シラトリーヌさんの映画レビュー・感想・評価 - 4ページ目

シラトリーヌ

シラトリーヌ

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きみに読む物語(2004年製作の映画)

3.0

あれ?こんなはずでは・・・・・ 。
すごい良い映画でめちゃくちゃ泣くっていう前評判を聞いて観てみたのだけど、まったく感情移入できず「この2日間何だったんだ⁉︎」ってケンカするシーン
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幸福(しあわせ)(1964年製作の映画)

4.0

一秒たりとも目が離せないほどの完璧な風景、絵に描いたような子供らの愛くるしさ、周囲の優しい人たち、そして働き者で美しい妻。に対してクソ浮気野郎のサイコパスな幸福論が怖すぎ。ジュテームとか言ってんじゃね>>続きを読む

5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生(2017年製作の映画)

4.5

目がほとんど見えない事の大変さたるや…
それでも嘘が良い方向に転じたのは彼の誠実さと血の滲むような努力(実際血出てたし)があってこそ。ハムのシーンはゾッとしたけど😅一生懸命やっていれば必ず誰かが見てい
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キングスマン:ゴールデン・サークル(2017年製作の映画)

5.0

ブラックが過ぎて笑っていいのかちょっと躊躇するくらいのユーモアが個人的にだいぶ好みです

アメリカとトランプをどんだけdisるのか😂
カントリーロードは切なかったなぁ…

そしてエルトン大暴れ🤣
「ヤ
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キングスマン(2015年製作の映画)

5.0

最高に最っ高でした❗️😂
英国、上品にめちゃくちゃやりよる!
コリン・ファースかっこ良すぎ!サミュエル・L・ジャクソンをパリピおじさんにしちゃうところが秀逸❗️
後半大爆笑🤣(どんだけ殺すねんという感
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キャリー(1976年製作の映画)

4.0

シシー・スペイクスがパないです。
あの今にも壊れそうな儚い透明感が、、怖い!!恐ろしさと紙一重の常にギリギリな美しさ。逸材。

母親のヤバみがすごい!
ジョン・トラボルタのビールの飲み方が汚い!

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ゼロの未来(2013年製作の映画)

2.0

難解なのと中身がないのは表裏一体なのだなと感じた。ついて行けませんでした、、
あと悲しかった、、
キャストは良かったです。

アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル(2017年製作の映画)

4.0

「暴力は暴力でしかない。愛でも教育でも何でもない、ただ人を虐げる行為だ」ということを再認識。そして暴力を振るう人間はたいがい「私に感謝すべき」と言って洗脳する。そこから共依存が生まれる。スケートを奪わ>>続きを読む

シンプル・シモン(2010年製作の映画)

4.5

人の気持ちはいつだって「わかってほしい」の一方通行だけどそれが限りなく低い確率で交差する点があって、その点と点を辿りながら人間関係は構築されてくるものなんだと思った。相手がアスペルガーでもそうでなくて>>続きを読む

叫びとささやき(1972年製作の映画)

4.0

アリ・アスター監督がこの作品の何をどう参考にしたのか今ひとつわかりませんが、とにかく最初から最後まで不穏、不穏、不穏な空気。静かで閉塞感のある真っ赤な部屋に時計の音だけが聞こえている…からの不穏な風の>>続きを読む

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.0

思ってた以上に何も考えず「時代」を楽しむ映画だった。
情緒不安定ですぐ泣いちゃうディカプリオの演技素晴らしい。劇中劇の悪役も板についちゃってるし。そしてブラピの渋カッコ良さよ。
先が見えない不安感が思
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

子供の頃「シンドラーのリスト」に衝撃を受けた自分としては予告編見て戦争を茶化すんじゃないよ、オシャレにするんじゃないよと思ってたけどあまりにも良い評判しか聞かないので観てみたらとても良かったです。
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

4.0


温厚と言われていた人間が一線を超える瞬間ってああいうものなのかもね。

面白かったけどちょっとテキスト的な面白さだと感じてしまった。
普通に巧くてぶっ飛んだ映画ではない。
こういう作品がアカデミー賞
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

4.0

ちょっと長かった。

カップルで観たら別れることになりそう。

ずっと悪夢みたいだったけど、怖いという感じではなかったな。明と暗のコントラストが強すぎて思考がおかしくなる感じ。
たまにおかしさ振り切っ
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リンドグレーン(2018年製作の映画)

4.5

アストリッド・リンドグレーンが10代で出産し、生まれた息子としばらくの間一緒にいられなかったことに罪悪感を背負い続けていたというエピソードは知っていたけれど、まさにその期間だけにスポットを当てたストー>>続きを読む

IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.0

前作以上に序盤からペニーワイズが全力でとばしてくるのですぐ恐怖に慣れ、わりとリラックスして見ました。ありとあらゆるバケモノが秒刻みの頻度で襲ってくる上に某名作ホラーへのオマージュをぶっ込んできたりする>>続きを読む

マイ スキニー シスター(2015年製作の映画)

5.0

もう大号泣ですよ…
ただの仲良しじゃないところが姉妹あるあるというか、妹って可愛いいけど憎たらしくて、でもやっぱり可愛い。

自分は長女に生まれた以上妹の気持ちは一生理解できないのだろうけど、この映画
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ロケットマン(2019年製作の映画)

5.0

エルトン・ジョンの予備知識なんとなくなまま観ましたがこんなにエルトンに感情移入して号泣するとは思わなかったよ…。
エルトン役のタロン・エガートンがSINGの時にも歌ってたI'm still stand
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ナショナル・シアター・ライヴ 2018 「ジュリアス・シーザー」(2018年製作の映画)

5.0

シェイクスピアに関する知識ゼロで行きましたが、めっちゃくちゃ面白いやないか!

