うどんさんの映画レビュー・感想・評価 - 9ページ目

うどん

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海の情事に賭けろ(1960年製作の映画)

4.0

トニーの一人二役。中原早苗ら学生達が王子様の話をしていた所に漂流してくる登場シーンが流石🌟日に焼けた身体も仕上がってる!💪

可愛い笹森礼子ちゃんの出番が少なくて残念!
代わりに兄役の近藤宏が活躍。
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春婦傳/春婦伝(1965年製作の映画)

3.7

愛した男に裏切られ、従軍慰安婦となった女性が戦場である兵士と心を通わす。

静かに狂気的な場面が続いて辛かった。

野川由美子の鬼気迫る演技には目を見張る。眼光に生命力を感じる。

最後の朝鮮人慰安婦
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峠を渡る若い風(1961年製作の映画)

4.1

旅行中、旅芸人一座に同行する事となる学生。

景気の良いお祭り映画🎆

喧嘩を売られ指相撲を提案する和田浩治の茶目っ気イイなー。

カキ氷のシロップをぶっかけられる場面の照明が印象的🍧虹色に染まるワ
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結婚三銃士(1949年製作の映画)

3.8

戦争から引き揚げ後、化粧品会社に就職した青年が本命の彼女に振られるも、3人の女性からラブコールを受ける。

ゆったりテンポなラブコメ。

上原謙、当時アラフォーだけど、美男子と称されることに違和感のな
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狂い咲きサンダーロード(1980年製作の映画)

4.1

「愛される暴走族になろう」各チーム合同の決起集会で苦言を呈する一人の男。

全編に蔓延る屈折したエネルギーに圧倒された。 共感出来る点は少ないのに魅力を感じる主人公。最後の満足気な笑顔が胸に響く。
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爆裂都市 BURST CITY(1982年製作の映画)

2.9

戦争でも起きたのか?目茶苦茶荒廃した日本でロケンローする奴ら。

ちょっとついて行けなかった…
歌唱シーン9割何言ってるのか聞き取れない、ドンパチの場面は薄暗くて誰が何してるのかよくわからない。

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七つの弾丸(1959年製作の映画)

4.3

盗んだ拳銃で次々と強盗を成功させていく男。

練りに練った計画ほど何か一つ破綻するとそれが連鎖していくものだなと痛感。

犯人と接点のなかった人物の描写が終盤活きてくるこの辛さ。

ラストの母を見つめ
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天狗党(1969年製作の映画)

4.0

世直しに貢献出来ると信じて入った組織のやり方に疑問を持ち始める元百姓。

返り血を浴び吠えまくる野獣剣士仲代達矢。
冒頭の流血百叩きの場面から強烈!黒字クレジットが背景や衣装と同化して超見にくい!
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天保水滸伝 大原幽学(1976年製作の映画)

3.7

世界で初めての農業組合を立ち上げた男の生涯。

赤ひげ先生のような風貌の平幹二朗。

出入りのドサクサで高岡健二を逃がす高橋悦史が粋でカッコいい。

大竹しのぶがこどもみたい。おめめキラキラ✨

くちづけ(1957年製作の映画)

4.2

互いの父の面会場で偶然出逢った二人が唇を交わすまで。

ノーヘルニケツで江ノ島まで爆走、水着ローラースケート、眩しすぎる青春模様✨

尺が短いのもあり物凄いテンポの良さ。

当時既に交際していた二人
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エクソシスト/ディレクターズ・カット版(2000年製作の映画)

4.1

しっかり全編観たのは初めて。

憑かれたリーガンが気の毒だという気持ちが勝ち、悪魔そのものより度々挿入されるサブリミナルにビビる。

青汁ぶっかけたり、ブリッジしながら血を撒き散らしたり…当時中学
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怪談(1965年製作の映画)

3.4

4本の怪談がまとめられたオムニバス。

どの話もセットの奇抜さ、作り込みに目を見張る。舞台を見ているような感覚。

話の展開は間ををとりすぎてやや冗長気味。

3年前に同監督が手掛けた『切腹』では老
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こんにちは、母さん(2023年製作の映画)

4.0

暖かくて沁みる作品だった。

帰る場所がある事の素晴らしさ。ホームシックがぶり返しそう🥲
まだまだ…と思っていた両親の老後の事も考えさせられる。

最近は名画座等で半世紀以上前の小百合ちゃんを見る機
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馬喰一代(1963年製作の映画)

4.1

三國さん、三船さんが過去に演じた二役を同じ年に演じていたんだなー。

大きな違いは物語途中でユキさんと夫婦になる点だろうか。

旅立つ息子を馬乗で見送るラストはやはり泣けるが明らかに病魔が潜んでいるユ
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無法松の一生(1963年製作の映画)

4.0

阪妻版、三船版と見てきましたが偉大な先駆者に負けず三國連太郎の松っつぁんもコミカルで豪快でとても良い。(悪ガキも容赦なくぶん殴る)

吉岡のボン関連で前二作にはないエピが入っていて後半の悲壮感が際立
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赤い陣羽織(1958年製作の映画)

4.0

恐妻家の御代官が祭りのどさくさで人妻に夜這いを仕掛けるコメディ。

山本監督の異色作?🤣

代官・勘三郎を日々鍛える香川京子の勇ましさ。人間の壁上映後のトークショーで語られていた早稲田弓道部仕込み
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人間の壁(1959年製作の映画)

4.2

某県内の小学校で共働きの女性教師の退職勧告が相次ぐ。

当時の教員の労働環境の問題点や生徒達の私生活の格差まで生々しく映している。

教師という設定だけに留まらない、悩み苦しむ等身大の女性を演じる
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辻が花(1972年製作の映画)

