TVで観た(2025-01-04)。原菜乃華は好きな女優なのだが、まだ画面の支配力が足りないように見える。回想に出てくるたび映画としての品質を上げてくる滝藤賢一と、最後の最後で場を支える松嶋菜々子ヂカ>>続きを読む
冒頭、主人公がAtariのコントローラーを二人分握って一人でPongをしているところから既に孤独が深い。そんなふうに、文化を心理描写に転じさせるアイデアの宝庫だった。中盤のBooker T. &.Th>>続きを読む
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イケオジ声大家の大塚明夫が演じるドゥウェインジョンソンみたいな大男にハイスコアガールメソッドでモルカーの気分と周囲の状況をひたすら代弁させつつ、様々なハリウッド大作パスティーシュを繋げて状況を転がすと>>続きを読む
時世に向かう姿勢と満島ひかりの名演、そして犯人のとあるトリックで+0.5〜0.8くらいしている作品。
最後の複雑な表情演技も素晴らしかったが、布団を毎朝畳む動作、畳の上を歩く仕草が生活の律動を刻んでおり、よかった。ホームレスが暗黒舞踏の田中泯のようだなと思っていたら果たして田中泯だった。
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U-NEXT (iPad mini)で。
こんなに綺麗に粉塵爆発をしてくれる映画とは知らなかった。あの短いシーケンスで、満足度が高い。それでパン屋だったとはね。
巻き込まれた少年は、半グレ強制ルー>>続きを読む
悪役のテディの格が高い。テンポは2014年にしてはややゆるめである(逆さロシアンマフィア半裸をあんなに舐めるように撮る必要性あった???)。アクションで見せるというよりは起きてしまったことで魅せている>>続きを読む
広瀬すずの“冬のスタイリング”について、徹底的に考え抜かれた映像作品だった。原作の「どんなにムスッとしていても不思議な魅力がある、なんとなく美人かもしれないと思わせるひと」であるところの榊さんを実写で>>続きを読む
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旅館の一連のシーンと中村家の過去の一連のシーンがやや長く、ダルさを感じた。どちらも美しい描写が多い為、それ自体はむしろ誉めどころと言っても良いのだが、本編の「ルーヴル前」および「ルーヴル散策中」と比較>>続きを読む