いんしょーとさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

いんしょーと

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バンバン!(2014年製作の映画)

4.1

WAR!!をみて虜になったリティクが以前出演していたと聞いて、観たい…!と期待していたら2023年に公開。映画館で観ないわけにはいかない。(同日公開映画が多すぎて、観たい人は映画館へ急げ…!という感じ>>続きを読む

バビロン(2021年製作の映画)

4.0

過去に見た映画で面白おかしく撮られていた、サイレントからトーキーへの移り変わり。このコメディにモデルは確かにいるはずで。サイレント時代の俳優がいればこそ、マニーのように映画に憧れ、次の時代に進める映画>>続きを読む

小さき麦の花(2022年製作の映画)

4.2

あぁ…なんて素晴らしい映画。
最初は親戚に追いやられるようにして始まった2人の百姓生活。持っているものを大切に大切に使って築き上げた、2人だけの時間…。多少不便があっても、良い服やアクセサリーは買えな
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崖上のスパイ(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

雪振り仕切る中のスパイ映画、面白そう!…と見に行ったのですが。なんだか最後までのれなかった…残念。
とっても高度なスパイ技術が出てくるだとか、敵味方が二転三転する…とか、息もつかせぬ肉弾戦がすごい…と
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

4.0

映画は卒業式の前日シーンから始まる。学生達が登校してくる、その表情や歩き方を見せるだけで、なんとなくひとりひとりの3年間が想像できる。素晴らしい始まり…!
前半は不登校だったと想像される詩織を軸に卒業
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そして僕は途方に暮れる(2022年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

逃げる、逃げる、とにかく逃げる…逃げ癖がついている彼の話と聞いていたので、終始辛いんだろうと思いきや、ほんとにしょうもないことで逃げる。だからこそ、これからは…!と心を入れ替え、決意して進もうとする大>>続きを読む

エンドロールのつづき(2021年製作の映画)

3.2

貧しい中で、固定観念がある中で、仕事と学校の生活から抜け出して映画の世界にハマる。娯楽って大切。でも、その娯楽を作り出す方法まで考えるサマルはすごい。
フィルム上映って、そのままくるくる回すだけでは動
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依存魔(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

前二作を観ている訳ではなく、なんとなく不穏な映画を観たい気分 & シネマート新宿での上映…ということで観賞。まだまだ若くて幼くて…普通は実らないことの多いボールの初恋相手は精神病院に入院している女の子>>続きを読む

ひみつのなっちゃん。(2023年製作の映画)

3.4

映画館で予告編を観て、結構前から楽しみにしていた映画。滝藤賢一の美しさや予告でチラ見せされるコメディ感に期待度を上げて。イメージしかできないけど、クイーンの世界を覗いたり、彼らの悩みと楽しみを知ったり>>続きを読む

モリコーネ 映画が恋した音楽家(2021年製作の映画)

4.0

モリコーネの映画音楽の雄弁さったらないと思っていたけれど、彼自身のことを知らなかった…出自の話や、音楽と映画が相乗効果でもって完成するまでのやりとりだとか。かの有名な映画音楽が誕生した、その "裏側">>続きを読む

健康でさえあれば(1966年製作の映画)

4.0

ピエールエテックス レトロスペクティブ、私にとって最後の1本。と言っても4つの短編からなる作品で、1本終わるごとに「まだ観れる!」と思いながら。
①不眠症②シネマトグラフ③健康でさえあれば④もう森へな
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絶好調(1965年製作の映画)

4.0

4本の短編からなる「健康でさえあれば」との同時上映で。本作も元々は「健康で〜」の一編として組み込んでいたけれど、再編集の段階で外れ、デジタル修復の時に初めて公開されたそう。キャンプ禁止区域でソロキャン>>続きを読む

大恋愛(1969年製作の映画)

4.1

今日も今日とてピエールエテックス レトロスペクティブ。前に観ていた長編短編ともにモノクロだったので、初のカラー。あぁ、モノクロの時もきっとこんな色合いなんだろう…なんて思う監督らしさを感じるのが不思議>>続きを読む

幸福な結婚記念日(1962年製作の映画)

4.1

ピエールエテックス監督の短編は巧妙に練られた動き、ドミノ倒し式のシークエンスとやっぱり楽しい!何度も同じ笑いが出てきたり、でもその笑いが徐々に変わっていったり。親切な髭剃りおじさんの着地点はもうその不>>続きを読む

女はコワイです/恋する男(1962年製作の映画)

4.3

はぁ、この映画で、もう、完全に私は恋する "女"、ピエールエテックス作品と恋に落ちました…。yoyoが彼の映画初見にして頂点なのでは…という心配は杞憂に終わった。
研究に没頭し、恋をしたことのない男。
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破局(1961年製作の映画)

4.2

あ〜、ピエールエテックス監督作2作目…完全に恋に落ちました。長編と同時上映の短編で、長編ほどの期待はしてなかったのだけど、愛おしい主人公に、散りばめられたユーモア、それは1秒に1回くらいニコッとなるレ>>続きを読む

カンフースタントマン 龍虎武師(2021年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

今や映像技術の発達で、アクション映画の戦闘シーンに滅多なことじゃ驚かない。それを生身ひとつでこなしていた時代の香港映画ドキュメンタリー。凄い時代があったものだなぁ、、とつくづく思う。
スタンドダブルと
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とべない風船(2022年製作の映画)

