリラーみたいな宣伝のされかただったけどもっとずっと深い内容だった。
ネタとしては目新しくないのだけど、これは設定よりもディテールを楽
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アラジン(2019年製作の映画)

4.5

めっちゃくちゃ楽しかったです!
なんかもうディズニーじゃないなこれ。まあいっか。

そしてジーニーの礎を築いたロビン・ウィリアムズにこの映画を勝手に捧げたい。ウィル・スミス(若干のHIPHOP感は否め
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

何回観ても最高。これは本当に大好きだなー。

高校生の青春モノっぽい映画は自分の場合だいたいピンと来ずに終わることが多いのだけど、これは不況の頃のダブリンの鬱屈した背景があるせいか、そこからの解放に向
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氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

4.3

日頃からジャンプで何回転飛んだとかどうでも良くね?とテレビでフィギュア見るたびに思ってる私には夢のような美しい演技が大画面で繰り返されるしあわせな時間だった。シンプルな動きの反復でもその完璧な肉体の曲>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

予告編から想像してた期待を良い意味で裏切られた。

行ってみないとわからない、つまらない日常の向こう側。望むものを手に入れるために人を傷つける行為。その一線を越えるとはどういうことなのか考えさせられる
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ブロークン・ポイント(2014年製作の映画)

3.8

チェーホフの「かもめ」にオマージュを捧げた作品。けっこう何から何まで超「かもめ」だったけど、巧いこと80年代に落とし込まれていて面白かったです。

登場人物が全員イタくて、群像劇かと思えばそうでもなく
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

なんと恐ろしい映画よ…。
シャイニングやヘレディタリーのように家族が静かにゆっくりと壊れていく。いや最初から壊れていたのかもしれない。BGMは音楽とは呼べない不穏な音のみという点も共通している。
そし
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.8

本当に最強✨もやもやしたところが少しもなく頭の中を澄んだ水のようにしてくれる素晴らしい映画だった。心が栄養満タンになる。音楽の使い方もすごく良いなー!
これは大好きだ👏

情愛と友情(2008年製作の映画)

4.8

自分的にはかなり面白かった!信仰というものを通して人間の深いところを抉るようなシャープな視点で描かれたストーリーを生身の人間が演じることですごく生き生きしてくるし、ロケ地も役者も美術も衣裳も音楽も、全>>続きを読む

マイ・ブラザー・トム(2001年製作の映画)

4.0

家庭や学校に居場所のない少年と少女が
森の中の秘密の場所にいる時だけ、身体と心の内に抱え込んだ何もかもを解放させる。みたいなおはなし。

YouTubeでしか観れなくて字幕もないので英語力のない私には
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シャイニング(1980年製作の映画)

3.5

知ってはいたけどちゃんと観たことはなかったシャイニング。
そんなに怖くはなかったなー。「恐怖」というより「不穏」という言葉がしっくりくる。
ジャック・ニコルソンの迫真の演技と、キューブリックのシュール
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パディントン 2(2017年製作の映画)

5.0

さいっこうでした❤️
前作は普通に面白かったけど2は尋常じゃなく面白かった!

まず冒頭の小さい頃のパディントンに心鷲掴まれる😍

クレヨンしんちゃん的なハチャメチャな笑いとミュージカルの要素まで加わ
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パフューム ある人殺しの物語(2006年製作の映画)

2.5

冒頭、汚物のオンパレードで画的に無理だった。
神経質人は見ないほうがいい。
終始地獄絵図みたいな映画だったな…

ベン・ウィショーやっぱり良い。サイコという感じでもなく、殺人鬼でさえも無垢さや切なさを
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ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)

4.0

今更観ました。

主役のふたりがダメ人間すぎるとよく聞いてたけど、そんなこともないじゃん🙄

夢見心地とはこのこと💃🕺✨✨✨

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

4.0

三人の個性すっげえ。。

終始甘ーいシロップに浸したドーナツを煮詰まったブラックコーヒーで飲み下してるような気分でした。

レイヤー・ケーキ(2004年製作の映画)

4.0

麻薬取引の世界を英国らしくクールで上品に仕上げていて結構好き。主人公の名前がそういえば最後までわからないのも良い演出だと思う。台詞回しも面白いし、ダニエルが後の007役に相応しいと思わせられる格好良さ>>続きを読む

クラウド アトラス(2012年製作の映画)

3.0

時空を超えて5つのストーリーが平行して進む壮大なスケールの172分、長かった…
5話を切り刻んで平行して進めるよりもふつーに時系列順に並べてオムニバスっぽくしたほうが入り込めたかも。

同じ人を特殊メ
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007 スペクター(2015年製作の映画)

4.5

すっごい見応えや!緊迫したカーチェイスやアクションの中にちょいちょい古典的なギャグが散りばめられてるのも楽しい。毎回かっこいいのかどうかよくわからんオープニングの攻めてる感じも好きだし物哀しくて渋い楽>>続きを読む

007 スカイフォール(2012年製作の映画)

3.8

アクションが爽快で電車やら車やらドッカンドッカン壊してくれるところだったり、粋な台詞回しだったり、エロくて酒好きなところだったり、ボンドシリーズ(観てないけど)ならではというか、50年の歴史の中で完成>>続きを読む

ロブスター(2015年製作の映画)

4.5

最高。これ、さいっこう😂

TSUTAYAの「洋画・ラブストーリー」の棚に置いてあって、「いや予告編見る限り絶対ラブストーリーじゃないだろ」と思いましたが、本編を最後まで観てみるとなるほどたしかにラブ
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はじまりのうた(2013年製作の映画)

4.5

ありきたりなラブストーリーに転ばないところが良い。
娘が意外と素直なのが良い。
瞬く間にスターにならないところが良い。
元カレとよりを戻さないのが良い。
歌がそんなに上手くはないところが良い。
音楽に
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ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

4.0

これはちょっと怖すぎたよね
ちょっと怖すぎたよこれは…

音の演出が秀逸
トニ・コレットがすげえ

ラストはすべてが繋がってAHA体験しました
「ヘヘっ」っていう変な笑いが出てしまう終わりかた

ペイ
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メリー・ポピンズ リターンズ(2018年製作の映画)

3.5

最高にキュートでスペクタクルなエンターテイメント!
ではあるけれど、元祖メリー・ポピンズには満載だったシュールなコメディ要素は皆無だったので、これはまた別の映画という感じでした。

とはいえ、ストーリ
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未来を花束にして(2015年製作の映画)

3.5

英国紳士だのレディ・ファーストだのというイメージは完全にふっ飛ぶくらいの男尊女卑な社会。どこの国にもこんな時代があったことを実感させられる。

メリー・ポピンズと同じ時代背景とはね…夢を見ていられたの
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メリー・ポピンズ(1964年製作の映画)

5.0

「メリー・ポピンズ・リターンズ」を観に行く前に、こちらをおさらい。TSUTAYAで借りようと在庫調べたらどこもかしこもレンタル中で在庫なし。考えることは皆いっしょか…。アマゾンプライムあってよかった…>>続きを読む