3.4

8歳の年の差がいかに大きいことかをクドいくらいに問いかけてくる。
ここまで深刻に考えなければならない年齢差でもないような…🥲
それ以上の何かがあるのかと思ったらそのまま終わってしまった感じ。

憧れ
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ぜったい多数(1965年製作の映画)

3.8

ブラックな歌声喫茶で働く若者たちの話から一転…😨
田村正和はこういう儚げな青年役がよく似合う。
激務に食生活の荒れは伏線でもあったのか。

「体調が悪いんだ」「虫でもいるんじゃ?」という台詞は時代を感
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斑女(1961年製作の映画)

3.9

北海道から夫の弟と逃げるように東京にやってきた女性。

幕間で流れていたのは今作の主題歌でしたか〜。作中での挿入のタイミングも絶妙。

すれ違いながらお互いを想い続ける岡田茉莉子と佐々木功。ちょっと
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春に散る(2023年製作の映画)

4.4

良かった…!

人生を賭けて同じ景色を目指す二人の男!

大好きなあの作品を思い出さずにいられないシーンもいくつかあり…

最後の泥臭いファイトは拳を握りながら見入りました。 (鬼気迫る窪田正孝の
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夜の片鱗(1964年製作の映画)

4.1

男のために男に買われる女の悲劇。

桑野みゆきは凄い役者だと改めて思う。20代半ばで引退されているのが惜しい。

不能となってさらにタチが悪くなる平幹二朗。

お前に何がわかる?って感じの園井啓
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女の橋(1961年製作の映画)

3.8

お得意様の口利きで妻子のある若社長と親しくなる芸者。

瑳峨三智子の男運の悪さに泣けてくる。既婚者とわかっていながら近付くもんじゃないね。

田村高廣がこんなゲスい役やってるの初めて見たかも。絶対プレ
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暖春(1965年製作の映画)

3.9

地元の暮らしにうんざりし、亡き父の旧友を頼り東京に出る娘。

喜劇調だけど中々ヘビー。昔話とはいえ、アレを娘の面前で笑い話にする父の旧友コンビには少し引くし娘の懐は広いなぁ…と思う。

志麻さんの
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スサーナ(1950年製作の映画)

4.2

少年院を脱走した少女を素性を知らない一家が世話をすることに。

一家の暖かさに触れ、徐々に更生していくのかと思いきや😂…とんでもない魔性だった。なんというクラッシャー…
母の豹変が恐ろしい。

「悪夢
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仮面の米国(1932年製作の映画)

4.3

除隊後、身内が用意した仕事はしたくない!と家を飛び出し各地で職を転々とする男。ある時、意図せず強盗に加担した事で収監され、署内の劣悪な環境に心身共追い込まれていく。

脱獄劇だけに留まらず、罪人の扱い
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エル(1952年製作の映画)

3.6

カトリックの男が一目惚れした女性をロックオンし、執念の末、心を掴むのだが…

女性に夢を見すぎた純粋すぎる男の悲劇?

嫉妬深いオジサンの束縛&暴走が恐ろしくも可笑しい。
統合失調症のように陥る様はも
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忘れられた人々(1950年製作の映画)

4.4

メキシコの貧民街。悪ガキ集団のリーダー格が少年院を脱走し、自分を売った相手に報復に向かう。

この世の地獄とはまさにこのことか…

金のため、時には鬱憤を晴らすため、老人でも身体障害者でも容赦なく暴行
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昇天峠(1951年製作の映画)

3.8

危篤の母に相続のための使いを頼まれる末の息子。乗り込んだバスではトラブル多発!

あたふたする息子以外の周りの人々がやけにのんびりマイペースなのがシュールで可笑しい。

運転手「母の誕生日パーティーに
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ジュラシック・パーク(1993年製作の映画)

4.2

劇場では初鑑賞。

やっぱ何度観ても恐竜達が本物にしか見えない!…本物見たことないけどね。
もう30年前の作品だけど改めて当時のCG技術の凄さに感服。

この後に続編が続いていくけど、やはりこの一作目
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E.T.(1982年製作の映画)

3.7

劇場では初鑑賞。

宇宙の友達を匿うために猛烈に頑張る子ども達の姿に胸打たれる。

後半までママ以外の大人達の顔がほとんど出てこないと気付く。

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.1

とある観光地の海開きシーズンに人食いザメが出現して対応に追われる町民達。

今さらながら初見。鮫に対する反応がそれぞれ違って面白い。此の期に及んで観光客を呼び込もうとする市長は狂ってる(笑)

カナヅ
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二十一歳の父(1964年製作の映画)

4.1

次男が知らぬ間に盲目の女性と婚約していて困惑するも彼らの暮らしを支援する父。

底抜けに陽気な作品の直後だったので油断した。中村監督の振れ幅…!

熱出した孫のために懸命な山形勲の姿を見た直後にあ
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結婚式・結婚式(1963年製作の映画)

4.2

父の喜寿のお祝いで集まる子供たち。

愉快なホームコメディ。安心して見られる夫婦喧嘩(笑)入れ歯で大パニック!
クレジットトップは佐田啓二&岡田茉莉子だけど主役は実質、伊志井寛&田中絹代夫妻。

結婚
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河口(1961年製作の映画)

3.7

メロドラマな始まりからこんな転がり方をするとは思わなかった。
数々の男を辿りついに意中の人を見つけた結果が…

山村聰ファン必見作。
岡田茉莉子に気があるようでそんなこともない絶妙な立ち位置。年相応か
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我が家は楽し(1951年製作の映画)

4.4

父の勤続25年表彰の祝金3万紛失を起点に悪いことが重なって起こる家族。

いいコトが続けば悪いコトも続くもんだ。

子どもたち皆良い子だな〜。

長女に自分が叶えられなかった夢を託す母の想いに😢絵のモ
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