うどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 11ページ目

うどん

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ちゃりへん♪(2022年製作の映画)

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幼馴染の難病が治ることを願って地元岡山を自転車でお遍路する中学生のお話。

少年の純真な想い。心が洗われるな〜。

岡山の風景がとても綺麗に映し出されていました。
自分の地元でも知らない場所って結構あ
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股旅三人やくざ(1965年製作の映画)

4.0

秋の仲代達矢、冬の松方弘樹、春の錦之助。異なる季節を旅する3人のやくざ者の独立したお話。それぞれ何かを守るため決断を迫られる。

どの話も展開が早く楽しめた。

120分作だけど話の配分は均等ではな
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情炎(1967年製作の映画)

3.9

事故で亡くなった母と関係を持っていた男に接近する娘。

母が年下キラーなら娘は年上キラーか。

不能者に陥る役が続く木村功。日に焼けている設定だからかいつもより浅黒くて岡田茉莉子の白さが際立つ。

さらば夏の光(1968年製作の映画)

3.6

異国の地で知り合った日本人の男女が各地を渡り歩き語り合う。

ごく少数のスタッフで敢行された全編海外ロケ。

たったひと月程の撮影期間でこれだけの場所を廻ったという事実に驚き。

国内舞台で同じような
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樹氷のよろめき(1968年製作の映画)

3.8

もう若くないと自認している35歳女性が若い男と昔の男の間に揺れる。

白黒映像に映える銀世界。

あの鬼演出家の青い姿が新鮮。
往復ビンタを受けて微動だにしない木村功がクール。

「あなたは私の肉体を
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インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

シリーズ完結!ショッキングな事実やまさかな展開もあり最後までハラハラドキドキと楽しみました!これで終わりなのかー🥲

吹替版で改めて見直したいなー。(村井國夫さんは本日鑑賞した「日本暗殺秘録」にも出演
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ボクサー(1977年製作の映画)

3.8

仕事中の事故で弟を亡くした元ボクサーがその加害者にボクシングの指導を依頼され…

寺山修司監督作。

直球なタイトルから想像出来ない独特な世界を持った作品だった。

食堂に集まる個性的な面々は泪橋のド
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日本暗殺秘録(1969年製作の映画)

3.7

冒頭、明治初期からの日本暗殺史の再現映像が続く。
この場面だけでこの人を?とビックリするくらいの豪華キャスト陣。

作品のメイン人物である小沼正については全く知らなかった。公開当時既に出所していて撮影
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悪名幟(のぼり)(1965年製作の映画)

3.4

賭場で勝ち取った小切手を生活に困っている対戦相手に返そうと主催に直談判する人情に厚いやくざ者。

勝新と田宮二郎のバディもの。

下戸でジュース飲みまくる勝新の姿が新鮮。

びっくり鍋食べてみたい。

悪の紋章(1964年製作の映画)

4.0

冤罪で収監され、2年の服役を終えた元刑事が興信所に所属し復讐に燃える。

ダークヒーロー山﨑努。
安部徹組長を前に冷静さを失って激昂するシーン好き。

唯一心を開いたアノ人の最期を見届けた瞬間完全に人
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波の塔(1960年製作の映画)

4.1

既婚女性(有馬稲子)と恋仲になった若き検事(津川雅彦)が女性の夫(南原宏治)が関わる汚職事件を担当することになり…

不倫旅行中の列車内で富士の樹海の話なんか始めるから「あ…」ってなるよね。

南原宏
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告白的女優論(1971年製作の映画)

3.5

私生活に問題を抱えた女優を演じる浅丘ルリ子、岡田茉莉子、有馬稲子。リレーのように展開する3人の物語。

どの話もドロドロ過ぎて、女優という職業に対して偏見を持たれてしまいそう…(笑)

ラスト、無表情
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血は渇いてる(1960年製作の映画)

4.5

集団リストラへの抗議から自殺を図るも生還し、素人タレントとして祭り上げられる男の悲劇。
ナヨナヨした佐田啓二が新鮮。周りの期待に答えよう名声を失うまいと迷走していく様子が哀しい。

宣伝写真のイン
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スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

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5年ぶりの新作!

やはり作画とヌルヌル動くアニメーションが素晴らしい。

続編ありきな終わり方。
次回はアレとか出るのかなー。

ザ・フラッシュ(2023年製作の映画)

4.3

やっぱタイムリープモノは面白いな〜。

育った環境の違いで真逆の性格になった二人。DBのトランクス思い出す。凸凹なやり取りが楽しい。

さらなるサプライズが待つラストだけど、なんだかモヤモヤしてしまう
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炎と女(1967年製作の映画)

3.9

人工受精により生まれた息子。その子は近しい人物の精子提供により誕生したという疑惑が生まれ‥

現在と過去を行ったり来たりな構成。順番通りの時間軸でないのは当時としては斬新?