3.8

東出昌大に三浦透子。いま個人的に気になっている2人が出演する映画とのことで、楽しみにしていた本作。
ある意味でベタな感動ものと言ったらそれまでなのだけど、島の中の「閉じた」コミュニティを撮ったからこそ
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ヨーヨー(1965年製作の映画)

4.3

あーーー好きだぁ、、この映画…!
サーカスがやってくる辺りから、もうずっとほっこりにこにこ、時々くすっ。ヨーヨー可愛いし、主演もコミカルで良いなぁと思ったら、まさかの監督脚本のピエールエテックス本人だ
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そばかす(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

年末に観れたら良いなぁと思っていたけれど見逃してしまった本作を2023年の1本目に。
皆が意識するでもなく「当たり前」と思っていることは、自分にとって感じたことがない、感じることがない感覚…それをわざ
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RUN/ラン(2020年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ひえーー。最初のシーンから既に不穏を感じ…あの被害者の会みたいなのは、、そういうことだったのか、と。
でも、そうだとしても。常軌を逸しすぎていて、リアル感がうすく、「うわぁ」止まりだったな。なんでここ
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モービウス(2022年製作の映画)

3.0

スパイダーマン ノーウェイホームで久々にMCUに触れ。この調子で…とモービウスを。ただ、うーん、こちらはノーウェイホームから間を空けずに観たから、まだ少し楽しめる部分があったものの、「ヴェノム」との関>>続きを読む

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

エンドゲームを観て、すっきりきっぱり、MCU映画をまた追うのはしばらく良いかなぁ…くらいに思っていたけど、こんなにも早く配信に来るとは…!と。
やっぱりMCUの映画はザ・エンタメで、わかりやすく手放し
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この子は邪悪(2022年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

終始不穏な空気感の中、花と純だけは異世界にいるかのような無害感。彼らを結びつけたのは…うさぎ。そこには誰がいたのだろう…。
種明かしがあった上で振り返ると、なぜかベランダで柵を齧ってたおじさんとか、皆
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天上の花(2022年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

レビュー、思いがけず長くなってしまった。
東出昌大さん主演作。彼の語り口や演技には、少しの違和感を感じるのだけど、それが病みつきになる不思議で、つい追いかけてしまう。そんな出演作の中でも、きっと彼の状
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夜、鳥たちが啼く(2022年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

「アルプススタンドのはしの方」で虜にされ追い始めた城定秀夫監督作。かつ佐藤泰志原作ということで、楽しみに。ただ、今回はハマらなかった…。
慎一にとっては婚姻関係にもなく、"家庭内別居" という執着のな
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家族を想うとき(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

過去鑑賞作
個人事業主「ギグエコノミー」の闇…一度引退したというケンローチ監督が、撮らねばならぬと思った、という現実。おそらく俳優デビューとなる役者さん達がリアルに演じていた。ようやく家族の光が見えて
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羅小黒戦記 ぼくが選ぶ未来(2019年製作の映画)

3.7

過去鑑賞作。
一見ジブリのような神秘的キャラクターと世界観に親しみが湧き、でも戦いが一度始まるとそのスピード感に圧倒される。日本のアニメっぽい雰囲気が良いとこどりされ、中国アニメのオリジナリティを演出
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HiGH&LOW THE WORST(2019年製作の映画)

3.9

過去鑑賞作
LDHにそこまでの思い入れがなく、正直ファンムービーだろうくらいに思ってしまっていた。そこを映画好きの多くの方におすすめ頂き、期待せず観に行ってみたら…かっこよすぎた…!!
義理人情に熱い
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タレンタイム〜優しい歌(2009年製作の映画)

3.7

過去鑑賞作
当時、なんとなく惹かれて観にいったら、ヤスミンアフマド監督、脳出血で亡くなっており、本作が遺作とのこと。オムニバス形式で進むのかと思いきや、皆それぞれに関係していることがわかると、優しい涙
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ディリリとパリの時間旅行(2018年製作の映画)

3.0

過去鑑賞作。
なんだか不思議な映画だった。パリの風景は本物の風景写真から作っているらしい背景に、ペタッと貼られたようなキャラクター達。ところどころ、シュールで面白さもあるのだけど、ストーリーはよくわか
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NO SMOKING(2019年製作の映画)

4.0

過去鑑賞作
細野さんのお茶目さにただただ夢中になる映画。笑 余裕があって童心を忘れない。おかしな歩き方、真似しながらついて行きたくなっちゃう。ひょうひょうと。聴き馴染みのある、不思議な魅力を持った声。
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ガリーボーイ(2018年製作の映画)

3.8

過去鑑賞作
ラップ自体をそこまで聞いたことはなく、それでもラップ上達過程がわかるよう演じたのだから、さすが。ランヴィールシン。ムラドは才能に恵まれた1人であって、彼の父親の主張も分からなくはない…暴力
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蜜蜂と遠雷(2019年製作の映画)

3.6

過去鑑賞作。
原作未読。天才と元天才、天才と非天才、そして天才と天才。それがコンクールを通して描かれて、結果はあくまでおまけという感じ。映画における「音」の存在が大きくて、原作ではそれがどのように文章
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.4

当時、見終えた後の感想は「難解…」の一言だった気がする。解説記事など探して呼んだ記憶も。構図がどこ切り取っても芸術的なのは素晴らしいけれど、現代から観ると発想自体に特別新しいものはなく感じてしまった。>>続きを読む