ハダカの王様みたいなシーザーを取り巻く側近達の策略、駆け引き、裏切り、泥沼の愛憎劇。死して亡霊と化したシーザーに翻弄され
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さざなみ(2015年製作の映画)

4.0

淡々としてるのに常に不穏な雰囲気が漂っていて次に何が起こるのかドキドキしながら観た。繊細な心理描写でふたりの「彼女」への執着の度合いがラストに向かうにつれて逆転していくような構成が巧みだと思った。

アンチヴァイラル(2012年製作の映画)

3.5

憧れている人に少しでも近づきたいという欲望を突き詰めるとこうなるのか。服装やメイクを真似るというようなレベルではなく細胞単位で同化したいという欲求、そしてそれを商売にする企業。身近な存在への恋愛感情で>>続きを読む

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

4.5

とても近くにいるのに遠い存在。インドの格差社会は思ってた以上に溝が深いのね。ただそれ以上に田舎の風習も怖かった。格差はお金があるかどうかだけではなく考え方の自由度も大きく違う。というような社会的な背景>>続きを読む

ブライトスター いちばん美しい恋の詩(2009年製作の映画)

4.0

ロケーションから衣裳から美術装飾からなにから、ジェーン・カンピオンの画的な拘りすごい。

ジョン・キーツの賢くて優しくて子供や動植物が好きで冗談ばかり言ってて掴みどころのない人物像がそりゃもう魅力的。
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グッド・ストライプス(2015年製作の映画)

4.0

「女の人ってなんでみんな足に変なアザあるの?」のくだりで爆笑。
同級生の女の人が側転?するところ意味がわからなかった。

めんどくさいけど愛おしいってこういうことだなと思った。

Girl/ガール(2018年製作の映画)

4.0

痛々しかった。
自分が好きになれないと他の良いことも見えなくなっちゃう、この世に自分独りになったような気持ち…。あと1ミリで心が決壊してしまいそうな危うい繊細さが見ていて辛かった。。

予告編で言って
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クワイエット・プレイス(2018年製作の映画)

4.0

ずっと緊迫した雰囲気で疲れたけど、他のパニック映画よりも家族愛にスポットが当てられてるところが好き。リアル夫婦が演じてるだけあって二人がお互いに信頼しあってる感じが伝わるし子供達を守ろうとする強さに泣>>続きを読む

ジョナサン ふたつの顔の男(2018年製作の映画)

5.0

めっちゃくちゃ面白かった!そして泣いた!

予告編ではなんかサイコスリラーみたいな宣伝のされかただったけどもっとずっと深い内容だった。
ネタとしては目新しくないのだけど、これは設定よりもディテールを楽
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アラジン(2019年製作の映画)

4.5

めっちゃくちゃ楽しかったです!
なんかもうディズニーじゃないなこれ。まあいっか。

そしてジーニーの礎を築いたロビン・ウィリアムズにこの映画を勝手に捧げたい。ウィル・スミス(若干のHIPHOP感は否め
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

5.0

何回観ても最高。これは本当に大好きだなー。

高校生の青春モノっぽい映画は自分の場合だいたいピンと来ずに終わることが多いのだけど、これは不況の頃のダブリンの鬱屈した背景があるせいか、そこからの解放に向
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氷上の王、ジョン・カリー(2018年製作の映画)

4.3

日頃からジャンプで何回転飛んだとかどうでも良くね?とテレビでフィギュア見るたびに思ってる私には夢のような美しい演技が大画面で繰り返されるしあわせな時間だった。シンプルな動きの反復でもその完璧な肉体の曲>>続きを読む

アメリカン・アニマルズ(2018年製作の映画)

4.0

予告編から想像してた期待を良い意味で裏切られた。

行ってみないとわからない、つまらない日常の向こう側。望むものを手に入れるために人を傷つける行為。その一線を越えるとはどういうことなのか考えさせられる
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ブロークン・ポイント(2014年製作の映画)

3.8

チェーホフの「かもめ」にオマージュを捧げた作品。けっこう何から何まで超「かもめ」だったけど、巧いこと80年代に落とし込まれていて面白かったです。

登場人物が全員イタくて、群像劇かと思えばそうでもなく
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.8

なんと恐ろしい映画よ…。
シャイニングやヘレディタリーのように家族が静かにゆっくりと壊れていく。いや最初から壊れていたのかもしれない。BGMは音楽とは呼べない不穏な音のみという点も共通している。
そし
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最強のふたり(2011年製作の映画)

4.8

本当に最強✨もやもやしたところが少しもなく頭の中を澄んだ水のようにしてくれる素晴らしい映画だった。心が栄養満タンになる。音楽の使い方もすごく良いなー!
これは大好きだ👏

情愛と友情(2008年製作の映画)

4.8

自分的にはかなり面白かった!信仰というものを通して人間の深いところを抉るようなシャープな視点で描かれたストーリーを生身の人間が演じることですごく生き生きしてくるし、ロケ地も役者も美術も衣裳も音楽も、全>>続きを読む

マイ・ブラザー・トム(2001年製作の映画)

4.0

家庭や学校に居場所のない少年と少女が
森の中の秘密の場所にいる時だけ、身体と心の内に抱え込んだ何もかもを解放させる。みたいなおはなし。

YouTubeでしか観れなくて字幕もないので英語力のない私には
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