こんな大人たちの事情にリ
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戒厳令(1973年製作の映画)

3.5

二・二六事件の首謀者とされる北一輝が銃殺刑に至るまで。

全編に漂う不穏さ。

ゲームボーイ音源のような劇伴が不気味。

鏡の女たち(2002年製作の映画)

3.8

24年ぶりに姿を見せた実娘と思わしき女性。しかし彼女は記憶を失っており‥
彼女との交流を通じて過去と向き合う母。

三世代の女性の心理、悲劇の歴史。 考えさせられる話だった。

結局最後までDN
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水で書かれた物語(1965年製作の映画)

3.9

同僚との結婚を控えた青年が母の秘密に直面する。

日傘が物語を動かす。

30前の息子を持つ美魔女を演じる岡田茉莉子。
吐血する夫(岸田森)の口元を拭き接吻をする場面の美しさが印象に残る。


あまり
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ろくでなし(1960年製作の映画)

4.3

控え目なタイトル画面から一転、画面中に埋め尽くされる「ろくでなし」の文字。そんな彼らの屈折した青春。

共感出来る点は少ないのに、洒落た構図と台詞回しに痺れる。

津川雅彦と川津祐介の関係性はどこか男
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人間の約束(1986年製作の映画)

4.0

妻の殺害を自供する夫。疑念を持つ警察。

ほぼ老老介護を見守る辛い作品だった。やるせない‥

村瀬幸子の演技に‥😢戦前の作品での若い姿が浮かんできてまた泣ける。実年齢は20歳近く若い三國連太郎がしっか
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甘い夜の果て(1961年製作の映画)

4.0

権力のある女性に近づき成り上がろうとするデパートの販売係。

津川雅彦の端正さにピッタリな悪色男。
浅はかな所も青くさくていい。

未亡人・杉田弘子、名古屋までこさせて「同窓会なの、じゃ!」はヒドイ。
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鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.9

体中が鉄の集合体と化していく男。

想像以上に狂気的な世界観だった。

段々と原型を留めなくなる鉄人間への変化、グロテスクなバトルが白黒映像に映える。 ラストまで悪夢のような70分。疲れた‥自宅では
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ウンタマギルー(1989年製作の映画)

3.8

日本返還前の沖縄。妖怪の娘を助けたお礼に不思議な術を授けられる労働青年。

邦画に日本語字幕とは!沖縄の方言てこんな独特だっけ?

妖怪親子との交流、修業。ある秘密を持ったグラマー美女。不思議な世界観
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ミステリー・トレイン(1989年製作の映画)

4.2

3つのお話が繋がっていくオムニバス。

今まで見たジム・ジャームッシュ作品の中でも一番取っ付きやすい。こういう構成好きだなぁ。

日本人旅行者の話が一番感情移入出来た。天真爛漫な工藤夕貴とスカしたポー
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ダウン・バイ・ロー(1986年製作の映画)

3.4

それぞれハメられて収監された二人の男と時間差で同じ檻にやってきたイタリア人。

不可能だろ!みたいに言われてた脱獄をあっさりやってのけて笑う。

追手が迫る描写もないほのぼの逃亡劇。

悪の階段(1965年製作の映画)

3.8

4000万超の金庫破りを成功させた4人組。4等分とは済まさず、醜い争いが始まる。

シンプルな筋での心理戦が面白い。

山﨑努の貫禄半端ない。でも結構抜けてる。久保明とは生年月日1日違いとは思えな
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嵐が丘(1988年製作の映画)

3.8

ある一族に拾われた幼児が当主の死をきっかけに成り上がっていく。

○の亡骸に度々対面しているはずなのにいちいち顔芸を見せる鬼丸(松田優作)に笑う。

ほぼ妖怪と化した鬼丸を伝説の剣で迎え討つ良丸(古尾
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嵐を呼ぶ十八人(1963年製作の映画)

3.5

十八人の非行少年が共同生活をする寮の管理を任される若者。

少年達を指揮するのも現役のチンピラだから始末に置けない(笑)

香山美子がまだ垢抜けてない感じで可愛らしい。

度々主人公たちを呼び出す兄弟
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夢で逢いましょ(1962年製作の映画)

4.0

田舎暮らしに嫌気が指して姉を頼りに上京し歌手を目指す少女。

中尾ミエさんが愛嬌たっぷりで可愛らしい。当時16歳くらい?歌声は既に完成されてる!彼女を盛り立てるように登場する豪華なキャスト。

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東京ナイト(1967年製作の映画)

3.7

家出してきた訳アリ娘が忍び込んだ長距離トラックの到着した先で学生バンドの面々と出会う。

和泉雅子&山内賢、同コンビの「二人の銀座」に負けず、こちらも出だしからロックを感じるイイ曲!和泉さんの「赤坂」
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純情二重奏(1967年製作の映画)

3.8

倍賞美津子さんデビュー作にして姉千恵子さんとの共演作!タイミングを計ったように帰宅する登場シーンが鮮烈!

久々に見た吉田輝雄さんはやはりスタイルの良さが異次元。いつもより色黒に見えた。

レコー
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コミック雑誌なんかいらない!(1986年製作の映画)

4.4

名物リポーターの取材の日々をドキュメンタリー風に追う。

TVが強かった時代なんだな〜… スクープに熱狂していた当時の視聴者の気持ちを追体験出来たような気がする。

豊田商事の話を仰天ニュースで見て
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水のないプール(1982年製作の映画)

3.7

変わりのない毎日に鬱憤を溜める男が凶行に出る。

クロロホルムってこんな水鉄砲のように使うものなのか。

事に及んだ後に炊事洗濯までしていくのシュールすぎる。

警備員に転職するルートも見たかった。(
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疑惑(1982年製作の映画)

4.3

男女が乗った車が海に落ち、助かった女が容疑者に。

弁護人と被告人がここまでギスギスしている話は新鮮。

被告人・桃井かおりのゲスぶりが突き抜けていて最高。

ワインが染み込んだジャケットで去っていく
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上を向いて歩こう(1962年製作の映画)

3.8

まさかの脱獄スタート。楽曲のイメージと違う(笑)

ドラムセットが戻ってきて、しおらしくするかと思いきや、満面の笑みでプレイをかますリョウジくん(浜田光夫)に…😅そりゃ九ちゃんもブチギレますわ。

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